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広島2人デモ しばらくお休みのお知らせ

広島2人デモは、しばらくお休みをいただきます

広島2人デモのwebサイトにお越しくださり、ありがとうございます。
広島2人デモ、1月末まで、お休みのお知らせです。

第121回報告にも記載いたしましたが、生活のための仕事が立て込んでまいりました。
今のところ、1月いっぱい、お休みをいただこうと思っております。
再開は2月になると思いますが、目処が立ち次第、お知らせいたします。

今後とも広島2人デモを宜しくお願いいたします。

哲野イサク
網野沙羅

第121回広島2人デモ 2015.1.9報告

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みなさま

毎度毎週お騒がせしております。
第121回広島2人デモ1月9日のご報告です。

何人かの方から、しばらくお休みすることについてお問い合わせをいただきました。
一つ目は、仕事を溜め上げていて、これ以上は客先を誤魔化し切れず、
ここで一挙に片付けなければならなくなったこと。
二つ目は、これも急な仕事で3月末までに、あるパンフレットを発行しなければならなくなったこと。
三つ目は、結構、取材に手間暇がかかる仕事になってしまったこと。
ま、要するに、生活のための仕事に精出ししなければならなくなり、
しばらくはお休みをいただこうという次第です。

2月から再開を目指したいのですが、これも今、目処がついておりません。
ということで、今回でしばらくお休みをいただくということで、ご案内をいたしました。

今回のデモは、最初から哲野と網野の2人っきりになりそうな気配だったので、
チラシも15部しか持っていきませんでした。

▽第121回チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20150109.pdf

▽タイトル
原発問題はとどのつまり放射線被曝問題なのです
フランスのTV番組にみる日本と西ヨーロッパとの被曝観の大きな落差

▽トピック
1.ドキュメンタリー「終わらない悪夢」
2.トリチウムに対する大きな認識の落差
3.魚、セシウム137で600Bq/kgは高濃度汚染
4.原発・核施設から大量に放出されるクリプトン85など希ガス放射性物質
5.ハンフォード核施設、ラ・アーグ核施設、そしてマヤーク核施設
6.低線量内部被曝の健康損傷はむしろ非がん性疾患
7.原爆のデータを低線量内部被曝モデルにあてはめることはバカげている
8.広島・長崎のデータ(LSS)を低線量内部被曝に当てはめるの完全な誤り
9.原発問題はとどのつまりが低線量内部被曝による健康被害問題

▽プラカード

前々からこのテーマ、低線量内部被曝問題に取り組まなければと思っていました。
川内原発や高浜原発の再稼働問題、
福井地裁判決に基礎を置く「大飯・高浜原発運転差止め仮処分命令申立」など
結構、重要な問題が続いておりましたので、なかなかチャンスがなく、今回の取り組みとなりました。

▽出発前、プラカード

▽出発前の元安橋付近。陽が完全に落ち切るのがゆっくりとですが、遅くなっております。

出発前の網野と哲野のやりとり。

哲野「今日たぶん、二人っきりだよなぁ。」
網野「そうだね。」
哲野「前々から一回やってみたかったんだけど、スピーチなしのデモってどうだ?」
網野「人ごみに紛れて、プラカードを持った普通の通行人になっちゃうんじゃないかしら」
哲野「だったら、2人デモです、毎週金曜日に歩いております、
    原発や被曝のことについてお知らせしております、ぐらいのアナウンスはしてみるか」
網野「どうしてそんなことを思いついたの?」
哲野「色々、試してみたいというのがまず一つ。
   二つ目はプラカードにどれくらい注目が集まるか、観察してみたいというのがある。
   それから、スピーチなしで歩いた時に、どれくらいの間合いを置いたらいいのか、
   みてみたいというのもある。」

ということで、試しにスピーチなしのデモをやってみることにしました。

マイクは哲野、だいたい、以下のようなことを繰り返しました。

「毎週金曜日、夕方6時から、小一時間ほど、本通りと金座街を
 いったりきたりして歩いております広島2人デモでございます。
 原発や被曝のことについて、色々お知らせして歩いております。
 毎回テーマを変えて歩いております。
 今日のテーマは、簡単に言えば、低線量内部被曝です。
 チラシを用意しております。
 必要な方は取りにおいでください。
 お手渡しに行きたいのですが、なにせ2人で歩いておりますので
 お手渡しにいけません。
 どうか、必要な方は取りにおいで下さい。」

「いまから4年近く前の、福島原発事故に衝撃を受けまして
 その後、一生懸命、原発や被曝のことについて勉強、研究いたしました。
 それで、わかったことを毎週みなさんにお伝えして歩いております。
 余計なお世話といえばそうなのですが、
 調べれば調べるほど、状況は深刻であることがわかりましたので
 こうやってお伝えして歩いております。
 チラシを用意しておりますので、必要な方は取りにおいでください。」

と、こうやって、いつもよりゆっくり話しかけ、ゆっくり歩きました。
さて、プラカードの注目度。
やはり、低線量内部被曝問題はみなさんの関心をひいたようです。
先頭を歩く網野が観察したところ
あらゆる層の方が、よくみてくれていましたが
特に今回、特徴的だったのは、40歳~50歳前後と、2~30歳の男性、
スーツを着ていますので、ビジネスマンだろうと思いますが
こういう層の人が、立ち止まって振り返り、凝視したり(何名かいました)
数人のグループで歩いている男性が、何回も振り返って見たりしていました。
プラカードが話題を提供したようで、話をしながら歩いていました。

低線量内部被曝による健康損傷は実はプラカードにも示したように
非がん性疾患のほうが、はるかに広汎で深刻な状況です。
ICRP学説によれば、低線量被曝の影響は“がん”のみ、という話ですが
実際にはそうではありません。
プラカードを見て思い当たる事象が事故後4年にして、みなさんの周囲に出てきた、
そのことで色んな層の人たちが関心を深めはじめたのだと推察します。

とにかく、プラカードの注目度が高かったことは今後の取り組みを考える上で
非常に参考になりました。

チラシを取りに来られた方は4人ほど。
最初の方は広島からほど近い、尾道の方で、尾道で反原発運動をされている方でした。
「あなた哲野さん?」と聞かれて、「ええ、私が哲野です。こちらが網野です」
とお互いに自己紹介しあい、立ち話をしました。

2人目の方は、横浜方面から小さいお子さんがいらっしゃるということで
広島に移り住んでいらっしゃる若いお母さん。
女性「もしかして、2人デモさん?」
網野「ええ、そうです。」
女性「ツイッターで、お二人でやってらしゃるというのは、前から知ってました」
お互いに内部被曝については気をつけておきましょう、ということでお別れしました。

3人目は若い男性。
哲野のところにやってきて、手をぱっと差し出すのでチラシを渡したら
そのままモノも言わず、人混みの中に足早に歩いて行かれました。

4人目は30歳代半ばの男性
「チラシください!」と元気な声で手を差出し、
哲野「すいません、ここから取ってってください。」
チラシがA4 5枚一組なので、ちょっと取り辛かったようです。
哲野「2部持ってってかまいませんよ」
男性「いいんですか?2部もっていって」
哲野「ええ、サービスです」
男性「(笑いながら)全部マイクに入ってますよ」
ということで、お別れしました。
もう少し、取材がてら、話をしたかったのですが。

今日の感想を網野は、次のように言っていました。
「広島は、デモといえば、政党の党派活動、労働組合の組合活動、
 あるいは既存の様々な団体の勢力拡大、あるいは自分勝手な自己主張、などと、
 まず警戒感をもって見られる。
 いつもそうした印象をなくすように喋り方や、内容を注意して歩いているけど
 今日のやり方だと全くそうした警戒感は感じられなかったね。
 今回、スピーチをやめてアナウンスだけにしたけど、街を歩いている人たちとの垣根がなかった。
 話しかけやすそうだったし、実際立ち話も2回ほどした。
 一つのやり方として、今後考えていく価値はあったね。」
ということで、元安橋に戻ってきました。

以上ご報告いたします。
また2月以降、宜しくお願いいたします。

広島2人デモ
哲野イサク
網野沙羅
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/