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第65回広島2人デモ 9月13日報告

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みなさま

毎度毎週お騒がせしております。
第65回広島2人デモのご報告を致します。

今回の参加者は7人でした。
哲野、網野、じゃけえさん、Kさん、タケダさん、トモダさん、原田さん。

集合場所に行って警察の方と指令書の確認をし、
チラシを渡して待っていました。

今日は実はプラカードを6枚用意していました。
裏表で貼っているので実際は3本です。

哲野「もし2人なら1本置いていこう」
網野「いや、ここに置いておくのはマズイ、持っていこう」
とか言っていると音楽が鳴りました。
今日は久々に2人か・・・と思っていると、じゃけえさんが合流。
3人で出発です。

65回チラシ
▼A4版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130913_A4.pdf
▼A3版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130913.pdf

哲野のスピーチからはじまります。
チラシの内容を解説する形でスピーチです。

哲野「1つ目は四国電力伊方原発が広島から最も近い原発
    2つ目は一番早く再稼働するのはこの伊方原発3号機
    現在チラシにもご説明してますが
    原子力規制委員会の規制基準適合性審査の状況からすれば
    最も早く審査が進んでおり年内には再稼働されるかもしれない
    3つ目はもし伊方原発が福島原発事故並みの苛酷事故を起こせば
    広島は一時移転、私たちは広島という故郷を捨てなければならなくなる
    非常に不合理な話です。」

デモをはじめてしばらくすると、ビジネスマンの3~4人の集団といくつかすれ違ったのですが
みんなプラカードを凝視しながらでした。
「これはチラシを差し向けると受け取ってもらえる」と思いました。
網野とじゃけえさんが先頭をプラカードを持って歩いていましたが
じゃけえさんにチラシ撒きにまわってもらいました。
網野はプラカードを2本持って、先頭を歩き
次に哲野がマイクとプラカード1本を持ってスピーチしながら歩き
その次にじゃけえさんがチラシ撒きという3人体制を組みました。

本通り電停を渡るとタケダさんがかけよってきて参加。
タケダさんにプラカード1枚持ってもらい網野と先頭歩いてもらいました。
哲野のスピーチ中、原田さん、Kさんが次々に合流。

次にマイクが渡ったのが原田さんです。
原田さんは現在、「結・広島」を立ち上げ
伊方原発再稼働反対の市議会決議をさせようと
署名活動をされています。

▼「結・広島」
http://hiroshima-net.org/yui/

伊方原発が一番広島から近いこと
福島並みの苛酷事故時には広島は一時移転の対象になることを説明し

原田「広島市民は故郷を捨て、愛する者と離れ、全てを失って避難しなければならない
    しかしその避難する先はあるのかどうかも定かではありません。
 
    原発が無ければそのような事故に怯え、避難しなければならないような事態も起りません。

    私たちは伊方原発の再稼働にNOという権利と義務があります。
    私たちは伊方原発の再稼働を認めてはいけないし
    伊方原発の再稼働を認めてはいけないと言う事が出来ます。

    今広島市議会に伊方原発再稼働反対決議の署名に1100人以上の広島市民の方が
    参加してくださっています。
    広島市民の多くの方が、伊方原発の再稼働に反対だと意思表示し始めています。
    非常に大切な事です。
    意思表示しなければ、その意思はないものとみなされてしまいます。
    伊方原発で福島並みの苛酷事故が起れば広島市民は一時移転、一時移転といっても避難です。
    どうしてこんな事態をもたらす可能性のある原発と同居しなければならないのか。
    その必然性はありません。
    私たちは原発事故に怯えて暮さなければならない義務はありません。」

と訴えました。
原田さんのスピーチ中にトモダさん参加。これで7人です。

次にじゃけえさんにマイクが渡ります。

じゃけえ「事故後に作られた原発再稼働のための原子力災害対策指針には
     苛酷事故が起った際の避難基準も作られております。
     原発事故が起る可能性あって再稼働するのでしたら
     再稼働させないことのほうが道理にあっているのではないでしょうか。
     確率の問題ではありません。
     事故が起ったら当事者になるだけです。」

そして賛同してくれるならぜひ署名に参加してください、と訴えました。
次にトモダさんにマイクが渡ります。
トモダさんはチラシにある、朝日新聞の投書を読み上げてくれました。

トモダ「…以上、9月11日付け朝日新聞本社版
    福島原発から3kmの富岡町から避難されている66歳の方の投書を読み上げさせていだたきました。
    福島では今も除染とは名ばかりで、大量の金が捨てられ
    帰れない不安な日々を過ごす方がたくさんおられます。
    ここ広島にも一番近い原発で愛媛の伊方原子力発電所があります。
    そこで事故が起きたとしたら、広島でも同じような状況が起ります。
    どうか他人事ではなく、フクシマのことを伊方原発のことを考えてください。」

と訴えました。
次にマイクはKさんに渡りました。
Kさん「…そして政府が何もしないということは
    福島だけでなく日本中のどこででも、事故が起きた時同じように
    みんなに対して降りかかってくる生活であるともいえます。
    どうか自分が幸せに暮らしていくために必要なもの、必要でないもの
    それを考えてください。
    だけどもし、黙って言いなりになって
    自分では言いなりになっているつもりはなくても
    黙って意思表示せずにいれば、認めたことと同じです。
    こんなはずじゃなかった、と言う時にはもう手遅れなんです。」

と福島原発事故の放射能で苦しむ人たちは私たちの問題だと訴えました。

次にタケダさんにマイクが渡りました。
タケダさんは大学在学中フィールドワーク研究で地熱発電などを見に行ったそうで
どこにいっても原発にたいする疑問符の看板や情報があったり
六ヶ所村のポスターが貼ってあって首をかしげたことを話しました。
そして地球の温暖化もエビデンスがあるわけではなく
それよりもデータや証拠を持ち出し否定した研究者、科学者の声が潰されていること
戦後原発が広島に作られようとしたとき多くの人が反対し
アメリカでは日本に原発をつくらせるための「情報操作」の戦略が練られ
その文章が機密文書解禁され公開されていることに触れました。
そして
タケダ「なんかいままでうまいこと乗せられてきた、囲われてきた
    原発推進、CO2削減の「魔法の絨毯」の上を
    ちょっと、下りないといけないような時期にきているかなと思うので
    みなさんも考えてみてください。」
とスピーチしました。

網野「魔法の絨毯とは、うまい例えだなぁ」
と思わずつぶやいてしまいました。

次に再度哲野にマイクが渡ります。
哲野は日本の新聞テレビが言わないのでと前置きし
福島原発事故の世界的危機について訴えました。

哲野「人類の歴史上、核開発がはじまって約900tものウランやプルトニウムが
    剥き出しのまま置かれている状況はいままで一度もありませんでした。
    今福島原発敷地内で起こっていることは
    我々日本にとっても大問題ですが
    今申し上げたように人類全体にとっても大きな問題です。
    安倍自民党政権、東電は今福島原発事故の収束と鎮圧に本気で取り組んでいるとは思えません。
    これは私一人がそう言っているのではなく
    国際的な原子力規制行政の多くは、そういう風にものを見ています。
    ですから東電任せにできない、どころではなく
    もうこれ以上日本政府に任せておくことは出来ないという声が
    アメリカの原子力規制行政関係者の間から徐々に起こってきています。

    原発推進派、原発反対派とは全く無関係に
    この人たちは900tもの剥き出しの放射性物質が福島原発敷地内に存在することを
    人類初めて体験する放射能危機と捉えている。

    日本の新聞は全くこういうことを伝えておりませんが
    事実を冷徹に見つめてみれば
    私たちだけでなく世界の人たちが、未曽有の放射能危機に直面していることになります。」

と解説し訴えました。
次に網野にマイクが渡ります。
網野はチラシの内容をざっと紹介し、伊方原発の署名運動について説明しました。

網野「8月の上旬からはじまってこの1か月で約1100人の方は署名をしてくださいました。
    多くの方は、お店を構えていらっしゃる方、主婦の方、
    中には自分は原発推進だと言う方も署名をしてくださっています。
    それから電力会社と取引があるんだけど言いながら署名してくださった人もいます。
    多くの人が、この広島で商売ができなくなる、住めなくなる
    築き上げたものを全て捨てて逃げなくてはいけなくなると言う事に対して
    やっぱり反対の声を挙げなければということで署名に参加してくださっています。」

(尚、署名数は9月10日現在の数字です。13日現在では、1400を超えております)

そして元安橋に帰ってきてデモ終了。
警察にお礼を言ってお別れし、40分ほど立ち話をしました。

用意したチラシ50枚は全て売れました。
Kさんの観察によると、ようやく1年経って
「(政党・党派色、労働組合関係、宗教関係の)色つきではない」と
耳を傾け始めてくれているのではないかという感想が貰えました。
商店街のオーナーさんでチラシを差し向けると、
いままで逃げていた人が、受け取ってくれるようになってきているそうです。

このところの傾向なんですが、
プラカードを見る人に40歳以上のビジネスマン風の人がめっきり増えました。
もちろん、みんな原発反対というわけではなさそうで
そうした人にチラシを向けると半分くらいの人は受け取りを拒みます。
ただ、これまで全く無視していた人が、無視しなくなった、ということは言えそうです。

次回第66回広島2人デモは
時間を30分繰り上げ
17時30分からスタートします。

以上ご報告いたします。

▼以下各人の全文スピーチです。▼
※なお、トモダさんは報告中全文引用しました。

◆哲野

7月8日、原子力規制委員会は新規制基準を施行しました。
即日北海道電力、関西電力、四国電力、九州電力が新基準適合審査の申請の書類を提出しました。
適合審査評価の会合の資料、及び議事録を読んでみますと突出して審査が進んでいるのは四国電力伊方原発3号機です。
今の審査の進み具合からすると、間違いでなければ今日から規制委員会の職員と規制委員が現地調査に入っております。
今の調子で審査が進めば四国電力伊方原発は最も問題の少ない原発とされていますので
年内、この11月には再稼働の可能性があります。

この9月15日には唯一稼働している関西電力大飯原発4号機が法律で義務付けられた定期点検に入りますので
稼働を続ける商業用原子炉がなくなります。
原発ゼロがしばらく続きます。
喜んではいられません。
原子力規制委員会は再稼働のための審査を急ピッチで進めております。
電力会社から申請された書類は完全に合致したものがなく
何回もやり直しさせられております。
北海道電力泊原発にいたっては申請した原子炉と稼働している原子炉の形が違っているという
お粗末なこともあり、なかなか審査がうまく進んでいません。

私たち広島市民にとって最悪なことに一番最初に稼働する原発は
広島から一番近い原発、わずか100kmしか離れていない四国の愛媛県にある伊方原発3号機であることは
間違いありません。

現在の原子力規制委員会は原発は重大事故を起こす可能性がある
重大事故を起こす可能性があると言う事は
福島原発事故並みの苛酷事故を起こす可能性がある
このことを前提として規制基準をつくってきました。

現在の新規制基準のポイントは苛酷事故対策だと言っても過言ではありません。
この9月5日に全部改正された原子力災害対策指針に基づいて
原発立地自治体は、広域避難計画…おかしなことですが原発が苛酷事故を起こしたときのための
避難計画をつくることが義務付けられています。

苛酷事故を起こした場合どんな拡がり方をするのか、シミュレーションデータがないと避難計画ができません。
ですから原子力規制委員会は日本全国の原発の、放射能放出シミュレーションデータを作成しました。
インターネットで私たちはいくらでも閲覧できます。

わずか100kmしか離れていない広島のデータもそこから見てとれます。
広島は約7日間で4mSvの被曝をする、予測被曝ですが4mSvの被曝をするとしています。
公衆の被曝線量は年間1mSvと法律で決められていますから
わずか1週間でわずか7日間で年間被曝の4倍の被曝をするわけですから、これは大変なことです。

当然原子力災害対策指針によっても一時移転の対象になります。
これから再稼働するとみられる伊方原発が苛酷事故を起こせば
我々100万広島市民は一時移転。
一時移転というのは言葉のアヤで避難です。

チラシに詳しく書いてあります。
お手に取ってご覧いただけると幸いです。

私たちは常に避難、あるいは避難計画、広島からの一次移転を考えながら
広島から原発の再稼働を見守ると、こういうバカバカしい事態になるはずです。

原子力規制委員会は原発は苛酷事故を起こすものである
その確率を一炉あたり原子炉苛酷事故を100万年に一度を目標にするという数字をはじき出しました。
原子力規制委員会にとって原発苛酷事故は確率の問題かもしれません。
1000年に一度よりも1万年に一度、1万年に一度よりも10万年に一度、
10万年に一度よりも100万年に一度のほうが優れている。
安全性が高い、これが原子力規制委員会の論理です。

原子力規制委員会にとって福島原発事故並みの苛酷事故は確率の問題かもしれません。
しかし伊方原発から直線わずか100kmに所に住む私たち広島市民にとって
福島原発事故並みの苛酷事故は決して確率問題ではありません。
100万年に一度は明日かもしれない、確率とはそういうものです。
しかし私たち広島市民にとって原発苛酷事故が起きれば広島から一時移転
一時移転とは事実上の避難、そんな設備と暮らしていること自体おかしなことだと思います。

津波や地震による自然災害で避難をする、これなら納得がいきます。
我々は自然をコントロールできないからです。
しかし我々の意志で「やめよう」と思えば出来る原発は違います。
そのためにビクビク怯えながら暮らすというのは非常に不合理な話です。
原発は電気を作る道具にすぎません。
電気は私たちの生活を豊かにするために存在します。
ところが原発に限って言えば、私たちが原発のために暮らす。
原発が主人公で、私たちが社会の脇役。
これが今の原子力行政、原子力規制委員会のものの考え方です。
私たちの生活や命は、二の次の発想です。
原発を動かすことによってその経済効果だけを考える、
その大企業の売上げと拡大だけを中心にする。
これが原発推進の人たち、原子力規制委員会の人たちのものの考え方です。

3つの事を今日はみなさんにお伝えしたいと思います。

1つ目は四国電力伊方原発が広島から最も近い原発
2つ目は一番早く再稼働するのはこの伊方原発3号機
現在チラシにもご説明してますが
原子力規制委員会の規制基準適合性審査の状況からすれば
最も早く審査が進んでおり年内には再稼働されるかもしれない
3つ目はもし伊方原発が福島原発事故並みの苛酷事故を起こせば
広島は一時移転、私たちは広島という故郷を捨てなければならなくなる
非常に不合理な話です。

■2回目

一言だけ。
あまり新聞やテレビが言わないので福島原発敷地内の状況をお伝えしておきます。

福島第一原発敷地内には、現在剥き出しのまま、約900tのウランが貯蔵されております。
福島原発事故の前、こうした核燃料、ほとんどがウラン235、ウラン238、プルトニウム89
こういった非常に危険な放射性物質が福島原発の中にも大量にありました。

しかしとりあえずこれらの核燃料は、燃料ペレット、ジルコニウム被覆管
原子炉格納容器、原子炉圧力容器、原子炉建屋、いわゆる5重の壁で守られていました。

福島原発事故で、1~3号機はペレットまで溶けました。
いわゆるメルトダウンです。
1~4号機の燃料プール、特に3号機の使用済み燃料プールは一度カラカラに干上がっていますので
ここでもメルトダウンが起きていることは確実です。
つまり、いままでウランやプルトニウムを守ってきた5重の壁が
今完全に壊れている状況です。

これが福島原発事故敷地内の本当の危険です。

もちろん、汚染水が大量に出てくることも問題ですが
より根源的な問題はこの防護壁を破られた大量の核燃料の存在が危険の根源です。

それでは剥き出しのまま、いま放置されている、
ただ単に冷やしている核燃料はどれくらいあるか
少なくとも重量で900tはあると見られます。
みなさん900tです。
人類の歴史上、核開発がはじまって約900tものウランやプルトニウムが
剥き出しのまま置かれている状況はいままで一度もありませんでした。

今福島原発敷地内で起こっていることは
我々日本にとっても大問題ですが
今申し上げたように人類全体にとっても大きな問題です。
安倍自民党政権、東電は今福島原発事故の収束と鎮圧に本気で取り組んでいるとは思えません。
これは私一人がそう言っているのではなく
国際的な原子力規制行政の多くは、そういう風にものを見ています。
ですから東電任せにできない、どころではなく
もうこれ以上日本政府に任せておくことは出来ないという声が
アメリカの原子力規制行政関係者の間から徐々に起こってきています。

原発推進派、原発反対派とは全く無関係に
この人たちは900tもの剥き出しの放射性物質が福島原発敷地内に存在することを
人類初めて体験する放射能危機と捉えている。

日本の新聞は全くこういうことを伝えておりませんが
事実を冷徹に見つめてみれば
私たちだけでなく世界の人たちが、未曽有の放射能危機に直面していることになります。
このことを一言お伝えしておきます。

◆原田さん

私たちは伊方原発、大飯原発、そして福島原発がどうなってるのか
皆様にお知らせしたく歩いております。

この広島から100キロのところにも原発があります。
広島から一番近いのは愛媛県の佐田岬半島の付け根にある、四国電力伊方原子力発電所です。
この伊方原子力発電所が迫っています。
原子力規制委員会は原発苛酷事故は起ると言う事を前提として規制基準を作りました。
原子力規制委員会のシミュレーションに基づくと広島市の場合
伊方原発でフクシマ並みの苛酷事故が起った場合、広島の空中線量率は
1時間あたり40μSvとなり、広島市民は防護服を着ていても長くは留まれない放射線レベルの中に
そのまま投げ出されることになります。
原子力規制委員会がそのようなシミュレーションを行っています。
その上で伊方原発の再稼働を行おうとしています。

1時間あたり40μSvの放射線量率の中に広島市が投げ出されると言う事、
これは広島市民は永久に広島と言う故郷を失ってしまうかもしれないことを意味します。
現在の原子力災害対策指針では、1時間あたり20μSvを超える場合、一時移転の対象になります。
伊方原発で福島並みの事故が起った場合、
広島市はこの一時移転の対象になるというシミュレーションが原子力規制委員会から出ています。

お配りしているチラシには福島原発事故で愛犬を置き去りにせざるを得ず
見殺しにするしかできなかった、そういう福島原発事故被災者の投書も載せていますが
伊方原発で苛酷事故が起れば、同じことが広島でも起こります。

広島市民は故郷を捨て、愛する者と離れ、全てを失って避難しなければならない
しかしその避難する先はあるのかどうかも定かではありません。

原発が無ければそのような事故に怯え、避難しなければならないような事態も起りません。

私たちは伊方原発の再稼働にNOという権利と義務があります。
私たちは伊方原発の再稼働を認めてはいけないし
伊方原発の再稼働を認めてはいけないと言う事が出来ます。

今広島市議会に伊方原発再稼働反対決議の署名に1100人以上の広島市民の方が
署名に参加してくださっています。
広島市民の多くの方が、伊方原発の再稼働に反対だと意思表示し始めています。
非常に大切な事です。
意思表示しなければ、その意思はないものとみなされてしまいます。

広島から一番近い原発は中国電力の島根原発ではなく
四国電力の伊方原子力発電所です。
この伊方原子力発電所の原発の再稼働が近づいています。

伊方原発で福島並みの苛酷事故が起れば広島市民は一時移転、一時移転といっても避難です。
どうしてこんな事態をもたらす可能性のある原発と同居しなければならないのか。
その必然性はありません。
私たちは原発事故に怯えて暮さなければならない義務はありません。

その反対にこのような事態をもたらす可能性を持っている
伊方原発の再稼働にはっきりNOと言わなければいけないと思います。
私たちははっきり意思表示する必要があります。

◆じゃけえさん

毎度お騒がせしております。
毎週金曜日6時からアーケードを往復して歩いております、広島2人デモです。
ご通行中の皆様、商店街の皆様、お騒がせしております。
原発に反対したい一心で、みなさんに知っていただきたい情報をスピーチしながら歩いております。
少しでも耳を傾けていただけると幸いです。
毎回チラシをお配りしております。
原発問題を考える際、是非参考にしてみてください。

広島から一番近い、四国にある愛媛の伊方原発は
いま停まっている日本の原発の中で再稼働最有力候補となっております。
伊方原子力発電所で福島原発苛酷事故並みの苛酷事故が起れば、広島市内には人が住めなくなってしまいます。
日本の原発は事故を起こさないことを前提に稼働してきましたが
福島原発で事故は起ってしまいました。
事故が起ってからは、日本の原発は、福島で起こったような苛酷事故が起こることが前提で再稼働されます。

事故後に作られた原発再稼働のための原子力災害対策指針には
苛酷事故が起った際の避難基準も作られております。
原発事故が起る可能性あって再稼働するのでしたら
再稼働させないことのほうが道理にあっているのではないでしょうか。
確率の問題ではありません。
事故が起ったら当事者になるだけです。

広島市議会に伊方原発再稼働反対決議を上げてもらうための
署名を集めております。
ご賛同していただけましたら、御署名のご協力をお願いいたします。
現時点で1100名の方に署名を頂いております。
原発反対の意思表示をしている方は広島市内に多くいます。
反対だけど意思表示を特にしていないという方がいらっしゃいましたら
是非この機会にご署名のご協力を宜しくお願いいたします。

◆Kさん

いつもお騒がせしております。
金曜2人デモです。
毎週金曜日6時から歩いております。

みなさんに考えてほしいことがあります。
放射能は目に見えまません。
においもなく、息苦しさもなく、
ただ空気中や水の中に拡がりつづけています。

目に見えなくて、すぐに被害があるわけではないので
政府は健康被害があるほどではないと
福島事故のあとずっと嘘をつき続けています。

汚染水が漏れたことがニュースになっています。
『漏れた汚染水は人体に影響がありません、大丈夫です。たいして問題がありません』
そういっています。
みなさんはもし行くことができるならば
実際に福島の原発に行き、防護服もなく漏れた汚染水を見に行きたいと思いますか?

安全だ、安全だ、問題ないと言いながら
いつの間にか全ての対応を東電に任せ続けてきた結果
手に負えないような一歩手前になりつつあります。

自分たちがもしこの広島で
福島並みの放射能がこの空気中に舞っているとして
放射能に汚染された食べ物を食べていて
知らない間に少しづつ被曝させられていたら。

そしてそれでも健康に生きていきたい、
ただ自分たちがずっと暮らしてきた故郷で暮らしているつもりなのに
何か月かに一度子どもたちの健康診断をするたびに
子どもたちに甲状腺がんの子増える

それでも国は何の問題もないと言い続けている。

そういう風に騙されながら自分達の未来を国や東電のような
嘘を突き続けている人たちに任せることができますでしょうか。

いま福島で起きていることはそういうことです。
そして政府が何もしないということは
福島だけでなく日本中のどこででも、事故が起きた時同じように
みんなに対して降りかかってくる生活であるともいえます。

どうか自分が幸せに暮らしていくために必要なもの、必要でないもの
それを考えてください。
だけどもし、黙って言いなりになって
自分では言いなりになっているつもりはなくても
黙って意思表示せずにいれば、認めたことと同じです。
こんなはずじゃなかった、と言う時にはもう手遅れなんです。

どうか放射能を人間の手に負えない放射能の存在を
もう一度よく考えてみてください。
宜しくお願いします。

◆タケダさん

みなさん今晩は!

あの、私大学生の時に、各大学から何人かづつ集まって何週間か講義を受けるっていうやつに参加したんですけど
その時に、あの、いま地球は温暖化してるっていうじゃないですか。
それで温暖化にならないような発電の仕方というので地熱発電所を見に行ったんですよ。
でもよく考えたらCO2出ない点では原発もええもんではありますよね。
だけど、その後、フィールドワーク研究で4年間、6年間色んなところに行っていたら
どこに行っても六ヶ所村のポスターがあったり
本当に原発大丈夫なの?っていう情報が、ホント携帯の電波も届かないような場所だったり
そんなところにまでテンテンとあるんですよ。
どこにいっても『本当に原発って大丈夫なの?』っていうような疑問符がつけられているのに
大学の研究生活の中で気付きました。

で、良く考えてみたら、なんか最近、戦後?
広島に原子爆弾を落とした国が、広島に原発を作ろうっていうことをやってたらしいんですよ。
で、当時の日本の国民の大人たちの3分の2が反対したそうです。
3分の2の署名が集まって、原爆を落とした国は「こりゃこんなことだったら広島に原発つくれないよ」
だからちょっとここは長い目で見て情報操作していこうよ、って
議会でそういった話、結論が出た、ていうことが
戦後60年経って情報公開されてアメリカのそういう情報を保管してるところから
見つけて来てくれた人がいました。

びっくりしたんですけど
そのやり方って「原子力危ないよ」っていう展示をやっている
平和祈念資料館に「原子力ってこんなに素晴らしいんです」っていう展示を
90%並べて、それに被爆した人たちをご招待で見に来させるということとかたくさんしてて
さっき冒頭に言った『原発はCO2を出さないからある意味いいものなんじゃない?』っていう考えありますよね
あれもなんですけど、地球が温暖化してますよっていう図が出たんですけど
これは気候や気象を研究した人たちの8割が「そう思った」からであって
残りの2割の人は温暖化していない、とちゃんとデータや証拠などの資料を持っていったのに
8割の科学者が言うから地球は温暖化しているという線で行こう、というので
子どもから大人まで形容事実として流れています。

放射能は確かに体にわるいかもしれないけど
将来の子どもたちのために人類のためにと思って
反対できないなという人も居ると思うんですけど
なんかいままでうまいこと乗せられてきた、囲われてきた
原発推進、CO2削減の「魔法の絨毯」の上を
ちょっと、下りないといけないような時期にきているかなと思うので
みなさんも考えてみてください。
以上です。

◆網野

みなさま毎度毎週お騒がせしております。
広島2人デモです。
原発に反対して歩いております。チラシをお配りしております。
宜しかったらお手にとってご覧ください。
今日のチラシは

広島から一番近い原発、広島からわずか100キロ、四国の愛媛県
瀬戸内海に向けて建っている原発で、伊方原発というのがあります。
ここがもうすぐ再稼働される見込みです。
このことの危険性についてまとめてあります。

またここの原発で(福島原発事故並みの)苛酷事故が起れば、私たちは広島に住むことが出来なくなります。
これは原子力規制委員会のシミュレーションで明らかになったことです。

宜しかったらチラシをお手にとって、そしてご自身の目で第一次資料に当たって
調べて考えてみてください。
私たちの生活、命、財産を守るかどうかの問題です。

それから大飯原発4号機がこの15日に止まっていったん原発ゼロになります。
喜んではいられません。
そのことについてもチラシにまとめてありますのでご覧ください。

東京電力福島第一原発の問題は、原発推進反対関係ありません。
推進側からももはや日本政府任せにはできないということで
アメリカ原子力規制委員会関係者からも声があがりはじめました。
約1000t近い核燃料がただ冷やすだけ、むき出しのままになるなど今まで一度も無かったことです。
人類未曽有の危機です。
もしここで何か起これば福島原発敷地内には2000t近い核燃料物質がありますので
これが手につけられなくなって全放出し、世界中に放射能が撒き散らされるという
最悪のシナリオがまだ完全に抜け切っておりません。

このことの重要性、危機が全く日本政府から伝わらず
東電任せにし、お金を出すだけ
このことに危惧を抱いたアメリカの原子力規制委員会関係者からも
もう、もはや日本政府任せにもできないという声が上がっております。

原子力規制委員会の元委員の方からも声が上がっております。

伊方原発のことについてちょっと言います。

伊方原発は広島から一番近い、100キロしか離れていない原発です。
ここでもし福島並みの苛酷事故を起こせば
私たちは広島に住むことが出来なくなります。
広島から逃げなくてはいけなくなります。
原子力規制委員会のシミュレーションで明らかになっております。

このことについて反対する署名運動がいま行われております。
8月の上旬からはじまってこの1か月で約1100人の方は署名をしてくださいました。
多くの方は、お店を構えていらっしゃる方、主婦の方、
中には自分は原発推進だと言う方も署名をしてくださっています。
それから電力会社と取引があるんだけど言いながら署名してくださった人もいます。
多くの人が、この広島で商売ができなくなる、住めなくなる
築き上げたものを全て捨てて逃げなくてはいけなくなると言う事に対して
やっぱり反対の声を挙げなければということで署名に参加してくださっています。

もしよろしかったら15日まで署名を集めております。
チラシと一緒に署名用紙を入れておりますので
よかったら一緒に賛同していただければ幸いです。
私たちはただ、推進反対関係なく、ただ広島を守りたいだけです。
まず地元広島を守る、この一点で署名運動をしています。
もしよろしかったら署名に参加いただけると嬉しいです。