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第13回 広島2人デモ 9月14日 報告

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◆画像説明
1.第13回チラシ表
2.第13回チラシ裏

3.プラカード表1
4.プラカード表2
5.プラカード裏1・2

第13回配布チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20120914.pdf

みなさま

いつくかのメール・メーリングにお知らせいたします。

毎度毎週お騒がせしてすみません。
ちょっと遅くなりましたが、先日14日の広島2人デモのご報告をいたします。

参加者は哲野、網野、原田さん、大歳さん
そして東京から丁度、勉強がてら遊びに広島来られていた
東京在住の大学生2名、NさんとKさん。
計6人でした。

お二人は新幹線の時間もあって、本通りまでお付き合いくださいました。

集合場所に行って準備していると
プラカードをじっと見ている旅行者の女子高校生?2名。それがNさんKさんでした。
哲野が「チラシを受け取ってもらえますか?」と声をかけると受け取ってもらえました。
NさんKさん「大学生なんです」
哲野「僕の歳になると中学生も高校生も大学生も区別がつかなくてすみません」
Nさん「いえいえ。中学生に間違われなくて良かったです」

聞けば東京の首都圏抗議行動にも参加されたことがあるとか。
チラシの内容を哲野が説明しておりました。

▽今回のチラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20120914.pdf

そこへ原田さん、つづいて大歳さんが来てくれました。

立ち話をしているところへ
いつもの警察の警備の方が。
指令書の確認を済ませ今日のチラシを渡します。
毎度のことながら「今日はどういう主旨で?」と聞かれ
哲野がチラシを使って説明します。

私「だいぶ陽がおちて涼しくなったんですが・・・」
警察「今日は蒸し暑いですね」
私「そうですね、湿気がすごいですね」
警察「台風の影響らしいですよ。900ヘクトパスカルの凄い大きいのが近づいてるそうです」
私「ええっそうなんですか?」
警察「さっき携帯の方に小雨が降ると言う情報があってね。
    心配したけど降りそうでなくてよかったです。
    気象の予測を受信するようにしてるんですよ」

警察の人もこうやって少人数のデモするのでも
手を抜かず色々調べて準備したりと
大変なんだなと会話を聞くたびに思います。

哲野が警備課の人に
哲野「私もこうやってお付き合いしていると警察の人に対する認識を改めました
    いままでは権力の犬、と思っていましたけれども、市民を守るという任務もしっかり勤めておられる。
    皮肉でなしに認識を改めました」
警察「やっぱり我々が一番恐れるのは、事故、トラブルです。
    認識を改めてもらったとのことで、正直嬉しいです。」

で「花車」の音楽がなって出発です。

※今回のプラカードは上記画像をご覧ください。

哲野には「今回えらいプラカードがにぎやかになったな」と言われました。
裏も表も情報満載です。
というかもっとプラカードにして出したい情報があるけど無理です。

街はちょうど会社帰りの人も多く、ごった返していました。

「みなさま、お騒がせします。毎週金曜日6時からの恒例の広島2人デモです・・・」
と哲野が前振りを何回かしたあと
早速チラシの内容で今回のトピック、証券市場の反応をスピーチで説明して歩きます。

今回、多くの反応がありました。
チラシを取りに来る人が多かったのです。
特に、働いているであろう(会社帰りであろう)20歳代~30歳代の若い男性が「チラシもらえますか」と取りに来ました。

プラカードを見る人も多かったです。
プラカードを見ている人にチラシを差し向けると、大概とってくれました。

50枚用意したチラシは、5枚程度残してすべてなくなりました。
その残った5枚も大歳さんが「店に置いてもらう」といって持って帰りました。

今回は、誰もチラシを渡しにいかなかったのです。
通りすがりの人に差しだして、取ってもらうやり方をとりました。
ですが、中には、声をかけて、取りに来る人もいたのです。

大歳「3人くらい取りにきましたよ」
原田「私も大歳さんのところへ取りに来る人を3人くらい見ましたよ」
哲野「僕のところも取りにきた。差し向けたら貰ってくれるし」

警察の方も「今日は反応がいままでと違いましたね。チラシを取りに来る人が結構いましたね」と言うほどでした。

それから哲野によると一緒に並んだ中学生に
「勉強!」と言ってチラシを渡すと殊勝に「はい」と言って受け取ったそうです。
勉強!と言われると一種の条件反射なんでしょうか?
・・・それは良いのか悪いのか・・・

あとで哲野と議論したのですが
プラカードを見て、スピーチをきいて
「何を言ってるんだろう。ちょっとチラシを貰ってみよう」と
思った人が多かったのだと思います。
興味を持ってもらえないと、チラシすら受け取らないのは当たり前ですが
「興味を持ってもらえた」ということだと思います。

興味を持ってもらえた要因はなにか。

前回との違いはプラカードです。
スピーチにも限界があります。
ずっと同じことを言っているわけではありません。
いろんな事実や訴えかけをしています。

なのでプラカードをみて、興味を持ってチラシを受け取りにきてくれたのだと思います。

考えてみれば当たり前なのですが
興味を持つようなプラカード作りというのも大事なのですね。
そのためにはリサーチも大事ですが・・・

歩いて100数十メートルのところで本通りの電停です。
NさんとKさんとはそこでお別れしました。

哲野が本通りのアンデルセンを過ぎてしばらくのところで
大歳さんにマイクを渡します。
大歳さんは今回もスピーチ原稿を用意してくださいました。

▽大歳さんのスピーチはこちらです。
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/data/20120914_13_ootoshi.html

大歳さんはお若いのに本当によく勉強していらっしゃる。
勉強した内容を自分の言葉で言う
それもきちんと、文章にして書いてくる。
人前で喋るときには、準備に最低その3倍の時間を使うものです。
ビジネスマンとしても社会人としてもマナーを身に着け「勉強されているなぁ」と感心します。
プレゼンテーションを経験されているんでしょうね。
会社で訓練されていると感じます。

そういえば私どもも毎週この1時間のデモのために
1日半かけてチラシを作成し、プラカードを作成し
告知し、報告をかき・・・・1回1時間のデモに2人ががりで丸3日は使ってます。

大歳さんがスピーチが終わったあと
「歩きながらしゃべっているので、ああいう内容はなかなか繋がりをもって伝わらないとは思います」
とおっしゃるので哲野が
「そんなことはない。こうやって歩いていて過ぎ行く人に語るだけの効果を考えるのであれば
それはそうだろうが、きちんと報告としてwebサイトに上げれば、不特定多数の人に見てもらえる。
そこで誰が何を考え、何をしゃべったか。これは記録になるし積み上げになる。
大事なことは、記録を取りつづけ、蓄積する努力をすること。
これは後になって大事な情報にもなるし、この時代にこういう人がここまで考えていたというのは
次のひとのためにもなる。だから、全文、載せます」
と言っていましたし、そうします。

カレン・シルクウッド事件というのがあります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%A6%E3%83%83%E3%83%89

核兵器産業の一部品を作っていた工場で起こった内部被曝を告発しようと
資料等をまとめた若い女性が交通事故と思われる状態で死んでいるのが発見されたが、
持っているはずの書類が消えた、という事件です。
交通事故死と今でもされています。

この事件を知る人は日本ではあまり多くありませんが
交通事故と考える人はほとんどいません。
「殺された」と考える人が圧倒的に多い。
調査した内容がアメリカの市民団体のwebサイトに報告されています。
きちんと日時・実名を記載し文責をとったものです。

我々もアメリカの市民団体の地道な努力に
学ぼうと思います。

次に原田さんにマイクがわたりました。

原田さんは特に放射性トリチウムの事をよく調べていらっしゃいます。
チラシにない内容、
カナダの市民グループが報告した、
放射性トリチウムと周辺の町の新生児死亡率の相関関係について
研究が上がっていることをスピーチして歩いてくれました。
また、関電が、電力不足のためでもなく、国民生活を守るためでもなく
債務超過を恐れての原発稼働だったことをスピーチしてくれました。

最後の最後まで、本当にプラカードをみて
チラシを受け取る人がいてくれて
少しづつですが働く人々が声を聴いてくれはじめている、という気がいたします。

警察の方に「今日で13回ですか。20回、50回には記念に大きく何かやりますか!」と冗談を言われるので
「とんでもない!いやですよ。早くやめたいです。早く大飯が止まってくれんと困る」と哲野と網野も口をそろえて笑いながら真面目に返してしまいま した。

また来週も懲りずに歩いて参ります。

以上ご報告いたします。

網野沙羅