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第56回広島2人デモ 7月5日報告

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みなさま

毎度毎週お騒がせしております。
第56回広島2人デモのご報告を致します。

(報告はwebサイトにも掲載します
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/

今日の参加者は
哲野、網野、Kさん、じゃけえさん、京都のタケダさん、広島のトモダさん
の6人でしたが、大歳さんがスピーチweb参加なので、7人になります。
※末尾のスピーチを参照ください。

Kさんが事務所にきてくれ、目にもとまらぬ早業で
チラシを折ってくれました。
いつも哲野の「いくら折っても終わらない!」という
愚痴を聞かされ続けた私にとっては
哲野より非常に強力な助っ人でした。

集合場所に行って待っていると
おじさんがプラカードをみて、「こんにちは!」と声をかけてきました。
このおじさんは、昨年夏あたりでも、話しかけてきた人で
原発問題はこの時はあまり関心がなさそうでしたが
核兵器廃絶を強く願う人でした。
プラカードとじっと見て哲野に
男性「反被曝って初めて聞く言葉だけど、どういう意味があるのかね?」
哲野「初めて聞かれますか?
    この言葉の意味は、すでにある被曝を最小化して
    私たちへの健康影響を最小限に抑え込もうと言うことです。
    例えば、全国で瓦礫と称する低レベル放射性廃棄物が拡散されました。
    これを阻止しようとすることは、反被曝の闘いということになります。
    また、学校給食でクリーンフードを食材として政府が責任をもって供給すること、
    これは代表的な反被曝政策ということになりますね。」
男性「ああ、福島あたりじゃ、相当汚染されとるんじゃろ?」
哲野「いや、福島はまた特別な対応をしないといけませんが
    今の話は全国レベルの話です。」
男性「基準値以内なんじゃろ?全国レベルで言えば」
哲野「基準値は上限値で、安全値ではありませんよね。
    実際、チェルノブイリでのケースを見てみると、
    毎日例えばセシウム137に例を取ってみると
    1ベクレル、2ベクレルを摂取し続けて内部被曝健康損傷を起こす
    ケースが多いんですよ。」
男性「でも身体の外に出るんじゃろ?」
哲野「ええ、出ます、生物学的半減期という言葉がありますが
    セシウム137の場合は100日程度とされています。
    問題は、1回きり摂取ならまだしも、一番怖いのは
    慢性的な被曝状況です。
    身体の外に出て行ったそばから毎日毎日とりこんじゃうんですから。
    そういう慢性的な被曝状況を脱するためには毎日摂取する給食などは
    全くゼロにしておかないといけません。」
男性「そうよ、1回のことしかいわんよねえ。」
網野「そうなんですよ、1回だったら医科学者が言ってることは正しいんですけど
    毎日毎日食べてたら、蓄積する方が大きくなるんですよ」
哲野「例えばサナトリウムを全国に作って、若いお母さんや子どもたちを
    1年に2~3か月は暮らしてもらうと、それだけでも違うんですよ。」
男性「なに?サナトリウムって」
哲野「これはウクライナやベラルーシなどで実施されている研究を読んだんですけど
    要するに、2か月でも3か月でも全く放射能フリーの環境と食品を提供する
    このことが先ほどの慢性被曝環境を軽減する効果があることが確認されています。
    これも重要な反被曝政策ですよね。
    ですからこれからは原発を動かさない、ことはもちろんとして
    反被曝政策を強めていく必要がある
    これを国レベルの政策に採用するような政府を作って行かないといけない、
    ということでこのプラカードに『反被曝政策を!』を入れました。」
男性はその後も長々と話し込み出発直前の音楽が鳴ってもまだ話をしていました。
男性「安倍首相がこないだ、外国に原発を売りにいったじゃろ?
    あれはいけんよ、がっかりしたよ。
    国がどうなろうかいうときに、なにをしよるんか思うて。国の代表が。
    外国に原発を売るいうのは、あれはいけん。」

ちなみに、この時点で思い出しましたが、この人はガチガチの右翼の人です。
しかし、今日は「私も原発は反対」とはっきり言いました。
その時、出発の音楽はとっくに鳴っていました。

哲野「じゃこれから歩いていきます。」と哲野が立ち上がると、男性は
男性「おう、これからデモにいくんか?」
哲野「ま、デモったって歩くだけですけどね。」
男性「そりゃ邪魔して悪かった」
哲野「いえいえとんでもない、ありがとうございます。」
男性「頑張ってください!」

と何度も何度もお互いにありがとうと言いながら、別れました。
出発は哲野、網野、Kさんの3人です。
大歳さんツナさんはお仕事で抜けられないと連絡がありました。
原田さんは職場で残業続き。この時間に来ることは出来ません。

歩き始めてから哲野が警備課の人に
哲野「昨日参議院選挙公示ですよね?我々の方で何か注意しておくことはありますか?」
警察「うーん、それは選挙管理委員会が基本的に判断する事項で
    私たち警備課が口を出す問題ではありません。」
哲野「それを承知でお尋ねをするんですが、何かアドバイスがありませんか?
    これからスピーチなもんで。」
警察「まぁアドバイスというほどではありませんけど、
    やはり『良識』が一番大切だと思います。」
哲野「ああ、私もやっぱり、そう思います。
    悪意のあることとか、中傷とか、そういうものはいけませんね。」
警察「市民的な良識を守る、これがやはり基本だと思います。」

今日のチラシ
A4版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130705_A4.pdf
A3版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130705.pdf

で、哲野のスピーチがはじまります。
哲野は大飯原発稼働継続容認で、原子力規制委員会の馬脚が現れたこと
マスコミと政府が『安全審査』と言う言葉を使い始めているけれども
これは誤魔化し、規制委の言葉使いは『規制基準適合審査』です。
8日から規制基準が施行されますが、この規制基準も大きな問題が少なくとも3つあること

1.フクシマ原発事故の教訓が全く盛り込まれていない
2.日本の原子力業界・電力業界全般について言える安全軽視、コスト最優先の思想に踏み込んでないという点
3.現行原発設備や装置自体はを問題がないものとして規制基準をつくっている

新潟県職員が福島県や福島第一原発に行って
事故対応を学んできた、という話を取り上げ
県職員としてなすべきは、事故対応を学ぶことではなく、事故原因を除去することではないか
などと様々なトピックを取り上げてスピーチしました。

網野「長かったわね今日は。」
哲野「人数少ないからね。長めにやっとかないと。
    ネタはいやんなるほどあるけど。」

哲野のスピーチ中に、じゃけえさんが参加。
しばらくするとKさんが哲野の背中をつつくので振り返ると
見慣れぬ若いお二人がチラシまきをはじめていました。
哲野「ん?」
聞いてみると、お一人は京都から広島に遊びに来られたタケダさん、
もう一人はそのお友達の広島のトモダさんでした。
これで、今日は6人になりました。
哲野「しまった、長くやりすぎちゃった。」

マイクはKさんに渡ります。
Kさんは自分で調べ、考えて原発が本当に必要なのかもう一度よく考えてくれと訴えました。

次に京都のタケダさんにマイクを渡しちゃいました。
タケダさん、いきなり振られてそれでもスピーチをはじめました。

タケダ「あーどうも。
    京都からいま広島に遊びにきているんですけど。
    京都もすごい近くに…大飯原発が再稼働が決まり
    昨年のいま時分に再稼働したんですけど
    京都からも多くの人が駆けつけて、テントはってずっと(反対運動)をやってたんですけど
    それでも再稼働してしまいまして…
    福井県は原発銀座と言われてますけど、本当に物凄い数の原子力発電所があり
    関西の琵琶湖で生活している文化圏は、
    言ってしまうと事故が起きたらどうしようもないと言われている場所なんですが…
    もちろん福島原発で直接被害を受けた場所や
    関東は津波や地震で被害を受けた場所、関東から東に向けた場所なんで
    やっぱそちらの方のほうが、基本的に意識が高いというか、活発にされてますけど。
    実際に原子力発電所の数を見ると、西日本が本場だと思うんで。
    広島ももちろん、立地的には喫緊の場所だとは思います。
    伊方もありますが。
    …あとなんじゃろ?
    この2人デモ、噂は聞いてましたけど、今回参加しながら
    すごい…チラシを見てもそうですけど、このエネルギーで毎週毎週やってるのは凄いなと
    ホントにちょっと思っております、今。」

哲野「黙っていられない…」

タケダ「ええ、ほんとに、今回56回目だそうですけど
    こういう人たちが広島にいてやってるってことだけでも
    僕ちょっと感動してますが 
    もしよかったら話に耳を傾けて、チラシを見て
    なにかメッセージでも答えてあげたらすごいいいかなと思っています。」

次に広島のトモダさんにマイクを渡しちゃいました。

トモダ「広島2人デモに初めて参加します、トモダです。
    どれほどの方が聞いておられるのかわかりませんが
    原発に関するデモということで
    今福島ではいまだに収束していないわけですね、原発が。
    これから先何年も、何十年も私たちが背負っていかなければならない問題だと思っています。
    被曝労働に行かなければならない人の人数を考えただけでも
    誰一人無関係ではないんですけども。
    当たり前のように遠い広島では日常を過ごしてしまいます。
    原発が必要だと思っている人がどれほどいるのかわからないんですけれども
    あんな事故もあったことだし…
    今中国電力管内では一基も動いてませんよね。
    電気はどう考えても足りているし
    オマケに危険な電力ということで、存在を許す必要は全くないと思っています。
    それでもいまだに中国電力は山口県の上関に原発を建てる計画を全く諦めていません。
    中国電力本社のある広島の人ももう少しそのことを考えていただきたいと思います。」

そして次にじゃけえさんにマイクが渡ります。
じゃけえ「投票に行かなければ大手の政党の思うつぼになるからです。
     投票に行って是非ましな政党を選んで投票してください。
     このままでは憲法も改憲されます。
     TPPも通されてしまいます。
     原発も再稼働されます。
     私たちが住んでいる広島から一番近い伊方原発もこのままいくと再稼働されます。」
哲野「まず間違いないね。」 と、相の手。

じゃけえ「原発はそこにあるだけで危険です。
     稼働していても危険です。
     事故が起っても危険です。
     廃炉に100年はかかります。
     放射能の管理に2万年はかかります。
     私たちが生きている時間軸では考えられないような時間です。
     そんな恐ろしいものを人間は作ってしまったのです。
     これから生きていく子どもたちに
     その負の遺産を遺すことはとても恥ずかしい事です。」

と訴えました。
あとで哲野が網野に感想。
哲野「今日のタケダさんのスピーチやトモダさんのスピーチを聞いてもそう思うんだが、
    僕は感心する。というのは、みんな自分が考えたことや、思った事を等身大に表現している。
    それが一番大切だと思う。それが一般市民には説得力なんだと思う。
    既成の市民運動の人の中には、何か立派なことを言おう、おおげさに言おう、
    みんなを奮い立たせようとして等身大ではないスピーチをしてしまうひとがいる。
    これはやはり、一般市民から見ればかえって『胡散臭い』と捉えられてしまう。
    等身大に自分が考えたこと、思ったことを言う、これが大切だと
    改めて今日思ったよ」

次に哲野に再びマイクが渡り
哲野は参院選公示が昨日だということに触れ

哲野「…こういった反被曝の政策はどこの政党もゼロでした。
    私たちにとって選ぶ政党はないわけです。
    だから選挙にいかないのか、これも間違いです。
    よりましな政党な、よりましな候補を選ぶほうが間違っています。
    私たちの選挙行動は、より悪くない、より悪質でない、政党や候補者を選んで入れるべきです。
    ですから選挙には絶対行った方がほうがよろしい。
    棄権をする、投票をしないということは何を意味するか。
    それは今政治政権を握っている政党や政治家に白紙委任状を出すことになるからです。
    棄権した本人は入れるところがなかったからと思っているかもしれませんが
    客観的に政治的に見れば棄権行為は、実は今、政権を握っているひとに
    あんたに全部まかせるという白紙委任を出すことと同じになるからです。
    白紙委任を出してはいけません。
    私たちは棄権をすることによって白紙委任を出すことになります。
    棄権をしないようにしましょう。」

と訴えました。
網野にマイクが渡ります。
網野はチラシを是非読んで下さいとお願いし
網野「私たちが一人一人、市民として国民としての権利を行使しないと
    私たち自身の権利や命が守れなくなっていると思います。」
スピーチしました。

元安橋に帰ってデモ終了です。

今日の感想ですが
街はサラリーマンが少なかったです。
網野の分析ですが、前日、前々日と大雨で早めに引き上げた反動か、
恐らく多くのサラリーマンが、残業をしてるのではないかと思いました。
現実に、私たちの事務所の隣の会社は、ず~~っと徹夜残業続きです。
私の先頭を歩いた観察では、前回ほどプラカードを凝視したり、通りすがりに見る人は少なかったです。
Kさんによると、離れてじっとみていた人に気が付いて、チラシを持っていくと
「わ~ここまでありがとう、頑張ってね」と言われたそうです。
哲野も同じ感想で、遠くからプラカードを半信半疑で見ている若い奥さん
(哲野から見るとみんな若い奥さんですけど)に「お読みになりますか?」と差し出すと
躊躇しながらも受け取った人が多かったそうです。
しかしチラシは余ってしまいました。
余った半分はKさんが地元で撒くために持って帰りました。
Kさん「それでも40部は売れたよ!」

で、恒例の立ち話ですが、トモダさんがチラシをくれました。
7月19日に、こだままこと(祝島)、ヒデヨヴィッチ上杉(京都)、のっこん(広島)の
ジョイントライブのチラシでした。
会場は安佐南区上八木のカフェ・テアトロ・アビエルトというところだそうです。
ちなみに大飯原発オキュパイ行動の上映会もあるそうです。
▼詳しくはこちら
http://cafe-teatro-abierto.com/のイベントをご覧ください。

立ち話には、実はもう一人参加者がいました。
名古屋のマスゾエさんという男性です。
鹿児島からヒッチハイクで名古屋に帰る途中で、昨日広島に着いて今日平和公園に来たそうです。
あいつらなにやっとるんかいな、と思いながら近づいて
チラシを受け取ったところから立ち話の仲間に入りました。

さよなら原発ヒロシマさんが、今日はデモだけでなく街頭宣伝をするというので
立ち話のあと、スピーチを聞きにいきました。

▼本通り交差点を歩く市民に「選挙に行ってください!」と呼びかけるスピーカー
(写真1)

▼チラシを配る街宣参加者有志
(写真2)

哲野の感想
「えらいよね。いま、街に出ないと、いけない時だもんね。」

以上報告します。

▼以下参加者スピーチ全文です。▼
京都のタケダさん、トモダさんは本文中全文引用してあります。
なお、大歳さんが、webスピーチ参加ということで原稿を上げております。

◆大歳

今週のトピックスを3点取り上げたいと思います。
トピック1、東京電力は2日、新潟県の停止中の柏崎刈羽原発6、7号機の再稼働に向けた安全適合審査を申請することを決めたと発表しました。
トピック2、電力会社10社が7月1日から電気料金の一斉値上げを始めています。
トピック3、一票の格差たいした是正もないまま参議院選に突入しました。

ということで、トピック1の柏崎刈羽原発の再稼働ですが、報道によれば東京電力は、新潟県にある柏崎刈羽原発6、7号機を再稼働させて経営再建を して黒字転換に持っていきたいとしています。当然、地元新潟では早くも反発の声が高まっています。
新潟・泉田県知事は「福島第1原発事故の十分な原因究明や対応策ができていると思えない。」とコメントし、さらに規制委員会に対して「新基準は事 故を起こさないための安全基準ではなく、(規制を実行すれば、後は知らない)といっているようなものだ。」とかなり厳しく批判していますが、至極 まっとうな意見です。そこは曲げずに貫いていただきたいと思います。
東電が黒字転換したいといっても、あれだけの事故を起こしておいて黒字転換などあり得ません。これから何十年にもわたって賠償し続けていかなけれ ばなりませんが、その財源作るためにも再稼働するというのはかなり狂った判断です。
やはり、東京電力に再稼働をさせたがっているのは株主であるメガバンクと東京都でしょう。猪瀬知事は当選前から「東京を電気の輝く街にしたい」と いって柏崎刈羽原発の再稼働をさせたがっていました。首都圏の人口流出はすでに始まっていますが、そこは知らないふりをしてオリンピックに誘致を 一生懸命やっていらっしゃいます。
福島原発にしても、新潟の柏崎刈羽原発にしても実は東京電力の管内ではなく、東北電力の管内の場所に立地しています。しかしこれを所有し運転して いるのは東京電力です。
つまり首都圏のように人口が多い場所には置いておけないから、たとえ電力の輸送コストがかかっても地方に金ばらまいてでも、原発を所有していると いうのが、福島原発であり柏崎刈羽原発です。危険なものをお金の力に頼って押し付けるのが原子力マフィアです。お隣山口県の上関でも30年間、そ うした買収を中国電力が行ってきました。
原発を再稼働するとなぜ経営再建ができるか、これを大手の新聞社は書きません。一般に原発の発電コストが安いからと思われていますが大きな嘘で す。総括原価方式という電気料金のカラクリによって、実は高コストな原発の運用コストをそのまま需要家に価格転嫁できるから、原発を動かしたいの です。これが本当の理由です。

トピック2、電力会社10社が7月1日から電気料金の一斉値上げを始めています。これに関しても悪質な情報操作が大手マスコミ各社によって行われ ています。あたかも火力燃料に頼っているから値上げがされるというように報道されていますが、火力燃料を石油並みに高く買っている国は日本だけで す。天然ガスや石炭をアメリカ相場の6~9倍の価格で買い取っています。そしてコストが高すぎて、今やほとんどの国がやらなくなった石油による発 電を続けているのも日本ぐらいとなっています。
火力発電はコストが高いとどの新聞でも書いていますが、火力しか持たない沖縄電力も、関西電力に外部供給している大阪ガスの子会社も黒字経営で す。大手の新聞社の大口スポンサーは、電力会社なのでこうしたことが発表されることはありません。
今報道の世界で行われることは、火力に頼り続けていると電気料金はどんどん上がっていくという刷り込みを国民一般に与えることです。
こうした報道に私たちが対抗するには「海外の相場はえらい安いのに、これっておかしくないですか?」と厳しくツッコミをするのが一番賢い方法で す。ちなみに、このたびの値上げの本当の原因となっているのは無策なアベノミクスが引き起こしたインフレです。どうか騙されないようにしてくださ い。

トピック3、一票の格差たいした是正もないまま参議院選に突入しました。前回の参院選で一票の格差が5倍ちょっとだったのを4.7倍にして選挙を 行うらしいですが、こんなものは是正のうちに入りません。これでは裁判所からまた憲法違反の判決が下るので、昨年の衆院選と同じくあからさまな不 正選挙ということになります。
なぜ今の議員の方々は選挙区の区割りを一票の格差をギリギリまで1倍にする努力をしようとしないのでしょう?それは今の議員のほとんどが親や祖父 の代から強固な地盤を譲り受けた世襲議員だからです。選挙区の区割りを小さくされたり大きくされたりすると今までの選挙運動が通用しなくなるの で、そこはいじりたくないのです。
こんなことでは国政選挙のたびに毎回、裁判所が違憲判決を下すことが延々と繰り返されるでしょう。自民党は日本の憲法を変えたくてしょうがないみ たいですが、それ以前に現行の憲法も理解していません。総裁である安倍晋三氏からして理解をしていないでしょう。無理もありません。彼は漢字が読 めないからです。

◆哲野
大飯原発が再稼働したのは昨年の7月でした。ちょうど1年経ちます。
今の規定によると13か月に一度は定期点検をしなさいということになっていますので
この9月からは定期点検に入ります。
大飯原発はそこで一端停止するわけです。

7月8日に原子力規制委員会が9か月かけてつくった商業原子炉用の規制基準が施行になります。
大飯原発は問題なしと、正式な審査を受けないまま稼働を続けることになります。
おかしな話です。

規制基準が施行されると、いきなり規制基準の適格審査を受けていない原発が目の前に稼働していることになります。
おかしな話です。
おかしな話といえば色々出てきます。
新聞を読んでいると、原発の「安全審査を受ける」「受けない」と言う様な事を言っております。
原子力規制委員会の田中委員長は3月、安全基準と言う言葉をやめる、規制基準にするといって規制基準になっております。
田中委員長が呼び方を変えたのは安全基準というと、適格審査に合格すれば安全であるかのような印象を受ける
これは正しくない、原発適格審査を受けたとしても、誰も安全であることの保証はできない、
原発はもともと絶対安全とは言えない
さらに日本の電力会社、原子力業界はやや安全文化に欠けている
安全基準と言う言葉を使って、それで安全と思われるのはよくない、
だから規制基準と言う言葉に変えると
この時極めて妥当なことを田中委員長は言っていました。
しかし新聞等は「安全審査」という言葉を使っています。
自民党の幹部の人、安倍首相も時々、安全審査に適合した原発はどんどん稼働させると言っています。
しかしこれは正しくありません。
規制基準に適合した原発というべきです。

安全審査という言葉を使う事によって7月8日に施行される規制基準に適合すれば安全なんだという印象を
持たせようと言う意図を感じます。

原子力規制委員会の安全基準が規制基準と名前を変えています。
みなさんこのことをしっかり頭に入れておいてください。

毎度毎週お騒がせします。
毎週金曜日の夕方6時から関西電力大飯原発再稼働に反対して歩いております広島2人デモと申します。
2人デモですが、今は3人で歩いております。

2人や3人のデモはおかしいなと思われるかもしれません。
私たちは普通の一般の市民ですが黙っているわけにはいきません。
黙っていることはYESと同じです。
黙っていることは原発を認めることになります。
プロの市民運動家でも政治家でも宗教団体でもありませんが
一人の市民として黙っていられない、こうやって歩いております。

現在の原子力規制委員会が成立したのは9月19日でした。
原子力規制委員会が最初に手を付けたのは、原発を再稼働させるための新規制基準作りでした。
この7月8日からいよいよ施行させます。

いまかいまかと待っていた電力会社は一斉に再稼働を申請すると見られます。
7月8日に新規制基準が施行される、このことを皆さん、頭に入れておいてください。

次に頭に入れておいていただきたいのは、この新規制基準には大きな問題があるということを頭にいれておいてください。

1.フクシマ原発事故の教訓が全く盛り込まれていない

国会事故調が福島事故の分析をして、未解決問題を先送りしました。
本来原子力規制員会が引き継いでその原因を追及していかなればならなかったのですが
原発再稼働の規制基準を作ることを優先して福島原発事故の分析を後回しにしました。
福島原発事故分析に関する評価会合がスタートしたのは今年5月になってからです。
しかもまだ2回しか開かれていません。
規制基準に福島原発事故の教訓を盛り込むことは元々できない話でした。
それほど原子力規制委員会は原発再稼働のための基準作りを急いだことになります。

2.日本の原子力業界・電力業界全般について言える安全軽視、コスト最優先の思想に踏み込んでないという点です。

田中委員長は日本の原発業界、電力業界は安全文化をなおざりにしていることだと口では指摘していますが
その中身が全く規制基準のなかに盛りこまれていません。
例えば定期点検のありかた、定期点検のチェック事項、
それから最大の問題、アメリカではすでに実施されていますが規制基準に違反した場合に罰金を取る
あるいはあまり悪質な場合にはNRC、アメリカ原子力委員会が司法省に告発をして刑事事件にしていく
こうした観点が今回の規制基準の中に全くありません。

安全文化形成だといっても、それは口先だけにならざるを得ません。

規制基準に違反した場合、軽くても罰金、重くて刑事罰を与える
こうした仕組みを取り入れて行かなければ結局規制基準は紙の上のことだけになりかねません。

3.現行原発設備や装置自体は問題がないものとして規制基準をつくっている

原子炉、タービン、蒸気発生器、特に蒸気発生器の中にある細管、
コスト最優先の原発設計思想
今の原発は設計の段階から、あるいは設計思想の段階から様々な問題を持っています。
それが原発事故の基礎的原因になっていることは否めません。

今回の原子力規制委員会の基準はその原発の装置、機器そのものの安全基準に全く踏み込んでいない。
大きく言って、今回の規制基準にはこの3つの問題があります。
このことは規制委員会もしっかり認識していて
規制基準を施行したからといって安全だとは一言もいいません。

新潟県の職員が福島県を訪れたそうです。
一昨日の新潟日報の記事に出ていました。
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20130705052825.html
(ログインしないと記事全文を公開しないようにしている)

新潟県と言えば東電の刈羽柏崎原発があります。
新潟県の職員が福島原発を訪れました。
福島県も訪れました。
目的は原発事故が起った時の対応を学ぶのだそうです。
原発事故が起った時の対応を新潟県の職員が学ぶ。
良く考えてみると非常におかしなことだと思います。

福島原発事故のような事故が起れば、本来対応の仕様がないわけです。
ただひたすら県民をより安全なところに逃がす以外には手がないわけです。
その対応を学ぶよりも避難しなければならないようなものを
新潟県から叩きだす、新潟県にそうした危険源があることを取り除く
そのことのほうが私ははるかに重要だと思います。

みなさんは原発の存在が危険だと思っていらっしゃらない方も多いと思います。
しかしながら原発の危険は放出する放射能にあります。
原発に限らず核施設というものは事故を起こさなくても放射能を出しています。
政府の言葉を使えば、これを「計画被曝状況」というのだそうです。

原発・核施設は事故を起こさなくても放射能を出している
このことを「計画被曝状況」と言っているそうです。

事故を起こすとフクシマのときのように大量の放射能が出ます。
私たちが恐れなければならないのは、この放射能です。
放射能の人体に対する影響は様々な議論があります。
放射能の影響について私たちが学ぶことができるデータは
1986年に旧ソ連のチェルノブイリ事故が最も適切だろうと思います。

チェルノブイリ事故の健康影響については長い間私たちは知らされることはありませんでした。
ひとつは旧ソ連の秘密主義、もう一つはIAEAや国連科学委員会、ICRPなど国際的核・原発推進の側にたつ
国際機関が極端に原発事故の影響を過小評価してきたからでもあります。

1980年代後半から200年代に入って、チェルノブイリ事故の影響はだんだん明らかになってきました。
いまでもインターネットで3000以上の論文が読める、そんな時代になっています。
またチェルノブイリ原発のあるウクライナ政府が、分厚な報告書を出しました。

こうした研究や政府、あるいは研究機関の研究成果を私たちは読むことが出来るようになりました。
それが2000年代に入ってからの大きな特徴です。
その一端はお配りしているチラシの中に入れてあります。
お配りするチラシをご覧ください。
そしてご自分で判断されるといいと思います。

(ここで京都のタケダさん、広島のトモダさんが飛び入り参加)

ウクライナ政府が2010年に発表したデータをチラシに載せてますが
健康な子ども(12歳以下)の割合がどんどん減っている
慢性的な病気を持つ子どもが年を追うごとにどんどん増えているという現象が
ウクライナでは起っています。

お配りしているチラシのデータを出せば健康な子どもの割合は20%をもう切りました。
2009年の結果では8割くらいの子どもが何らかの慢性疾患を持っています。
事故後27年も経って健康な子どもの割合がどんどん減っている。
これはどう説明したらいいのか?
様々な説明ができると思いますが
依然として汚染された環境にいて、その汚染された環境から
主として食品摂取によって内部被曝をしている、これが一つ。
それから両親が被曝をした場合、遺伝子の中にある遺伝情報、これはゲノムと言いますが
そのゲノムが非常に不安定になることが知られています。
これは『ゲノムの不安定性』と呼ばれていますが
被曝した遺伝子はその遺伝情報、ゲノム、つまりソフトウェアですけども
そのソフトウェアが非常に不安定になっていく
それは親から子どもへ受け継がれるとき、或いはひとつの細胞が分裂して次の細胞に受け継がれるとき
そうした時にゲノムの不安定性が発生する、そのことが一つの大きな原因だろうと言われています。

低線量内部被曝の影響というのは確かにわからないことが多い。
しかしすべてがわからないことではありません。
今私たちが低線量内部被曝の影響、特に1mSv以下の被曝を極低線量被曝と呼んでいますが
極低線量被曝の影響を私たちは知ることができます。

1957年の旧ソ連のウラル核事故、これは兵器級プルトニウムをつくっていたところですが
マヤークという核施設ですがここで爆発事故が起りました。
このことが知られるようになったのは旧ソ連の崩壊、情報公開があって以降のことです。
しかしながら今でも研究が追い付かず、広範な内部被曝の状況についてはまだ大きな情報がありません。

この、まとまった研究が1999年から2005年にかけてやっと世間に出始めました。
チラシの中に入れているのは1999年に女性の研究者グループがまとめた研究です。
それによりますと、だいたい25年間の間で平均1mSv以下、チラシでは0.98mSvと書いていますが
被曝した人たちのうち、1000人に11人の死産が発生している。
これは驚くべき数字です。
我々が死産や流産について統計を取るとき、尺度を1000人にとるということはまずあり得ません。
なぜなら1000人の尺度にすると数字がゼロになってしまうからです。
普通は10万人を尺度に取ります。
ところがマヤーク事故の研究では1000人です。
1000人に11人が死産、流産あるいは乳児死亡。
事故から30年以上経ってもこの状況が続いている。
これが低線量内部被曝の影響の実態です。

政府やIAEAや、UNSCEARの報告のように
『福島原発事故の影響はほとんどない』『それは低線量だからほとんどない』
この話は全く・・・こういう言葉を使うべきではありませんが、デタラメです。
言ってしまえば、放射能の影響を軽く見せようとするデマだと思います。
100mSvどころか1mSv以下の被曝で、いかに私たちが20年、30年、40年にわたって苦しめられるか。
そのほんの一端が、今回のチラシの中に盛り込まれています。
どうかご参考に、チラシをご覧になってください。

◆2回目

昨日、参議院選挙が公示されました。
去年衆院選の投票率は59.32%でした。
たしか戦後2番目に低い投票率だったと思います。
なぜこんな低い投票率になってしまったのか。
ひとつは我々に選択肢がなかったと思います。
政党も候補者も、これだという人がいなかった。
これがひとつ大きな原因だと思います。

もう一つは世論調査という名の世論操作に我々が惑わされたことが大きな原因だと思います。

大手メディアは何度も何度も「自民党大勝」を伝えました。
このため自民党に票を入れたくない人は早々と棄権してしまったことが次に挙げられると思います。

選挙に行って、投票したくない
それは私も同じ思いです。
参院選の各党の公約をざっと読みましたけども
曖昧な反原発、曖昧な脱原発の政策を掲げている政党はありましたけれども
肝心の反被曝政策を掲げた政党は一つもありませんでした。

反被曝政策というのは、たとえば
全国の学校で提供される給食を、完全にクリーンな食材、
放射能フリーの食材を使って提供することを政策に掲げるとか
あるいは福島を中心とする子どもたちやお母さんたちを
1年間に2か月でも3か月でも、完全にクリーンな空間を提供する
ウクライナやベラルーシではこれをサナトリウムと呼んでいます。
サナトリウムの中では2か月でも3か月でも、クリーンな空間の中で、クリーンなフードを食べる。
このことだけで体内に蓄積したセシウム137は約10%から多い人で15%減っていくという
研究結果もでています。
一番怖いのは、慢性的な、途切れの無い、内部被曝の環境です。
ですから若いお母さんや小さな子どもたちを1年間に一度クリーンな環境に置く
各県にサナトリウムを設置する。

こういった反被曝の政策はどこの政党もゼロでした。

私たちにとって選ぶ政党はないわけです。
だから選挙にいかないのか、これも間違いです。
よりましな政党な、よりましな候補を選ぶほうが間違っています。
私たちの選挙行動は、より悪くない、より悪質でない、政党や候補者を選んで入れるべきです。
ですから選挙には絶対行った方がほうがよろしい。

次にどうしても投票をしなければならないもっと、重要な理由があります。

棄権をする、投票をしないということは何を意味するか。
それは今政治政権を握っている政党や政治家に白紙委任状を出すことになるからです。
棄権した本人は入れるところがなかったからと思っているかもしれませんが
客観的に政治的に見れば棄権行為は、実は今、政権を握っているひとに
あんたに全部まかせるという白紙委任を出すことと同じになるからです。

白紙委任を出してはいけません。
私たちは棄権をすることによって白紙委任を出すことになります。
棄権をしないようにしましょう。

◆Kさん

いつもお騒がせしております。
金曜2人デモです。
原発の再稼働に反対して歩いております。
みなさんに考えてほしい事があります。
放射能がどんなものなのか、自分たち、この世界に対してどのような働きをするものか。
みなさんが考える放射能、それはアメリカやソ連が持っている武器に使われているものであり
平和利用と言う名目で発電のひとつになっています。

例えば刃物は人を殺すためにも使えるけれど、料理するためには必要、
だからそれと同じように放射能も使えると考えている人もいっぱいいると思います。

ですが、いくら平和利用といっても、放射能はもともと毒なんです。

包丁は持っていても動かさなければ怪我はしませんが
放射能はそこにあるだけで、周りの空気や、人や動植物、
全てに対して悪い影響があります。

東海村で放射性物質が漏れた時に換気してしまった事故がありましたが
平和利用だからと放射能が目にみえないのをいいことに
毒性について考えないことにして、
いますぐ自分の身体に悪影響はないと思い込み
そうやって自分を騙しながら放射能をつかってきていたのに
いざ漏れた時に恐ろしくなって換気してしまったんだと思います。

人間はミスをします。
ミスをしたときに取り返しがつかないものになるのが放射能です。

土地も汚れ、海も汚れ、空気も汚れ、
放射能に汚染された食べ物しかなくなっても
普通に健康に生きていきたい、そんなことは気にしない。
放射能があっても大丈夫、といいながら暮らしつづけることが出来ると思いますか?

どうかもう一度本当に、放射能が私たちの生活に必要か考えてみてください。
原爆が落とされる前やチェルノブイリ事故の前のように
放射能は人体に影響がないと信じて暮らしていけるほど
私たちは無知ではないはずです。

チェルノブイリ事故によって今でも健康被害で苦しんでいる人たちが
いっぱいいることを無視して
日本は大丈夫、そう思って暮らしていくには放射能は危険すぎます。

お願いだから放射能がどのように人間を壊し、生活を壊し
それが自分の家族や仲間たちに
そしてこれから生まれてくる子どもたちに
どのような影響があるのか、そういうことをもう一度よく考えてみてください。
宜しくお願いします。

◆じゃけえさん

毎度お騒がせしております。
広島2人デモです。
原発に反対したい一心で毎週金曜日、市民が集まって
みなさんに知っていただきたいことをスピーチしながら歩いております。
少しでも耳を傾けていただけると幸いです。

もうすぐ選挙ですね。
みなさん選挙にはいかれますか?
前回の選挙では投票率が60%未満でした。
自民党は勝ちましたが投票率はほんのわずかでした。
本来なら投票に行かなかった人が大多数だったということになります。
投票にいかなかったことを責めるつもりは全くありません。
投票をするような価値のある政党はなかったと思います。
しかしその意見が通るようなことは今の選挙ではままならないので
是非ましな政党をえらんで投票してください。

投票に行かなければ大手の政党の思うつぼになるからです。
投票に行って是非ましな政党を選んで投票してください。

このままでは憲法も改憲されます。
TPPも通されてしまいます。
原発も再稼働されます。
私たちが住んでいる広島から一番近い伊方原発もこのままいくと再稼働されます。

原発はそこにあるだけで危険です。
稼働していても危険です。
事故が起っても危険です。
廃炉に100年はかかります。
放射能の管理に2万年はかかります。
私たちが生きている時間軸では考えられないような時間です。
そんな恐ろしいものを人間は作ってしまったのです。
これから生きていく子どもたちに
その負の遺産を遺すことはとても恥ずかしい事です。
今生きている私たちの命さえ削ってしまいます。
未来を生きる子どもたちの命をも削ってしまいます。
今度の選挙は是非ましな政党を選んで選挙に行ってください。
投票しないということは大手の政党の思うつぼになるからです。
このままいけば、憲法は改憲されます。
TPPも通ってしまいます。
全国54か所(福島原発4基は廃炉決定なので50基)の原発が再稼働されることになるかもしれません。
私たちが住んでいるところから一番近い伊方原発は
このままいけば再稼働されます。
原発はそこにあるだけで危険です。
稼働していても危険です。
事故が起ったらもちろん危険です。
事故が起れば、私たちは広島に住むことは出来なくなります。
今度の選挙は是非ましな政党を選んで選挙にいってください、宜しくお願いします。

◆網野

みなさん、お騒がせします。
広島2人デモです。
原発に抵抗して、毎週金曜日、本通りと金座街を往復して歩かせていただいております。

チラシをお配りしております。
よろかったらお手にとって見てください。
調べたデータを揚げております。

サラリーマンの人が見て面白いのは
各電力会社の原発運営コスト、有価証券報告書から抜粋して挙げております。
よかったらお手に取ってみてください。

電源開発の発電設備と、原発を持たない・・・実は火力発電は赤字になるといいながら
電源開発がいかに利益を上げているか
サラリーマンの人が見たらわかりやすいと思います。
数字だらけですけどよかったら見て下さい。

それから被曝に関して、チェルノブイリの健康損傷を調べた研究を
まとめてありますので、良かったら見てください。

私たちが原発に反対するのは
ひとつ大きな原因として放射能被曝に反対するからです。
放射能被曝の内部被曝が恐ろしいというのは広島の方だったらわかると思います。

政府とか医科学者がいう様に、がん、白血病というのはかなり小さな数字です。
実際に多くの近所の人たちが死んだのは、脳内出血、それから心臓病です。
私の実感としてもそうです。

あそこのおじさんが亡くなったといえば、あそこの人も亡くなったと
一気に亡くなる人が多かった時期というのはあります。

実はそうしたことはわからなかった。
放射能のせいだとみんなの噂にはなるけれども
医科学的な証拠がなかったので言えなかったんですが
今分子生物学が発達して、このことが検証されつつあります。
私たちは今後20年、30年、放射能被曝に苦しめられることがわかっております。
これからいかにその被害を抑えるかというのが、本来私たち大人が真剣に考え
そして政府に仕事をやらせなければなりません。
そうしないと次の世代、子どもの命に責任は持てません。
その基本資料となるものをチラシにまとめてあります。
もしよろしかったらお手に取ってみてください。

チェルノブイリでも多くの方が亡くなられていますが
心臓疾患が多いです。
それから消化器系、循環器系、脳なんかの病気も多いです。
福島原発事故以降、心臓病でなくなられている方がいま、増えています。
日本もこれから徐々に健康障害が増えて行きます。

私たちは原発に反対し、被曝に反対し
一人の市民として意思表示をしたいとはじめたデモの2人デモです。

私たちがなぜこれだけ歩くほど危機感を持ったか
調べた内容をチラシにして歩いております。
よかったらご覧になってみてください。

参議院選挙の公示がありました。
今は選挙期間です。
少しでも悪くない人に投票していただきたいと思います。
どこにもまともな政党はありません。
私たち市民の立場にたって本気で考えてくれる政党は政策を読む限りありません。
ですがそのことはとりあえずおいといて
少しでも悪くない人に、悪くない党に投票してください。

今投票をしない、棄権するということは白紙委任するということと同じことです。
昨年の衆議院選挙の時、大手メディアが自民党圧勝を公示前、公示後も出して
それに絶望した人が選挙に行かなかった人がでました。
そのため最低投票率になりました。59.32%です。
自民党大勝、自民党大勝と言われ、私たちマスコミに惑わされましたが
蓋を開けてみれば、自民党の得票率は27.6%しかありませんでした。
(本当にマスコミに騙されましたね!)

私たちが一人一人、市民として国民としての権利を行使しないと
私たち自身の権利や命が守れなくなっていると思います。

是非みなさん、調べて、色んなことを調べて考えてみてください。
宜しくお願いします。

第56回広島2人デモ 7月5日告知

ファイル 166-1.jpgファイル 166-2.jpg

A4版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130705_A4.pdf
A3版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130705.pdf

みなさま

おはようございます。
第56回広島2人デモの告知を致します。
7月5日(金)18時~
平和公園元安橋東詰出発です。
いつも通り本通りと金座街を往復します。

今日のメインタイトルは
「参議院選挙投票にいきましょう
 棄権は現政権に白紙委任状を出すのと同じことです
 投票率低下こそ敵の思うつぼ」

トピックは
1.投票しましょう、棄権は自⺠党安倍政権に白紙委任状を渡すのと同じです
2.各電力会社赤字決算、しかしこれは作られた赤字です
3.悪質な朝日新聞、関電デマをそのまま宣伝
4.大飯原発稼働継続容認で馬脚を顕した原子力規制委
5.低線量内部被曝で本当に怖いのはがん以外の様々な健康損傷

になります。
良かったらチラシをご覧ください。

では今日も歩いて参ります。

第55回広島2人デモ 6月28日報告

ファイル 163-1.jpgファイル 163-2.jpgファイル 163-3.jpgファイル 163-4.jpg

みなさま

毎度毎週お騒がせしております。
第55回広島2人デモの報告を致します。

今回の参加者は7人。
哲野、網野、Kさん、大歳さん、ツナさん、じゃけえさん、タケダさんでした。

Kさんが仕事が休みなのでチラシ折りから手伝いにきてくれました。
そこで議論になったのは、今日は何枚持っていくか?
哲野「こんな数字だらけのチラシなんか、見ないよ。幾分自分のためにつくったようなところがある
    こうやってデータをまとめておくと、あとが便利だからね。
    ま、30枚じゃない?」
網野「でも最近よくチラシをとってくれるから、40枚。」
Kさん「私の勘では50枚。50枚もってって、余ったらいくらでも後で私が持って帰って近所で撒いてしまう。
    はけるところがいくらでもあるから。
    50枚!」
ということで、Kさん案で数字だらけのチラシを50枚持っていくことにしました。

集合場所にはすでに大歳さんが来ていて元安橋から川を覗き込んでいます。
哲野・Kさん「大歳さ~ん!ここで釣りはだめですよぉ~!」
大歳さんは釣りキチです。
Kさん「四次元ポケットから今にも釣り糸を出しそうだもんね。」

待っているとツナさん登場。
ツナさんがイラスト入れられないか?というアイデアを出して
ツナさん提案を全面的に取り入れたチラシになりました。

警察の方が登場。
指令書の確認をしたあと
警察「今日は他のデモがあるんですよ。
    網の目平和大行進という。
    四方からデモして平和公園に集結するんですけど
    コースがかぶってるところがありまして・・・」
どうも金座街から入って、本通りを歩くコースがあるらしいです。
でも向こうのデモの出発は6時半
網野「わかりました、時間的にぶつからないとおもいますが
    もしぶつかったときは、音がかぶらないように一時デモ中断して通りすぎるのを待ちます。」

市民運動がやかましいのは逆効果。
お互いに譲り合う方が得策というものです。
(政党だったら譲りませんが)

ということで6時になりました。
出発です。

▼A4版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130628_A4.pdf
▼A3版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130628.pdf
1-2
3-4

プラカードにも示しましたが
総活原価方式と地域独占で色々な金額が乗せられています。
日本の電気料金はアメリカの約2倍です。
低コストの経営努力をしなくていいわけですから高くなって当たり前です。

出発時は5人。哲野、網野、Kさん、大歳さん、ツナさん。
しばらくしてすぐ、タケダさんが合流しました。

最初に大歳さんのスピーチです。

大歳さんは福島第一原発の海水の放射性トリチウム濃度が上昇傾向にあるという
東電発表を取り上げて
トリチウムの危険性についてスピーチしました。
また、電力会社の株主総会を取り上げ銀行などの大株主が
原発事業廃止の動議を否決させたことを取り上げました。

大歳「この度、株主総会でわかったことは日本における原発を推進している
   最大の勢力が巨大金融資本であるということです。
   これらの金融資本は旧財閥と呼ばれる戦前から存在する
   巨大資本であり日本の支配層です。
   それらの勢力は、電力会社を借金づけにして利益を吸収し、
   その勢力を維持拡大しようとします。
   日本の原発輸出もその一環です。
   事実、安倍晋三氏の実兄は三菱商事の関連企業の社長です。
   日本の支配層である巨大金融資本から見れば自民党という政党は、
   彼らの意のままに動く操り人形みたいなものです。」

最後に参院選で自民から出馬する溝手顕正さんに間違っても票を入れないようにと呼びかけました。
大歳さんのスピーチの間にじゃけえさんが合流。で、計7人になりました。
じゃけえさんは早速ツイートで動画配信をはじめました。

次に哲野にマイクが渡ります。
哲野は株主総会で見えてきたのは、電力会社を支配しているのは巨大金融資本だということです、
とほぼチラシの内容に沿ったことをスピーチしました。

つぎにじゃけえさんにマイクが渡ります。
ところが、じゃけえさんがしゃべりはじめると、例の「網の目大行進」とぶつかりました。
脇に寄って、デモが通りすぎるのを待ちます。
網の目大行進の人たちが、私たちのプラカードをみて「反原発デモ」だと気づき
手をたたいてエールを送ってくれました。

後での立ち話の時のみんなの感想

ツナ「一応、僕頭は下げたけど、シュプレヒコールだけだったね。」
網野「一応、エールもらったので『頑張ってください』とは言っておいた。」
哲野「うーん、シュプレヒコールだけというのもどうかねえ。
   僕もしないことはないけど、気恥ずかしいよね。
   なにかああ俺、安っぽい自己満足してんなぁという
   後ろめたさがあって。」
大歳「いや、僕もシュプレヒコールは肌に合わないな」
Kさん「せっかくだから自分たちの主張を訴えればいいのにね。」
Kさんはシュプレヒコールだけのデモに無力感を感じて2人デモに来てくれるようになった人です。
タケダ「あれ、なんか私はよくわからない。
    全然違う世界の人みたい。」

そんなことを言っていると参加した方の中に知り合いがいて
しっかり最後の1枚のチラシを渡しておきました。

じゃけえさんのスピーチ再開です。
じゃけえさん「社会問題はお金の流れを見ればわかる、というのがよくわかります。
        すべて利益のために原発を稼働しようとしています。
        お金をとるだけとられて原発推進の政策をとられて
        放射能まで押し付けられています。

        そこでおかしいと声をあげなければどんどんエスカレートして
        私たちはお金を取られるだけ取られて、寿命までとられていってしまいます。
        無関心でいることは自分も同じ目に遭っても構わないと言っているのと同じです
        被災者の方たちのことを思うのであれば
        原発問題のことを考えてみてください。
        放射能の健康被害のことをよく知ってください。
        その理解なしでは復興は成し得ません。」

哲野が感心して聞いていました。
哲野「俺もあれくらいのことが言えたらなぁ。」

じゃけえさんのスピーチが終わったところで折り返し点が見えてきました。
Kさんが哲野をつつきます。
哲野「ん?」
Kさん「チラシ、これだけ。」
見ると、あと15枚くらいしか残っていません。
哲野「うそぉ!!誰が取ってくの?」
Kさん「やっぱり仕事をしてる人じゃないかしら?」
網野も先頭で様子をみてましたがチラシを躊躇なく取っていくのが
20歳代前半の、サラリーマンがとても多かったように思います。
中高年層のサラリーマンも片手で読みながら歩いているのがよくわかりました。

プラカードもよく見ていたと思います。
あとのツイートでツナさんの感想
ツナ「今日は白い目で見られてるのか、黒い目で見られてるのか、よく分からなかった。
   プラカードを持ってる時、あんなに見る人がいるのかとサンモール前の時は驚いた」
それに対する哲野の返信
哲野「同感。ボクもプラカードを持って歩いていた時気がついた。
    30代から50代の男性が多かったように思う。
    やっぱり「電力会社を支配しているのは誰でしょう」かな?
    白い目も黒い目も灰色の目もあった。」
女性も良く見ていました。中には通りすがりに指をさしながら見ている20歳代後半の女性もいました。

今度はマイクがタケダさんに渡ります。
タケダさんは自分がこのデモに参加するようになったきっかけや
自分なりの原発問題に関する日本への危機感をスピーチしてくれました。

タケダ「私はなんでこのデモに参加しかたっていうと
    偶然チラシをもらって、3週間前のチラシを貰ったんですけど
    なんか、製造物責任法が可決しているインドに
    原発を日本が輸出するのが決まったよということで(※まだ決まっていない)
    もしそこで事故が起きたらその責任は法律にのっとって
    日本が負わされるよというチラシを読んだからです。

    ・・・なんか賞味期限じゃないですけど
    賞味期限が命、紙面がないからとかでどんどん新聞とかは
    新しい事しか報道しませんけど
    一つ一つ、あの問題どうなったのかなとか
    後を追って知っていく必要があるのではないかと思います。」

次にツナさんにマイクが渡ります。
ツナさんはいつものように明日からできる反原発運動
1.貯金しない!
2.食べて応援しない!
3.政治は監視と審判!
を訴えて次のように言いました。

ツナ「もうすぐ選挙が始まりますが、みなさんは選挙に行きますか?
   はっきりいって行きたくないですね!
   まともな政党がありません。
   本当にまともな政党がいません。

   自民党、原発を再稼働しますと言っています。アベノミクスとかなんのこっちゃら!
   民主党。民主党は原発を再稼働させた政党ですね。
         なんかほっといてもなくなってしまいそうな感じになってますけど。
  それから公明党。公明党は日和見ですね。公明党さん、原発反対ですか?と言ったら「反対です」と言ったりとかね。
        手を繋いでいるのは自民党ですね。意味が解りません。
   共産党。都議選でなんか、勝った勝ったと言ってますが。共産党は絆が大好きな党です。
        絆でみなさんを被曝させるのが大好きな党です。安全な原発政策とか言ってるそうです。
   みんなの党。原発反対とか言ってますけど、絆が大好きな党です。

   これはつまり、彼らの原発反対は人気取りだということです。
   騙されないでください!

   ・・・選挙なんていく価値ないんです。まともな政党がないから行く価値ないんです。
   でもそれでも行ってください。
   少しでもおかしいところが少ない党に投票してください。
   そしてその人間を監視して審判してください。
   それはおかしいだろう、悪意だと、おかしい事をやってる時には言ってください。
   選挙ははじめにすぎません。
   みなさんがキチンと政治家に政治をさせてください。
   もちろん私もします。
   それが一番大事なところです。」

哲野「ほんとだよね。選挙に行かないってことは、現政権に白紙委任状を渡すのと同じだ。
   自民党に白紙委任をすることだけは避けなきゃね。
   投票するところがないと斜めにかまえていても、事態はよくならない。
   ツナさんの言うとおり、投票してからがスタート点だよね。
   政治家に仕事をさせるのが僕たちの義務だ。」
そうです。憲法で保障された、私たちの権利であり、義務です。

次はKさんです。
Kさんは原発が私たちの生活に本当に必要かどうか考えてほしいと訴えました。
Kさん「お願いだから放射能がどのように人間を壊し、生活を壊し
    それが自分の家族やそしてこれから生まれてくる子どもたちに
    どのような影響があるのか、そういうことをもう一度よく考えてみてください。」

ここでチラシはほとんどなくなりかけました。
本通りの交差点で網野がスピーチしている最中に
Kさんが中年の派手っぽい男性にチラシを渡しました。
じいっと眺めているので、哲野が近づいて説明しようとすると
男性「これ、いらんわ。返す」
で、哲野が受け取ってKさんに
哲野「返すって。」
Kさん「ふーん。」
哲野「余計なことしないほうが良かったかな?」
さて網野のスピーチです。

網野のスピーチはチラシの内容を紹介しました。

網野「これらをずっと眺めてみると
   特に株主の中でどの電力会社にもある名前があります。
   日本マスタートラスト信託銀行、三菱UFJ系です。
   それからだいたい出てくるのが日本トラスティサービス信託銀行、これは三井住友系です。
   それからみずほコーポレート銀行。みずほフィナンシャル・グループ子会社。
   みずほ銀行の名前もありますね、だいたい出てきます。名前が。
   ということはこれらの人たちの株を合わせるとだいたい15%以上保有することになります。
   ということは、筆頭株主はここにでているものではなく、
   結局金融界が総合して15%という大きなものを持ってますので
   ここの意向を聞いているなというのがわかります。」

そして放射能による内部被曝の危険性を訴えました。
次にもう一度哲野にマイクが渡ります。
哲野「あれ?もうちょっとで終わりなんだから、最後までやれよ」
網野「いや、もういい、疲れた」
それで哲野がスピーチ。

哲野「株主総会であきらかになったことは原発を推進する電力会社は表の顔。
   本当に日本に原発を押し進めたいのは大手金融機関。
   三菱UFJ、三井住友、みずほグループ。
   独立系ではありますが日本生命、いわゆるニッセイ。
   こうした人たちが本当に原発を推進する本当のエンジンであるということが
   だんだん明らかになってきました。
   そうした彼らの力の源泉は言うまでもなくお金です。
   極めて皮肉なことに彼らの力の源泉は、私たちの預金や、生命保険、損害保険の掛け金で賄われています。
   原発を推し進める金融機関に対して、私たちは預金や保険に入る事で、零細なお金を大量に集めて
   彼らに権力を与えているという極めて皮肉な現象です。
   ・・・私たちの世界がとんでもない逆立ちしたパラドクスの世界だということを理解しておいていただいて、
   その象徴が実は原発問題なんだということも、あわせて理解しておいていただければ
   これからニュースや世の中を見る目が、あるいはお変わりになるかもしれません。」

とスピーチしたところで元安橋に帰ってデモ終了。
長い立ち話をして終わりました。
以上報告いたします。

◆以下、各人のスピーチ全文です◆

◆大歳

今週のトピックスを2点紹介いたします。
1点目;東京電力は24日、福島第1原発1~4号機近くの海水の放射性トリチウム(三重水素)濃度が上昇傾向にあると発表しました。同原発では2号機タービン建屋海側の観測井戸から高濃度のトリチウムが検出されており、東電は海水を再測定し、海に流出した可能性も含めて原因を調べています。
2点目;原発を持つ9電力会社は26日、株主総会を開き、できるだけ早く原発を再稼働させる考えを鮮明にしました。一方、北陸を除く8電力には原発の廃炉や停止などを求める株主提案が合わせて72件出ていたが、いずれも銀行などの大株主らが反対し、否決されました。

 一点目の福島第一原発近くの海水のトリチウム濃度が上昇しているということですが、今月10日がリッターあたり600ベクレルだったトリチウムが約2週間で1100ベクレル、約1.5倍まで濃度が上がってきてしまっているということです。言いたくはないですがダダ漏れと言っていいと思います。非常にタチが悪いと言われている猛毒のトリチウムが、かつて日本有数の漁場と呼ばれた三陸の海を汚染しています。
トリチウムって一体どんな物質なのかと説明いたします。トリチウムは電離エネルギーが小さく自然界にも少量存在するため、有害性が小さいとされていましたが、近年の研究によって実は大変有害であることが次第に分かってきました。トリチウムは水素の同位体であるため、化学的物理的特性がほぼ水素と同じであり、酸素と結合すれば、普通の水と同じ振る舞いをします。液体状にもなれば水蒸気にもなって存在できます。化学的物理的特性が水と同じでも、トリチウムは放射線物質であり発がん性物質でもあります。植物や生物に取り込まれれば細胞やDNAの中の炭素と結びついて至近距離でダメージを与えます。さらに核崩壊を終えたトリチウムはヘリウムの同位体となるため、水素があるべき細胞中にヘリウムができてしまい、その細胞の機能を保つことができなくなってしまいます。これがトリチウムの有害性です。恐ろしいことは今でも「三陸の海の幸を食べて応援しよう」「石巻のワカメを食べよう」とか大きく宣伝されていますが、これをやっているのが民間の企業だけではなく農林水産省をはじめとする国の機関がやっているということです。彼らは何の責任も取りませんから警戒していただきたいと思います。健康被害が出れば本来なら彼らには刑事罰が与えられなければならないでしょう。
 NHKの朝の連続ドラマ小説の「あまちゃん」というドラマが大変人気があるみたいで、私も大好きでよく見ておりますが、あれをみたら「三陸の海の幸を食べよう」「ウニ食べよう」という気になっていきますが、それをするのは避けていただきたいと思います。それをすることで国と東電の加害性を曖昧にさせ、本来賠償されなければいけない方々の賠償への道のりを困難なものにしてしまうからです。加害性のある人たちにきっちり落とし前をさせるのが第一です。話はそれからです。食べて応援したいという気持ちは、とても尊敬できることですが、そこは流されてはいけません。
 トピックス2点目、原発を持つ9電力会社は26日、株主総会を開き、できるだけ早く原発を再稼働させる考えを鮮明にしました。一方、北陸を除く8電力には原発の廃炉や停止などを求める株主提案が合わせて72件出ていたが、いずれも銀行などの大株主らが反対し、否決されました。

 このことが本日御配りしているチラシのテーマになっています。どうかご覧になってください。この度の株主総会ではっきりしたことは、日本の原発推進の黒幕は、巨大金融資本であるということです。しかしこの構造を説明するには、少し回りくどい説明が必要になります。私たちの生活に大きく関わることですからひとつ聞いていただきたいと思います。
脱原発するにあたって多くの方が心配しておられることがあります。それは「原発を止めてしまうと経済に悪影響があるのではないか?」という心配です。この質問に答えるためには現在の原発を取り巻くお金のシステムを説明しなければなりません。ます総括原価方式について説明をさせていただきます。これは電力会社の持つ資産や必要経費に2%程度の純利益を上乗せさせた合計金額を電気料金の算出に用いるというものです。これがある限り地域独占企業である電力会社は全く損をしませんし、コスト高にするほど儲かるという通常とは逆のインセンティブが働きます。しかし問題はこれだけにとどまりません。
 そのような殿様商売ができる立場にある電力会社は、実際にはなぜか大手の金融機関や地方自治体から多額のお金を借りています。つまり電力会社が儲けてきたお金を金融機関や自治体がよってたかって貪りあっているという仕組みになっています。もちろんそのお金の源泉は私たちの支払う電気料金ですから、これは収奪システムといってもよいでしょう。はじめから再分配を促すような仕組みにはなってはいません。
 ただ原発をすぐになくすとしたとき、原発の資産はプラスから一気にマイナスになりますので原発を持たない沖縄電力以外の電力会社はおそらく倒産ということになります。そして電力株は紙くずになり、金融機関や自治体は保有する資産の一部を失うことになるでしょう。しかしそうなれば国が電力会社を社員ごと買い取ればいいだけですから問題はありません。

 この度、株主総会でわかったことは日本における原発を推進している最大の勢力が巨大金融資本であるということです。これらの金融資本は旧財閥と呼ばれる戦前から存在する巨大資本であり日本の支配層です。それらの勢力は、電力会社を借金づけにして利益を吸収し、その勢力を維持拡大しようとします。日本の原発輸出もその一環です。事実、安倍晋三氏の実兄は三菱商事の関連企業の社長です。
 日本の支配層である巨大金融資本から見れば自民党という政党は、彼らの意のままに動く操り人形みたいなものです。
 最近、金融資本主義とかカジノ経済とかいう言葉を使う人が活字メディアの中で増えてきました。
私たちはお金がなければ生きていけませんし、消費しなければ生きていけません。そのようにしてお金を支払ってモノやサービスを受けていますが、この中には電気料金のように不当に高いもののあります。このように国民一般からむしり取られたお金は、そのサービスを供給する会社を経由してその会社に融資している銀行のところに行きます。我々がお金を貯めるため預金をするとき、やはり銀行に行きます。銀行はこのお金を準備金として中央銀行である日銀に預けると、このお金のおよそ百倍の金額を融資に使うことができます。これを信用創造といいます。銀行はこのお金をさらに企業に貸し付けしたり、投機的に運用することでさらに利益を増やしていくことができます。
いわば他人の金使って、利益を自分の懐に呼び込むのが金融資本の業務であり、この金融のシステムを使った実体経済と国民への支配が金融資本主義ということです。金融を支配していれば、電力会社も政党も、大手メディアさえも支配することができます。はっきり言って無茶苦茶な仕組みです。この仕組みの頂点にいるのが国内で言えば、御三家と呼ばれる三井、住友、三菱といった旧財閥系の金融資本です。これらの金融資本はもちろん、さらに巨大な海外の金融資本とも繋がっています。
ある国の金融がその国の実体経済よりもさらにかけ離れて肥大したとき何が起こるか?ほかの国の実体経済を喰いに行こうとします。これがTPPであり、原発輸出です。日本は被害国でもあり加害国でもあります。
では、そのTPPに参加して、原発を再稼働させて輸出までして、ついでに憲法も変えてしまいたいとやっている政党はと言えば、支配層の操り人形である自由民主党です。自由民主党ができたのが1955年、この年に日米原子力協定と原子力基本法が設立されました。これらを強力に進めた大物政治家といえば正力松太郎原子力委員会初代委員長や中曽根康弘氏です。正力松太郎という名はあまり知られていないかもしれません。もう亡くなった方ですが初代日本テレビのオーナーです。日本テレビを作った方です。しかし安倍晋三氏の祖父、岸信介と同様、太平洋戦争の戦犯でありながら米国への忠誠を誓うことで、生き延びることができた政治家です。この人と中曽根氏が強力に原発を推進してきました。この当時、日本の電力会社も研究者も物理学者もはじめ日本が原発を持つことに対してかなり慎重でしたし反対もありました。
これを押し切り、かなり強引な方法でアメリカやイギリスの技術を日本に投入した、これをやったのがこの2人の政治家です。それ以来一貫して自民党は原発推進を進めてきました。有力な政治家はほぼ全て原発を推進してきました。これはいまでも同じです。自民党内で原発に反対している議員は片手で数えるほどしかいません。だから脱原発をするのにまず何をしてはいけないかというと、これは自民党に票を入れてはいけないということになります。そして来月参議院選挙がありますがこの広島の選挙区において自民党から出るのはだれかといえば、溝手顕正さんになります。溝手さんに票を入れてしまうと脱原発はできなくなります。つい先日、高市早苗議員が「原発で死んだ人はいない、運転中のコストが一番安いのが原発」といったとき「余計なことを言うな」といったのが溝手さんです。正しいとか間違いではなく「余計なこと」つまり選挙に余計なことと言う意味です。そういうメンタリティをもった方が溝手顕正さんです。そんな溝手さんをよろしく票を入れないようお願いします。

◆哲野

電力会社の株主総会が終わりました。
今年の株主総会は去年に増して面白い株主総会でした。
一般の関心は去年ほどではありませんが各株主総会の議論はなかなか聞きごたえがありました。
一言で言えば危険で事故を起こしたら取り返しのつかない原発をなぜ電力会社は進めるのか?
これが株主総会で出された意見の中心だったと思います。

これに対して電力会社は全く反応を返しませんでした。
そしてすぐ採決に持ち込み、動議を否決する。

ここで皆さん考えていただきたいのですが、電力会社が、あるいはその経営陣が反原発の動議を否定する。
これは株主総会ですから経営者に決定権があるわけではありません。
株主総会は議決権のある株の数で決議をします。
ですから、株主の意向がその株主総会の決定的な要因になるわけです。
電力会社は原発を推進し、それを推し進めるというのは、経営陣の意向のようにみえますが
実はそれをバックアップ支持する株主の強い意向です。

それでは電力会社の株主というのはどういう人たちなんでしょうか?

幸いにして9電力会社は上場会社ですから、証券市場に会社の内容を報告する義務があります。
有価証券報告書という報告を出さなければなりません。
それを使って調べてみた結果が今日、お配りしているチラシに記載してあります。
9電力会社の10位株主がかかれてあります。
どうか数字だらけの難しいチラシですが、チラシをみてお考えください。

結論から言うと、電力会社の主な株主、支配的権力を持っているのは大手金融機関。
三大金融グループといわれる三菱UFJ、三井住友、そして、みずほ。
この3金融グループに関係した信託会社、コーポレート・バンク。
これは企業さんにお金を貸す銀行ですが、そうした金融機関がかならずズラリと顔を並べています。
原発推進は電力会社の意志だと思われていますし、それは事実です。
しかし原発推進の電力会社の意志決定を、強力にバックアップしているのが
こうした日本の巨大金融機関、別ないい方をすれば巨大金融資本。
本当に数とすれば少ない金融機関が、巨大な力をもって電力会社の原発推進を支援している。
あるいはそれを推進している。
という実態が、実は今年の株主総会であらわになりました。

去年の株主総会もその傾向はあったのですが、今年の株主総会は実は金融資本が電力会社を支配し
その電力会社が原発を推進する、
そして原発と言うのは長期間お金を寝かせますから、長期間の資金が必要です。
その資金は金融会社が補給する、そしてお互いに利益をあげる、
こういう仕組みが出来上がっていることを、今年の株主総会は不充分ですがみせてくれました。
恐らく来年は、もっともっとはっきりした形になるでしょう。

みなさんお配りしているチラシをご覧いただければわかります。
電力会社を支配し、原発を推進している本当の勢力は、日本の大手金融機関、
そして広島であれば広島銀行
愛媛県であれば伊予銀行
北海道であれば北銀と北洋銀行

地元、地元でトップの地方銀行がこれを支えている、こういう構図になっていることを
頭に入れておいてください。

◆2回目

株主総会がありました。
株主総会であきらかになったことは原発を推進する電力会社は表の顔。
本当に日本に原発を押し進めたいのは大手金融機関。
三菱UFJ、三井住友、みずほグループ。
独立系ではありますが日本生命、いわゆるニッセイ。
こうした人たちが本当に原発を推進する本当のエンジンであるということが
だんだん明らかになってきました。

そうした彼らの力の源泉は言うまでもなくお金です。
極めて皮肉なことに彼らの力の源泉は、私たちの預金や、生命保険、損害保険の掛け金で賄われています。
原発を推し進める金融機関に対して、私たちは預金や保険に入る事で、零細なお金を大量に集めて
彼らに権力を与えているという極めて皮肉な現象です。

さて、こうした状況の中で私たちはどう対処すればいいのか。
預金をするなという人もいます。
しかし預金をしないと困ることもあります。
みなさんに理解しておいていただきたいのは
私たちの世界がとんでもない逆立ちしたパラドクスの世界だということを理解しておいていただいて、
その象徴が実は原発問題なんだということも、あわせて理解しておいていただければ
これからニュースや世の中を見る目が、あるいはお変わりになるかもしれません。

◆じゃけえさん

毎度お騒がせしております。
広島2人デモです。
毎週金曜日の6時から本通りと金座街のアーケードを原発に抵抗したい一心で
みなさんに知っていただきたいことをスピーチしながら歩いております。

お配りしているチラシは毎週内容が異なっております。
今回のチラシではなぜ原発が電力会社や政府によって推進されているのかがわかります。

まだ原発事故が収束していないのに日本はなぜ原発を推進するのでしょうか?
なぜ日本政府と東電は被災者の補償をきちんとしないのでしょうか?
なぜ放射能の健康被害を日本国民全員に周知できるように徹底しないのでしょうか?

(ここで他のデモとぶつかったので一時中断)

今回のチラシではなぜ原発が電力会社や政府が危険なのをわかっている上で
原発を推進したがっているのかが良くわかります。

社会問題はお金の流れを見ればわかる、というのがよくわかります。
すべて利益のために原発を稼働しようとしています。
お金をとるだけとられて原発推進の政策をとられて
放射能まで押し付けられています。

そこでおかしいと声をあげなければどんどんエスカレートして
私たちはお金を取られるだけ取られて、寿命までとられていってしまいます。
いまおかしいと気づかないと自分たちの命や未来のこどもたち
被災者の命を削ることになります。
無関心でいることは自分も同じ目に遭っても構わないと言っているのと同じです
被災者の方たちのことを思うのであれば
原発問題のことを考えてみてください。
放射能の健康被害のことをよく知ってください。
その理解なしでは復興は成し得ません。

被災者の方たちの復興をこころから祈るのであれば
原発問題に関心を持ってみてください。
放射能の被害について知ってください。

それを知ることなくして復興は成し得ません。
私たちは心情的なことだけで訴えているのではありません。
過去にも原発事故は起こっています。
それから学ぶことはたくさんあります。
それを知れば原発推進はかなわないことであるということはよくわかります。

社会問題はお金の流れを見ればわかる、不条理がまかりとおるというのがよくわかります。
是非お手にとって読んでみてください。

政府はなぜ原発推進をするのか
東電はなぜ被災者に補償を完全にしないのか
なぜ放射能汚染地から住民を避難させないのか
なぜ原発を推進したがっているのかがよくわかります。
福島原発事故はまだ収束していません。
原発事故が収束していないのに原発が再稼働されようとしています。
なぜ原発を推進するのでしょうか?
原発が危険であることがわかっているのに推進しようとしているのでしょうか
なぜ日本国民に放射能の健康被害の周知を徹底しないのでしょうか

お金の流れを見ればその仕組みがよくわかります。

◆タケダさん

こんばんは!
毎週ここをこの時間に通ったりする人たちは
たくさん今まで、1年間このデモをしているそうなので
いろんな原発の話とか知識を知ってて
今回の参加が2回目の私より凄く先輩です。

私はなんでこのデモに参加しかたっていうと
偶然チラシをもらって、3週間前のチラシを貰ったんですけど
なんか、製造物責任法が可決しているインドに
原発を日本が輸出するのが決まったよということで
(※まだ決まっていない)
もしそこで事故が起きたらその責任は法律にのっとって
日本が負わされるよというチラシを読んだからです。

インドのイメージと言ったら数学の学者もいっぱいいるし
カースト制度はあるけど、なんかあんなインテリジェンス溢れる国に
もし訴えられたりしたら、日本危ないんじゃない?勝てなくなるんじゃない?と思って
日本の国際的な地位が危ないぞと思って
そんな風になるのが想像できて
なんかこのまま、原発問題に、なんか無関心でいたら
危ないんじゃないかなと思ったのがきっかけです。
私はまだあんまり原発のことについて
原発に経済構造が関係しているよとか
そういうのはちょっとは知っているんですがまだよく繋がっていない状態で
このデモに参加してあるいていたら
いろんな原発の知識とかが得られるかな、
耳年寄りになれるかなということで参加してます。

先週彼氏との話で急に出たんですけど
そういえば3.11の時に福島原発で事故が起きて
放射能漏れているとか全然知らなくて
救助活動に防護服もつけずにいった消防士さんとかレスキュー隊の人って
今どうなっているんだろうねっていう話が出ました。
確かにそれはニュースとかでは全然触れられていないですけど
全く防護服も着ないで放射能が漏れている所に行った人たち
そういうのって後ってちゃんと、どうなってますよとかって
ちゃんと報道してほしいと思うんですよ。

なんか賞味期限じゃないですけど
賞味期限が命、紙面がないからとかでどんどん新聞とかは
新しい事しか報道しませんけど
一つ一つあの問題どうなったのかなとか
後を追って知っていく必要があるのではないかと思います。
原発を全然知らない人とかでも、私と一緒で
このデモに参加しながら少しづつ原発の知識を持っていくという
そんなやり方もあると思うので
一緒に歩いてくれる人が増えたらいいなと思います。
ありがとうございます。

◆ツナさん

みなさん、こんにちは!
はい、聞いてないふりをしていられる内が華ですね!
それじゃいきます!
みなさんは原発大好きということは、恐らくないんじゃないかと期待をしておるんですが
なくすとダメじゃね?とかなくすの無理じゃね?とか
そんな風に思っている人がほとんどじゃないかと思います。

別にいいんです、それでいいんです。
どうせいっちゅうねんと思って当然です。

ということで今日もいかしていただきます。

明日から出来る原発反対運動、みなさんも一緒に始めてください。
まず一つ、貯金をしない!
出来るだけ銀行の金庫にはお金を入れないようにしましょう。
銀行にお金を預けると原発を作るのにつかわれます。
燃料を買うのに使われます。
原発に使われます。

銀行にお金を預けると、経済が回っていいじゃないかと
そういう風に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが
それは嘘です。

原発を介して、お金は全て吸い取られます。
目の前のプラカード、電力会社の支配と利潤吸収の構図
巨大金融資本がみなさんのお金を原発を通して奪っていきます。
お金の使い方はしっかり考えてください。
銀行にお金を預けてはいけません。

二つ目、食べて応援しない!
絆と言う言葉に騙されないでください。
綺麗な言葉を使えばみなさん本能的に感動してしまいます。
そして食べてしまうと放射線障害で亡くなってしまいます。
本当にそれが応援なのでしょうか?
食べて応援をすると、放射能の被害がなかったことにされてしまいます。
放射能の被害がなかったことにされてしまうと
原発事故は風化します。
原発事故が風化すると原発事故で本当に苦しんでいる福島の人たちは過去の人になります。
食べて応援はやめてください。
みなさんのためにも、原発事故で困っている福島の人のためにもやめてください。

それから三つ目。もうすぐ選挙です。
もうすぐ選挙が始まりますが、みなさんは選挙に行きますか?
はっきりいって行きたくないですね!
まともな政党がありません。
本当にまともな政党がいません。
自民党、原発を再稼働しますと言っています。アベノミクスとかなんのこっちゃら!
民主党。民主党は原発を再稼働させた政党ですね。
なんかほっといてもなくなってしまいそうな感じになってますけど。
それから公明党。公明党は日和見ですね。公明党さん、原発反対ですか?と言ったら「反対です」と言ったりとかね。
手を繋いでいるのは自民党ですね。意味が解りません。
共産党。都議選でなんか、勝った勝ったと言ってますが。共産党は絆が大好きな党です。
絆でみなさんを被曝させるのが大好きな党です。安全な原発政策とか言ってるそうです。
みんなの党。原発反対とか言ってますけど、絆が大好きな党です。
これはつまり、彼らの原発反対は人気取りだということです。
騙されないでください!

ここにもなんか色んな政党がありますが
残念ですが政治で原発は止まりません。
政治で原発を止めることはできませんが、せめて政治で原発を止めるきっかけをつくることはできます。
そしてそのきっかけを作るのが投票です。
さあみなさん、それでも選挙にはいかないでしょ?
そりゃそうです。選挙なんていく価値ないんです。まともな政党がないから行く価値ないんです。
でもそれでも行ってください。
少しでもおかしいところが少ない党に投票してください。
そしてその人間を監視して審判してください。
それはおかしいだろう、悪意だと、おかしい事をやってる時には言ってください。
選挙ははじめにすぎません。
みなさんがキチンと政治家に政治をさせてください。
もちろん私もします。

それが一番大事なところです。
支持とか応援とか言ってますが、そんな生ぬるいものではありません。
私たちは、政治家をしっかり監視し審判してください。

いいですか?
原発反対運動
ひとつ、貯金しない
ふたつ、食べて応援しない
みっつ、政治は監視と審判で

絶対に支持とか応援という言葉に騙されないでくださいね。

明日からやってくださいね。
みなさん、おねがいします。

◆Kさん

いつもお騒がせしております。
金曜2人デモです。
原発の再稼働に反対して歩いております。
みなさんに考えてほしい事があります。
放射能がどんなものなのか、自分たち、この世界に対してどのような働きをするものか。
みなさんが考える放射能、それはアメリカやソ連が持っている武器であり
平和利用と言う名目で発電のひとつになっています。

例えば刃物は人を殺すためにも使えるけれど
料理するためには必要
だからそれと同じように放射能も使えると考えている人もいっぱいいると思います。
ですが、いくら平和利用といっても、放射能はもともと毒なんです。
包丁は持っていても動かさなければ怪我はしませんが
放射能はそこにあるだけで、周りの空気や近くの人や動植物、
全てに対して悪い影響を与えます。
東海村で放射性物質が漏れた時に換気してしまった事故がありましたが
平和利用だからと放射能が目にみえないのをいいことに
毒性について考えないことにして、いますぐ自分の身体に悪影響はないと思い込み
そうやって自分達を騙しながら放射能をつかってきていたのに
いざ漏れた時に恐ろしくなって換気してしまったんだと思います。

人間はミスをします。
ミスをしたとき取り返しがつかないものになるのが放射能です。
土地も汚れ、海も汚れ、空気も汚れ、放射能に汚染された食べ物しかなくなっても
普通に健康に生きていきたい。そんなことは気にしない。
大丈夫といいながら暮らしつづけることが出来ると思いますか?
どうかもう一度本当に、放射能が私たちの生活に必要か考えてみてください。
原爆が落とされる前やチェルノブイリ事故の前のように
放射能は人体に影響がないと信じていけるほど
私たちは無知ではないはずです。

チェルノブイリ事故によって今でも健康被害で苦しんでいる人たちが
いっぱいいることを無視して
日本は大丈夫、そう思って暮らしていくには放射能は危険すぎます。

お願いだから放射能がどのように人間を壊し、生活を壊し
それが自分の家族やそしてこれから生まれてくる子どもたちに
どのような影響があるのか、そういうことをもう一度よく考えてみてください。
宜しくお願いします。

◆網野

毎週金曜日恒例の2人デモです。
商店街のみなさま、いつもご迷惑かけてすみません。

先日、株主総会がありました。
株主総会で脱原発、もしくは原発を経営上なくしたほうがいいと
沢山の声がありましたが否決されました。

なぜなのかと調べました。
どう考えても原発は今の電力会社の経営を圧迫するだけでとても賢い経営とはいえません。
見てみると電力会社はたしかに電力会社の意志で原発を推進しようという決定をしたみたいなんですが
どうもその意思決定には巨大な金融資本の金融界の、影響があるようです。

実質電力会社を動かしているのはこの巨大金融資本だということがわかります。
詳しくはチラシにまとめてありますので良かったら見てください。

各電力会社の有価証券報告書からデータをだしております。
純資産、総資産、経常、包括純利益
それから各主要株主の一覧。第10位まで出しました。
それから原発関連資産。
社債と長期借入金。

これらをずっと眺めてみると
特に株主の中でどの電力会社にもある名前があります。
日本マスタートラスト信託銀行、三菱UFJ系です。
それからだいたい出てくるのが日本トラスティサービス信託銀行、これは三井住友系です。
それからみずほコーポレート銀行。みずほフィナンシャル・グループ子会社。
みずほ銀行の名前もありますね、だいたい出てきます。名前が。

ということはこれらの人たちの株を合わせるとだいたい15%以上保有することになります。
ということは、筆頭株主はここにでているものではなく、
結局金融界が総合して15%という大きなものを持ってますので
ここの意向を聞いているなというのがわかります。

要は電力会社は単なるトンネル会社だということですね。
そういった実態が数字を眺めてみると浮かび上がってきます。
チラシにまとめてありますので良かったら見てください。

まず原発に賛成反対関係なく、こういった情報を見ていただければと思います。
放射能は誰の上にも降りかかってきます。
原発に賛成しようが反対しようが放射能はみんなの上に降りかかってきます。
みんなの問題です。
よかったらチラシをお手に取ってみてください。
そして少しでもいいんで原発のこと
原発の事というより放射能のことを勉強したほうがいいかもしれませんね。
放射能のことを調べてみてください。
真剣に勉強すれば1日か2日で基礎的な化学的な理解はできます。
そしてそれが人体の中に入った時にどういう影響をもたらすかというのは
私たちが普段食べたり飲んだり病気になったりしていることを思えば
だいたいわかっています。
これで放射能の影響がないと思う方がおかしいというのもわかってきます。

多くの科学者の方々は1回被曝のことしかいいません。
食べたら出るから安心ですと言いますけれども
毎日毎日食べ続けることで結局身体の中に、排出する量より蓄積していく量の方が大くなる
ここのことを全く言いませんね。
ここのことが実は一番危険なことで内部被曝の重要なポイントです。
チェルノブイリでは毎日毎日微量の放射性物質を摂り込むことで
かなりの健康被害がでました。
それはウクライナ政府が25周年目に出した報告があります。よかったら検索してみてください。
英語で読めます。
そこにはどれだけの人が放射能で苦しんだかというのも書かれてあります。
どれだけの人が放射能の影響で死んだかと言うのも書かれてあります。
だいたいウクライナ政府の発表で現在までに650万人の人命が失われたというのが
報告に書かれてあります。

もちろん放射能の健康被害は甲状腺がんや白血病だけではありません。
今日本でも増えています。心臓病です。
放射能(セシウム137)が心臓の心筋を破壊するということが医科学的にわかっています。
だから心臓病が増える。
NHKとか報道機関で食生活とかストレスだと言ってますが、これプロバガンダです。
あらかじめ流しておいて不安を持たせないようにというプロバガンダだと私は思います。
こないだ実際に人口動態がでてるんですけども
心臓疾患で亡くなった方が上昇しています。

あと数年したらもっとはっきり数字があがるかもしれません。
最近ツイッターやインターネットを検索しても東北とかで亡くなられている方が多いです。
若い方も、子どもさんが心臓病で寝てる間に亡くなっているというのがこないだ入ってきました。
大騒ぎになったら困るからというので黙っているそうです。
これは本当かどうか裏が取れていないんですけれども、そういう話も入ってくるようになりました。
いつか調べてきちんと報告しようと思います。

よかったらチラシをお手に取ってみてください。
株主総会で明らかになったのは電力会社の本当の支配者です。
私たちの電気料金が結局・・電気料金も酷いもので
電源立地交付金とか太陽光発電の電気を買うお金まで乗せられているんですけれども。
それから使用済み核燃料の再処理費。
これらも乗せられています。
その電気代が結局金融資本にいったり原発関連企業に利益として吸収されるという仕組みです。

保険もそうですね。保険で集められたお金が原発に投融資されているというのがわかりました。
大手の生命保険、損保が結局株を購入したり原発に投融資しています。
長期借入先になったりしています。
結局私たちの身の周りの大きな名前のところは
私たちが利用しているつもりで実は私たちが利用されていることが
だんだんにあらわにわかって参りました。

第55回広島2人デモ 6月28日告知

ファイル 162-1.jpgファイル 162-2.jpg

▼A4版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130628_A4.pdf
▼A3版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130628.pdf

告知

みなさま
いくつかのメールにお送りします。

おはようごさいます。
第55回広島2人デモ6月28日の告知をいたします。
6月28日(金)18時に広島平和公園の元安橋東詰を出発し
本通り金座街を往復します。

チラシが出来ましたので宜しければご覧ください。
タイトル
「株主総会で明らかになった電力会社の本当の支配者-原発推進の黒幕は巨大金 融資本-」

トピックは
今年の電⼒会社株主総会で顕わになったこと
ズラリと⾦融機関株主、電⼒会社は実は利益収奪のためのダミー
⼤飯原発稼働継続―7⽉8⽇新基準施⾏直後規制基準外の原発が「稼働」という異 常事態-
の3本です。

http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130628_A4.pdf

中折りのページに9電力会社の金融支配構造が見れるよう
有価証券報告書からデータを集めて提示しています。

では今日も地道に歩いて参ります。

報告を掲載しています。
広島で行っている伊方原発再稼働反対デモの報告も上げています。
よかったら見てください。

広島2人デモ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/

第54回広島2人デモ 6月21日報告

ファイル 159-1.jpgファイル 159-2.jpgファイル 159-3.jpgファイル 159-4.jpg

みなさま

『君死にたもふことなかれ』

毎度お騒がせしております。
第54回広島2人デモのご報告をいたします。
昨年6月23日から歩き始めて今回で1年になりました。

今回の参加者は8人です。
賑やかなデモになりました。
哲野・網野・大歳さん、ツナさん、じゃけえさん、Kさん、原田さん、
そしてじゃけえさんの友達のタケダさん
じゃけえさんが2人デモのことを話したら
「じゃ私も行く」とということで参加になりました。

今日(23日)は東京都議選の投票日。
選管発表の投票率は19時30分現在で32.48%。(前回42.77%)
ほぼ10ポイント下がっています。
事前のマスコミ予測が浸透したのか、反自民・反原発・反被曝の有権者たちは
がっかりしたのか投票に行かず、それで低投票率となったとも考えることができます。
私たちはギブアップするのがいささか早すぎると思います。
地道に粘り強く闘いつづけましょう。
チェルノブイリの廃炉は100年かけて実施するようです。
福島第一原発の廃炉はいま、何年かかるか予測もつきません。
(100年以上は確実です。)
私たちに必要なのは身近なところから小さな小さな勝利をひとつひとつ
丁寧に積み上げていく根気と知恵だと思います。
ちょうど広島県に震災廃棄物(瓦礫=低レベル放射性廃棄物)の受け入れを
あきらめさせた広島市内の若いお母さん方のように。
http://pocoapocom.exblog.jp/19030115/
小さな勝利を無数に積み上げていく以外、敵を倒す道はありません。
なにしろ、敵は『マンハッタン計画』以来、年季と投資と知恵と人材を
注ぎ込み続けてきた国際的モンスターなんですから。

そういう意味ではじゃけえさんは小さな勝利を積んだことになります。
Kさんも、宮島からの電車の中で知り会いに2人デモのチラシを配ったそうです。
ところが競艇帰りで盛り上がっていたおじさんたちが、Kさんたちの会話を聞き
チラシを覗き込み、シーンとなったそうです。
小さな勝利が積みあがっています。

この日は台風のせいで大雨でしたが
なぜかデモ前には雨が上がりました。
集合場所には哲野、網野、大歳さん、ツナさん、じゃけえさん。
警察の方も登場。
5人で出発です。

▼A4版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130621_A4.pdf

▼A3版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130621.pdf

チラシではマスコミが取り上げなかったため、6月5日に施行された
原子力災害対策指針を中心に広島市民に広報することにしました。

おおざっぱにいって、チェルノブイリ事故では即時避難レベル5mSv以上、
フクシマ事故では20mSv以上、
ICRP2007年、2009年勧告、Pub.111を全面的に受け入れた今回の対策指針では
おおざっぱに言って100mSv以上が即時避難の基準です。
これは私たちに死ねと言っているも同じことです。
これは私たちがよく理解しておかないといけないことです。
知らない間に苛酷な被曝強制基準がどんどん法令化されていっています。

最初に今日の感想から。

大歳「出発してしばらくは今日はどうなっちゃうんだろうかというくらい、反応がなかった」
ツナ「チラシ残っちゃうなと思いながら焦ったよね。
   でも結局最後はなくなったけど。」
Kさん「6時半まではしょうがないよね。
    みんな先を急いで歩いているから。
    6時半過ぎると、みんな気分がゆったりしてこっちをみてくれる」
哲野「Kさんの分析当たってるかもしれない。
    それと今日も同じ傾向がはっきりしてきたけど
    40~50くらいのおじさんたちが強い関心を抱くようになった。
    社会の第一線で働いている層だと思う。
    僕のところにチラシを取りにきた2人も一人は50歳代、一人は40歳代後半、
    の人だった。」
Kさん「それってどういうことなんだろうか?」
哲野「わからない。でも、僕たちが訴えていることや
    知らせようとしていることに思い当たる節が出てきたんじゃないだろうか?
    否定できない事実として。」
網野「タケダさんが、プラカードを凝視していたギャルにチラシを渡してたのを見ました。」
タケダ「今日初めて参加だったけど、意外とみんな無関心なんですね。」
哲野「いや、そんなもんですよ。1年前に網野と始めたときはもっと酷かった。
   まるきり2人ともドンキホーテとサンチョパンサ。
   それに比べると今は手ごたえが出てきていますよ、それでも。」

歩き始めて、すぐタケダさんが合流。
大歳さんのスピーチがはじまります。

大歳さんは原発を使った電力会社の電気料金と称する収奪システムについて説明しました。
結局利益は、電力会社には残らず、金を貸しこんでいる金融機関に行ってしまう、
規制基準施行で大幅に安全コストが上がりますので原発が再稼働して結局この収奪はさらに強まることになる、とスピーチしました。

次に哲野にマイクが渡りました。
哲野は新規制基準が7月8日に施行されること、
この規制基準の組み立ては、①原発は重大事故を起こすものと前提 ②重大事故が起きた時は福島原発事故の100分の1におさえよう、この2点で す。
私たちにとっては全く迷惑な基準です。
重大事故は絶対に起こっては困る、フクシマの100分の1ならやむをえない、というのは絶対困るとスピーチしました。

次にツナさんにマイクが渡ります。
ツナさんは火力燃料費高騰による赤字は作られた赤字であることを訴えました。
そして原発にはバカ高いコストがかかっていること、
伊方原発3号機には3142億円の金が投じられていること
安全コストを考えればさらに投資金額が増えること、
結局利益を吸い上げるのは金融機関であることをスピーチしました。

周りの様子はプラカードを見る人が結構いました。
哲野「タケダさん、次スピーチしてもらえますか?」
タケダ「え?わたし?無理ですよそんなの。」
哲野「いや、立派な事を言わなくたっていいんです。
    みんな聞きたいのは一人一人がどんな考えでいるのかを聞きたいんですよ。
    立派なことを言おうと思わなくたって大丈夫です
    自分が考えたことはそれ自体立派なんですから」
タケダ「じゃやります。」

ということでタケダさんがマイクを握りました。

タケダ「毎日ニュースでいろんなことがとっかえひっかえ報道されていて
    いつも「あのニュースどうなったのかなぁ」とおもったりするんですけど
    何にも解決つかないまま、報道されなくなっていることが沢山あるなと思って
    今ツイッターだとかWEBで調べることも出来るんですけど、
    ひとつの問題を思い出して、みなさんも、調べてみてください。
    新聞やテレビではもう取り上げられていないことが、どうなっているかっていうのがわかると思います。
    今日、原発のそういうことがチラシにのっているので、みなさんもよかったら覗いてみてください。
    本当に安心して色んな情報を手に入れて生活できる世の中になったらいいなと思います。」

つぎにじゃけえさんにマイクが渡ります。

じゃけえさんは原子力災害対策指針の考え方に触れ、
じゃけえ「原発は重大な苛酷事故を起こすこと前提で今回の基準が作られています。
     事故が起った時のために、計画的に避難してくださいと言っています。
     放射能が放出する原発事故は他の事故とは異なります。
     放射能に対して人間は無力です。
     放射能を封じ込めて出来るだけそこから逃げることしかできません。
     事故が起こってからでは遅いんです。
     私たちの生活が脅かされる可能性が高いのなら、事故が起ることが前提の基準なら
     原発を作らないことのほうが道理にかなってるんではないでしょうか?」

と訴えました。
哲野がプラカード持ちをやり、網野がスピーカーを持って先頭を歩いています。
哲野「プラカードよく見るねぇ。特徴はね、原発賛成派らしい人も見てるね」
網野「なんでわかるん?」
哲野「ほら、プラカードを見ている人にチラシ持っていくじゃない?
    3人に1人はいらない、って断るでしょ。
    この人たちは原発賛成派だと見ていいよ。」

つぎに網野です。スピーカーは哲野より若い大歳さんが持ってくれました。
網野「2人デモです、現在6人で歩いています・・・」
ツナ・じゃけえ「7人、7人!」
えっと振り返るとKさんが、合流してました。
網野「現在7人で歩いています・・・」

網野は6月5日に施行された原子力災害対策指針がいかに苛酷な被曝強制であるかを
説明するスピーチをしました。
網野「即時避難基準の500μSv/hといっても、みなさんピンとこないかもしれません。
    プラカードやチラシに載せてありますが500μSvというと
    福島原発敷地内の2号機、3号機タービン建屋の海側で計測されるのが
    700~1000μSvですからここに防護服もなく近づく値です。」
と福島原発敷地内のデータを比較しながら、説明しました。

また福島県知事が安倍首相に要望書を手渡し、
なかで福島県は原発に依存しない社会づくりを目指すこと、そのために
国の責任で県内の原発を全て廃炉にするよう要望したこと、
また、時効期限なく賠償責任を果たすことを要望したことを説明しました。

ここでさよなら原発ヒロシマさんのアピール・ウオークをぶつかり
3回信号を待ちました。

網野「みなさん、今目の前を歩いているのは、同じく原発に反対している
   さよなら原発ヒロシマさんのアピール・ウォークです。
   私たちだけではありません。
   全国で100件以上、毎週金曜や土日を使ってデモや抗議行動が行われています
   マスコミが報じないのでみなさんは御存じないかもしれませんが
   多くの人が声を挙げ続けています。」

そして次にKさんにマイクが渡りました。

Kさん「人間はミスをします。
    ミスをしたとき取り返しがつかないものになるのが放射能なんです。
    土地も汚れ、海も汚れ、放射能に汚された食べ物しかないときに
    健康に普通に生きていたい、そんなことは気にしない、大丈夫と言いながら
    暮らし続けることが出来ると思いますか?

    どうかもう一度本当に、放射能が私たちの生活に必要かどうか考えてみてください。
    50年前やももっと前のように人体に影響がないと信じて暮して行けるほど
    無知ではないと思います。
    チェルノブイリで健康被害がでて、今でも苦しんでいる人がいっぱいいることを無視して
    自分たちは大丈夫、そう思って暮らしていくには放射能は危険すぎます。」

そしてKさんのスピーチ中に原田さんが職場からやっと間に合いました。
次は原田さんですが「今来たばっかりで・・・何を言えばいいのか」
哲野「これ!これを言ってください。この言葉をみんなに贈りたい。」と言って差したのが
チラシの中折りにある言葉でした。

原田さん「『君死にたもうことなかれ』
      与謝野晶子が歌った、日露戦争に参加した弟を思って歌ったこの歌を、みなさんに贈りたいと思います。
      このままでは私たちは原発に殺されてしまいます。
      原子力規制委員会の基準や災害対策指針は私たちに死ねと言っています。
      私たちは原発に殺されてはいけません。
      『君死にたもうことなかれ』
      みなさまも原発に殺されてはいけません、私も原発で死にたくありません、絶対にいやです。」

元安橋に帰ってデモ終了。
警察にお礼を言ってお別れし、いつものように立ち話になりました。

以上ご報告いたします。

====以下各人のスピーチ全文です。=====
※タケダさんと原田さんは全文をすでに報告で掲載しましたので省略します。

◆大歳

今週の原発関連のトピックスを2点お伝えしようと思います。
まず1点目、原子力規制委員会は新規制基準の施行を予定期限より10日前倒しして、来月7/8から再稼働申請を受け入ることを発表しました。
トピックス2点目、東京電力は19日、福島第1原発の2号機タービン建屋海側の観測井戸で採取した地下水から、高濃度の放射性ストロンチウム90 とトリチウム(三重水素)を検出したと発表しました。

 まず1点目の新規制基準の施行の前倒しですが、これは電気事業連合会が早く再稼働の審査をしてほしいとかなり前のめりになっていると見ることが できます。311の震災以降、大飯原発の3、4号機を除いてはすべての原発は止まっていますから、各電力会社はこれによって大きな赤字が発生して います。一日も早く再稼働させたいわけですが、今回決定した新規制基準は当然、震災以前の基準よりハードルが高くなっていますので、このハードル をクリアするために電力会社は赤字経営の中、金融機関から借金をして追加投資しなければなりませんでした。まさに地獄の決断です。NHKの報道に よりますとこの追加投資の額は各電力会社の合計で1.3兆円になるとのことです。

 しかし再稼働してしまえば、総括原価方式によってその負担を国民一般に負わせることができるというのが、電気料金のカラクリです。ここは大変重 要なポイントです。つまり原発の発電コストは震災前より高くなるということです。

 脱原発するにあたって多くの方が心配しておられることがあります。それは「原発を止めてしまうと経済に悪影響があるのではないか?」という心配 です。この質問に答えるためには現在の原発を取り巻くお金のシステムを説明しなければなりません。先ほど総括原価方式という言葉が出てきました が、これは電力会社の持つ資産や必要経費に2%程度の純利益を上乗せさせた合計金額を電気料金の算出に用いるというものです。これがある限り地域 独占企業である電力会社は全く損をしませんし、コスト高にするほど儲かるという通常とは逆のインセンティブが働きます。しかし問題はこれだけにと どまりません。

 そのような殿様商売ができる立場にある電力会社は、実際にはなぜか大手の金融機関や地方自治体から多額のお金を借りています。つまり電力会社が 儲けてきたお金を金融機関や自治体がよってたかって貪りあっているというシステムになっています。もちろんそのお金の源泉は私たちの支払う電気料 金ですから、これは収奪システムといってもよいでしょう。はじめから再分配を促すような仕組みにはなってはいません。

 ただ原発をすぐになくすとしたとき、原発の資産はプラスから一気にマイナスになりますので原発を持たない沖縄電力以外の電力会社はおそらく倒産 ということになります。そして電力株は紙くずになり、金融機関や自治体は保有する資産の一部を失うことになるでしょう。しかしそうなれば国が電力 会社を社員ごと買い取ればいいだけですから問題はありません。

 少し余談になりますが、これらのことを心配するのであれば私にはもっと心配なことがあります。アベノミクスが限界にきて平均株価が暴落したり、 戻ったり奇妙な動きをしていますが、参議院選挙までこれを持たせるために国が年金の資金を使って株を買い支えるということをしたことです。経済の ことで言えばこちらのほうがはるかに恐ろしい、狂っているとしか思えません。
 
それからトピックス2点目ですが、東京電力は19日、福島第1原発の2号機タービン建屋海側の観測井戸で採取した地下水から、高濃度の放射性スト ロンチウム90とトリチウムを検出したと発表しました。ストロンチウム90の検出値はリッターあたり1000Bq、これは国の基準値の30倍とな り、トリチウムの検出値はリッターあたり50万Bqで国の基準の8倍となっています。

 ストロンチウムだとかトリチウムだとかといわれても一体何なのかピンと来ない方も多くいらっしゃるでしょうから、ざっくり説明したいと思いま す。ストロンチウム90は化学的特性がカルシウムと似ているため、主に骨に蓄積します。人体がカルシウムと間違って取り込んでしまうと言い換えて もよいでしょう。骨に吸着してしまうので排出されにくい大変厄介な物質です。しかも核崩壊したストロンチウム90はイットリウム90というさらに エネルギーが高く有害な物質に変化します。イットリウム90は困ったことに脳を構成する細胞と密接な親和性があります。脳細胞に溜まりやすいとい うことです。

 トリチウムは電離エネルギーが小さく自然界にも少量存在するため、有害性が小さいとされていましたが、近年の研究によって実は大変有害であるこ とが次第に分かってきました。トリチウムは水素の同位体であるため、化学的物理的特性がほぼ水素と同じであり、酸素と結合すれば、普通の水と同じ 振る舞いをします。液体状にもなれば水蒸気にもなって存在できます。化学的物理的特性が水と同じでも、トリチウムは放射線物質であり発がん性物質 でもあります。植物や生物に取り込まれれば細胞やDNAの中の炭素と結びついて至近距離でダメージを与えます。さらに核崩壊を終えたトリチウムは ヘリウムの同位体となるため、水素があるべき細胞中にヘリウムができてしまい、その細胞を保つことができなくなってしまいます。これがトリチウム の有害性です。

 そうした有害物質が福島原発下の地下水で高濃度検出されてしまいました。注目すべきなのはこれが汚染水自体の濃度ではなく、拡散して希釈された 後の地下水の濃度ということです。東電は海洋への漏洩はないと言っていますが、福島原発は海辺にあり地下水といっても海水の混じった地下水なので す。漏洩していないわけがありません。

恐ろしいことは今でも「三陸の海の幸を食べて応援しよう」「石巻のワカメを食べよう」とか大きく宣伝されていますが、これをやっているのが民間の 企業だけではなく農林水産省をはじめとする国の機関がやっているということです。彼らは何の責任も取りませんから警戒していただきたいと思いま す。(被害が証明されれば彼らに刑事罰が必要ですね)

 放射能の影響とはどんなものなのか?これをイメージすることはとても大切です。しかしとても難しいことでもあります。まずわかりにくい。目に見 えない、匂いもない。放射線核種も何種類かありベクレルやシーベルトといった単位がまたよくわからない、こうしたことが理解の大きな妨げとなって います。ノロウイルスみたいに取り込んだときに戻したりおなかを壊したりというものであればまだよかったのかもしれません。

 低線量がゆっくり蓄積されていくとき、短期的には影響が見えにくのが低線量内部被ばくの特徴です。しかし確実に進行していきます。人が低線量内 部被ばくを受けたとき、免疫力が低下したり、ホルモンのバランスが崩れていきます。したがってここから引き起こされる症状は放射能が原因かどうか 特定するのが難しく、さらに同じ被曝量でも年齢、性別、個人差によってあらわれてくる症状やそのレベルが異なります。
今でも国際的放射線防護機関のICRPなどは放射線被ばくから引き起こされる症状をがんと白血病だけと限定していますが、これ以外の疾病の増加が 生じないと言っているだけではなくあっても認めないと言っているにすぎません。そうしたさまざまの疾病の増加を認めてしまうと賠償しきれなくな り、原発ビジネスも成り立たなくなるからです。ですから、いくら心疾患や呼吸器系の疾患、異常出産が増加しようとも、永久に放射能による死者はそ れらに関しては0人となります。認めないわけですから。

 スピーチの最後になぜこの地震だらけの日本において54基もの原発を作ってしまったのですが、一体どこの政党がこれを推進してきたかというと政 党でいえば明らかにこれは自由民主党ということになります。
自由民主党ができたのが1955年、この年に日米原子力協定と原子力基本法が設立されました。
これらを強力に進めた大物政治家といえば正力松太郎原子力委員会初代委員長や中曽根康弘です。
正力松太郎という名はあまり知られていないかもしれません。もう亡くなった方ですが初代日本テレビのオーナーです。日本テレビを作った方です。
この人と中曽根氏が強力に原発を推進してきました。
この当時いったい日本で何があったかというと電力会社も研究者も物理学者もはじめ日本が原発を持つことに対してかなり慎重でしたし反対もありまし た。
これをかなり強引な方法でアメリカやイギリスの技術を日本に投入した、これをやったのがこの2人の政治家です。それ以来一貫して自民党は原発推進 を進めてきました。
有力な政治家はほぼ全て原発を推進してきました。これはいまでも同じです。自民党内で原発に反対している議員は片手で数えるほどしかいません。だ から脱原発をするのにまず何をしてはいけないかというと、これは自民党に票を入れてはいけないということになります。そして来月参議院選挙があり ますがこの広島の選挙区において自民党から出るのはだれかといえば、溝手顕正さんになります。溝手さんに票を入れてしまうと脱原発はできなくなり ます。

◆哲野

毎度毎週お騒がせしております。
金曜日恒例の2人デモです。

私たちは政治団体でも宗教団体でもなに団体でもありません。
普通の一般の市民です。

ただし福島原発事故以降、原発が我々の生活に及ぼす深刻な影響を考えると
こうやって無力とは知りつつ歩いてみなさんに原発の危険を伝えたいと、そう思わざるを得ません。
それで毎週歩いています。
詳しい事はチラシをご覧いただきたいのですが
6月19日、ご存知の方も多いと思いますが原子力規制委員会は原発再稼働のための新規制基準を正式に決定しました。約9か月かかって決定しまし た。この後は内閣に回って内閣が閣議決定をし、政令となって7月8日から施行される予定です。
この規制基準については非常に複雑な議論がありますので細かい事は申しません。
特徴が2つあります。
この規制基準の考え方は二つあります。

1.原発は重大事故は起こすものだ
2.重大事故はいつか起こる、起きた時に福島原発事故の100分の1にしよう

これが全体を貫く骨子です。
福島原発事故では1京ベクレル、1兆の一万倍です。1京ベクレルのセシウム137を放出した。
実際にどれだけ放出されたのかは別として
原子力規制委員会の考えた方は1京ベクレルの100分の1
つまり100兆ベクレルまでは容認しましょう、こういう考えた方で出来上がっています。

そして規制基準に適合した原発は安全とは呼ばないが、稼働しても差し支えない
こういう仕組みになっています。

原発を推し進めたい人にとってはよくやったと、よくできた規制基準と言うのでしょうが
我々一般市民にとってはたとえ福島原発事故の100分の1でも、そんな事故をおこされたら困る。
福島事故は大きかった。小さい事故ならいいだろう。これは困る。
原発事故はゼロでないと困る。
ゼロにできないなら原発をやめてくれ、これが一般市民の我々の立場です。
その立場からすれば今回の規制基準は規制基準と言うべきではなく推進基準だと読んで差支えないと思います。

規制基準の話題が新聞等と覆っている間に6月5日に規制委員会は原子力災害対策指針が決められ即日施行されました。
詳しくはチラシをご覧いただきたいのですが
一言で言えば、原発事故が起きた時にいかにその放射能被害を小さくするか
そういう考え方で出来ている指針です。
しかし中身を読んでみると結構大変なことが書かれています。

福島原発敷地内に匹敵する放射線率、放射能の濃さになるまで避難しない
避難しなくてよろしい、大変な被曝強制基準を持っております。
詳しくはチラシをご覧ください。

◆ツナさん

みなさんこんばんは!
早速ですけどお金の話をしたいと思います。
暑くなってくると諭吉の帯でそよ風を浴びたいもんなんですけど原発がそうはさせてはくれません。
原発にお金を取られたくなかったら、私の話是非聞いてください。
今日は原発と私たちの財布の中の話をしたいと思います。

原発がとまると電気料金が上がります。何故でしょうか?
理由の一つは火力燃料コストが高いからです。
しかし本当に高いんでしょうか?
違います。
私たち石油は高いというイメージがありますよね。
ここのガソリンはあそこより2円高いとか1円上がっているとか。
そういう先入観を持っているんだとそれも踏まえて聞いてください。
火力発電の燃料は高いのではなく、正確には高いものを買わされています。
なぜでしょうか?
それは原発が動くまでのつなぎだからです。
長期に渡って購入する契約を結べば全体の買い取り価格は自然と抑えられます。
経済とはそういうものです。
契約するとなれば、そもそも低コストのものを探します。
一部のガス会社や電力会社の買い取り部門には実際このような動きがみられます。
中部電力の火力部門は結構がんばってるそうです。
関西電力はぜんぜん頑張っていないそうです。
中部電力の浜岡原発は総理大臣に直接停められたり、東海地震、首都圏の放射能汚染という事情を抱えています。
東京はそんなに経済が大事なんでしょう。
現実燃料を売るほうも買う方も、長い目で見てません。
買う方である電力会社は少々高く買っても、電気代を上げれば済むんです。
そういう考えなんです。
いかんでしょ。
私たちの電気代です。暮らしのために原発に反対してください。
原発が再稼働になったら燃料購入はいまのままではいきません。
原発が動かないほうが電気代下がります。

ふたつめ、原子炉廃炉にかかるお金は一応積み立てられているそうです。
ですが電力会社は原発を長く長く使うつもりでいます。
なので充分なお金は積み立てられてないんじゃないかなという話もあります。
それで電気代が上がるという話もありますが。
自民党の高市さんがトンデモ発言してますね。
これらはすべて詭弁です。
ちゃんちゃらおかしい、寝言は寝て言え、起きて来なくていいよ、そういう話です。

中国電力が上関に原発を作ろうとしている話は耳にしたことがあるんじゃないかと思います。
地元の漁師さんは何十年も反対運動をしています。
中国電力はそれをあの手この手で潰してきます。
いまでも彼らは原発を作る気マンマンなんです。
電力会社の目的は、原子力を使う事です。
いまある原発を片づけるために、そのお金を稼ぐために原発を再稼働しようとしているんではありません。
電力会社は原発を使う事そのものを目的としています。
だから原発反対というと、電気代上げるぞと脅しを返してくるんです。
電気代値上げは電力会社の悪質な恐喝です。

原発と止めると電気代が上がる不思議、三つめ

原発を作るにはバカ高いお金がかかっています。
広島市からちょうど100キロ、愛媛県の伊方原発、再稼働間近の3号機、ここは3142億円かけて作られました。
3142億円です。今ご通行中の皆様もなかなか一生お目にかかれる金額じゃないと思います。
そのお金は銀行や投資家から集められました。
電力会社は原発を動かして、この莫大な借金を銀行や投資家に返さなくてはいけません。
もちろん利子つきです。
返さなければ倒産です。
そうなれば銀行や投資家にはお金が返ってきません。
みなさんは原発を動かしてお金をまわさないといけないと思ってしまうでしょうが、冷静に考えてください。

冷静に二つのことを考えてください。
私たちが原発からどんなメリット、原発ならではと言うメリットを受けたでしょうか?
そしてどんなデメリット、原発ならではというデメリットを受けたでしょうか?
電力会社の収入は私たちの電気代です。
原発を通じて電気代として私たち巻き上げられています。
原発が動いていない間の金銭的負担を私たちが押し付けられています。
電気代が上がるというのはそういうことなんです。
原発は集金マシーン。
それを駆使してお金を集める電力会社。
吸い尽くされるのは私たち消費者です。
いったいお金はどこに行くんでしょうか?

原発の目的は発電ではありません。
だから仮に原発が再稼働し一時的に電気代が下がっても、お金が巻き上げられるシステムが変わらない限り電気代は上がります。
原発が動くか動かないかと、電気代の値上げにはなんの関係もありません。
だから思い切り原発を反対してください。
もし原発がなくなって電気代が上がってもいいんです。
それはあなたが原発反対したからではありません。
恐がらずに正々堂々と原発反対してください。
今原発の存在が電気代を上げる口実になっています。
原発をなくすことは私たちの生活にとても重要なことです。
止めましょう。私たちの生活のために原発を止めましょう。

◆じゃけえさん

毎度お騒がせしております。

このたび原子力規制委員会が原子力災害対策指針を突然変えて、さらに皆さんになんの意見も聞かずに施行されました。
この指針はチェルノブイリよりも福島原発が起こる前の基準よりも、とってもゆるいです。
緩いと言うのは甘いということです。
放射能を甘くみている指針です。
事故が起りました、放射能がもれました、ちょっと漏れました、沢山漏れました、でもまだ逃げなくていいですっていう指針です。
強制被曝を強いています。事故が起こっても逃げることを推奨せずに補償もせずに原発を再稼働するためだけに基準が緩められ勝手に施行されました。
私たちの近くにも原発はあります。
今は停まっていますがこのままだと再稼働されます。
原発は重大な苛酷事故を起こすこと前提で今回の基準が作られています。
事故が起った時のために、計画的に避難してくださいと言っています。
放射能が放出する原発事故は他の事故とは異なります。
放射能に対して人間は無力です。
放射能を封じ込めて出来るだけそこから逃げることしかできません。
事故が起こってからでは遅いんです。
私たちの生活が脅かされる可能性が高いのなら、事故が起ることが前提の基準なら
原発を作らないことのほうが道理にかなってるんではないでしょうか?
今も福島第一原発は収束していません。
放射能が漏れ続けています。
遠く離れているからといっても、ここまで汚染が届かないということではありません。
放射能汚染はどんどん日本に拡がっています。
いますぐ原発事故を収束していただいて基準をもっと厳しくしないといけないと思います。

福島第一原発の事故は収束していません。
放射能が漏れ続けています。
政府の出している基準は甘いです。
放射能の危険を甘く見ています。
放射能に対する知識をみなさんぜひとも調べていただいて自分の命を守っていただきたいと思います。

◆網野

関西電力大飯原発の再稼働に反対して歩き始めて今回で1年になります。
毎週欠かさず歩いております。

6月5日に原子力災害対策指針が施行されました。
マスコミはこれを報じていませんが大変なことが書かれています。
詳しくはチラシをご覧ください。

空中線量率500μSv/hにならないと即時避難にならないというものです。
福島原発敷地内の2号機から3号機、この辺りが日によって違いますが700μSvから1000μSvです。
ここに近づく値です。
原発敷地内なら完全防護で作業員の人が入りますが
私たち市民に防護服はありません。

500μSv/h以上にならないと即時避難になりません。
逃げなくてよろしい、逃げるんだったら勝手に逃げなさい、責任は取りません、と言っています。

1週間20μSv/hがずっと続いたら逃げなさいというのが一時移転の基準です。
毎日毎日20μSv/hを浴びて、1週間変わらない様だったら逃げなさい、こういう基準が決められています。
20μSv/hがどういう値かというと、福島原発敷地内の指揮所になっている免震重要棟の前がだいたいいつも20μSv/hです。
つまり、あそこに防護服もなく1週間以上いなさいという基準です。
そこで暮らしなさい、要は苛酷事故が起ったら今現在の福島原発敷地内で暮らしなさい、という値です。
こういう苛酷な基準が決められ実はもう、6月5日に施行されました。
このことはマスコミは報じていません。
自分の命がかかってます。
広島から一番近い原発はたった100キロのところにある伊方原発なんですけど、ここでもしフクシマなみの苛酷事故が起こったら、広島は一週間で 5mSv(※スピーチは5mSvと言いましたが4mSvの間違いでした、以降訂正します)汚染されるというシミュレーションが出ています。
広島は20μSvの一時移転の対象になるということです。
伊方原発が苛酷事故を起こしたら広島は避難の対象地域になります。

人が防護服を着ていても危ない値です。

今目の前を歩いているのは、同じく原発に反対しているさよなら原発ヒロシマさんのアピール・ウォークです。

実は全国で100件以上原発に反対して毎週金曜日、土日を使ってデモが行われています。
マスコミは一切報道しません。
こないだも国会方面を3~5万人の人が包囲するデモがありましたが報道されません。
原発のみならず被曝はいやだと声をあげて続けています。
なにより福島の人たちが叫んでいます。
もうやめてくれと言っています、そして助けてくれと言っています。
このことは全く報道されません。
復興のところだけをえらく綺麗にマスコミが取り上げていますけども、ツイッターやインターネットをご覧ください、福島の人が助けてくれと一生懸命 声を挙げています。

福島県知事が安倍首相に要望書を手渡しました。
福島県は原発に依存しない県づくりをするので県内の原発は全て撤廃してくれという要望です。
まだ色々43項目あってもっと大事なことが書かれています。
被害者への完全賠償です。
完全賠償を求めた要望書を手渡しています。
このことが全く報道されません。
原発撤廃だけとりあげ、期限なく完全賠償を求めたところは完全に省かれました。

本当に原発賛成反対関係ありません。放射能被曝は経済や人の思想によらずみんなに降りかかってきます。
原発賛成するとか反対するとかではなく被曝をさせないように考えていただきたいんです。
そして自分の命を大切に考えていただきたいんです。
私は三菱さん、日立さん、東芝さんなどの原発メーカーの方々にも被曝はしてほしくありません。
誰にも被曝はしてほしくありません。
被曝がどんなに恐ろしいものか、家族がどんなに苦しむかというのは広島で身内に被爆者のいる方ならお分かりになると思います。
私の父でさえ、福島原発事故が起って広島原爆以上の放射能が巻き散った事を知った時「こりゃ大変なことになるぞ」というのが最初の一言でした。
みんなは甘く考えすぎています。人の命をお金に変えることはできません。
まず自分の命を大切に考えていただきたいと思います。
調べてよく考えてください。たった1日でも2日でも放射能の事について調べれば基礎的な理解は出来ます。
どうかよく考えてみて下さい、宜しくお願いします。

ちょっとでもいいんで調べてみてください。
チェルノブイリで起こった事を知れば、この先どんなことになるか、だいぶわかってきています。
このままではいけません。
この今の政府の施策のままではとんでもない健康被害が拡がります。

◆Kさん

いつもお騒がせしております。
広島2人デモです。

みなさんに考えてほしいことがあります。
放射能がどんなものなのか、自分たち、この世界に対してどのような働きをするものなのか
みなさんが考える放射能、それはアメリカやソ連が持っている武器であり、平和利用と言う名前で電力を発電するための方法の一つになっています。
ですが、いくら平和利用しても元々のものが毒である限り
たとえば刃物が人を殺すために使えるけれど、料理をするためには必要だ
それと同じように放射能を使おうと考えている人もいっぱいいると思います。

しかし包丁を持っていても動かさなければ怪我はしませんが
放射能はそこにあるだけで周りの空気も、近くにあるものも、人間も生き物も
全てに対して悪い働きしかしないんです。

東海村で放射能物質が漏れた時に換気してしまった事故がありましたが
そこにあったらいけないものだとわかっていながら
平和利用だからいいんだと目に見えないことをいいことに
忘れたふりをして毒性について考えないことにして
今すぐ目に見えて自分に対してなんの悪影響もないと勝手に思い込んで
そうやって色んなことに目をつむり放射能を使ってきています。

人間はミスをします。
ミスをしたとき取り返しがつかないものになるのが放射能なんです。
土地も汚れ、海も汚れ、放射能に汚された食べ物しかないときに
健康に普通に生きていたい、そんなことは気にしない、大丈夫と言いながら
暮らし続けることが出来ると思いますか?

どうかもう一度本当に、放射能が私たちの生活に必要かどうか考えてみてください。
50年前やももっと前のように人体に影響がないと信じて暮して行けるほど
無知ではないと思います。
チェルノブイリで健康被害がでて、今でも苦しんでいる人がいっぱいいることを無視して
自分たちは大丈夫、そう思って暮らしていくには放射能は危険すぎます。
お願いだから放射能がどういう風に人間を壊し、人間の生活を壊し、
そして自分の家族や家族でない人たちも変わっていかなきゃいけないのか
そういうことを一度考えてみてください。
宜しくお願いします。