プロフィール

コンテンツ

記事一覧

第58回広島2人デモ 7月19日告知

ファイル 175-1.jpgファイル 175-2.jpgファイル 175-3.jpgファイル 175-4.jpg

▽チラシA4版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130719_A4.pdf

▽A3版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130719.pdf

みなさま

毎度お騒がせします。
第58回広島2人デモの告知をさせていただきます。
7月19日(金)18時~広島平和公園元安橋東詰

本日チラシが出来ました。
ご覧ください。
▽A4
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130719_A4.pdf
▽A3
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130719.pdf

本日のトピックは

「原発に対する態度」と参議院選挙の政治選択で鋭い「ねじれ現象」を見せる日 本の国民
空間線量率と年間被曝線量
福島県で使われている避難基準と実効線量
ICRP の新機軸、“3 つの被曝状況” による被曝上限値
年間 1mSv でも実は被曝過剰
安倍首相、憲法 9 条改変を明言
自⺠党石破幹事⻑、国防軍創設、軍法会議設置構想を明言

です。参院選前の最後の金曜です。
しっかり声を挙げたいと思います。

安倍首相 憲法違反

▽安倍首相の9条改憲発言(産経ニュース)
http://news.livedoor.com/topics/detail/7860452/
「安倍晋三首相(自民党総裁)が15日、ついに“封印”を解いた。 「われわれは9条を改正し、その(自衛隊)存在と役割を明記していく。こ れがむしろ正しい姿だろう」 首相は参院選の遊説先で長崎国際テレビ番組のインタビュー(12日収録、15日放送)に応じ、憲法9条改正の必 要性を明言した。 」
(全文記事も別途にあります。)

▽憲法99条(日本語ウェキペディア)
http://bit.ly/14YvokD
「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、
 この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」

首相は国民の生活と安全と命の尊厳を守る最高責任者であるし
憲法を一番遵守せねばならない立場です。
自民党議員が発議のために言うならまだしも、安倍首相が改憲を言う事自体、憲法違反です。

なお石破幹事長が自民党憲法改正草案内容説明の折に国防軍創設に触れました。

▽2013.4.21「週刊BS-TBS報道部」自民党石破幹事長憲法9条改正を語る
動画ユーチューブ
http://www.youtube.com/watch?v=RGOuH9g4GXA&sns=tw

▽新聞記事(東京新聞2013年7月16日)を画像であげてくれているサイトはこちら
http://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-13770
<以下石破コメント部分抜粋>
「『これは国家の独立を守るためだ。出動せよ』と言われたときに、いや行くと死ぬかも知れないし、行きたくないという人がいないという保証は どこにもない。だから国防軍になったらそれに従えと。それに従わなければその国にある最高刑がある国なら死刑。無期懲役なら無期懲役。懲役 300年なら懲役300年。そんな目に遭うぐらいなら出動命令に従おうっていう。人を信じないのか、と言われるけれど、やっぱり人間性の本質 から目を背けちゃいけない」

徴兵制を導入し、命令に従わないものに最高刑である死刑を科すことも触れています。

96条をどう改憲しようとしているのかよくご覧ください。
マスコミは触れていない部分が重要です。

自民党憲法草案もリンクしておきます。
皆さんよく目を通してください。

▽自民党憲法改正草案
http://bit.ly/174ar81
現在国民投票の過半数を得なければなりませんが、自民改正案は「有効投票の過半数」になります

▽現行の憲法96条(日本語ウェキペディア)
http://bit.ly/1bIpojF
この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認に は、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行われる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。

せんきょCAMPおのみち

ファイル 173-1.jpgファイル 173-2.jpg

広島の尾道市のれいこう堂信恵さんから
お知らせがありました。

▼せんきょCAMPおのみち
http://senkyocamp-onomichi.blogspot.jp/

暑い日が続いてます。まだまだ続きます。
気持ちに気合いを入れ込んで暑さに慣れていくしかないです。

梅、や、はっさく、レモンなどのからも良質の栄養を吸収しましょう。
はっさく酵素ジュースや無農薬レモンを在庫して販売中です。
先月から無農薬]有機の野菜も店で販売始めました。

7/21は参議院選挙投票日!選挙にいこう!!投票しよう!!

尾道の投票率を80%なるように

『投票したら、ちいと、ええこ とあるんよ』

せんきょcamp 尾道を宜しくお願いします。

自分たちの、自分の権利を使う、またとない機会です。
チャンスです。

サービスが受けられるお店もどんどん増えてます。
投票率UPのために!!

「政治を自分たちの生活の当たり前の話題にしていこう」
という目的です。
ですから選挙の後から知り会いも、そうでない人も
語り合う場を作ろう、ということのようです。

大事な事です。

ドイツでは近所でも家族の中でも小学生交えて政治を議論し合うのは当たり前です。
彼らはとても苦い経験をしました。
生活難からナチスドイツを生み出してしまい
気が付いて反対しても弾圧にあい
その全責任をドイツ国民が負ったのです。
いまでも責任追及と補償は続いています。

先人が犯した罪の償いを、犯してもいない新しい世代が負わされ
「なぜ私たちが!?」と声も大きいのです。
「ドイツは悪い事をした。でも私が罪を犯したわけじゃない。」
(私が実際聞いた言葉です)
でも彼女は言いました。
「私個人が罪を犯したわけじゃないけど、ドイツ国民として生まれた以上、ドイツの犯した罪の償いをしなければならない。」
日本で言えば、戦後生まれの私たちには、戦争責任はないかもしれない。しかし戦後責任はやっぱり生じているのです。

だから二度とこういうことにならないよう
二度と侵略戦争をしないよう、
二度と個人の上に国家がのさばらないよう、

私たちのお金が無駄な事に使われないよう
私たちの社会保障にきちんと回るよう
国民は政治家の一言一句、動きに目を光らせているのです。

政治に嫌悪感を持たされている
日本のほうが異常なのです。

政治は私たちのものです。
臆することなく語り合いましょう。

朝日新聞に見る「世論調査」という名の「世論操作」

ファイル 172-1.jpg

今回話題は新聞の世論調査

哲野が「網野、悪いけどちょっと来てくれ」と言うので行ったら
新聞を突き出して「ちょっと、これ読んで俺とやりとりしてみんか?」

見ると朝日新聞の世論調査。(7月15日大阪本社版、朝刊4面)
質問とその回答が書いてある。

哲野「どうもこれ胡散臭いんだよな」

まず調査方法。
7月13日・14日の土日、朝日RDD方式と称する方式で実施した電話による世論調査。

世帯用と判明した番号は1989件
有効回答は1087件
回答率56%

網野「世帯用と判明した番号てどういうことだろ?」
哲野「間違いなく抽出した電話番号のうち、法人とか商店の電話番号ではない、
   個人の家庭用の番号だと判明した、という意味だろうね。」
網野「2000件足らず電話して、半分でしょ?回答は。
   これって世論調査と言えるの?」
哲野「僕もよく勉強したわけじゃないけど、統計学とか疫学とかでいえば
   サンプル数があまりに少なく信頼性に欠ける、というレベルだろうね、これは」
網野「これ、携帯電話にはしてないんでしょ?」
哲野「当然そうだよね」
網野「だから土日に家にいてかかってきた世帯用電話に出て答える人ってどんな層だろうか…」
哲野「まぁ難しいけど、はっきり言えることはCATVとかBSとかはあまり見てない、
   新聞はそれぞれのローカル紙か、洗剤と引き換えの読売か、
   ま、よくて朝日、毎日だろうね。
   当然インターネットなんかやってる人は少ないだろうね。」
網野「それに高齢者のイメージだけど、どう?」
哲野「若い層はいないだろうね。土日に遊びに出るだろうからね。」

で、早速模擬調査を実施してみました。

網野が質問者
哲野が回答者

網野「安倍内閣を支持しますか。しませんか?」
哲野「そりゃないだろ、いきなり。電話なんだから。」
網野「そりゃそうね。やり直し。
   もしもし、お休み中のところ大変失礼いたします。
   こちらは朝日新聞の世論調査を実施しております。
   宜しければ質問にお答え願えますでしょうか?」
哲野「そう、そうだろうよ、きっと。
   中にはうるさく身元を聞くやつもいるかもしれない。」
網野「じゃ質問をはじめます。
   安倍内閣を支持しますか、支持しませんか?」
哲野「しません。」
網野「それはどうしてですか?
   次の中から選んでください。
    1.首相が安倍さん
    2.自民党中心の内閣だから
    3.政策の面
    4.なんとなく  」
哲野「ちょっと待ってよ、その政策の面ってどういうこと?」
網野「私は単なるオペレーターなのでよくわかりません。」
哲野「これ、この質問おかしくない?
   たとえばぼくなんか、安倍内閣支持しない理由は明確で
   一部大企業だけのための政策を打ってるから支持しないんだけど
   そんなのどこにはいるんだろうか?」
網野「それは政策の面じゃないかな」
哲野「そういうことになるかね?」
網野「次いくよ、今どの政党を支持していますか?」
哲野「そんなの答えられないよ!だってそれ投票の秘密を侵すことになるよ?!
   憲法違反の質問じゃん!!
   君と僕は相当親しいけど、それでも僕は君に投票前にどこに投票するかとは聞かないし
   君だって聞かれたら答えないだろ?」
網野「うん、私の親にすら、意見は言うけど聞かないし、言わないよ。親もそうだし。」
哲野「そりゃ選挙が終わった後でね、どこに入れたと聞くことはあるけどさぁ、
   今その質問はないだろう?」
網野「まともな人なら答えないね。この質問に答える人は、政治意識の低い人だということは言えるわね」
哲野「間違いないね」
網野「ちょっと待ってよ、これで質問に答えなかったら、有効回答にならないといことかな?」
哲野「そうだろうねきっと。お答えできません、と言った時点で、質問終了だろうね。
   で、有効回答とみなさないだろうね。ま、続けてみよう」
網野「仮に今、参院選の投票をするとしたら、比例区ではどの政党、またはどの政党の候補者に投票したいと思いますか?
   次に挙げる政党の中から1つだけ選んでください。…ってこれおかしくない?」
哲野「おかしいもおかしくないも、ないよ。おかしいよ。
   そんなの答えられるわけないじゃない、見ず知らずの人に。
   これに抵抗感なく答える人はどういうタイプの人か。
   まず間違いなく政治意識や権利意識の低い人だろうね。」
網野「でも新聞の世論調査に協力するという意識で答える人もいるんじゃないだろうか」
哲野「もしいたとしても結論は変わらない。
   だいたい、様々な質問をしてその回答を分析して支持政党を割り出すというのが
   世論調査の常道で、いきなり支持政党はどこか、はないだろう。
   これじゃまるっきり消費者調査と一緒じゃないか。
   あなたはオートマ車が好きですか、ミッション車が好きですかという。
   選挙は消費活動とは違うんだから。
   で、どんな質問なの次は」
網野「自民、民主、維新、公明、みんな、共産、生活、社民、緑の風、新党大地、その他政党が選択肢」
哲野「投票したいところがないというのは、どうなるの?」
網野「答えない・わからないに分類されるでしょうね。」
哲野「次の質問は?」
網野「その政党に投票したいという気持ちは強いですか?強い、弱いの二者択一問題です」
哲野「僕は絶対投票するけど、こういうプロセスでは投票しない。
   頭の中で投票したくない政党の順番に並べて行って
   一番投票したくない政党から離れた政党を選ぶ。
   というと、この世論調査には絶対ひっかかってこないよね。
   この質問をつくった人はこれ、政治のプロじゃないね
   たぶん広告代理店的発想で作ってるよ」
網野「じゃ次いきます~。今度の参院選にどの程度関心がありますか?」
哲野「つよ~~~い関心がある。」
網野「ありがとうございます、次、参院選挙の結果
   自民党が公明党を含めなくても、単独で過半数を占めたほうが
   良いと思いますか?占めないほうがよいと思いますか?」
哲野「占めないほうがいいに決まってるじゃん。」
網野「ありがとうございます、次にいきます。
   自民党に対抗できる政党としてその政党に期待しますか?」
哲野「ちょっと待ってよ、自民党に対抗しようがしまいが、きちっとした政策出してくれるといいのよ、僕は。
   その質問は僕には全く答えられない質問なんだけどなぁ、問題の立てかたが全然違うから。
   こういうの、どうなるの?」
網野「たぶん、答えない・わからないに分類だろうね。はい、次に行きます。
   日本の政治に今求めらえているのは、次のうちどちらだと思いますか?二者択一です
   1・政治の仕組みを大きく変えること
   2・今より政治を安定させること」
哲野「ちょっと待ってよ!!なんでこれが政治に求められてることになるの?
   仕組みなんかどうだってよくて、要するに僕たち貧乏人が楽になる政策かどうかが問題なんじゃない?
   政治を安定させるっていうのはどういうこと?」
網野「この質問おかしいよね。どちらも本質問題じゃない。」
哲野「だんだんわかってきた。この質問の目的は、政治意識に関する調査じゃない。
   政局だよ。政局に関する調査なんだ。だから党派争いを中心にどこが権力をとるか、が関心の的なんだ。」
網野「次!安倍首相の経済政策を評価しますか、しませんか?」
哲野「しませ~~ん!」
網野「ありがとうございました。次、安倍首相の経済政策が賃金や雇用に結び付くと思いますか?そうは思いませんか?」
哲野「おもいませ~~~~~ん!
   アベノミクスはね、要するに大企業、一部金融資本が儲かる仕組みなの。
   今まではね、中間層にもおこぼれがあった。
   でも大企業も余裕がなくなってるからおこぼれなし。
   やらずぶったくり。」
網野「次。憲法は第96条で憲法を変えるためには衆参それぞれ3分の2以上の議員が賛成して
   提案し、国民投票で過半数が賛成することを必要としています。
   この第96条を変えて、衆参それぞれ過半数の議員の賛成で提案できるように
   条件を緩めることに賛成ですか?反対ですか?」
哲野「はんた~~~い!」
網野「ありがとうございます。次。
   今、停止している原子力発電所の運転を再開することに賛成ですか。反対ですか。」
哲野「ちょ、ちょ、ちょっとまって。
   この質問は要するに、原発の再稼働のことを言っているの?」
網野「うーんよくわかんないけど、そう読める。」
哲野「もう一回質問を読んで。」
網野「今、停止している原子力発電所の運転を再開することに賛成ですか。反対ですか。」
哲野「あ、わかった。今停止している、という前振りが僕を混乱させたんだ。
   要するに、停止しようが停止してまいが、原発を動かすことに賛成か、反対か、ということだよね。」
網野「あ、そっかそうだね。大飯は動いてるからね。」
哲野「なんか奥歯にものの挟まった聴き方だけど。」
網野「最初から原発は再稼働のスタンスで聞いてるよね、これ。」
哲野「停止してるのが、なんか悪いみたいじゃない。どちらにしても原発再稼働、はんた~~~~い!!」
網野「ありがとうございます、次の質問です。
   今度の参院選からインターネットによる選挙運動ができるようになりました。
   投票先を決めるとき、インターネットの情報をどの程度参考にすると思いますか?」
哲野「正確な情報はインターネットしかとれないので、100%参考にする。」
網野「それはなぜですか?」
哲野「今答えたじゃない。」
網野「いやそうじゃなくて、参考にしない、と答えた人に対する質問項目があるのよ」
哲野「なんなのよ」
網野「・ネットをあまり使わないから、
   ・ネット上にあまり役にたつ情報がないから
   ・選挙にあまり関心がないから
   の3つの選択肢があるんだけど」
哲野「この選択肢はネットを参考にしないという人のための選択肢?」
網野「うん。」
哲野「ネットを参考にする、と言う人のための選択肢はないの?」
網野「ない。」
哲野「なぜ?」
網野「朝日に聞いてよ。」
哲野「釈然としないなぁ、でもわかったことがある。要するにネットを参考にしないというよりも
   ネットを使っていない人に対して聞いた質問だね、これは。
   だってそうでしょう?使ってなきゃ参考にも何にもできないんだもん。」
網野「以上で質問は終わりです、ご協力ありがとうございました。」
哲野「今のやりとりで何分くらいかかった?」
網野「丁寧なやりとりしてなかったから、それを考えると10分なんだけど、
   哲野と私のやりとりだからスムーズだったので
   たぶん1件あたり、20分はかかるよ、これ。」
哲野「いやこれが面白いのよ。
   この世論調査の結果が一面に掲載されてるんだけど。
   まず支持政党比例区投票先で自民党がダントツ1位で43%。
   どう思う?この結果。」
網野「いやちょっと、私は厳しいと思うよ。」
哲野「それよりなにより、12年12月の衆議院選挙では自民党の全国区得票率は27.62%だった。
   それより1.5倍近い得票率を獲得するとこの世論調査は言っている。
   それじゃ前回世論調査の結果はどうだったかというと
   この記事では全く検証していない。
   実際には朝日の世論調査は自民党支持率を48%程度だと言ってた。
   この一事を見てみても、この調査は自民党を過大評価した調査だとわかる。」
網野「どうしてそうなっちゃうのかしら。」
哲野「まず有効回答が1000ちょっとしかない。
   その1000ちょっとしかない、サンプルを9000万近い有権者全体に拡大しているところが
   調査として科学性客観性に欠けるというところだろうね。
   次に仮にサンプルが1000ちょっとだとしてもそれが日本の有権者の全体を代表しているサンプルならば
   まだ信頼性があるけど、そうなってない。」
網野「どういうこと?」
哲野「調査の方法に問題がある。
   土日の昼間、に固定電話をかけてサンプルをとると
   高齢者世帯、非ソーシャルネットワーク世帯にアクセスする確率が高くなる。
   3つ目はやはり質問内容にある。
   支持政党はどこかと聞かれてなんの疑問もなしに答える層は
   民主主義社会の権利意識や投票行動の重大さの認識には欠けている層が多くなる。
   言い換えれば政治意識の低い層に偏ったサンプリングにならざるを得ない。
   だからこの世論調査で出てくる結果と実際の結果が大きく違っていることになる。」
網野「でも前回衆院選ではほぼ世論調査通りの議席獲得数になったんじゃないの。」
哲野「その通り、でも投票率が全然違ってる。
   前々回に民主党が大勝した衆議院選挙のときと比べて10%近く投票率が落ちている。
   これは自民党に入れたくない人が投票にいかなかったことを意味している。
   だから結果として世論調査と獲得議席数が一致した、というに過ぎない。
   前々回並みの投票率だったら衆議院選挙の結果だってどうなったかわからない」
網野「なぜ投票率が落ちたんだろうか」
哲野「君はどう思う?」
網野「マスコミがしつこく、結構前から自民圧勝のデカデカとした字を新聞に載せテレビで流して
   もう選挙の意味がないという雰囲気づくりがあって
   自民党に入れたくないのひとが投票にいかなかった。」
哲野「自民支持の人はどうしたと思う?」
網野「投票に行ったと思うよ。」
哲野「そう、僕もそう思う。勝ち馬に乗るのはみんな好きだからね。
   逆に自民を勝たせたくないと思った人は、他の政党に入れたか、行かなかった」
網野「他の政党?」
哲野「うん。この衆議院選挙の時に、維新の会が全国区で20%近い得票率を得ている。
   だから反自民の人は維新に入れたか、実際には投票にいかなかったひとも多いと思う。
   それが投票率全体の低下になって現れていると思う。」
網野「これじゃ世論調査ってのは世論操作だよね。それに対抗するには?」
哲野「投票に行くってことだよね。
   こないだ朝日新聞に絵本作家のおじいちゃんがでていて
   その人に、今は支持する政党がない、だからわしは行かん、棄権も立派な選択肢であると言わせていた。」
網野「ひっど~~~~い!朝日、そこまでバカなの?意味わかんないの?なんでそんなの堂々掲載するの?
   報道としてのプライドもないのかね」
哲野「いや、一部の知識人やインテリ層に対しては説得力のあるいい方ではあるんだよ。
   つまり、民主主義社会においては投票行動は有権者の義務である、という一種偽善のにおいのする言い方があって
   世の中に対して斜に構えている人たちには喜ばれるいい方ではある。
   しかし今回の参議院選挙では全く当てはまらない」
網野「そういう人たちがいるんですね。」
哲野「うん、いる。それがね、やっかいなことに文化人とか知識人とかインテリだとか言われる人に多いのよ。」
網野「投票に行く。棄権をすると自公連立政権・安倍内閣に白紙委任状を渡すことになるからね。」
哲野「まさしくその通りでございます。」

第23回伊方原発再稼働を止めよう!7月13日

ファイル 170-1.jpgファイル 170-2.jpgファイル 170-3.jpgファイル 170-4.jpg

▼A3版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130713_ikata.pdf
▼A4版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130713_ikata_A4.pdf

▼以下原田さんの報告▼
みなさま
(Bccで失礼します。重複お許しください。転送・転載歓迎)

7月13日(土)第23回目の広島 元安橋東詰めー本通りー金座街往復コース 伊方原発再稼働反対ウォークの報告です。
15:00にスタート。5人で歩きました。

今回のチラシのタイトルは、「四電・伊方原発、再稼働ほぼ決定 もし伊方原発で苛酷事故が起きたら広島はどうなるの?」。

チラシはこちらです。ぜひご覧ください!
 ↓
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130713_ikata_A4.pdf

◆山下伊方町長、町議会で原発依存の町づくり見直しをと発言―伊方も広島もない、私たちは運命共同体
◆広島での予測被曝線量は7日間で4mSv(実効線量)
◆伊方原発の地元愛媛県では何が起こるか
◆新基準施行、殺到する電力各社 本命は広島から最も近い伊方原発3号機
◆危険な伊方原発3号機

7月8日、原子力規制委員会の原発新「規制基準」が施行されました。
同日、電力4社が伊方原発はじめ5原発10原子炉の新基準適合審査申請を行い、12日には九電が玄海原発3・4の申請を行いました。
この中で、「本命」は、広島から一番近い伊方原発です。
原子力規制委員会は、3ヶ月程度で伊方原発の「基準適合審査」を終えると予想されます。
年内(秋ごろかもしれません)の再稼働はほぼ確実と覚悟しておく必要があります。

原子力規制委員会の「規制基準」は、決して「安全基準」ではありません。(マスコミの報道に惑わされないでください)
原子力規制委員会の規制は「原発過酷事故は起こる」ことを前提としています。

原子力規制委員会は、原発過酷事故が起こった場合のシミュレーションも行っています。
それによれば、伊方原発で福島第1原発事故程度の事故が起こった場合、伊方原発から100kmの広島市の被曝線量(実効線量)は、1週間で4mSvになります。
1時間あたりの空中線量率に直すと約40μSv/h、防護服を着ていても長くはとどまれないような放射線量の中に広島市民はそのまま投げ出されることになります。

昨年夏、四国電力管内の電力使用のピークは、526万kWでした。
一方、四国電力は原発を動かさなくても、優に750万kWを超える供給能力を持っています。(自社設備と、電源開発や住友共同火力などからの買電で。)
原発を動かさなくても、電力不足は起こりようがありません。

電力会社の資産のうち、原発関連資産は非常に大きな部分を占めています。
もし原発の廃炉が決まってしまったら、これらの資産価値は「ゼロ」になってしまい、電力会社はたちまち債務超過に陥り、倒産を余儀なくされます。
これが、電力会社が原発再稼働を切実に求めるほんとうの理由でしょう。

さらに、電力会社が倒産してしまったら、電力会社に巨額の融資をし、株を保有して利益を得ている、旧財閥系大手金融機関は、その利益を失ってしまいます。
原発再稼働は、これらの金融機関の強い意向でしょう。
(「広島2人デモ」6/28のチラシが、良い資料になります)
 ↓
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130628.pdf

旧財閥系大手金融機関の利益を守るために、日本中の人たちの命と安全を犠牲にして、原発再稼働を行うのが、現政権です。

次は、今回参加くださったツナさんのスピーチです。ぜひお読みください。

  • ---------------------------

皆さん、突然ですが問題です。じゃんじゃん!
ここ広島で、今回の参院選に立候補しているのは何人でしょうか?

答えられたあなた、続きを聞いてください。
答えられなかったあなたは、続きを聞いて帰りに選挙の掲示板をチラッと見てください。

はい、選挙なんてつまらないですね。
イヤ本当にそう思います。
政治家の茶番に付き合ってられるかって思いますよ。

そんな中、それでも選挙に行こうかなと思う私です。なぜか?
私たちは今、原発という大きな荷物を抱えています。
それが面倒だから、原発を動かしてこれをただの荷物でなく使えるものとして使ってしまおうとしています。
そして、放射能という見えない得体のしれないものを、見えないものに負けるな!恐怖心は恥だ!と、根性で乗り切ろうとしています。

残念ながら無理なんです。

それはなぜか?

それは、放射能が確実に私たちの体に傷を負わせ、忘れた頃に私たちは苦しみ死んでいかなければならなくなるからです。
それを、今放射能で死んだ人はいないと言って、避難のストレスの方が問題だと朝のラジオで金八先生が仰ってましたが、来年、再来年、もっと先には、避難した人と避難しなかった人の健康状態には、明確な差が出てくるでしょう。
その頃は金八先生がそんなことを言ったのも忘れ去られているのでしょうがね。
精神論で根性を振り回すのがかっこいいと思っている方々には、放射能に負けるなという合言葉はとっても魅力的なのでしょう。
しかし、あなた自身も、そして、子どもたちも、苦しまなければならないんです。

子どもたちはこれから沢山の時間を生きます。
彼らはすばらしい未来を作るでしょう。

しかし、放射能は未来まで残ります。
私たちの寿命よりも遥かに長い放射能が沢山存在します。
今、子どもたちがそれを知れば、止めて欲しいと思うでしょう。
当然です。死の世界で生きるのを進んで望むことはありません。
しかし、彼らには今、原発を止める力も、放射能を閉じ込める力もありません。

どうか、子どもたちに、明るい未来を残してください。
希望を持たせてください。
結果はどうあれ、かつて、高度経済成長を成し遂げた日本の国民たちは、敗戦後の貧しい状態を未来に残してはいけないと思ったから、あれだけのことができたのではないでしょうか?
そこには、未来に託す希望があったのではないでしょうか?
未来を大事にする心があったのではないでしょうか?

私たちがどうするかで、未来が決まるのです。
どうか、どうか考えてください。
原発がなくても電気は足ります。
どうやってあの荷物を片付けるか?
どうやって原発がなくても経済を回していくか?
どうやって放射能から子どもたちを守るか?
どうやって放射能を閉じ込めるか?
どうか考えてください。
お願いします。原発を嫌いになりましょう。止めましょう。
放射能を拒否しましょう。
あなたが面倒くさがったツケを払う人のことも考えてください。
お願いします。

  • --------------------

哲野さんは、伊方町長の原発依存の町づくり見直し発言について、
原発事故への懸念と、伊方原発の動向に大きく左右される伊方町の経済・町づくりのあり方への強い嫌気の、正直な表明であろう、と話しました。
原発依存は、いわば「麻薬中毒」のようなもので、今、その禁断症状で苦しいかもしれないけれど、それを耐えて、依存体質から抜け出してほしい、とも。

街の人の反応はかなり良く、50枚用意したチラシは全部なくなりました。

ウォークが終わった後、少しおしゃべりして、また本通りと電車通りとの交差点あたりに移動して、ごく短い間でしたが、街宣を行いました。それを終える頃、ものすごい夕立がやってきました。
この街宣の内容については、いくつかのMLには、後ほどまた送らせていただきたいと思います。

次回は、7月27日(土)、同じ場所・時間帯で歩く予定です。

▼以下 7月16日AM2:03追加▼

7月13日(土)第23回伊方原発再稼働反対ウォーク後、本通りと電車通りの交差点に移動して、短い街頭アピールを行いました。

  • ------------------------
  • 〈ツナさんのスピーチ〉

    みなさん、突然すみません。

    ここから100キロのところに伊方原発というのがあって、それがまもなく再稼働しようとしてるんですが、一方で、アメリカ・カリフォルニア州にある原発は、廃炉=原発を片付けることが決まっています。

    そして、中国でウラン燃料の工場の建設が、反対運動によって中止が決まりました。

    市民の中止の声で、放射能の施設、止めることができます。

    みなさん、放射能は私たちにとって、何の得もありません。
    ぜひ意思表示してください。
    意思表示―これがすべてではありませんが、まもなく参議院選挙があります。
    選挙で投票してみてください。意思表示をしてください。
    もちろん、支持とか応援とかそんな前向きなことではありません。
    審判と批判です。
    政治に対してしっかり文句を言ってください。
    そして、原発を止めましょう。
    そのためには、投票という一つの意思表示もまた必要です。
    どうか、放射能を吐き出す施設を止めてください。お願いします。

    • ------------------------
    • 〈網野さんのスピーチ〉

      みなさん、私たちちょっとお願いがあって街宣しています。普通の市民です。
      政治団体でも選挙運動でもありません。

      さっき私たち、本通りと金座街をデモして歩きました。
      もうすぐ伊方原発が再稼働します。
      マスコミでは半年と言ってますけど、多分11月頃、年内に再稼働すると思われます。

      私たちが伝えたいのは、今、意思表示しないと、私たち、広島が大変になるということ。
      マスコミは「安全審査」だと言っていますけれども、これは「安全審査」ではないっていうこと。
      規制委員会は最初から「苛酷事故」を前提に再稼働するということ。
      これをお伝えしたくて、私たちは今ここにいます。

      もしよかったら、原発のこと、放射能のこと、よく考えてみてください。
      そして、苛酷事故前提で再稼働される。今、やめてくれという意思表示をしなければ、私たちはそれを認めたことになります。
      私たちが、「いや、こんなこと言ってないよ。」と言っても、もう遅いです。
      知らなかったほうが悪いということにされて、今どんどん事が進んでいます。

      だから、今、参議院選挙中ですけども、投票されるときはよく考えて投票してみてください。
      棄権は一番いけないです。どこの党に入れてもかまいませんが、棄権は一番いけないです。
      現政権に白紙委任状を渡すことになります。
      みなさんがどう判断されるのか、それはみなさんの自由です。
      ですが、棄権することだけはぜひともやめてほしいなと、お願いしたいと思います。

      広島が、もし苛酷事故が起これば、原子力規制委員会のシミュレーションによると、
      実効線量で4ミリシーベルト、空中線量率で40マイクロシーベルト。
      これは今、福島原発の敷地内にある免震重要棟のすぐ目の前で観測される危険な数字になります。
      広島が汚れます。
      当然、瀬戸内海も汚染されます。
      私たちはここにいることができなくなります。

      それを前提として再稼働を認めるかどうかというのが、次の選挙の、実は争点なんです。
      このことをわかって欲しくなくて、マスコミは言いません。
      で、実は誰も安全審査もしていなければ、安全も保証できないということを知られたくないために、「安全審査」という言葉をわざわざ使っています。

      みなさん、だまされないでください。
      原発は、苛酷事故前提で再稼働されます。
      マスコミは「安全審査」という言葉を使っていますが、規制委員会が行うのは「安全審査」ではありません。
      規制委員会自体が使っている言葉は、「規制基準適合審査」です。
      「安全審査」ではありませんし、規制委員会は安全だと一般の方々に思われては困るので、わざわざ名称を「規制基準」というふうに変更したのです。
      「安全基準」と思われないためにわざわざ「規制基準」という名称に変更したんです。
      で、それを私たちが「安全」だと思い込んではいけません。これは、だまされるのと一緒です。

      ぜひだまされないようにしましょう。そして、ぜひ選挙で意思表示をしてみてください。
      私たちが再稼働を認めるのかどうか、認めないのかどうか、みなさまのそれぞれのご判断だと思います。
      どうか、棄権はしないようにしてください。投票に行かないということはないようにしてください。ぜひ、みなさんの貴重な一票を。みなさんの意思表示の一票です。

      ひとりひとりには力があります。変える力があります。
      ぜひ、考えて投票に行ってください。
      よろしくお願いします。

      • ------------------

      雲行きの怪しい中、交差点付近で突然プラカードを掲げて、スピーカーを取り出して…。
      「何?」「選挙運動?」「違う?」と、多くの人の視線が集まってきました。
      短い街宣でしたが、注目度はとても高かったと思います。

      街宣後、激しい夕立になりました。

      片付けてアーケードに飛び込もうとしているとき、30代くらい(?)の男性が哲野さんをつかまえて何か言っていました。
      「選挙に行きます」と言ってくださったのだそうです。