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現実の第115回広島2人デモ 11月21日報告

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みなさま

毎度毎週お騒がせをいたしております。
現実の第115回広島2人デモ11月21日の報告です。

事前に常連メンバー何人からか、仕事で参加できないとの連絡があったので
チラシも15部ほどしか準備せず、
「今日は2人だなぁ」と言いながら、集合場所に向かったとたん、
雨がぱらぱらと降ってきました。

哲野はアーケードで待ってもらい
網野は元安橋東詰めへ行き、警察の方と合流
網野「今日、雨の予報、出てましたっけ?」
警察「いや、出てなかったですよ」
と突然の雨にぶーぶー文句を言いながら待っていると音楽が鳴ったので
出発し、アーケードで哲野と合流しました。

今日は、本当に哲野と二人っきりの広島2人デモとなりました。

▼現実の第115回広島2人デモチラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20141121.pdf

▼タイトル
「本日衆議院解散 総選挙
総選挙の本当の争点は原発問題被曝問題です
誤魔化される鹿児島県民 その3」

▼トピック
1.消費税引き上げ法通りに実施して、国民になんの信を問うのか?
2.アベノミクスはうまくいっているのか?
3.「たなぼた」総選挙-本当の争点は原発・被曝問題
4.放射能汚染拡大中の日本で原発の再稼働はあり得ない
5.「原発立地自治体」の範囲はどこまでか
6.ポスト・フクシマ時代の「立地自治体」概念
7.100km圏も避難の対象
8.250km圏もあるいは「原発立地地元」
9.総選挙の最大争点は原発再稼働問題

▼本日のプラカード

ところが、先に結論から言うと、散々な結果に終わりました。
まずチラシ。15部用意して結局1枚も渡せず。
元々2人ですから、チラシまきはほとんど不可能なのですが
いつもだと、何人かは取りにいらっしゃるのですが、今日はゼロ。
(雨のせいもあったかもしれません)

しかしなんといっても、最大の失敗は、「今日から事実上総選挙がはじまります」の
哲野のスピーチでしょう。

出発してまもなく、日本共産党の大掛かりな街頭宣伝演説に出くわしました。

今日から事実上選挙戦が始まります、と言ってはみたものの
街はこれで完全に選挙モード。
前回衆院選、参院選の時も気をつけてはいたのですが、
今回は始まったばかりということで、私たちの警戒心が薄かったようです。

というのは、共産党の宣伝カーとぶつかってしまったために
私たちのデモが、完全に「政党の宣伝行為」と街行く人には見えたようです。
こうなると、ぜんぜん相手にしてもらえません。

ということに気が付いたのが、デモが終わって2人の反省会、
情勢分析からでした。
あとのまつり、とは言うものの、
これほど各党の総選挙スタートダッシュがいいとは思いませんでした。

今日のチラシのテーマが、
「本日衆議院解散 総選挙
総選挙の本当の争点は原発問題被曝問題です」
なので、総選挙に触れたスピーチにならざるを得ません。

私たちの真意は今回総選挙のテーマについて
自民党「アベノミクスが争点です」
民主党「経済格差是正、アベノミクス批判」
など、前回参院選挙・衆院選挙同様、原発問題の争点はずしが
今回も起るだろうということで、今日のチラシのテーマとなったのですが
政党応援活動と誤解されれば、手も足も出ません。

反省会で網野が次のようにいっていました。
「広島2人デモの原発問題スピーチは回し者?と警戒されたようだけど
 同時に、原発問題は無意識でも大きな政治課題、と認識されていると
 いうことだと思うよ。」
つまり、一般市民も原発問題には実は、大きな関心を寄せている、
しかしそれが特定の政治勢力拡大に利用されることを大いに警戒している、
と、いうことではないかと思います。

2人デモから帰ってすぐ、翌日に予定されていた伊方デモのチラシを作成したのですが
これは総選挙の「せ」の字にも触れませんでした。

案の定、市民の受けはよく、もっていたチラシは早々となくなりました。
この日は共産党でなく、次世代の党の街宣とぶつかったのですが
街は選挙モードであるにもかかわらず、前日とは全く違った反応でした。
やはり、原発・被曝問題には大いに関心があるのです。

私たちの活動は政治活動ではありますが、
政党党派活動では断じてありません。
ましてや、いわゆる選挙運動ではありません。

ここを誤解されないように、というのは、いつも気を付けていたところなんですが
今回2人デモの場合は全く警戒心が足りず、散々な目にあった次第です。

スピーチは結局哲野1人があたまから終いまで担当し
ほぼチラシの中身に沿った内容を話しました。

チラシそのものは、意外と反響を呼んだようで
アクセス解析で調べてみると、
掲載当日の21日がページ閲覧数 4849、
翌日22日が2398、その翌日23日が163で
3日間合計で7410に達していました。

ダウンロード数も多かったことを考えると、
活用していただいたケースも相当あるのだと想像します。

九州電力川内原発再稼働問題が、相当詰まってきたので
おそらくは広島市民だけではなく、
全国的に原発再稼働が実感を持って受け止められてきているのではないか、
その意味では、参議院選挙、衆議院選挙の時とは違って
少なくとも原発問題は争点化しつつある、というのが
哲野と網野の分析でした。

もしその分析が正しいなら、何も今回総選挙のテーマは原発問題です、と
訴えかけなくても、原発問題の中身に触れた内容のチラシ、情報に
絞って行った方がかえって皆さんの関心を高めるのではないか、と考えます。

原発反対を訴えてみたところで、まず、これが、選挙の争点にならなければ
話になりません。

今回選挙のひとつの争点になりつつある、という分析が正しいならば
原発再稼働で何が起るか、原発推進側のどこにごまかしや嘘があるのかを
具体的に指摘・解説・広報するのが、正しい対応だろうということになりました。

以上ご報告を終わります。