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第9回伊方原発再稼働反対デモ 12月15日

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◆画像説明
1.第9回伊方デモチラシ表
2.第9回伊方デモチラシ裏
3.プラカード1・2
4.プラカード3
5.プラカード4

伊方原発再稼働反対デモ
12月15日(土)15時~16時
平和公園元安橋東詰出発
主催:伊方原発の再稼働を許さない市民ネットワーク・広島

応援アップします。

▼チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20121215.pdf

総選挙前日です。
選挙前としては最後のデモです。頑張ります。

====以下報告
みなさま

12月15日、広島で行われた第9回伊方原発再稼働反対デモに
参加しましたので私からも報告を致します。

主催の原田様からは次のように報告が上がっています。
============
昨日(12月15日)の 元安橋東詰めー本通りー金座街往復コース 第9回 伊方原発再稼働反対デモの報告です。

午後3時15分~4時、雨模様の中、今日は、いつもの3人かと思いきや、
3人の女性が参加してくださって、6人でのデモとなりました。
雨がかなり降っていたので、アーケードに入ったところからの出発・ゴールとしました。

私たちの前に、他の市民団体のデモもあったらしく、また、いろいろな政党の総選挙前日の「最後のお願い」が本通りで行われており、なん とも奇妙なエネルギーに満ちた空間が現出していました。

今回のチラシは、「広島2人デモ」のサイトに掲載していただいています。
12月15日の項をご覧ください。
 ↓
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/

今回は次のようなことを訴えました。
「広島から一番近い原発は、四国電力の伊方原発です。広島市から100キロです。」
「伊方原発は世界最大級の活断層 中央構造線の上に建てられています。」
「危険な伊方原発は今すぐ廃炉にしなければなりません。」
「しかし、もし原発推進政党が政権を握ったら、必ず伊方原発を再稼働させようとするでしょう。」
「私たちは、私たちの力で、放射能から環境を守り、命を守る政治を実現させなければなりません。」
「明日の総選挙は、私たちの意思を表す絶好の機会です。」
「原発戦犯政党に政権を握らせてはいけません。」

スピーカーがハウリングしないよう、選挙妨害にならないよう、気を使いながらのデモでした。

今回のチラシには、14日の「広島2人デモ」のチラシに掲載されていた「私たちが当面する政治課題・最低限必要な措置」を転載していた だきました。
まさに、今、早急に取り組まなければならない最低限必要な措置です。
チラシ上段左ページ(2つ折りにすると4ページ目に当たります)をぜひご覧ください。

選挙を通じて、そして選挙後も、これらを実現させていくよう私たちは諸政党・政治家に力をかけつづけていかなければいけません。
また、これからは、政策を作っていく力を市民がつけていく必要があると感じます。

==========
以下私からの詳細報告です。

途中で合流した原田さんと哲野と3人で現地に向かいました。

網野「おかしい。前日の予報では雨のち晴れだったのに!」
哲野「網野・・・あれは天気予報じゃない、お天気占いだぞ?」
網野「いや違う。きっと日頃の行いの悪い人が出ているせいだ!」
哲野・原田「なるほど!」

元安橋東詰めでは私が残ることになり、哲野と主催の原田さんはアーケードに行ってもらいました。

警察との打ち合わせでは、15時に他のデモが平和公園あたりで終わるらしく
そのあと、こちらにきてくださる予定になっていました。
が、すでに警察の方が来ていました。
網野「あれ?前のデモはもう終わったんですか?」
警察「ええ、終わりました。あともう一人(担当の警察)来ますから待ちましょう。
    あと、今日雨ですけど、どうします?
    昨日みたいにアーケードから出発されますか?」
網野「はい、そうしたいと思います。
    もう主催の原田さんにはあちらにいっていただいているので、
    もう一人の方がいらっしゃいましたら、あちらに行っていただけますか?
    私は15時まで念のためここで待とうと思います」

ということで15時まで待って、誰も来ないことを確認しアーケードに向かいます。
なにやら自民党の車が止まり、同じアーケードの端に自民党の一団が
せっせとのぼり旗とか出されています。
どうも同じ時間から自民党が本通りで練り歩き選挙活動をするようです。

警察「どうします?先に行きますか?」
原田「いえ、先に行かせましょう。」

ということで15分ほど出発をずらしました。

目の前で岸田候補が準備をしています。
原田さんの知人がちょうど通りかかって「どうして自民党のところにいるの!?」
原田さんは伊方デモがこれからで、
重なってしまったので待っているんだと説明し、
証拠品のプラカードを見せてチラシを渡したそうです。

警察「選挙活動は、申請しなくていいですし、いきなり始まりますから、読めませんよね」
と慰めてくれました。
選挙前日に各党が本通りを練り歩くのは知ってましたが
まさかスタート地点が重なるとは不運です。

自民党の団体が出発してだいぶ離れてからデモを開始しました。

今日のプラカードです。
2人デモの使い回しもあります。

※プラカードは上の画像をご覧ください。

原田「私たちは伊方原発の再稼働の危険性を皆様に知っていただきたく歩いております。
    広島から一番近いのは中国電力の島根原子力発電所ではありません。
    四国の伊方原子力発電所です。
    広島から100キロの位置にあります。・・・」

やはり選挙活動と重なるのか、素知らぬふりをする人が多いようですが
でもプラカードを見る人は結構いました。
やはり地元に関係する話となると関心があります。
振り返りながら見る人、通り過ぎながら見る人、じっと見る人もいました。

街は休日で雨もあって人が多いなんてもんじゃなく
本通り中がごったがえしていました。
その上に選挙活動、イベントの100Wスピーカーの騒音、それに負けじと声を張り上げる呼び込みさん、
いやはや、まぁ・・・・原田さんは奇妙なエネルギーと言っていましたが
「異様なエネルギー」でした。

原田さんによると、若い女性(高校生くらい)が会話しているのが聞こえたそうです。
女性1「あ、あれ、いつものやつだ。
     (もう一人の女性に)広島に一番近い原発はどこでしょう?」
女性2「島根じゃないんでしょ?」
女性1「そう、四国の伊方原発!100キロしか離れてないってやつ」
クイズ番組のノリですね。少しづつですが、認知されてきているようです。

しばらくするとMさんが参加してくれました。
M 「あれ?これだけ?」
原田「いつもこんなもんよ。宣伝広報デモだから。」

本通り電停に近づくと、未来の党が交差点の角で選挙活動をしていました。
スピーチを消して、横断歩道を渡りきったところでKさん親子と合流。合計6人です。

しばらくしてスピーチを再開しようとしましたが
ところが先に前に行かせた自民党が、支援者と握手しながらゆっくり歩いているので
だんだん近づいてきてすぐに声が出せなくなりました。

そこへちょうど維新の列がすれ違います。
自民と維新から「頑張りましょう!」という声が飛び交い
お互いにエールを交換しているところを見ました。

そして通り過ぎる維新の列の横を
プラカードを掲げて過ぎました。

しばらく歩きましたが、自民の隊列がゆっくりで離れそうにありません。
追い抜こうとしたら今度は歩くスピード上がったりして同じなのでいつまでも声が出せません。

このままだといつまでたってもスピーチが出来ない。
原田さんと私と、警察とで目が合いました。
原田「追い抜きます!」

だっと駆け出す原田さんを追いかけるデモ参加者と警察。
しかも自民を追い抜いたあと、声がある程度かぶらない位置までいかないといけません。
デモは基本小走り禁止ですけど、もうこれはやむをえません。充分に配慮したあげくのことです。
こちらだって政治意思を示す権利があります。
このままずっと潰されてはかないません。
政党さんにも妨害にならないためという私たちの意図も伝わり、警備の警察の人も一緒に走りました。

充分離れたところでスピーチ再開。

金座街に入ります。
ところが金座街の先に、こんどは「みんなの党」が選挙活動しています。
妨害にならないところでスピーチをやめ
選挙カーの前を折り返しました。
無言でプラカードだけ高く掲げて歩いていたところ、しばらくして
Kさん「プラカードだけのデモもありですよね。」
哲野「?」
Kさん「いや、結構プラカード見てもらってましてね。
    私もう3人チラシを受け取ってもらえましたよ。」
哲野「なるほど・・・・プラカードで訴えるか・・・なるほど・・・」
と関心していました。

離れたところでまたスピーチ再開

本通りに入ってドトールのあたりで自民党がスピーチをしていたらしく停まってました。

ちょうど終わったところらしく、動き出す自民党の列。
「みなさんのために頑張ります」とスピーカーから聞こえてくるなか
岸田文雄本人と応援隊の列の横を、
しっかりプラカードを高く掲げ無言で歩きました。
自民党の隊列から「なんだ?」という声が聞こえました。
気まずい空気が漂う横を10センチくらいの幅ですれ違いました。

彼らに見えていたのは実はこの2つ。
プラカード1とプラカード3

16日の中国新聞の使われた写真には、通りかかるところが使われたらしく、
名前を消した候補者の列の向こうにプラカードが。ピンがあってないのですが映っていました。

しばらくしてまたスピーチ再開。
「福島事故の戦犯政党に政権を握らせてはいけません!」

と最後までスピーチしました。

雨なのでアーケードの端で終了しました。
警察にお礼を言って解散したあと
しばらく立ち話に。
やはり昨日の2人デモでも感じたことですが
中学生・高校生の「原発・放射能」に対する問題に関心が高いことが確認できました。
彼らは何が本当なのか、新聞で言われていること、世間で言われているようなことを
そのまま受け止めてはいないようです。
自分たちなりに、見定めようとしている感じがします。

「反原発」というよりも、むしろ「反被曝」に高い関心を持っているような気がします。

チラシは雨に濡れたぐちゃぐちゃになった5~6部が残りました。

以上ご報告いたします。