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第38回広島2人デモ 3月8日報告

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◆画像説明
1.第38回チラシ1-4P
2.第38回チラシ2-3P
3.プラカード1・2
4.プラカード3.4
5.本日の写真

みなさま

毎度毎週お騒がせいたしております。
第38回広島2人デモのご報告をいたします。

本日の参加者は6人。
哲野、網野、じゃけえさん、ツナさん、Kさん、原田さんでした。
事前に大歳さんから「仕事で行けない!」と連絡がありました。

今日は低線量内部被曝を取り上げました。
低線量内部被曝の問題は、
1.反原発問題を包み込む根源的なテーマであること
2.根源的なテーマの割に一般に関心が薄いこと
3.核を推進する勢力は早い時期から低線量内部被曝問題を
  原発推進のための根本的問題として捉え国際的な取り組みを強化し、
  日本では朝日新聞などの大手マスコミや放射線医学会主流のみならず
  政府広報を通じて大規模かつ系統的な宣伝を行ってきたこと
4.上記の圧倒的な宣伝の前に正しい内部被曝問題が一般には理解されにくい環境にあること
を踏まえて、このテーマに取り組んでみようとしました。

広島の現状から言えば、低線量内部被曝は大飯原発再稼働反対、東電福島原発事故などに比べても
はるかに関心は薄いと覚悟してやってみました。

今日は天気がよく暖かかったので早めに集合場所へ。

15分前だとまだ陽が沈んでいませんでしたが
あれよあれよというまに沈みます。

警備の警察の方がいらっしゃいましたので
指令書の確認をし、チラシを渡しました。
警察「今日、ここに来るまでに見ると、本通りあたりで高校生が署名活動していました。
    お伝えしておきますね。」
網野「わかりました、配慮してぶつからないようにしますね。」

どうも朝鮮学校の子どもたちの教育関連の署名活動だったようです。
デモが通過した時には終了していました。

待っていますと
ツナさんが来てくれました。
そしてじゃけえさん、Kさん。

チラシの内容を説明しているとちょうど音楽が鳴りました。出発です。

▽今日のチラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130308.pdf

▽今日のプラカード
上の画像をご覧ください。

私とじゃけえさんがプラカード、
ツナさんとKさんがチラシ撒き。
哲野が最初にスピーチです。

哲野「毎度毎週お騒がせいたします。
    金曜日夕方恒例の広島2人デモです。
    日本で現在唯一稼働している、違法で危険な関西電力大飯原発の再稼働に抗議・反対して歩いております。
    2人デモですが、現在ただいま5人で歩いています。

    福島原発事故から2年経ちます。
    事故で大量に放出した放射能、そして大量放出後も牛のよだれのように放出し続けている放射能。
    これら放射能はこれから本格的に私たちの健康と生活を低線量内部被曝という形で蝕んでいきます。

    政府や国際的に主流の放射線医学の権威たちは現在程度の放射能であれば
    私たちの健康にはほとんど大きな影響はない
    そればかりか厚生労働省のパンフレットを見ると
    現在の食品規制値内であればいくら食べても安全です、とはっきり書いてあります。
    しかしこれらは本当でしょうか?
    本当に私たちの健康や生活に影響はないのでしょうか?

    1986年、チェルノブイリ事故が起こりました。
    そしてチェルノブイリ事故の影響が本当に私たちに伝わってきたのは2000年代に入ってからであり
    様々な学者の個々具体的な研究を私たちが知ることが出来るようになったのは
    本当にここ5年のことです。
    それらの研究と今政府が宣伝に努めている内容を見るそのあまりの違いに唖然とします。
    私たちは、今、自分で調べ、自分の頭で考え、何が正しいかを自分で判断することを求められています。
    言い換えれば私たちが一人一人『市民科学者』になることを求められています。
    低線量内部被曝から私たち自身を守る方法はただ一つしかありません。
    私たちが、市民科学者になることです。
    そうして考えてみると、私たちはチェルノブイリ事故後のヨーロッパの人たちに比べて
    圧倒的に有利な立場にあります。
    1945年の広島・長崎原爆投下後の実情を通じて得られた経験的・直観的な被曝に対する認識
    1954年の第五福竜丸事件をきっかけとする大気圏核実験降下物への警戒と危険認識
    1979年アメリカのスリーマイル島原発事故、
    1986年のチェルノブイリ事故を通じての被曝への警戒感と放射性物質への危険認識
    こうしたことが不十分ではありますが、今回福島原発事故での放射線被害
    を食い止める一定の歯止めになっているからです。
    チェルノブイリ事故では一般大衆は今私たちが持っているような
    感覚的・直観的知見すらありませんでした。
    平気で汚染された食品を摂取し、また誰も政府も学者もそれを押しとどめようとはしませんでした。
    それに比べれば私たちは圧倒的に有利な条件を持っています。
    しかし感覚的・直観的知見だけでは限界があります。
    いや、もう、限界が来ています。
    私たちの直感的、経験的知見や警戒感を科学的・理論的な認識にしていかねばなりません。
    それでなければ私たちは自分自身を、自分の子どもや孫を守ることはできません。

    この点についても私たちは圧倒的に有利な条件を持っています。 
    申し上げたようにチェルノブイリ事故の放射線被曝に関して数多くの良心的な科学者が
    系統的な研究を行い、その結果を報告し、その成果を私たちが享受できるからです。
    この意味で福島原発事故が2011年という時期に起こった事は不幸中の幸いだったかもしれません。
    それより前に起こっていれば、私たちは全く暗闇の中で
    低線量内部被曝問題と向かい合って行かなければならなかったかもしれません。  

    政府や支配的な学者たちは低線量内部被曝の健康損傷は
    がんと白血病だと言います。
    しかしこれはまったく正しくありません。
    実際にはチラシをご覧いただきたいのですが
    ありとあらゆる病気、心臓病、呼吸器系の病気、生殖泌尿器官系の病気
    精神障害、知能低下、IQ低下、などありとあらゆる病気の原因になっているのが
    低線量内部被曝です。
    電離放射線の直接の標的は私たちの身体を構成している細胞です。
    この細胞が病み衰え生命力を失っていく、ひとことで言えば老化を促進するのが
    低線量内部被曝であれば、ありとあらゆる病気が出てきてもなんの不思議もありません。
    チェルノブイリの経験から見れば、こうした低線量内部被曝は90%以上、
    放射能を含んだ食品摂取で起こっています。
    チラシをご覧いただきたいのですが、まず低線量内部被曝のメカニズムと
    その影響について、正しい知識と認識を持ってください。」

次にKさんにマイクが渡りました。

Kさん「原発の再稼働に反対して歩いています。
    みなさんに知って欲しいことがあります。
    福島で今起きていることです。
    福島県郡山市の小中学生が
    「年間1mSv以下の安全な場所で教育を受けられるように」と裁判を起こしました。
    TV・新聞などの大手メディアはこの裁判を報道しません。
    政府・東電・東電の株主である企業がスポンサーだからです。
    スポンサーに都合の悪いことは報道しないんです。

    震災以前、子どもの甲状腺異常は1%未満でした。
    しかし、2012年4月に発表された甲状腺検査の結果、
    福島県の子ども、38,114人のうち2cm以下の嚢胞や結節が見つかった子供は、
    36.5%の13,459人(2011年調査分)
    そして2012年調査分では、福島県の94,975人のうち、
    43..6%、41,398人、合計54,857人の子どもたちに
    結節か2cm以下の嚢胞が見つかっています。
   (資料出典:「福島県第10回県⺠健康管理調査 検討委員会」
    (平成25年2月13日開催)
    資料2-1「「甲状腺検査」の実施状況及び検査結果等について」
    http://bit.ly/XKJgIz
    甲状腺がんが見つかった子もいます。

    友人は宮城に住んでいます。
    津波で家を失いました。
    その友人の住んでいる仮設住宅の近くの一般廃棄物焼却施設で、
    家庭ゴミに放射能で汚染された牧草を混ぜて燃やされたそうです。
    牧草についた放射能は燃やされることで灰にも濃縮され、気化して空気中にも放出されます。
    東北・関東の人々は、福島原発から今も放出され続けている放射能、
    汚染された食品・水、汚染物質を燃やした煙、それらで毎日ひばくし続けているんです。

    広島市の給食の、放射能検査のやり方をご存じですか?
    給食を作る前に食材を調べるのではなく、食べ終わった一週間分をまとめて調べるんです。
    汚染された食材が入っていたとわかった時は、子ども達が食べた後なんです。

    TVや新聞は本当に大切な事を言いません。
    それでも隠しきれずに少しずつ、いろいろな情報を出してきています。
    スポーツ選手の怪我が多いと思いませんか?
    芸能人の病気や訃報が多いと思いませんか?
 
    ニュースにはならないたくさんの人々が病気になっている事が、想像されませんか?
    NHKのテレビでも放送されたようですが福島で死亡が増えていて
    火葬場や葬儀場が順番待ちになっています。
    (実際、20日待ちというのもあるようです)

    色も匂いもなく、味もしない。息苦しさもない。
    それでも確実に身体はむしばまれていくんです。
    症状が現れた時では、間に合わないんです。
    食事の度に放射能の心配をする。
    地震の度に原発の心配をする。
    これをこれから先もずっと死ぬまで、
    そして自分が死んだ後もずっと子ども・孫にも
    続けさせるのはおかしいと思います。
    どうか本当に原発が必要か考えてみてください。
    自分で情報を探して、そして考えてみてください。
    よろしくお願いします。」

その次に、ツナさんにマイクが渡ります。

ツナさん「みなさんは、いじめっ子・いじめられっ子の経験はありますか?
      普通に暮らしていればあまり経験はないと思います。

      実は私たちはいじめられっこです。
      放射能で被曝されられています。
      私たちはいじめられっこなんです。
      
      ですが、私たちはいじめっ子でもあります。
      島根原発がありますよね。
      私たちは島根の人たちをいじめています。
      都会の自分に被害がないように、田舎に原発立てていじめています。

      黙っているのは暴力です。
      黙って立っているのがかっこいいとはこれっぽっちも思いません。
      無関心も暴力です。

      あと数日で福島原発事故から2年目です。
      あと数日で「2年後の被曝の影響」が出ます。
      これからも昨日と同じように生活できると信じてますか?
      明日、突然心臓が止まるかもしれない。
      今そんな世界に私たちはいます。
      そんな世界にいるんだと、気が付いてください。」

つぶやくような、語りかけるような、
(自己批判したと誰もがわかる)ツナさんのスピーチは
周りに「声が届いていた」と感じました。
本通りに営業に出ているホストクラブの男の子がツナさんのスピーチをじっと聞いていました。

よく見ると哲野がいません。
Kさん「なんか自転車を押している方が知り合いだったみたいでお話されてました」
網野「そうですか、では、ほっといて歩きましょう」
哲野一時デモ離脱。
後で聞くと、知り合いの退職された英語の先生だったようです。
先生「体調が良いので・・・翻訳手伝うものってありますか?」
哲野「お願いしますよ。どんどん増えてます。
    ヨーロッパの学者がチェルノブイリ事故の研究発表をしたものがほとんど英語になってます。
    ほら、見てください、これ。2005年、これは2007年・・・これは2009年・・・これは2010年・・
    こういうのをかたっぱしから日本語にしたいんですけど。」
先生「そういう人はいっぱいいるでしょう?」
哲野「いや、これは英語の翻訳の問題じゃ、実はないんですよ。
    私自身の経験から言うと、最初英語以前に内容がわからない、
    だから内容を調べて理解するのが10、肝心の翻訳は1、
    だから調べ10、翻訳1、みたいなそんな感じでした。
    いまでこそ改善されてますが、それでも3:1ですよ。」
先生「そうだよね。翻訳は、特にこういう翻訳はそうだろうね。
    辞書を見て言葉を置き換えて済むわけにいかんからね。
    僕も手伝うよ。」
という会話があったそうです。

その次にじゃけえさんにマイクが渡ります。

じゃけえさんはツイートでご自分のスピーチの報告の前に、書いていました。

「ここ最近、原発や放射能の事を考えない日はありません。
 正直、鬱屈していました。デモに参加する事は少し緊張します。
 まして街行く人に向けてスピーチをするなんて・・・。
 専門家でもなく知識の乏しい私に一体何を発信する事ができるのか。
 何とも言えない気持ちで、焦りばかりを感じていました。
 加えて身近に忍 び寄る危機に対する不安。
 もう、開き直るしか無い。もう、なり振り構ってられない。
 訴え続けて行くしか無いんだ。改めてそう思いました。
 慌てて付け焼き刃の勉強をしてスピーチを考えなくてもいい。
 自分にできる事からすればいいんだ、焦るな。と自分に言い聞かせ、
 日頃感じている事を話せばいい、と、スピーチメモを作りました。」

じゃけえさんのスピーチです。

じゃけえ「私たちは団体ではありません、専門家でもありません。
     原発に反対したい一心で集まり、こうして歩いています。
     スピーチさせて頂きます。

     私たちの無関心の代償が、福島の現状です。
     人任せの政策の結果が、私たちの食卓にあがる放射能です。
     何も考えなくてもいい楽しい暮らしの行く先は、子供にとって希望の無い未来です。

     毎日考える事は今晩の献立、週末の予定。
     そこに一つ、「放射能」について考える事を入れてみませんか?
     毎日、同僚と交わす話題の中に「今の福島について」を加えてみませんか?
     ご家族とおうちで未来の話をしてらっしゃいますか?
     ”不安な未来”を”希望の持てる未来”に変える事はできます。
     それは、「情報は隠蔽されている事」に気づく事です。
     隠していなかったとしても、公表されている大事な事実は沢山あります。
     ただ、知ろうとしなければ知り得ないのです。

     出来る限り気付かれないようにひっそりと公表されているのです。
     だから、「知らなかった」「教えてくれなかった」では済まされません。
     信じられない事かもしれませんが、
     一部の利益優先の企業は利益の為なら人の命さえ軽く扱います。
     難しい事を考えるくらいなら知れなくてもいい、と思うかもしれませんが、
     その為に小さな子供まで犠牲になってもいい、とまでは思いませんよね?
     今、私たちが持てている権利は先人たちが気付き、抵抗し、つかみ取ったものです。
     私たちは今、生きる権利を奪われようとしています。
     今、気付かなければ未来を生きる子供たちに申し訳が立ちません。
     ”ただちに”自分たちには影響は無い、と思っていますでしょうか?
     今の暮らしがこのままずっと続くと信じていますか?
     福島第一原発事故は収束していない。
     そんな中、原発再稼働・新設が進められようとしています。
     福島の現状を見れば、原発推進が適わない事は明らかなのに、
     なぜ強行的に進められているのか?
     一部の人間の支配の為です。
     私たちは一部の人間以外の大多数なのです。
     その一部の人間が恐れる事は大多数の人間が”気付くこと”なのです。
     無関心でいることはその一部の人間の思うつぼです。
     子供たちの未来を守りたいと思うなら、抗ってください。
     少しでもその”一部”へ抵抗してください。
     命の問題です。私たちは今、その渦中にいます。

     知ろうとしなければ本当のことは知れません。是非、知ろうとしてください。
     今回のチラシは内部被爆による体の影響について書かれています。
     外部被爆より遥かに危険です。
     ご自身、ご家族の健康を守る為にも是非、ご一読ください。
     ありがとうございました。」

網野「凄い!いいスピーチだ!」
哲野「本質をついとる。その通りだ。」
じゃけえさんに代わってプラカードを持った哲野と先頭を歩きながら話し合っていました。

周りのサラリーマンですら反応が違っていたのがわかりました。
声が届いていました。多くの人が聞いていました。

次にじゃけえさんのスピーチ途中、参加した原田さんにマイクが渡ります。

原田「今原子力規制委員会では原発再稼働の新安全基準が固まっています。
    それによると7月18日以降、日本で最初に再稼働される原発は
    広島から一番近い原発
    広島からわずか100kmしか離れていない原発
    四国電力の伊方原発が、最有力候補です。
    しかも、この伊方原発の中で3号機のプルトニウムを使う原子炉が稼働しそうです。

    広島から最も近い原発、危険な四国電力の伊方発電所が再稼働することは
    ほぼ間違いありません。
    なんとか、この再稼働を止めなくてはなりません・・・」

次に網野にマイクを渡してもらいました。

網野「みなさん、毎度お騒がせしてすみません。広島2人デモです。
    調べたことをチラシやプラカードにしております。
    是非ご一読ください。

    広島は福島から遠いから大丈夫だと思っていませんか?
    現在北九州で瓦礫と称する「低レベル放射性廃棄物」が燃やされており
    風向きで広島に放射性物質が届いております。
    webサイトで「そらまめくん」と検索を掛けてみてください。
    主要研究機関が空中の汚染物質の計測結果を随時報告しています。
    PM2.5などに加え、微粒子の計測結果もあります(放射性物質は微粒子もあります)
    参考にしてください。
    調べること、考えることが大事です。
    お互いに調べあい、情報を交換しあいましょう。
    お互い議論をしあいましょう。
    放射能から身を守るのは放射能への知識です。
  
    原発再稼働までのロードマップを見ると
    最終的に原発を再稼働するかどうかは
    原子力規制委員会の安全判断後、政府よる政治判断になります。
    原発反対の人はここにかけるしかありません。
    現在、広島から一番近い原発、広島から100kmしか離れていない
    四国の伊方原発が一番最初に再稼働される見込みです。
    停めようとすれば、政治判断にかけるしかありません。
    そのためには市民の政治意思を示さなくてはなりません。
    県議会・市議会の決議が必要になってきます。
    そうしないと原発の再稼働は停まらないということだけ理解しておいてください。
    お騒がせしました。」

元安橋に帰ってデモ終了。
警察にお礼を言ってお別れし、恒例の立ち話に。

網野「あれ?チラシは・・・?」
Kさん「ないです。」
哲野「Kさんのぶん、10枚余分に刷ってとってあったのに・・・」
Kさん「全部使いました。」
哲野「おかしいよねそれ。
    僕の感触では、あんまり反応なかったのになぁ。
    広島市民は今、一部の人を除けば、低線量内部被曝には全く関心がないとおもってたんだけど。」
Kさん「確かに、プラカードへの注目度はいつもより低かったと思う。
    前回と同じくらいじゃない?」
網野「私は意外とプラカード見てくれるひとがいるなと思ってたんだけど・・・」
Kさん「時々はいらっしゃいましたね、そういう人。」
網野「それから、わざわざ取りに来たおばさんがいたよね。
    先頭を横切ってすぐ後ろに行ったからすぐわかった。」
哲野「関心のある層と関心のない層がはっきり分かれてるってことかね?」
Kさん「家族連れは関心がありましたね。
    あと、若い人とか、意外とおじいさんとか年配世代?」
哲野「そういえば僕も、サンモール(繁華街のファッションビル)の前で
    立ち話していた中学生に1枚チラシを持って行って
    『読んでみてほしい』と言ったら、最初は誰も手を出さなかったけど
    『僕としては是非読んでほしい』と言ったら、一人の子がとった。」
Kさん「ああ、それ私も見てた。とったら、4人で囲んで読んでたよ」
哲野「あ、読んでた?それは僕気が付かなかった」
網野「チラシを渡されたおじいさんが、こうやってじ~~っと読みながら歩いてたよ」
もう一つ、チラシがはけた理由があります。
それはツナさんです。

ツナさん、さすがハンバーガー屋店長、チラシまきに慣れていらっしゃいます。
「読んでみてください」と優しく声をかけ、とってくれた人に「ありがとうございます」と・・・
もうこれはノウハウですね。

哲野「信号待ちのときに、Kさん、ず~~っと離れて自転車を押してた人に
    近づいて行ってチラシを渡してたよね?あれ、よくわかったね。」
Kさん「だってず~~っとプラカード見てたじゃないですか?
    プラカード見ながら横切ってったんだもん。」
哲野「僕、全く気が付かなかった・・」

全体的に言えばまだまだ面になってなくて点。しかも散発の点。
これが密集した点になって面になっていけば・・・
「見果てぬ夢」ですかね?
メール報告にはありませんでしたが追加です。
尚、じゃけえさんの報告には次のように感想が上がっていました。

「今日も他の方達のスピーチに耳を傾けながら歩きました。
 ツナサキさんの語りかけ調のスピーチが面白かったです。
 「みなさんは、いじめっ子・いじめられっ子の経験はありますか?』から始まり
 不要な被爆をさせられている私たちはいじめられっ子ですよ?そして田舎に原発を押し付けている都会の人たちはいじめっ子ですよ?
 そのとおりだと思います。どんなに小さなコミュニティでもそこには世界の縮図があります。
 日本社会、国際社会でいじめの構図が無くならなければ学校でもいじめは無くなりません。
 大人がやることを子供は真似するのです。善悪の区別もわからないままに真似してしまうのです。
 公平な目を向け続けなければ、それはきっと無くならないでしょう。
 それが出来るのは一般の市民一人一人なのではないでしょうか。」

なお、来週3月11日(月曜日)18時~19時
いつも通り平和公園の元安橋東詰出発で
本通り・金座街を往復します。
第39回広島2人デモ 3.11特別記念版になります。

福島第一原発事故2周年当日をみんなで考えたいと思います。

以上ご報告いたします。