プロフィール

コンテンツ

記事一覧

第37回広島2人デモ 3月1日報告

ファイル 106-1.jpgファイル 106-2.jpgファイル 106-3.jpgファイル 106-4.jpgファイル 106-5.jpg

みなさま

いつもお騒がせしております。
第37回広島2人デモのご報告です。

参加者は5人。
哲野、網野、Kさん、大歳さん、ツナサキさんでした。
ツナサキさんは昨年に参加してもらっております。
今回で3~4回目です。

じゃけえさんから事前に「先の用事が長引いて行けない!」と連絡がありました。

集合場所に行って待っておりました。

実は先日、反原発の集会や話し合いにもよくいらっしゃって、
一緒に島根にも行った事のある方がお亡くなりになられたと連絡がありました。
この3月1日の19時から通夜でした。

理路整然とした方でした。強い意志をお持ちのかたでした。
その底には人への、そして自然への深い愛がありました。
哀悼の気持ちと一緒に今日は歩きます。

待っているとまず警察の方が。
指令書の確認をして一緒に時間まで待ちます。

大歳さんが来ました。
哲野「あれ!大歳さん?!」
網野「仕事は!?」
哲野「年度末から抜け出してきたんじゃないの?」
大歳「だいぶ落ち着いたので大丈夫です。」

そして立ち話をしながら待っているとKさんが。

Kさん「祝島の漁業組合の方が、漁業権のお金を受け取ることに賛成可決ってニュースが・・・」
全員「えええええっ!!!!」
※上関原発建設計画。対岸の祝島の方が大多数で反対している。

Kさんの携帯を覗き込んでニュースをみます。

哲野「兵糧攻めに負けてしまったか・・・」
大歳「お年寄りの方が多いし、後継ぎがいないという人も多いらしいので、気持ちはわかるんですが・・・」
哲野「あとは個人個人の闘いになるね。」
網野「そのお金だって私たちの電気料金じゃないですか?」

話しているうちに、6時の音楽が鳴りました。
出発です。

▽本日のチラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130301.pdf

▽本日のプラカード
上の画像をご覧ください

トップバッターは大歳さんです。

大歳「毎度お騒がせします。
    金曜日恒例、広島2人デモをはじめたいと思います。

    一月はいぬる、二月は逃げる、三月は去るといいますが、
    早いものでもう三月になってしまいました。
    先月22日~24日に安倍総理はTPP参加を手土産に、宗主国の米国を訪問いたしました。
    報道では関税撤廃対象の例外を引き出し、
    あたかも成果があったような報道をしているところもあったようですが、
    実際にはかなり冷淡な対応をされたようです。

    今、私は反原発に関するスピーチを行なっていますが、
    TPPと原発には関連があるのでこれを機会に日米間の原発問題、
    特に米国側から見た日本の原発問題について簡単ではありますが説明をしたいと思います。

    先週23日の米国訪問に、安倍総理は
    米国のシンクタンクであるCSISという研究所において講演を行なっています。
    講演の内容自体はどうでもいい米国へのリップサービスでしたが、
    講演が行われた場所がCSISであったことに少し意味があります。
    CSISを日本語に直すと米国戦略国際問題研究所ということですが、
    うんとわかりやすく言うと他国を牛耳って支配するために、
    いろいろ悪知恵を煉るための研究所です。
    ここにジョセフ・ナイやリチャード・アーミテージといった
    ジャパンハンドラーとよばれる政治家たちがいます。
    ジャパンハンドラーという言葉は最近ネット上の政治ブログやSNS上によく登場していますが、
    一般的にはあまり浸透してないようです。
    『ジャパンハンドラー』を直訳すれば日本を扱う、
    もしくは日本を操作する人ということになりますが、
    つまり日本に対してかなり強い影響または圧力を及ぼすことのできる人たちと言えると思います。
    間違っても親日家とかではありません。

    では、どのように圧力をかけてくるかというと
    まず論文と称する内政干渉そのものの要望書を送りつけてきます。
    どういう内容の要望書かというと、「TPPに入れ」とか「原発は維持しろ」とかそういったものです。
    これらはアーミテージやジョセフ・ナイによる個人的な見解ではなく、
    米国から日本に対する要望、圧力といってもよいものです。
    なぜならCSIS自体は民間のシンクタンクであるにもかかわらず
    米国政府の外交政策にも大きな影響を与えることができる強力なシンクタンクだからです。
    それで日本の政治家も官僚もこれらの要望書を神からの啓示がごとく奉り、
    祟りのないように大事にしようとします。

    さきほど私はこれらの要望書に「TPPに入れ」とか「原発は維持しろ」とかと書いてあると言いましたが、
    まずこうした本題に入る前に、冒頭から
    「日米同盟、つまり俺たちの関係もそろそろあぶないよ」とか
    「今のままだと日本は2流の国になるよ」
    こうした苦言から始まります。
    それで原発について言えば「お前ら日本にはあまり資源がないだろ」とか
    「原発なしでどうやってCO2を減らしていくんだい?」などと
    恫喝まがいの嫌なことばかりが要望書に書かれています。
    そんなことばかり言う米国ですが、
    自分たちの国ではちゃっかりシェールガス革命が起こって、
    ドイツほど明確ではないにしろ、これからは緩やかに脱原発していくように見られます。

    自分たちは脱原発しても原発利権だけは手放したくないので
    日本の原子炉メーカーを引き連れて、
    今からは途上国に原発とウランを売り捌いていこう、
    日本をそうした戦略の拠点にしようという魂胆なのです。
    それと私の憶測も踏まえて言うなら日本を米軍の核燃料置き場にして
    いつでもここから核燃料を取り出せるようにしたい、
    米国本土にそれを置くよりも都合がいいなどといったことも考えていると思います。

    そんな気味の悪いCSISという研究所において、
    さらに輪にかけて気味の悪いジャパンハンドラーに囲まれて
    安倍総理は「Japan is back」「日本は二流国にはならない」とおっしゃったのですから、
    まさに属国根性丸出しであります。

    ジャパンハンドラーやCSISについて詳しく知りたいという方は
    是非ネット検索されることをお薦めします。
    大手メディアがあまり報じないというだけで特別機密ではありませんから簡単に情報が手に入ります。」

このスピーチを聞いていて「マインドコントロール」という言葉を思いだしました。
まるで女性に暴力をふるい、お前を幸せにできるのは俺だけだ、
いう事を聞けと怒鳴り聞かせ続ける男と本質はなんら変わらないじゃないか、と思いました。

このスピーチ中、ツナサキさんが仕事帰りに参加してきてくれました。
網野「こんにちは!」
ツナサキ「お久しぶりです」
ツナさんは、とあるハンバーガー店の店長さんです。
この時間はなかなか抜けられないようですが
今日はたまたま、仕事が早く上がったようで参加してくれました。

次に哲野のスピーチです。

哲野「毎度毎週お騒がせしております。
    金曜日恒例広島2人デモです。関西電力大飯原発の再稼働に抗議反対して歩いております。
    2人デモですが今は5人で歩いています。

    みなさん、原子力規制委員会は御存じですか?
    以前の経産省原子力安全・保安院、原子力安全委員会、文科省の傘下だった放射線審議会、
    など原子力規制行政に絶大な権力を持つ新しい委員会です。
    2012年9月19日の発足以来、審議を続けてきた新原子力災害対策指針が
    2月27日の第31回原子力規制委員会で大筋決定しました。
    この全文は原子力規制委員会のwebサイトで読めますし、審議の模様もビデオで見ることができます。
    ぜひとも一度、目を通しておく文書です。
     <第31回原子力規制委員会(2月27日)をご覧下さい。
       http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/ >

    原子力規制委員会の基本方針の中で、旧体制と決定的に違うところは
    「原発は苛酷事故を起こすもの」としてその苛酷事故が起こった時に
    被害を最小化するという方針を打ち出したことです。
    今回の原子力災害対策指針もそのような考えでつくられています。
    詳しくはチラシをご覧いただきたいのですが災害対策指針は一言でいえば作文です。
    例えば、苛酷事故が起こりそうなときから起こったときにかけて細々と被害拡大の防止策を決めていますが
    チェルノブイリ事故で言えば、起こりそうなときから実際に大量放射能放出が始まるまでほぼ一瞬でした。
    福島第一原発事故では、起こりそうなとき(全電源喪失)から敷地外に放射能が流れ出すまで12時間かかっていませんでした。
    指針に書かれているような画然とした対応策などとりようがないのが実情です。

    また、緊急事態の4つの段階を想定し、その準備段階はいったいなにかというと
    地域社会に対して、普段から苛酷事故を想定した計画を練り、関係者が綿密に打ち合わせをし
    住民が避難訓練をするなど苛酷事故を想定した日常生活をする段階のことです。
    これを読んでいて私はおかしな感覚に襲われました。
    新指針は私たちに、苛酷事故に備える日常生活を要求しているわけです。
    苛酷事故を常に念頭においてそれに身構える生活を要求しているわけです。
    そもそも原発とは電気をつくる手段のひとつにすぎません。
    そして電気とは私たちの生活水準を上げ、生活の質を高める道具にすぎません。
    つまり原発とは道具提供のためのひとつの手段にすぎないのです。
    ところが、その手段が我が物顔で私たちの社会に居座り
    私たちはその手段の一つにすぎない原発に身構え、びくびくおどおどと暮らすことを
    この指針は要求しているわけです。

    手段のひとつがいつのまにか社会の主人公のような顔をし
    社会の主人公であるはずの私たちが手段に気兼ねにしてビクビク、オドオドと暮らす
    これはおかしな、逆立ちした社会(ジョージ・オーウェル的な社会)
    http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/hiroshima_nagasaki /George_Orwell.htm
    ではないでしょうか。
    社会が破滅するSF小説はこれまで何本も書かれてきました。
    私たちが自由で平等であると思いこまされながら、
    その実檻に入れられ奴隷を変わらぬ生活を送っているといったSF小説も沢山かかれてきました。
    もしかすると、私たちは今、知らずそのSF小説の世界に、現実暮らしているのかもしれません。
    原発をやめましょう。大飯を停めましょう。」

その次にKさんのスピーチです。

Kさん「原発の再稼働に反対して歩いています。
    みなさんに知って欲しいことがあります。
    福島で今起きていることです。
    福島県郡山市の小中学生が
    「年間1mSv以下の安全な場所で教育を受けられるように」と裁判を起こしました。
    TV・新聞などの大手メディアはこの裁判を報道しません。
    政府・東電・東電の株主である企業がスポンサーだからです。
    スポンサーに都合の悪いことは報道しないんです。

    震災以前、子どもの甲状腺異常は1%未満でした。
    しかし、2012年4月に発表された甲状腺検査の結果、
    福島の13市町村3万8千人の子どもの35%、
    そして福島市の4万2千人の43%に嚢胞が見つかっています。
    甲状腺ガンが見つかった子もいます。
    通常ならば子どもの甲状腺ガンは100万人に1人なのにもかかわらずです。

    手抜き除染がニュースになっていましたが、
    国や県が中間貯蔵施設が決まらないまま、
    ただ除染を進めた結果、汚染土壌はあちこちに野積みされたままです。
    汚染土壌をかき集めてホットスポットを作っているようなものです。

    友人は宮城に住んでいます。
    津波で家を失いました。
    その友人の住んでいる仮設住宅の近くの一般廃棄物焼却施設で、
    家庭ゴミに放射能で汚染された牧草を混ぜて燃やされたそうです。
    牧草についた放射能は燃やされることで灰にも濃縮され、気化して空気中にも放出されます。
    東北・関東の人々は、福島原発から今も放出され続けている放射能、
    汚染された食品・水、汚染物質を燃やした煙、それらで毎日ひばくし続けているんです。

    福島県鮫川村で稼働を停止していた堆肥センターを再稼働させるそうです。
    汚染された原料で作った堆肥に、放射性物質は凝縮され濃度が高まります。
    そしてその堆肥を使った畑は汚染され、汚染された農作物が作られます。
    汚染された畑で作られた作物、その作物を食べて育った家畜の肉。
    広島市の給食の、放射能検査のやり方をご存じですか?
    給食を作る前に食材を調べるのではなく、食べ終わった一週間分をまとめて調べるんです。
    汚染された食材が入っていたとわかった時は、子ども達が食べた後なんです。

    中国からの大気汚染がニュースになっていますが、
    北九州では毎日震災がれきが燃やされ、
    風にのってアスベストそして放射能がここ広島にも届いているんです。
    事故のあった福島原発から遠く離れていても、広島も安全とは言えないんです。
    今の福島で起きている事を知ってください。
    今福島で起きている事は、原発に囲まれているここ広島でも起きるんです。
    TVや新聞は本当に大切な事を言いません。
    それでも隠しきれずに少しずつ、いろいろな情報を出してきています。
    TV局の女子アナが何人も続けて、外国に留学しました。
    彼女たちは報道されないたくさんの情報を知っているはずです。
    去年から芸能人の病気が増えていると思いませんか?
    ニュースにはならないたくさんの人々が病気になっている事が、想像されませんか?
    色も匂いもなく、味もしない。息苦しさもない。
    それでも確実に身体はむしばまれていくんです。
    症状が現れた時では、間に合わないんです。
    食事の度に放射能の心配をする。
    地震の度に原発の心配をする。
    これをこれから先もずっと死ぬまで、
    そして自分が死んだ後もずっと子ども・孫にも
    続けさせるのはおかしいと思います。
    どうか本当に原発が必要か考えてみてください。
    自分で情報を探して、そして考えてみてください。
    よろしくお願いします。」

その次にツナサキさんにマイクが渡ります。

ツナサキ「みなさん、身に迫った危険ってわかります?
      たとえば、うんこが目の前に落ちてたとします。
      これ、目に見えて身に迫った危険ですよね。
      しかし身に迫った危険が
      5年後、10年後、20年後だったら?

      「直ちに影響はない」
      みなさん、この言葉に騙されましたね。

      実は原発は、窓や扉のない部屋にうんこをするようなものと言われています。
      あなたは借りている部屋にどんどん、うんこを溜め上げ、
      そのまま次の人に部屋を貸そうというのです。
      
      放射能の健康影響はもう出ています。
      がんや白血病や甲状腺がんだけが放射能の影響ではありません。
      ヨーグルトを食べて鼻血を出した人、いませんか?
      ガムを食べて鼻血が出た人、いませんか?」

次にマイクが再び哲野に渡ります。

哲野「今の方がスピーチしたように、放射線の人体に対する影響は
    なにもがんや白血病ばかりではありません。
    電離放射線は人間の60兆個の細胞を攻撃します。
    細胞の生きる力を攻撃します。
    ですから、ありとあらゆる病気がここから発生して不思議はありません。
    人間の細胞は生まれた時から死に向かって行進します。
    これが自然老化です。
    しかし、電離放射線はこの自然老化を人工的に促進します。
    がんや、白血病はその人工的老化(不特異老化=Nonspecific Aging)のもっとも極端な形にすぎません。
    チェルノブイリ事故から25年以上も経ったウクライナで死因の第一位が心臓疾患です。
    これは放射線核種、特にセシウム137が心臓の筋肉に溜まり
    心筋を老化させ、心臓自体は若く健全なのに肝心のポンプ(心筋)が壊れたために機能不全に陥ったためです。
    日本でもこの手の死因が激増すると、私は確信しています。
    セシウムが全身に溜まりやすいとICRPの学者は言います。
    これはそのままでは間違いではありませんが、
    実際はセシウム137は人間の身体の骨格筋を構成する細胞と親和性があるためで、
    特定の核種が特定の臓器に蓄積するわけではありません。

    たとえばストロンチウム90は骨に溜まりやすい、骨に蓄積するという俗説が流されています。
    しかし、ストロンチウム90は身体の中で核壊変し、イットリウム90という別な核種に変わります。
    イットリウム90は神経を構成する細胞と親和性が高いために
    神経系の器官や臓器に蓄積します。
    つまり、脳にもっとも蓄積しやすい、脳を構成する細胞を攻撃します。
    これがIQ低下や酷いときには知能低下といった現象になって現れます。

    電離放射線は人間のありとあらゆる病気をおこさせて不思議ではないばかりか
    細胞を弱めるわけですから、(例えば白血球減少)人間から抵抗力やストレス耐性も奪っていきます。
    みなさん、原爆ぶらぶら病のことを広島で育った人は、必ずお聞きになったことがあると思います。
    まさしく、この原爆ぶらぶら病が放射線がもたらす人間の生命への攻撃のわかりやすい例です。
    非公式の発表ですが、旧ソ連の核実験場であるセミパラチンスク(現在はセメイ)や
    劣化ウラン弾が大量に使用されたイラクで長年何度も現地調査をした広島大学のある医科学者は
    原爆ぶらぶら病とそっくりの症状がセミパラでもイラクでも出ていた、と報告していますが
    電離放射線が人間の細胞に対する攻撃、生そのものに対する攻撃だと考えれば
    この医科学者の報告にはなんの不思議も疑問もありません。」

その次に網野にマイクが渡りました。

網野「みなさん、広島2人デモです。
    商店街の皆さま、いつもお騒がせしてすみません。
    広島2人デモですが、今は5人で歩いております。
    私たちは団体でも組織の人間でもありません、素人です。
    みなさんに知っていただきたい情報を調べてチラシにしております。
    どうぞお手にとってご覧ください。

    原子力規制委員会はこの2月27日、2日前ですね、
    原子力災害対策指針の改定案を出しました。
    その避難基準には即避難の基準が
    空間線量率で500マイクロシーベルト/時間(以下全て空間線量の値)
    1週間以内に一時移転避難する基準が20マイクロシーベルトと書かれています。
    500マイクロシーベルトってどれくらいかわかります?
    福島第一原発の3号機の40m~100mくらい離れたところに防護服なしでいる値です。
    20マイクロシーベルトは、福島第一原発の免震重要棟前の付近の値になります。
    ここは17~19マイクロシーベルトでした。詳しくはチラシをご覧下さい。
    
    原子力規制委員会の人たち自身、福島第一原発敷地内には完全防護服で入っています。
    そこにマスクも完全防護服もなく、暮らしなさい、と言っているわけです。
    1週間以内に一時移転避難の基準は20マイクロシーベルトでしたが、
    1マイクロシーベルトでも低い19マイクロシーベルトが1週間続いても指針上は避難の対象にはなっていません。

    私たちがこうやって調べて告知ができるのに
    こんな大事なことが新聞やテレビでは報道されません。
    私たち素人が調べてわかることが、報道されない。
    マスコミの人たちは本当にわからないか、わかってて報道しないかのどちらかです

    私たちに今大事な事は、調べること、考えること。
    今どんな世界に自分たちがいるのかを知ることです。
    お互いに調べあい、議論しあうことです。
    もちろん私たちも素人ですがみなさんに考える材料になればと思ってこうやってあるいています。
    大事な事は、知ろうとする努力をすることです。
    近くの人と話し合う事です。
    勇気が要ります。
    最初に話題を出すこと自体、大変な勇気が要ります。解ります。
    でも、それをしなければ、私たちは私たち自身すら守れない世界になっています。
    家族、友人、大切なひと、子ども、守れない世の中になっています。
    
    今までは重要なことを知らされていないと私たちは胡坐をかいてこれました。
    今は違います。重要な情報が、実はすでに公開されているのです。
    それを手に入れるか、入れないか。
    手に入れようとしないで「重要なことを知らされていない」と言うことは、もう、できなくなっています。
    新聞やテレビが重要な事を報道しないと文句をいう事も出来なくなっています。
    「重要な情報を入手しようとしない君たちが悪いのだ、私たちはちゃんと公開してますよ」と
    相手はもう言う事が出来るのです。

    黙っているのはYESと同じ、無関心もYESと同じです。
    黙っていることも、無関心も、認めているという意思表示になります。
    調べてみてください。そして考えてみて下さい。
    お騒がせしました。」

デモ中、先にデモが終了したさよなら原発ヒロシマのみなさんから会釈やご苦労さん!と掛け声がありました。

元安橋に帰ってきたところでデモ終了。
警察の方にお礼を言ってお別れしました。

恒例の立ち話。
プラカードの反応が良くなかったな、と思っていたのですが・・・
Kさん「そうでもないですよ?チラシあと4枚しか残ってません」
網野・哲野「ええっ!!」(意外・・・多めに持っていったのに)
網野「そういえばプラカードは結構回りこんだり、見ながらと言う人もいたな、ちらほらと・・・」
哲野「商店街の人が出て来てくれてたね。チラシを渡しにいったら受け取ってくれたよ」

あまり一般におなじみのない話題と覚悟していきました。
しかし、この今回の新指針は極めて重要な内容を含んでおり
とりわけ原子力規制委員会と彼らの非人間的なものの考え方を端的に表現していると考え
またこの重要な情報は、早めに社会みんなで共有しなくてはならないと考え、テーマにしました。
恐らく反応は薄いもの、と思い込んでいたので、チラシを取る人が多かったというのは意外でした。

あとでKさんは次のように感想をかいてくれていました。
=====
商店街は人通りも多く、いつもよりゆっくり目に歩いていたのは暖かくなったからかな?
昨日は4人で出発し、途中で1人増えて5人でのデモでした。
デモの時はスピーチしながらゆっくりと歩いているので、
むこうからプラカードを見上げながら歩いてきて、すれ違った後に振り返って読んでいる人や、
後ろから来て、歩く速度を緩めながらじっとプラカードを見てくれる人にチラシを配ります。
プラカードを持っていた網野さん達は、反応は芳しくないように感じたそうですが、
多めに準備してくれていたチラシはたくさんの人に受け取ってもらえ、残りが4枚でした。
=====

以上ご報告いたします。