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第9回 広島2人デモ 8月17日 報告

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◆画像説明
1.チラシ第9回8月17日表
2.チラシ第9回8月17日裏
3.プラカード表1
4.プラカード表2

尚、プラカードの裏はいつも通り
「地震の巣の上の大飯原発」と「債務超過」でした。

5.伊方再稼働反対 プカラード

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みなさま

毎度毎週お騒がせしております。

広島2人デモ8月17日のご報告をいたします。
(いくつかのメーリングにご報告します)
重くなりますのでチラシはURLでお知らせします。

▽伊方デモのチラシ
http://hiroshima-net.org/cat-crew/ivent/pdf/20120817_ikata.pdf
▽広島2人デモのチラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20120817.pdf

今回の参加は4人、
原田さんと新田さんが一緒に歩いてくれました。

今回は17時から原田さんの「伊方原発の再稼働を許さない市民ネットワーク広島」主催の
伊方の広報デモでした。
私たちも応援参加しました。

なので、伊方の方を少し報告します。

原田さん、新田さん、哲野、網野の4人でスタート。
共同通信東京の記者が一人来てました。

町は完全にまだ盆休みモード。

でもさすがに地元の問題だけあって、関心を持つ人が結構います。
プラカードも少しは見てもらえました。
さすがに通常の平日とまではいきませんけど。

折り返し過ぎて半分のところで、100枚持っていったチラシが全部なくなりました。

チラシを要求する人が結構いたのです。
通りすがりに「くれ」とばかりに手を差し出してくる男性までいるのです。

手相占いの露店をやっている人にチラシを1枚渡そうとすると
持ってる束のほうを取ろうとするので「どうするんですか?」と聞くと
「ここに置いておいて。ここで配るから」と言ってくれたそうです。
お礼を言って数十部か置いてきたそうです。

中学生の集団がじっとみているので
関心があるなと思った哲野がツカツカと寄って行って「勉強!」と言ってチラシを差し出すと
身体を引きながら受け取ったそうです。

高校生もいましたが、渡すとやはり受け取ったそうです。

こちらを見ているお店の人にチラシを渡そうと哲野は意図的にお店の方をみていました。
そして、こちらを見ている人には、寄って行って渡そうとチラシを差し出したところ
断る人はなくて全員、受け取ってくれたそうです。

やっぱり広島にもっとも近い原発だから、生活者は関心が高いのだと思います。

またアンデルセン前でじっと見ていた男性に1枚渡そうとすると
手をイヤイヤしたようにしたので受け取ってもらえないのか、とひっこめようとすると
「いやいや、チラシもらうよ、手刀切ったんだ」

その方は右翼で九州からいらっしゃった方だそうです。
チラシを見て、「こういう風にきちんとデータで示してくれるといいよね」と褒めてくれたどころか
その後一緒に最後までついて歩いて、哲野の説明を聞いたりしていました。
ということで・・・賛同してあるいたことになるのでしょうか。
伊方の方は5人の参加ですね。

最後に「自分は右翼なんだけどね」と明かし、
「この問題に右も左も関係ない」とおっしゃっていました。

哲野はこの人が「石原慎太郎先生」と言うので
「やばいかな?」と思ったけれど、話を聞いてみると
彼は彼なりに真面目な右翼だったそうです。
「反原発ではあんたと私はフレンドや」と哲野は関西弁で言っていました。
(その方が帰ったあとで)

次に2人デモです。

警備の警察官の方もそのままでした。

共同通信(東京から来たらしい)の記者が「ごあいさつさせていただいてよろしいでしょうか・・」と名刺を差し出そうとするので
哲野が断り、「共同通信さんは悪質な記事を書くから駄目だ」と例の通りに説明し
プラカードを指さし「全部公開データだ。調べればわかる話だ。あなた方は大本営発表を繰り返している。未だにその意味では同盟通信社だ。」
私もたまりかね、
「こんな事(デモ取材)してる暇があったら検証記事のひとつくらい、書いたらどうなの!
調べたらわかるじゃない!全部公開データなんだから!」と声を荒げてしまいました。

デモなんか取材してもらうより、
政府・関電のうそを暴く検証記事を書いてくれた方が
大飯を止めるため、どれだけ力になるか。
どれだけ私たちのためになるか。対比にならないくらいです。

311から仕事を抱えつつ、ずっと政府の報告書(1日5回くらい更新される)を蓄積し、
何が起こっているのか調べてました。
http://www.inaco.co.jp/isaac/kanren/11_genpatu.html

記者クラブの連中はその資料を見ない、読まない、その上に公式記者会見の垂れ流し。
言ったことだけ取り上げて、質問も的外れ、本質をつかむ質問もなし。
政府はきちんとレポートしているのに、記者会見で何を言うかばかりにとらわれ
数か月も後になって「今になって判明した」など騒ぐ始末。
私たちは「なにをいまさら。もう発表してるじゃないか」とシラけるばかりでした。

信用できんなと思ってましたが
関電のうそまで検証せず、拡大垂れ流しするとは
堪忍袋の緒が切れるというものです。

まともな記事を書かないなら相手にしない、
取材も拒否するという姿勢を出しておかないと彼らは言論統制を内部から変えようとしません。
「自分たちの自由な報道を守ろう」としません。

(尚、共同通信東京の人は、最後まで一緒に歩き、解散時までいました。)

音楽が鳴り、出発しました。

原田さん、新田さんが手伝ってくれます。
新田さんも手伝ってくれるんですか?と聞くと「途中まで、手伝います」とのこと。
伊方のデモのお手伝いに来てくださったのに、少しでもと2人デモまで手伝ってくださいました。

盆休み遊びモードですからさすがにあまり目を引きません。

ですが、ちらほら、プラカードを見てくれる人がいました。

やはり特にサラリーマンであろう人、中高年層の人は
チラチラと良く見てくれました。

さっき伊方のデモをした同じ人間が
今度は大飯で歩くわけです。
アンデルセンやカフェなどで休んでいる人から「また来た」の視線が集まります。

毎週金曜に歩いているので
本通りで仕事をしている人からの雰囲気はもうほぼ「常連」扱いです。
私たちが来たからといって、動じることもありません。

チラシは50枚用意していきました。残ったのは13枚でした。

チラシを配ってくださった原田さんによると
「サラリーマンの反応がいい。」とのことでした。
すでにオフィスにでて仕事をしている人と思われる人もちらほらいましたが
その方たちの反応がよかったようです。

それから中学生の弓道部の集団が見ていたので渡すと受け取ってくれたのが
印象に残ったようです。

(中高生の関心が高いことは、伊方・大飯のデモでわかりました)

またこちらをじっと見ている人に渡そうとすると
逃げたり、チラシを引きながら受け取ったり、
受け取ったらスッと逃げる人がいた、というのも印象に残ったそうです。

何を言っているのかだけ聞きたい、チラシを受け取るほどではない
という人がやはり層としています。
こちらを見定めているのでしょう。

私の母にも言われましたが、「デモに関わると変な事になる」という意識が植え付けられているのです。
広島もご多聞に漏れず、勢力拡大デモが多かったので、その警戒感が薄れないのでしょう。

別な目的がない市民運動をし
何度も何度も通い、信頼を取り戻さないといけません。

哲野のスピーチは

1.電力不足は嘘であることが明らかになった
2.嘘の手口は「2010年の需要から今年の予測をたて、2011年から立てなかった」
  ちなみに2011年のピーク時最大は2784万kWだった。
3.2011年を使わなかったのは、今年最大需要3015万kWにならないため。
4.供給側でも嘘をついた。
  生産設備のことに触れず、昨年の供給をベースに立てた。
  その結果原発なしで2542万kWとした。
5.「もし原発がなければ15%電力不足」のでっちあげがこうして行われた。
6.嘘で固めた再稼働を認めるべきではない。
7.大飯原発再稼働の取り消しを求めなければならない。
8.それが民主主義というものだ。
9.政府・関電の嘘を全国に増幅・拡声したのが
  NHK・朝日新聞・共同通信をはじめとする大手マスコミだ。
  彼らにも検証させなければならない。
10.というのは、すでに、大飯原発の次の再稼働を政府が計画していることは明瞭である。
11.電力不足の嘘はもう通用しない。
12.次の嘘は「燃料費高騰による電力料金値上げ」の脅しである。
13.この脅しに屈しないためには、現在の嘘をしっかり検証して
   その手口を明らかにしておくことが必要だ。
   次にだまされないために。
14.一回目騙されるのは、騙す方が悪い
   2回目、3回目騙されるのは、騙される方が悪い
15.騙され続け、無関心も手伝って起こったのが
   福島原発事故です。
   そのフクシマ事故は解決の目処もついていません。
   今なお、1時間に1000万ベクレルもの放射能を出し続けています。
16.次に騙されないためにしっかり検証しましょう。

というものでした。
その内容を中心にして、
地震の巣の上の大飯原発や、債務超過の話を入れていったのが
今日のスピーチでした。

尚、今日、朝ある科学史家から、メールをもらいました。
引用します。

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知らなかった、だから何もやらなかった、ということは悔いが残ります。
知らなかったのなら、なぜ知ろうとしなかったのか、と未来の子供たちに詰問されている情景が浮かんできます。
=================

私達はいたく感銘を受け、また励ましを受けた気にもなりました。

本当に、未来の子供に問い詰められたらなんと答えたらいいのか・・・
私たちはやるだけやったんだ、と答えるしかないのでしょうか?

「あなたたちのために、原発の息の根を止めた」と言いたいものです。

以上ご報告いたします。

網野沙羅

8月17日 伊方デモのチラシ

ファイル 25-1.jpgファイル 25-2.jpg

応援参加した「伊方原発の再稼働を許さない市民ネットワーク広島」のデモで配布されたチラシの画像を掲載いたします。

▽PDFはこちらです
http://hiroshima-net.org/cat-crew/ivent/pdf/20120817_ikata.pdf