【画像説明】
1.7月27日第6回チラシ表面
2.7月27日第6回チラシ裏面
▽チラシPDF
http://hiroshima-net.org/cat-crew/ivent/pdf/20120727_6.pdf
3.プラカード表面1
4.プラカード表面2
5.プラカード裏面1
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みなさま
毎度お騒がせしております。
広島2人デモ 6回目のご報告をいたします。
(今回のチラシ、添付でつけております)
今回参加者は8名でした。
ツイッターをみて来てくれた福島に友人がいるKさんとその娘さん
同じくツイッターを見て来てくれた
神奈川から広島に避難してきたHさんと旦那さん、小さなお子さん
伊方ネット・広島の原田さん
哲野・網野あわせて計8名でした。
久野さんから事前に行けないけどスピーカー使って!とお申し出がありました。
心遣いと応援ありがとうございます。
取りによる予定が仕事で遅くなり、デモに間に合うか合わないかで飛び出す形になりました。
また来週、おことばに甘えます!ありがとうございます。
最初にきてくださったのがKさん親子でした。
今日配るチラシです、とお渡ししたあと
ずうずうしくもチラシ配りをおねがいいたしました。
中学生くらいの娘さんが躊躇していた様子なので
プラカードのほうがいいかなぁと思い、プラカードにする?と聞くと
首をふってチラシにする、と。
哲野が「このチラシに書かれていること、わかる?」と聞くと「わからない」
「揚水発電ってわかる?」「わからん」
「揚水発電は上と下に発電施設があって、下に落ちた水を上へ汲み上げる仕組み。
上に汲み上げるのも電気が要る。その電気はどっからくるかというと、原子力発電で捨てている電気。
原子力発電は、いったん出力をすると、火力や水力のようにその時の需要にあわせて出力を調整できないのよ。
非常に無駄の多い仕組みなの。だから本来、捨てる電気を使って、水をくみ上げる。
だからホラ、原子力発電のフル稼働と、揚水発電の設備利用率はセットになって100%近くになっているでしょ?
火力や水力は平均70%ちょっと。だから今の関電の状況は原発を動かすために火力と水力を抑えている、そういう状況よ。」
とチラシを使って説明しながら言うと、たちまち、彼女は理解したそうです。
哲野があまりの理解の速さにびっくりしていました。
(たのもしいですね)
一通り説明が終わったところで警察の警備の方が登場。
いつもついていてくださる方が、今日は多忙とのことで、新顔の警官さん。
お二人にもチラシを渡して、
「昨日暑かったのに、電気使用量はこれだけ。日曜日はこれだけだったんですよ~」と
チラシを見ながら説明すると、「これをアピールされるわけですね?わかりました」
平和公園は6時になると、「花車」の音楽が流れます。
そしてHさん親子がかけつけてくださいまして、始まりました。
行進開始です。
Hさんは2歳くらいの小さなお子さんを抱いていらっしゃいましたが
そのお子さんに「げんぱついらない」のかわいらしいカードをかかげていらっしゃいました。
今回のプラカードです。
プラカードは2つあります。
(上記プラカード画像を参照のこと)
ゆっくりゆっくり歩きます。
Kさんがプラカードをみてくれているひとにチラシを差し向けます。
受け取ってくれます。
今回、手持ちの、ちいさなちいさなスピーカーでのデモ。
近くに寄らないとあまりきこえない、小さなスピーカーなので
声があまり届きません。
多くの人が通りすがります。
でもプラカードをみてくれます。
いつも立っているホストのお兄さんたちは「また来た」と好意的な笑顔です。
商店街の音楽に負けているのはわかっていますが
スピーチしながら歩きます。
サラリーマンが今回、よくプラカードをチラチラみているのがわかります。
3人の集団のサラリーマンが、追い抜きざまにプラカードをみました。
裏面をみて、表面をみたのです。
1人が2人に話しかけます。
3人が一斉にプラカードを見ます。プラカードに指をさして話あっています。
顔は笑っています。その笑い方は明らかにプラカードに書かれた内容が話題になった笑顔でした。
「あれ、大飯だろ?」「ああなってたのか」「電気たりてるってことか」「債務超過か」そんな会話があてはまるような顔でした。
企業人の話題に食い込めた、と思いました。
また、信号待ちで止まっていると、自営業風のおじさんが後ろから回り込んで、前にきてまで
じっとプラカードをみています。
そして、納得したように、はぁなるほど!とばかりに2回うなづきました。
目が合います。会釈すると、むこうも会釈をかえしてくれ、またプラカードをじっと見てくれます。
すかさず、チラシを娘さんが渡しにいくと、受け取ってくれ、じっとみて、大事そうにおりたたんで、ポッケにいれてくれました。
また、Kさんの娘さんが
「あのね、露店で似顔絵をかいていたひとがね、通りすぎるときに音楽をさげてくれたんだよ」と
ちいさな応援の心遣いに気が付いて報告してくれました。
途中、Kラさん、Hさんにもスピーチをしてもらおうとマイクを渡そうとしました。
Hさんは遠慮して、Kさんはスピーチをしてくれました。
「福島に友人がいます。友人は津波で被害を受け、多くの物を失いました。放射能の不安におびえながら、福島に居なくてはならない友人のことを思う と・・・」
と今のKさんの心情、というよりそれは私達自身の問題としても直視しなければならない事実なのですが、語ってくれました。
原田さんが終わりがけに駆けつけてくれました。
原田さんに哲野がマイクを渡します。
哲野がチラシくばりに回ります。
するとKさんの娘さんが、出発前と違い
意気揚々とプラカードをもって先頭に立って自信に満ちた表情で歩いてくれました。
彼女は、「何か」を得たのでしょう。
ドイツ人の旦那さん、日本人の奥さんのお二人がじっとプラカードみていましたので
哲野がチラシを渡して話しかけました。
すると「広島2人デモ、ツイッターを見て知ってました。」と流ちょうな日本語で答えてくれました。
びっくりです。
そしてデモが終わって少しみんなでお話しました。
「広島2人デモは結構みんな、知ってますよ」とHさんが教えてくれました。
これもまたまたビックリしました。
Kさんは「また、娘と参加します」と言ってくださいました。
哲野と色々このご報告を書く前に議論しました。
みんな、「おかしい」と思っているのだとは歩いてみて、皆の反応を見てわかりました。
そして、みんなが欲しがっているものは「自分の疑い」をはっきり裏付ける「データ・資料」なのだと思いました。
その疑いを「確信」に変える材料が欲しい、のだとわかりました。
その意味では、「反原発への思い・心情」や「スローガン」にはあまり耳を傾けないのだな、ということもわかりました。
(広島の特殊事情もあるとは思いますが)
これからも、続けて行こうと思いました。
そして随時、調べ上げた事実やデータを告知して歩こうとおもいました。
8月はもうすでに5回分、デモ申請をしました。
警察に5回分申請しようと思うと言うと「ちょ、ちょっと待ってください、道路事情もあるし、3回分くらいに・・」と最初言われました。
とりあえず5回分もっていきますから、当日ご判断ください、と言って持っていくと「5回分、受け付けます!」
8月6日前の多忙期にすみません(笑)
ということで8月の金曜日、18時から、は決定です。
大飯が止まったり、槍が降らないかぎり、続けようと決めました。
以上ご報告いたします。