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第74回広島2人デモ 11月15日報告

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<2013年11月21日追記訂正>
第74回チラシ4ページ目に間違いがありました。
福島民友新聞→福島民報新聞
訂正してお詫びいたします。

みなさま

第74回広島2人デモの報告を致します。
参加者は5人、哲野、網野、Kさん、じゃけえさん、そして久々のツナさん。
集合場所に行くとツナさんがすでに待っていました。

哲野「この忙しい時によく来れましたね。」
ツナ「今日はほとんどサボリです。」
哲野「・・・・。溜まってるんでしょうねえ・・・」

ツナさんのように調べてわかったことをみんなに知って欲しい。
コトの事態に気が付かない人が多くて気が狂いそうになる、
なんとかしたい、でも生活の糧のために働く時間が多く声も出せない、
少しでも何かしたいのに動けない。
日本全国の潜在化した「ツナさん」は多いかもしれません。

しばらくするとじゃけえさんも来て5人。

警察の方も来ていつものように指令書の確認を済ませチラシをお渡ししますが
今日は網野の失態で懐中電灯を忘れてきてしまいました。
なのでトピックの小泉さんの記者会見の話題を解説。

しばらくして音楽が鳴ったので出発。

▼第74回チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20131115_A4.pdf

スピーチの各人全文はいつものように末尾に載せますので割愛しますが
是非ざらっとお目通しください。
今回は反応のみご報告します。

スピーチの順番はトップバッターツナさん→哲野→じゃけえさん→Kさん、
→ツナさん2回目→哲野2回目→じゃけえさん2回目→ラスト網野の順でした。

40枚用意したチラシはデモが終わるまでに全てなくなりました。
(復路の本通り交差点くらいで全部・・・)

反応は良かったです。
商店街のお店にもチラシを持っていくと
最近は「ご苦労さま」と声をかけられるところが多くなってきたようです。
チラシを取りに来る人も毎回数人います。

なお、今回もそうですが、ビジネスマンが結構取るというのはみんなの感想です。

ツナ「ビジネスマンの集団なのに一人だけ取っていった。
   以前ならあり得ない。
   周りを気にして取らなかった。」
じゃけえ「それは最近多いですよ。ビジネスマンでチラシを取る人」
哲野「ツナさんしばらく来ないうちに反応が変わってきた。
    チラシの内容にもよるんだろうけど」
Kさん「今日は大学生らしき集団の一人が手を伸ばしたので渡した。
    見てたら他の子が『何でそんなの取るのよ~』と。
    取った子は『見たいから。』と言ってた。」

ツナさんのツイートでの感想
「広島ってね、原爆落とされたでしょ?
 だから必然的に考える人比較的に多いわけよ。
 支配階層的にはそれは困るわけ。
 だから広島は集中的に放射能安全神話の啓発活動が学者レベルで行われるの。」

その通りです。
広島はずっと手当されてきました。
広島が動けば核を巡る世界が変わる。
ICRPの放射線防護委員会のリスクモデル・勧告は
ほとんど広島長崎原爆被爆者のLSSデータで成り立っています。
このことが知られいかに科学的に脆弱であるか
広島から声をあげられては困るのです。

以上ご報告いたします。

▼以下各人全文スピーチ▼

◆ツナさん

こんばんは広島2人デモです。
毎週恒例金曜日、この時間に歩いております。
2人デモですが現在5人で歩いております。
原発再稼働に反対してこうして歩きながら新聞やテレビでは出てこないお話を
みなさんにも知ってもらいたいと喋っています。

みなさん私たちが嘘をついていると思いますか?
実際私はネットの世界でデマ野郎とかって罵られているんですが
放射能で心筋梗塞リスクが増えますよとか
原発周辺は人が住むにはあまりにも失うものが多い環境ですとか
そんなことを言って世間を騒がせたいのか!と思われているようです。

断言します。違います。
私は事実を述べています。
そして世間もあなたももっと騒ぐべきです。
日常を崩したくないというあなたの思いはあなたの権利です。
あなたの権利は本当に大事なものです。
しかしその権利を行使するために、貴方は別の権利を失います。
生存権という権利があります。
あなたが生きていく権利です。
あなたが日常の土台、あなたが生きていることの事実
これを保証する権利です。

その時あなたは2つのことを天秤に掛けます。
1つは平穏に生きることです。
もう1つはおもしろおかしく、楽しく短い人生を生きることです。

さぁあなたはどちらを選びますか?

長くて楽しくない人生と短くて楽しい人生
という風にあなたは自分で選択肢を作ってしまうでしょう。

それがすでに間違いです。
あなたがその価値観でつくった選択肢は
あなたを大切にしてないですよね。
してないんですよ、冷静に考えてください。

あなたはもっとあなたを大切にできます。
楽しく生きて、そして出来るだけ長く生きてください。
原発をなくせばできます。
原発をなくせばいつか必ずくる大きなリスクがなくなります。

みなさん、フィリピンにとても大きな台風が来ました。
とても大変な被害です。
とても痛ましいです。
昨日は治安悪化が報道されていました。
ニュース映像を見ただけで本当に胸が痛みます。
それと同時にもしもあそこに原発があったらどうなっていたか
それを考えるとぞっとします。

たまたまそこには原発がありませんでした。
そして東日本大震災で津波が押し寄せた場所にはたまたま原発がありました。
そしてたまたま私たちが住んでいるところから100kmのところに
たまたまそこに愛媛県の伊方原発があります。
もしそれがたまたま事故を起こしたら
たまたまここにいる私たちは被災者になります。
たまたまです。すべてたまたまです。
私たちに責任はありません。
しかし、たまたまを諦めて放置するのは、たまたまではありません。
それは私たちがはっきりと選んだ行為です。

そして私たちは諦めることを選ぶように誘導されています。
どうかみなさん、チラシを取ってください。
チラシは字が多いです。読むのに苦痛かもしれません。
でも読んでください。
そしていかに、あなたが知らされていないかを知ってください。
そうでないと正しい選択は出来ません。

あなた自身を大切にする選択肢を作ってください。
原発がなくなれば、いつか来る大きなリスクを無くすことができます。
どうかこの町にもう二度と、放射能を降らさないようにしましょう。
チラシを取ってください、お願いします。

◆2回目

みなさん、原子力発電所、賛成ですか、反対ですか?容認しますか?
みなさんは原子力発電所を無視すれば
原子力発電所も無視してくれると思いますか?

ここから100キロのところに愛媛県の伊方原発というのがありますが
そこが事故を起こせば広島も避難が必要になる可能性があります。

それでこの前、県知事選があったんですが
それに立候補された湯崎さんと大西さんに質問しましたが
すっとんきょうな返答を湯崎さんにはされました。

みなさんはどうでしょうか?
少しは考えてほしいものです。
あの小泉さんでも何やら考えているようなのでみなさんにも考えてほしいです。

みなさんには生存権があります。
みなさんが生きている、当たり前のことのように思うかもしれませんが
決してそうではありません。
私たちは日々色んな脅威に晒されています。
その不当な脅威から私たちの命を守ろうやないかと
それは守られて当然だろうという権利です。

でも原発を容認することはそれを放棄することになります。
原発を容認することはあなたも、あなたの隣にいる人も
もしもの時には死んでも仕方ないですねと
そういうことになります。

なんで仕方がないと言えるんでしょうか。

原子力発電所に殺されてなんで仕方がないと言えるんでしょうか
もちろん放射能を身体の中に摂り込んだからといって
確実に死ぬのか、という話をする人がいますが
例えば放射能で死ぬ確率が10%だったとしましょう
100人のうち10人です。
統計を取る人はそれでもいいかもしれません。
その10人にとっては100%です。
誰が死ぬか、何人死ぬか、そういう話ではないんです。

それぞれ一人一人が生きているんです。
原発にそれを否定される覚えはありません。
そうではないですか?

ある日突然原発が爆発して、
もう二度とあなたの住んでた家には帰れませんって
おかしくないですか?
そんな発電方法はいらないでしょ。

発電が終わったものから誰も近寄れないほどの放射能が出ている
さあこれをどこに捨てようか
そんなことが問題になる
そんな発電方法はいらないでしょう

そこまでして発電してなんになりますか
それじゃないと発電できないわけじゃないでしょう
じゃなんで原発がなくならないのか
原発は本来いらないものですね
ところが原発にたくさんお金をかけてます。
何千億という僕らには想像つかないようなお金です。

その何千億で作った発電機が発電をしなくなったら
何千億の鉄くずです。
何千億の鉄くずになったらその鉄くずにお金をかけた人
その発電機の所有者
みんなお金が鉄くずに変わるわけです
その人たちが困るから、原発は発電機じゃないと困るんですね

だから規制基準だうんぬんだといろんな理由をつけて
原発を動かそうとするんです。
原発を動かすことで私たちが危険にさらされ
何かの拍子に被害者になり
生存権が奪われるんです

どうでしょうか
それでもみなさん、原発を賛成しますか反対しますか容認しますか
そろそろこの質問に一人一人が明確に答えなければ
まずいことになるような気がします。

◆哲野

毎度毎週お騒がせします。
金曜夕方6時から毎週やっております、広島2人デモと申します。
今は5人で歩いております。

デモと銘打ってますが、実際はデモではなくて
みなさんにこうやって必要だと思われる情報を流しながら歩いております。

11月12日元首相の小泉純一郎氏が日本記者クラブの招きで講演会を行いました。
主要なテーマは原発問題でした。
当日の小泉さんの説明によれば、小泉さんは3.11から原発反対論者、
原発即時ゼロ論者になったそうです。

小泉純一郎と言えば最近では最も長く首相を務めた
そして新自由主義経済を日本に本格的に導入した首相
新自由主義経済と言えば、イギリスのサッチャー政権や
アメリカのレーガン政権が積極的に取り入れた政策で
結局はイギリスもアメリカも大きな格差社会を作りました。
その意味で小泉さんが新自由主義経済を採りいれたのは
今我々が現在生きている格差社会をつくった張本人だと言えます。
そして小泉さんは現職首相時代、原発推進派でした。
それが3.11を機会になぜ原発ゼロ論者になっていったのか
それはみんな知りたいところで
なんと当日、記者会見には全国から350人のジャーナリスト
新聞記者が集まったそうです。

小泉さんはフィンランドにあるオンカロ処理場という
高レベル核廃棄物最終処分場の話を長くしました。
そして、最終処分が決まっていないようなこういう核のゴミを大量に出す
原発は即やめるべきだと言っていましたが
聞いていて私は、これは付けたりの、取ってつけた理由だな
本当の理由は他にあるなというように思いました。

インターネットにアクセスできる方は
小泉純一郎、日本記者クラブ 記者会見と打つと
動画が上がっていますので見れます。
非常に面白い話です。
小泉さんは自分を原発即時ゼロ論者という風に位置づけています。
3月11日、福島原発事故発生直後から原発推進派の小泉さんは
一夜にして原発ゼロ論者になったそうです。
ご本人の説明によれば。

今お配りしているチラシにも若干紹介しておりますが
動画が上がっています。記者とのやりとりを含めて80分くらいです。
結構面白いのでご覧になってみてください。

要点をかいつまんでいうと、小泉さんは原発はゼロでなくてはいけない
その理由は、核の処分場が決まってないからだ
技術的には決着してるが、どうしても処分場が決まらない
こういうものを大量に核のゴミを出してはならない
これがどうも小泉さんの理由のようですが
この理由はにわかには信じがたい
というのは核の処分場が決まらないのは昨日今日起った話ではありません。
30年も前から最終処分場探しをやって、2000年には国と、これは経産省ですが
電力会社が共同で原子力発電環境整備機構なるものを立ち上げて
鉦や太鼓で最終処分場を探しています。

2007年でしたか、高知県の東洋町がうちはどうだと手を挙げかけましたが
これは町長のフライングのようで
住民と町議会から厳重な抗議を受けて町長は立候補を諦めてます。
これから先も最終処分場が見つかるそんなアテは全くありません。
ですから小泉さんが理由とする最終処分場は、実は長い長い問題で
このことを理由にするのはちょっと納得行きません。

本当の理由の一つは、これは講演の中で小泉さんが言っています。
日本の国民は大多数が原発ゼロなんだ、原発に反対しているんだ
この国民の世論を無視するわけにいかない、こんな話をしていました。

そして、国会議員にしても野党議員は全員ゼロだ
原発ゼロに反対してるのは自民党だけだ、その自民党議員も
本音を探ってみれば原発ゼロ賛成が半分はいるだろう
じゃなんで原発ゼロを言い出さないのか
それは安倍首相が原発推進論者だからだ
安倍さんが原発ゼロを言い出せば、雪崩を打ってみんなそれについてくる
だから安倍さんが原発ゼロを言い出すべきだ
これが国民の総意なんであって
絶大な権力を持ってる総理でもこの国民の総意には逆らえない
こういう風に小泉さんは講演会の中で話をしておりました。

小泉さんは名だたるポピュリスト政治家です。
つまり大衆の本音を読むのが非常にうまい。
その大衆の本音を読む、その読みの鋭さで政権を5年半も持たせたようなもんです。
ですからその小泉さんが国民の大半が原発ゼロだと読んでいる
この読みは非常に鋭い、さすがに鋭いものがあります。
日本国民のその総意に逆らって、原発推進を進めれば
やがては自民党政権も崩壊する
そういう風な危機感があるのかもしれません。
小泉さんはこのことを講演のなかで理由としてあげておりました。

できたらユーチューブで動画を見てください。

小泉さんは政治的背景は、日本の巨大金融資本を代表する政治家です。
巨大金融資本の有利になる政策を一貫してとってきました。
郵政民営化もその一環です。
現在も政治基盤は巨大金融資本の利益を代表する、この立場に恐らく変化はないでしょう。
その小泉さんが本音で原発ゼロを言い出した。
このことは非常に興味深い、考える価値のあるものだと思います。
お配りしているチラシにも小泉さんの要点をまとめてあります。
見てください。
そしてご自分の頭で色々考えてみてください。

◆2回目

福島原発事故から2年8か月経ちます。
福島原発事故から約1年経って原子力規制委員会が誕生しました。
原子力規制行政は福島事故前と福島原発事故後、
ポスト・フクシマという言い方をしますが
全く変わりました。

このことをご存知ない、あまり理解されていない方がいると思います。

福島原発事故前、日本の原子力行政は原発は苛酷事故を起こさない、
これを前提にして規制行政が行われていました。
その当時安全基準は文字通りの安全基準で
その通り守っていれば苛酷事故は起らないはずでした。

事故が起こってから日本の原子力規制行政は
根本から考え方を改めました。

福島原発事故を受けて原発は苛酷事故を起こす可能性がある
そしてこの事故を完全にゼロにするわけにはいかない
いわゆるゼロリスク論です。
こう考え方を変えました。
原発安全神話ではなくて原発は苛酷事故を起こす可能性がある
実はこの考え方はスリーマイル島以降、
チェルノブイリ事故の後の世界標準的な考え方で、
日本は福島原発事故を起こすまで
昔ながらの原発安全神話にしがみついていたというにすぎません。

日本の原子力規制行政は原発は苛酷事故を起こすものであるから
もし苛酷事故が起こりそうなときには出来るだけ影響を小さくしよう
放射能の影響を小さくしよう
これを安全目標と呼んでいます。
安全目標に対応した性能標準を決める
その性能標準が規制基準というわけです。

ですからこれを元々安全基準と呼んでいたほうがおかしいわけで
福島原発事故前の安全基準と現在の規制基準とは
単に言葉が違うだけではなく
その元々の出発点から考え方が全然違うものなのです。

福島原発事故並みの苛酷事故は起こしたくない
しかし事故は起きる
ならば起きる事故を最小化しようではないか影響を小さくしようではないか
これが現在の規制基準の考え方であり
それを考え方に出来ています。

ですから原発は苛酷事故を起こす可能性がある

規制委員会の考え方は一見もっともらしいと思います。
いままで原発は苛酷事故を起こさないと言ってきたのは一種の欺瞞でした
現在の規制委員会はその欺瞞を取り払って
原発は苛酷事故を起こす、その事故を最小化しよう
それが現在の規制委員会の考え方です。

しかし私はその考え方そのものがおかしいと思います。
原発は事故を起こしてはならない
事故を起こしたら次になにが生ずるか
100人の避難だったらいいが、1万人の避難はいけない
10テラベクレルの放射能放出はいいが1京ベクレルの放射能放出はダメだ
これが現在の規制委員会の考え方です。

100人死ぬのはかまわないが
1万人死ぬのはダメだ
大きな犠牲の前には小さな犠牲はやむを得ない
これが現在の原子力規制委員会の規制基準構築の基本的考え方です。

広島から一番近い原発、ここから100キロのところにある伊方原発で仮に事故が起こったとしましょう。
影響が伊方町やすぐ隣の八幡浜市に及ぶのはしょうがないが
広島まで及んでもらっては困る、これが原子力規制委員会の考え方です。

私はそうではないと思います。
地元の伊方が避難しなければならないようであれば
原発はやはり動かすべきではない
10テラベクレルの放射能放出の可能性があるならば
原発は動かすべきではありません。

1テラベクレルの1万倍の1京ベクレルはダメだが
10テラベクレルの放射能放出はいい
こういう比較は全く成り立ちません。

それは原子力規制委員会においては科学的な確率論だとして容認していますが
私たち現実に暮らしている人間からすれば
1テラベクレルどころか、これ以上の放射能の追加がごめんこうむる
それがどうしても必要な原発であるならば
原発そのものに止めをさすべきだ

もしこのスピーチを聞いているひとがいらっしゃいましたら
どちらの考え方が本当に我々の生存権を守る考え方なのか
じっくり考えていただきたいと思います。

◆じゃけえさん

毎度お騒がせしております。
毎週金曜日恒例の広島2人デモです。
ご通行中のみなさま、商店街のみなさま、毎度お騒がせしております。
原発に反対したい一心で個人が集まり
みなさんに知っていただきたいことをスピーチしながら歩いております。
少しでも耳を傾けていただけると幸いです。

毎週チラシを作成し、お配りしております。
原発問題について考える際、是非参考にしてみてください。

日本の原発は事故を起こさないことを前提に稼働してきましたが
福島原発で苛酷事故は起ってしまいました。
事故が起こってからの日本の原発は苛酷事故が起こることが
十分あり得るということが前提でなぜか再稼働されます。
事故が起こらない安全な原発です、と言って稼働してきた原発が
事故を起こせば
原発は事故が起こるものです、と言って再稼働されます

今日本の原発は全て止まっていますが再稼働の申請が次々と出されています。
原発が動いていなくても電気は足りているのに
再稼働の申請が次々と出されています。
いま停まっている原発で再稼働最有力候補となっているのは
広島から一番近い愛媛の四国電力伊方原子力発電所です。
伊方原子力発電所が再稼働最有力候補となっています。

日本の原発は事故を起こすことが十分ある得るということが
前提で再稼働されるのですから
伊方原発が再稼働されても事故を起こす可能性は
十分あることが前提で再稼働されます。

伊方原子力発電所の再稼働を容認するということは
広島から一番近い原発で事故が起こっても構わないと
容認することとかわりません。
私たちの住む広島から一番近い原発で事故が起こっても構わない
事故が起こったら広島で築きあげてきたものすべてをすてて
避難しても構わないと言っているのと変わりません。
黙っていれば伊方原発再稼働を容認することになります。

広島市議会に伊方原発再稼働反対の決議を求める請願を
1703名の署名とともに提出しました。
署名は追加で提出することが可能です。
伊方原子力発電所再稼働にご賛同いただけるのでしたら
署名のご協力を宜しくお願いいたします。
結・広島で検索してみてください。

忘れてはいけないことがあります。
福島第一原発の事故で被災した方たちは今も苦しんでいます。
すべての原発が止まったとしても
私たちは次世代に多大な負債を残したままこの世を去らなければなりません。
少しでも次世代が希望を持てる未来を遺せるように

黙っていては原発を容認していることと変わりません。
原発に安全審査はありません。
規制基準に適合しても事故を起こさないという保証は一切ありません。
原発が再稼働されれば事故を起こす可能性が十分にあり得ます。

伊方原発再稼働に反対するのでしたら声を挙げてください。
黙っていたら容認することになります。
勝手に黙っていたら原発再稼働容認と取られてしまうからです。

◆2回目

みなさんに忘れないでいてほしい事があります。
原発事故によって住む家を失い、まだ仮設住宅で暮らしている人が居ます。
原発事故はまだ終息してもおらず
放射能は放出されつづけています。
厳しい規制もなく、放射能は日本全国に拡散されています。

日本の原発は事故を起こさないことを前提に稼働してきましたが
福島原発で苛酷事故は起ってしまいました。
それからの日本は原発は苛酷事故を起こすことが
十分あり得るということが前提で再稼働されます。

今の日本は原発再稼働が政策で進められています。
事故が起こる可能性が十分あるのに
電気は充分足りているのに
なぜか原発は再稼働されようとしています

日本の原発は今全て止まっています。
原発再稼働最有力候補となっているのが
広島から一番近い愛媛の伊方原子力発電所です

伊方原子力発電所で福島並みの事故が起これば
広島には人が住めなくなってしまいます。
私たちは広島には住めなくなってしまいます。
伊方原発再稼働を容認するということは
伊方原発で事故が起こっても構わない
被曝してもかまわない
広島で築き上げてきたものすべてを捨てて
避難してもかまわないと言っているのと変わりません
黙っていては原発再稼働してもいいよと言っているのと変わりません
声を挙げなければ、原発再稼働してもいいよと言ってるととられても仕方ないのです。

日本はいま原発再稼働推進の政権が握っているからです。
声を挙げなければ原発は止まりません。

これからも広島に住みつづける気持ちがあるのでしたら
伊方原発再稼働反対の声を挙げてください

私からは以上です、ありがとうございました。

◆Kさん

いつもお騒がせしております。
金曜2人デモです。
原発の再稼働に反対して歩いております。

みなさんに考えてほしいことがあります。
今福島で起きていることです。
震災以降、福島原発からは最近はニュースで汚染水のことが話題になっていますが
毎日空気中、そして海に放射能で汚染されたものが毎日出ています。

まるでたいしたことではないように
民家の軒先に吊るされていた干し柿から放射能が検出されました。
福島沖で捕まえた魚から放射能が検出されました。
ニュースではごく簡単に数値を言って終わりです。

でもよく考えてみてください。
本当に食べても問題なくて安全であるとしたら
わざわざこんなことをニュースにするはずがありません。
そしてそれをごく普通のように流すことが
どれだけおかしいことか考えてみてください。

自分達の食べ物の中に、目に見えないにおいもしない味もしない
そういう毒が少しずつ入っていて
そしてそれを自分が知らない間に子どもや家族
友達が食べている状態、そういう事を想像してみてください。

今福島で起きていることはそういうことです。

そしてそれは福島や関東だけではなく
流通することで同じように私たちも口にしているかもしれないんです。
知らない間に少しずつ汚染され病気になったときに因果関係はない
問題はありません、そう言われて家族や親戚が
病気になっても誰も助けてくれない状態になるのが今の状態です。
これからそうなるかもしれないんです。

どうか今福島で起きていることを考えてください。
それが自分たちの生活にどのように影響を及ぼすのか
想像してみてください。

宜しくお願いします。

◆網野

みなさまお騒がせしております。
広島2人デモです。

今回のチラシは小泉さんの記者会見
1号炉にカメラが入った話を載せています

福島で強制被曝政策がはじまりました。
20mSv以下であれば帰還させようということで
政策が進んでいます。

大変な強制被曝政策です。

しかもこれは空間線量率ではなくて個人の線量を元にするそうです
個人の線量は空間線量率に比べて低く値が出るそうですので

(ここで街宣とぶつかり一時中断)

福島現地では20mSv以下で帰還させようという強制被曝政策が進められています。
この強制被曝政策の科学的根拠として使われているのが
ICRPといって国際放射線防護委員会のリスクモデルや勧告が使用されています。

しかしこのICRP国際放射線防護委員会の出すリスクモデル・勧告の
科学的根拠はなんなのかというと
突き詰めていくと、実は広島・長崎の原爆被爆者の寿命調査
Life Span Studyと言いますけども
通称、LSSと言います。
このデータに付きあたっていきます。
比治山にある放影研が第14報まで出しています。

ではこのLSSでいったい何を調べているのかというと
広島・長崎の原爆被爆者
原爆は1945年8月6日に使用されました。
しかしこの調査は1950年1月1日時点で生存していた人を対象にしています。
つまり1949年12月31日までに死んだ人は含まれていません。

この4年ちょっとの間に重篤な人は当然亡くなられていますけれども
当然目の前にいる人だとか私とか知る限り
白血病で死んだ人も当然います。
ですがこれらのデータは全く含まれていません。

しかもこれらが対象にしているのはガンマ線と中性子線
しかも1回の外部被曝のみの影響を調べたものです。

今私たちが原発事故で被っているこの放射線というのは
アルファ線、ベータ線、これがほとんど主です。
ガンマ線を出すものもありますが
私たちの健康影響に非常に深刻な影響をもたらすのは
アルファ線とベータ線、
セシウム137や134、ストロンチウム90などです。
これらのベータ線、アルファ線を調べたものは入っていません。

当然被爆者は線量計を持っていたわけではありません。
どうやって被爆者の線量を調べたのかと言うと
アメリカの原子力委員会がネバダ砂漠でコバルト60を約400mのタワーを作って
そこで核分裂をさせて、それぞれの地点に木造家屋を立てて
どれだけの影響があるのかを測ったものが元となっています。
家屋の外だとこれくらい、家屋の中だとこれくらい
しかも何度も言いますが、ガンマ線と中性子線のみの影響を調べています。
それを線量体系としてまとめ、それを元にして
被爆者のLSSが行われています。

つまり被爆者のアルファ線やベータ線などによる
内部被曝の影響というのはここには全く含まれていません。
しかも1950年1月時点で生存していた人を調べたいびつな研究なんですけど
これを基にして今福島での帰還政策が
私たち広島長崎でのデータを元にして進められています。

しかも外部被曝1回のみの影響で中性子線とガンマ線のみです。

つまり今国が行っている帰還に向けた放射線防護体制というのは
全く科学的根拠がないといったらいいんでしょうか
科学的なものを使っていない
私たちの命や健康を守ろうという立場からのものを使っていない
誰が考えても全く的外れなことを言っているなというものを用いて
福島現地の帰還や我々日本国民の放射線防護政策が進められています

お騒がせしました、ありがとうございました。