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第53回広島2人デモ 6月14日告知

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みなさま

おはようございます。
毎回チラシ作成が朝方までかかるようになってしまいました。

第53回広島人デモの告知をさせていただきます。
今日18時から平和公園元安橋東詰出発です。
チラシができましたのでご覧ください。


http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130614_A4.pdf

①日仏共同声明、政府「原発推進」成⻑戦略に 無責任で危険なギャンブル
②サン・オノフレ原発廃炉、電力会社幹部には刑事責任の疑い-バーバラ・ボク サー上院議員
③「大飯原発評価会合」に見る原子力規制委員会の原発推進の本質-“ヒツジの皮 をかぶったオオカミ”
④福島県、原発に依存しない地域社会づくり、原発全機廃炉を要望 刑事責任の追及を
とありますが
急遽
⑤グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパンで臨界事故寸前

以上のような記事なっております
よろしければ読んでください。

第52回広島2人デモ 6月7日報告

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みなさま

毎度毎週お騒がせします。
第52回広島2人デモの報告を致します。

今日の参加者は5人
哲野、網野、じゃけえさん、原田さん、Kさんでした。

今日から3日間、とうかさんというお祭りでした。
http://www.toukasan.jp/
哲野と網野は浴衣です。
集合場所に行って待っていると
哲野は外国人旅行者と目があって
むこうがニコッと笑いかけたそうです。
こうなるとこちらとしても礼儀。
哲野も「どこから来たの?」と会話がはじまりました。(英語で)
男性「インドネシアから」
哲野「観光?」
男性「そう。広島大学に友達がいるんだ。」
哲野「僕も一人知ってるよ。○○さんというんだけど」
男性「僕の友達の名前じゃないな。ところで今日、なんかあるの?」
哲野「広島で今日から祭りがあるんだよ。
    僕たちは2人でこれからデモなんだ。」
男性「デモ?何のデモするの?」
哲野「原発反対のデモだよ。」
男性「2人で?」
哲野「そう、2人で」
(4~5人のインドネシアからの旅行者、大ウケ)
頑張ってね!と言われて別れました。

警察の方が登場。開口一番、
警察「今、むこうから歩いてきたんですが、多いですよ!!」
警備課の方々も祭りの警備で張り付いているそうです。
網野「とうかさんの警備って祭りの終わる時間までされるんですか?」
警察「いえ、深夜までですね。」
網野「!!!」
祭りのあと、酒が入ってトラブル起こしたり、器物損壊などする人がやはりでてくるようで
遙かに祭りの時間を超えて深夜まで警備されるそうです。

今日はさよなら原発さんのデモがあるくらいで
特に他の街宣などの情報はなかったようで前もっての注意もありませんでした。
警察の方が来るときも街宣などなかったようです。

ところが、波乱のデモに。

時間になりました。
今日は前もって大歳さん、ツナさんから来れないと連絡がありました。
哲野と網野の2人で出発です。

▼チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130607_A4.pdf

哲野のスピーチがはじまります。
哲野は福島県民健康管理調査で甲状腺がんだけでも
子どもたちに驚愕するほど影響がすでに現れていることをスピーチしました。

(いつものように全文は末尾にまとめてあります)

街の雰囲気は祭りモードです。
浴衣の人が多く歩いています。
人も多いです。

しばらく行くと、じゃけえさんが浴衣を着て登場しました。
マイクとプラカードを持っている哲野の前に50cmほど近づいても哲野は気が付きません。
じゃけえ「プラカード持ちましょう。」
と言われてはじめてじゃけえさんと気が付きます。
あとで哲野が網野に
哲野「わかんなかったよ!じゃけえさんてあんな楚々たる美人だっけ?
    浴衣着て化粧したらまるで別人だった」
網野「じゃけえさんはもともと美人ですよ?
    しかし浴衣着るとしっとり色っぽかったですね」
早速じゃけえさん、ツイぴくで中継開始。
http://twitcasting.tv/kahjapie/show

ところがすぐに本通りが異常事態になっていることに気が付きます。
幟が何本も立っている。
街宣している人がいるようです。
なにかもイベントもやってるようです。

街宣している政党は維新の会。
なお、20人ほどの隊列組んでやってきたのは民主党。

哲野がスピーチを中断して「民主党さーん、原発賛成ですか?反対ですか?」
と声を掛けますが無視されました。
後で事務所に帰ってみると、ちょうど郵便受けに政党宣伝チラシが入っていました。
見ると民主党さんは原発のげの字、被曝のひの字も一切ありませんでした。

本通り電停の向こう側では維新の会から出馬するであろうとおぼしき女性が浴衣を着てスピーチしています。
テレビ局も来ています。広島の民放テレビ局も維新持ち上げムードです。
そして電停向こうではサウンドパレード。
浴衣を来た女性6人が踊り練り歩きながらとうかさん会場付近まで行くようです。

電停を渡り、とうかさんのパレードのサウンドカーの数十メートル後ろを離れて歩くことに。
完全にとうかさんに私たちはうずもれていました。

いつもの商店街のオーナーが近寄ってきました。
オーナー「今日は浴衣なんですね?」
哲野「ええ、とうかさんなので、3人とも浴衣です。」
微笑まれながら、チラシを受け取ってくれました。ウケてました。

そして少し歩くと女性がチラシを取りに来ました。
哲野が「すみません。このジッパーを開けて取ってもらえませんか?」
たった3人なので3人とも手一杯のチンドン屋状態。
女性は笑いながらファイルからチラシをとっていきました。
そしてスピーチ再開

哲野「福島原発事故から2年以上たちました。
   6月5日に福島県民健康管理調査の検討委員会が開かれ、
   子どもたちの甲状腺検査平成23年度と平成24年度の結果が公表されました。
   17万2980人の子どものうち、明らかに甲状腺がん、その恐れありとされた子どもは28例ありました。
   その28例のうち、良性の腫瘍が1例なので27例が甲状腺がん、その恐れありとなりました。
   これは驚くべき数字です。

   広島県は原爆の影響もあって正確ながん登録が進んでいる県です。
   その広島県では2008年甲状腺がんの発症は10万人に一人弱(子どもで)
   通常甲状腺がんは100万人に一人といわれていますが
   世界的な核実験、核施設からの放射能の影響で、平均すると10万人に1人という風に影響が上がっているようです。
   甲状腺検査の結果は17万2980人中、27例ですから、
   6406人に1人ということになります。
   スクリーニング効果を入れたとしても、これは驚くべき数字です。」

しばらくしてマイクがじゃけえさんに渡ります。

じゃけえ「日本政府の原発事故への対応は誤っています。
     お金やメンツにとらわれず、住民の命を最優先にして対応するべきです。
     放射能汚染地から住民を避難させてください。
     汚染地から放射能が拡がらないよう厳重に管理してください。
     そこは人が住める土地ではないのです。
     もう復興は諦めてください。
     人の命に勝るものはありません。
     社会で起こっていることはみなさんと無関係ではありません。
     日本で、世界で起っていることはいつ自分の身に起こってもおかしくないからです。
     それに無関心でいることは同じ目に遭ってもいいと言っていることと同じことです。」

と訴えました。
またその後哲野にマイクが渡ります。

今度は哲野はインドのグリーンピース事務局長のコメントを取り上げ

哲野「言われてみて改めて気が付くんですが
    福島原発から出てくる放射能、海にどんどん流れ込む放射能は私たちだけの問題ではありません。
    事務局長が指摘するように、私たちは今、地球を汚している。
    しかも半永久的になくならない毒で地球を汚している。
    私たちがしなければならないことは一刻も早く放射能放出を止めることだ
    改めてこのことに気が付きます。
    誠に正しい指摘です。
    そして日本が今世界に対しなせる貢献は、福島原発事故の収束と放射能を止めることだ、
    これが今日本ができる世界に対する貢献だと指摘しています。
    そして原発輸出をする安倍政権、それを支持する経済界を批判しています。」

と紹介し、インドの原発賠償法では製造者の事故責任が盛り込まれていることを紹介し
日本にも早く製造者責任を問えるよう、法を作らないといけないと訴えました。
私たちの生活の中では、責任を取るのは当たり前のことですが
その当たり前のことが原発に限ってはできていないのです。

そういえば武器輸出にしても、原発にしても、アフリカの経済協力にしても
「三菱グループ(特に重工業)が喜びそうなことばっかりやってるよね」と後で話になりました。
(安倍さんは三菱重工業の国際トップセールスマンになっちゃったね)

哲野のスピーチ中、金座街に入るととうかさんのサウンドパレードは終わりました。
見ると屋台がならんでいます。最近は金魚すくいならぬ、「めだかすくい」もあるんですね。
屋台がならんで狭くなった通りをすり抜けるように歩きます。
金座街を折り返しましたが広島労連の人たちが「9条を守ろう!」と街宣してました。
そして本通りに戻ってくると、なんと電停で街宣していた維新が
こんどはパルコ前で街宣しています。
TV局の人間がこちらに気が付いてじろじろ見ながら何やら話をしていました。
しっかり橋下のポスターを前にどーんと置いてスピーチされてましたよ。
しかしアウェイ感漂っていました。完全に周りから浮いていました。
なんで広島のテレビ局はあそこまでサービスするんでしょうかね?
もっとやることいっぱいあるんじゃないですか?

しばらくして網野にマイクが渡ります。

網野「食べ物は充分気を付けないといけません。
    なるべく放射性物質がないものを食べてください
    というのも毎日毎日、セシウムを例に取ってみると1ベクレル2ベクレルという、本当にわずかなベクレル値のものを
    食べ続けることが、実は慢性被曝を起こして重篤な症状が出るということが
    チェルノブイリの原発事故の子どもたちの健康影響調査でわかっております。
    たった50ベクレル、身体全体で50ベクレルで健康影響が出ることがわかっています。
    日本政府が言うように、基準値以内ならいくら食べても安全なんてあんな大嘘は信じないでください。
    これは全く根拠がない上に、放射線防護基準の基になっているICRPのリスクモデルからも外れたことを言っています。
    全くデタラメなことを言っていますので、本当に食べて応援なんかしないでください。
    自分の命を大事にしてください。
    本来こういった事は政府がきちんをするべきことで私たちに責任転嫁されるものではありません。」

と訴えました。
それから原子力施設運転管理年報を見ると、ヨウ素131が全国の原発施設で
2012年になっても計測されていることを伝えました。
福島原発からはまだ放射能がでています。
ヨウ素も当然でています。
他の核種も出ているのは確実ですが公表されないのでわかりません。

網野「私もまさか三菱や日立、東芝さんがビジネスモラルにもとるようなことをしているとは思いませんでした。
    人の命にかかわることをやっても自分たちの利益があがればよいと、ここまでとはおもいませんでした。
    この通りの中に、三菱、日立、東芝の方がいらっしゃいましたら
    どうか内部から変えていってくださればと思います。
    私たちは決して社員の方全員が悪いとは思っていません。
    ビジネスモラルを守っていただきたいと思います。」

社員の方も、自分の子どもに健康被害も責任も借金も負わせるなんて
人の親として恥ずかしくないんでしょうか。今の自分のプライドが大事なんでしょうか。
本当に考えていただきたいです。

網野のスピーチ中に、原田さんとKさんが仕事を終えてかけつけました。
5人です。

原田さんにマイクが渡ります。
原田さんは国が国民の命と安全と健康に最高責任を持っていること、
またその責任を果たそうとしていないことに触れ

原田「このような政府、恥ずべき政府です。
    私たちはこのような政府をもっていること自体、恥ずかしく思わなければならないのではないでしょうか?
    いま世界に求められる世界貢献は福島原発事故の収束です。
    今も刻々と放射能が出ています。
    それは人の命と健康を蝕んでいきます。
    もし再び大きな地震、台風など事故が原発を襲ったら
    残っている大量の放射性物質が放出されます。
    福島原発のサイトの中には2年前の放射能放出の20倍以上の放射性物質が残っています。
    広い範囲で多くの人が放射線管理区域よりももっと強い放射線にさらされて暮らしています。
    このような状態をほっておいて国がそれ以外のどんな大事な仕事があると言うんでしょう?
    このような事態をほっておいて原発を売り歩く
    言葉を失うほどの恥ずかしい政府です。」

と、ぶんぶんに怒っていました。
最後にKさんにマイクが渡りましたが元安橋に帰ってきていてもう終了まぎわ。

Kさん「原発は日本だけじゃありません、世界中のどこの国にも必要なものではありません。
    人間の暮らしに放射能は必要ありません。
    どうかみなさん本当に自分たちの生活にとって本当にいいこと、一番必要なもの、必要なことを考えてみてください。
    宜しくお願いします。」

と訴えました。
ここでデモ終了。
警察にお礼を言ってお別れしました。デモは1時間を越えました。
警察の方はそのまま、とうかさんの警備へ行かれたようです。

そして恒例の立ち話に。
やはりみんなの感想は、お祭りなのによく見てもらえた、ということ
チラシも思ったより結構売れたこと。
Kさん「最後は5枚くらい、一気に売れたよ」
このお祭りにうるさいなぁ・・・という疎外感が全くなかったこと。
浴衣を着ていたのが良かったのかもしれません。

じゃけえさんの後日のツイートの感想を引用します。

「当日は広島のお祭り「とうかさん」の初日にバッティング。
フラワーフェスティバルの記憶に新しい、お祭りの中のデモのアウェイ感はありませんでした。
心配していたのですが取り越し苦労となりました。
なんでだろう・・・とデモ後に話したところ
お祭りに来ている人達と同じように参加者も浴衣を着ていたから
親しみやすさが出て、大らかムードで迎えられたのではないか。
という結論に至りました。
デモは全然浮いてませんでした。完全に溶け込んでました。
デモに好意的でいつもチラシを受け取ってくれる本通りのお店の方は
「今日は浴衣なんですね~!」と大ウケだったそうです。

通行者の雰囲気は良かった。しかし、デモの障害は多かった。
選挙が近づいて来たので政党の街宣がデモルート内の数カ所で繰り広げられていました。
選挙の街宣は『届け出不要』で警備してくださる警察の方も知らなかったとのこと。
(※しかし選挙期間中ではないので、本来なら届け出が必要なのでは?)
”広島2人デモ”に気付いているのかいないのか、完全にスルーでした。
そして本通りの横断歩道を渡ってアーケードに入ると祭りのパレードが行進中。
とうかさんは中央通りで催されていますが、歩行者天国では無くなった為
露店に挟まれた狭い歩道を歩くだけになってしまって”浴衣祭”のはずなのに
盆踊りも出来ない状態です。
お祭りらしさをこのパレードで取り戻そうとしているように感じました。
こんなパレードが本通で行われていたとは知りませんでした。
大きなスピーカーで音楽を鳴らしながら(見えないので)おそらく浴衣を着た人達が踊りながら
たまにその場に留まって踊ったりしながら進んでいるようです。
そのペースに合わせて距離を取りながらじりじりと進みました。

デモ後の立ち話ではしばらく浴衣やお祭りの話に華が咲きました。
主催の哲野さん、網野さんは涼しげな白地の浴衣を粋に着こなしてらっしゃいました。
私も浴衣を着ていき、良い反応を頂き浮かれておりました笑。
デモに注目してもらう為の”つかみ”として浴衣の効果を実感する回となりました。
通行者は「(デモだけど)浴衣着るんだぁ?!笑」と思ってたんではないかと。」

以上引用です。
じゃけえさんも言っていますが、街宣の維新も民主もこちらのデモは全く無視。
アウェイ感があったのは政党の街宣の方ではないでしょうか?
観察してても周りの「こんなお祭りの時に・・」という雰囲気が伝わってきました。

以上ご報告いたします。

====
◆哲野

毎度毎週お騒がせしております。
金曜恒例の広島2人デモです。
今日本で唯一稼働している大飯原発の再稼働に反対して歩いております。
数えてみると今日で52回目になります。

福島原発事故から2年以上たちました。
6月5日に福島県民健康管理調査の検討委員会が開かれ、
子どもたちの甲状腺検査平成23年度と平成24年度の結果が公表されました。
17万2980人の子どものうち、明らかに甲状腺がん、その恐れありとされた子どもは28例ありました。
その28例のうち、良性の腫瘍が1例なので27例が甲状腺がん、その恐れありとなりました。
これは驚くべき数字です。

広島県は原爆の影響もあって正確ながん登録が進んでいる県です。
その広島県では2008年甲状腺がんの発症は10万人に一人弱(子どもで)
通常甲状腺がんは100万人に一人といわれていますが
世界的な核実験、核施設からの放射能の影響で、平均すると10万人に1人という風に影響が上がっているようです。
甲状腺検査の結果は17万2980人中、27例ですから、
6406人に1人ということになります。
スクリーニング効果を入れたとしても、これは驚くべき数字です。

・・・民主党さーん原発賛成ですか?反対ですか?
・・・いやいやこりゃ大変だね。

お勤め帰りのところお騒がせします。
毎週金曜日決まった時間に歩いております広島2人デモです。

(街宣のためしばらく中断)
すごいねこりゃ・・・

毎度毎週お騒がせしております。
広島2人デモです。今日は3人で歩いております。
関西電力、大飯原発の再稼働、そして日本の全ての原発の再稼働に反対して歩いております。

(ここで商店街の方から話しかけられる)

・・・こんなバカな数字はありません。
しかもこの27例のうち12例が最も放射能による影響の出やすい乳頭癌でした。
甲状腺がんの中で最もポピュラーな症例です。
女性の方が通常多いのですが、福島の場合は女性7例、男性5例でした。

私たちが甲状腺検査結果に注目するのは甲状腺がんの数字ではありません。
チェルノブイリを例にしてみると、甲状腺異常が放射線影響による健康損傷を計る一種のバロメーターだからです。
甲状腺がんの初期の発生状況を見てみると10年、20年、30年とどれだけ拡がって行くか
ある程度予測がつくからです。
甲状腺がんの数字は少ない、ですがこれから私たちにどれほどの影響を与えるのか
これはある意味、福島県民健康管理調査に大きなヒントが隠れています。

我々の予測を上回り
私たちの健康を静かに音もなく蝕んでいるのかもしれません。

◆2回目

毎度毎週お騒がせしております。
関西電力、大飯原発の再稼働、そして日本の全ての原発の再稼働に反対して歩いております。
広島2人デモです。
今現在3人で歩いております。

みなさんのお祭りモードをぶち壊すようで大変申し訳ありません。
しかし極めて大事な話なので、こうやってスピーチしながら歩いております。

プラカードを読み上げます。
(プラカード読み上げ)

なぜなら日本の総理大臣は私たちの健康と安全を守る仕事の最高責任者だからです。
インドのグリーンピース事務局長のアイチさんと言う人は
「日本がなすべき貢献は、福島原発事故から出てくる放射能を止めることだ」と言っています。
言われてみて改めて気が付くんですが
福島原発から出てくる放射能、海にどんどん流れ込む放射能は私たちだけの問題ではありません。
事務局長が指摘するように、私たちは今、地球を汚している。
しかも半永久的になくならない毒で地球を汚している。
私たちがしなければならないことは一刻も早く放射能放出止めることだ
改めてこのことに気が付きます。
誠に正しい指摘です。
そして日本が今世界に対し成せる貢献は、福島原発事故の収束と放射能を止めることだ、これが今日本ができる世界に対する貢献だと指摘しています。
そして原発輸出をする安倍政権、それを支持する経済界を批判しています。

インドでは2010年に新しい原発賠償法が決まりました。
原発メーカー、日本で言うと三菱重工業、日立、東芝ですがこうした原発メーカーに対しても責任を取らせる、いわゆる原賠法に盛り込まれました。
製造メーカーにも責任を問う、これは世界の潮流にはまだなっていませんが
ヨーロッパではこの考え方を取り入れ始めています。
ドイツのジーメンスが原発から撤退したのはそのためです。

原発苛酷事故が起った際、日本では責任を問われるのは事業者だけです。
製造者の責任を問える法律を日本でも作らねばなりません。

◆じゃけえ

毎度お騒がせしております。
広島2人デモです。
原発に抵抗してみなさんに知っていただきたいことをスピーチしながら毎週金曜日歩い

ております。

とうかさんの中、お邪魔しております。

ではスピーチさせていただきます。

日本政府の原発事故への対応は誤っています。
お金やメンツにとらわれず、住民の命を最優先にして対応するべきです。
今現在も福島第一原発事故は収束していません。
放射能は事故後ずっと漏れ続けています。
放射能とは放射線を発する能力を持った物質の事を言います。
放射線は人の細胞を貫きます。
DNAを切断します。
体内に入れると、体内で放射線を浴び続けます。
狂ったDNAから作られた細胞は本来の機能を果たせず、
人の身体は機能不全に陥り、免疫力は低下し
様々な健康被害をもたらします。
放射線が半分に衰えるまでの期間を半減期と言います。
その半減期は種類によって異なります。
長いものでウラン238は45億年です。
放射能を無害化することは出来ません。
封じ込めて遠ざける以外に、被害を抑えることは出来ません。
その恐ろしい放射能が今も福島から漏れ続けています。
目に見えないくらい小さくて、風に吹かれてやってきたり
水に入って流れてきたり、モノに付着して物流で運ばれてきたりします。
放射能汚染は拡がり続けています。

政府は福島第一原発の収束に全力を注ぐべきです。

放射能汚染地から住民を避難させてください。
汚染地から放射能が拡がらないよう厳重に管理してください。
そこは人が住める土地ではないのです。
もう復興は諦めてください。
人の命に勝るものはありません。

今回のチラシの内容を大まかに紹介します。

日本政府は福島原発事故の収束も出来ていない原発を海外に輸出しようとしています。
そのことで海外から批判を受けています。
原子力規制委員会は福島の放射線量が減りましたと言っていますが
半減期が短い放射能が減少しただけで、安全だと印象つけているだけです。
半減期の長いストロンチウムはまだそこに存在し続けています。
放射能全体の量が減っても安全ではありません。

国連の人権理事会で福島放射能危機は人権侵害問題と捉えられています。
飯館村の方々の賠償が充分ではありませんが認められました。
除染がいかに無駄であるか、
福島の方々の健康調査結果が深刻であることが今回のチラシに書かれています。
是非手にとってご覧ください。
社会で起こっていることはみなさんと無関係ではありません。
日本で、世界で起っていることはいつ自分の身に起こってもおかしくないからです。
それに無関心でいることは同じ目に遭ってもいいと言っていることと同じことです。
是非チラシをご覧ください。

お祭りの中、大変失礼しました、ありがとうございました。

◆網野

いつもお騒がせして、商店街の皆様大変申し訳ありません。
金曜日の夕方、毎週恒例で原発に反対して歩いております、広島2人デモです。
2人デモというのは最低2人でも歩こう、個人の政治意思を示そうと始めたから2人デモです。
私たちは普通の市民で、福島原発事故が起るまでは普通の勤め人でしたし、
政治に関心があるわけでもありませんでした。

みなさん、内部被曝に気を付けてください。
実は、原子力運転管理年報といって、全国の原発に放射能を観測する装置がついております。
この全国にある原発、近辺で言えば中国電力の島根原発、
広島から最も近い、たった100キロのところにある愛媛県の伊方原発
ここで、事故から1年以上経った現在でも半減期が8日でもうないと政府が触れ回っている
出ていないはず、もう大丈夫だと言っているヨウ素131が検出されています。

これは良く考えたら当たり前なんですが
福島原発からいま、セシウムだけで1時間に1千万ベクレル、
これは本当は出てはいけないものなんですが、
この量も相当なものなんですが、これがでております。

今セシウムだけしか発表されていませんが当然他の核種もでています。
これが風にのって全国に飛散して、全国の原発で計測されております。
希ガスで軽いので、飛んで風にのってくるようです。
そのデータが出たのは北海道の泊まりから九州の川内原発まで出ています。
当然広島でも落ちてきているはずです。

食べ物は充分気を付けないといけません。
なるべく放射性物質がないものを食べてください
というのも毎日毎日、セシウムに例をとってみると1ベクレル2ベクレルという、本当にわずかなベクレル値のものを
食べ続けることが、実は慢性被曝を起こして重篤な症状が出るということが
チェルノブイリの原発事故の子どもたちの健康影響調査でわかっております。

たった50ベクレル、身体全体で50ベクレルで
健康影響が出ることがわかっています。

日本政府が言うように、基準値以内ならいくら食べても安全なんてあんな大嘘は信じないでください。
これは全く根拠がない上に、放射線防護基準の基になっているICRPのリスクモデルからも外れたことを言っています。
全くデタラメなことを言っていますので、本当に食べて応援なんかしないでください。
自分の命を大事にしてください。

本来こういった事は政府がきちんをするべきことで私たちに責任転嫁されるものではありません。
みなさん、本当にとうかさんで楽しいところを申し訳ありません。
でも本当に食べ物とか飲み物、気を付けてくださいね。

日本政府は私はおかしいと思います。
インドにいって原発を売ろうとしたみたいですが
政府がやるべきことは福島事故の収束、被災者の速やかな救済です。
まだ放射能が出続けている福島原発、でも日本の原発は大丈夫と売ろうとする恥ずかしさ。
放射能に国境はありません。
世界中の人に迷惑をかけています。
もしかしたら世界中で福島原発事故の放射能の影響で健康被害が出るかもしれないと言うのに
安倍首相は誰を代表しているのかわかりませんが原発を売り込みに行っています。
これは全くおかしいです。
日本の首相、こういった政府の最高権力者というのは
日本の国民の命、健康、安全を守ることが最高責務です。
国を守るということは、日本国民の命を守ることです。

ところが日本国民の命を守らず何をしているんだろうと思います。

仕事をさせましょう。
黙っていることは、やってもいいよという意思表示になります。
ですが私たち一人一人が「そんなんじゃ仕事をまかせられんよ」と意思表示をすることが
止めることになりますし、政治家にまともな仕事をさせることになると思います。

私たちが黙っていれば、まぁ、黙っていたいんですけど、黙っていれば好き勝手やっていいよと認めることになります。
ですから仕方がないので、1人でも2人でもいいやということで私たちは歩いております。

せめて広島の人間として、身内に被爆者を持った人間としては
後悔したくないですし、こんな理不尽を許すつもりもありませんし、許していたくはありません。
みなさん、これから食べ物飲み物、充分気を付けてください。

放射能が出続けていることにたいしてまともな手立てがとられておりません。
まともな手立てが採られていなければ私たちに健康被害が降りかかります。
その手立てもされておりません。
それなのに安倍首相は原発を売り込みに行っています。
誰の金かというと私たちの税金をつかってやろうとしています。
私たちの税金は私たちの生活を守るために使うべきものです。
原発をつくらせるために使っていいものではありません。

みなさん、関係ないと思われているかもしれませんが
私たちの税金から原発が作られています。
売られようとしています。
なにか事故が起れば、三菱・日立・東芝は責任を問われないんだそうです。

私たちは通常、商売上売ったりしたものには責任を負います。
それがなぜか原発メーカーさんには責任を問われないようになっているそうです。
国も原発メーカーもやりたい放題になっています。

こういうことを許さないようにしましょう。
私もまさか三菱や日立、東芝さんがビジネスモラルにもとるようなことをしているとは思いませんでした。
人の命にかかわることをやっても自分たちの利益があがればよいと、ここまでとはおもいませんでした。
この通りの中に、三菱、日立、東芝の方がいらっしゃいましたら
どうか内部から変えていってくださればと思います。
私たちは決して全部悪いとは思っていません。
ビジネスモラルを守っていただきたいと思います。

◆原田さん

おさわがせします。
とうかさんのはじまる楽しい週末、お騒がせして申し訳ありません。
私たちの置かれている大変な状況において頭のどこかに置いておいていただきたいと思い
こうして歩いています。

福島原発から1時間に1千万ベクレルの放射能が出続けています。
原発施設でこれまで検出されなかった放射性ヨウ素が検出されています。
島根原発や伊方原発も放射性ヨウ素を検出しています。
これらは福島原発から今も放射性ヨウ素が出続けていること、それが全国に届いていることを意味しています。

このとうかさんの週末、楽しんでいただきたいと思います。
ただ、容易ならざる事態に置かれていることを頭の隅に置いておいていただきたいと思います。

これからどのようなことが起こるのか、全く予断は許されません。
チェルノブイリ事故でウクライナやベラルーシで起こったことを私たちも知らないといけません。

国民の命、健康と安全を守る、これが国の最高責任者の仕事です。
今日本政府がやっていることは原発を海外に売り込むこと
アベノミクスで浮かれていますが
大切なことがすっぽり抜け落ちています。

国が全力で取り組まなければならないことは福島原発事故の収束、
被災者の速やかな救済です。
国民の命、健康、安全を守る事以上に国の大事な仕事はありません。
ところがいま日本政府はその責任をまったく果たそうとしていません。
それどころかこともあろうに原発を海外に売り込むことに熱心です。

このような政府、恥ずべき政府です。
私たちはこのような政府をもっていること自体、恥ずかしく思わなければならないのではないでしょうか?
いま世界に求められる世界貢献は福島原発事故の収束です。
今も刻々と放射能が出ています。
それは人の命と健康を蝕んでいきます。
もし再び大きな地震、台風など事故が原発を襲ったら
残っている大量の放射性物質が放出されます。
福島原発のサイトの中には2年前の放射能放出の20倍以上の放射性物質が残っています。
広い範囲で多くの人が放射線管理区域よりももっと強い放射線にさらされて暮らしています。
このような状態をほっておいて国がそれ以外のどんな大切な仕事があると言うんでしょう?
このような事態をほっておいて原発を売り歩く
言葉を失うほどの恥ずかしい政府です。

◆Kさん

金曜2人デモです。
原発は日本だけじゃありません、世界中のどこの国にも必要なものではありません。
人間の暮らしに放射能は必要ありません。
どうかみなさん本当に自分たちの生活にとって本当にいいこと、一番必要なもの、必要なことを考えてみてください。
宜しくお願いします。

第21回伊方原発再稼働を止めよう! 6月8日

ファイル 153-1.jpgファイル 153-2.jpgファイル 153-3.jpgファイル 153-4.jpg

チラシが出来ました。
A4版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130608_ikata_A4.pdf

A3版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130608_ikata.pdf

6月8日(土)15時~16時
平和公園元安橋東詰め出発です。
とうかさん中なので浴衣着て歩きます。
良かったら参加ください!

===

▼以下主催者の原田さんの報告です。

みなさま
(Bccで失礼します。重複お許しください)

6月8日第21回目の広島 元安橋東詰めー本通りー金座街往復コース 伊方原発再稼働反対ウォークの報告です。

5月25日(土)15:00にスタート。4人で歩きました。
街はとうかさん。網野さんと哲野さんも浴衣姿でした。

今回のチラシのタイトルは、「いよいよ再稼働に向けて秒読みが開始された愛媛の四電・伊方原発」。

チラシはこちらです。ぜひご覧ください!
 ↓
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130608_ikata_A4.pdf

◆いよいよ秒読み段階に入る四国電力伊方原発再稼働
◆再稼働するのは(よりによって)一番危険な3号機(プルサーマル炉)
◆本当に危険なのは四国電力の「安全二の次文化」「コスト最優先思想」
◆安全軽視の四国電力 過去の主な事件

原子力規制委員会は、7月18日までに原発の新「規制基準」を決定します。
四国電力はただちに伊方原発の再稼働を申請し、原子力規制委員会はすんなりと伊方原発の基準適合を認めると予想されます。

四国電力が再稼働を申請するのは、伊方原発3号機であると予想されます。新「規制基準」を最も満たしているからです。
今回は、この3号機の危険性に焦点を当てました。

危険性の一つは、プルサーマル炉であること。
ウラン用につくられた炉で、ウラン・プルトニウム混合燃料(MOX燃料)を用いることが認められています。プルトニウムは、ウランに比べて40倍も熱エネルギーが大きく、溶融点が70度も低いため、それだけ制御がむずかしく、燃料溶融の危険も増します。

また別の危険性の一つは、加圧水型原子炉であること。
加圧水型原子炉のアキレス腱は、「蒸気発生器」です。
「蒸気発生器」は、原子炉内の各分裂の熱で発生した蒸気の熱を別系統の水に移して、蒸気を発生させる装置で、1基約3400本の細管(電熱管)から成っています。
熱交換の効率をよくするため、細管壁は非常に薄く、約1ミリの厚さしかありません。
厚さ約1ミリ、直径約1センチ、長さ約20メートルの細管の中を、157気圧をかけられ、300℃以上に熱せられた放射能をもつ蒸気がかけめぐります。
金属疲労が容易に起きます。実際に、1991年には関西電力美浜原発で蒸気発生器細管のギロチン破断事故が発生しましたが、このときは原子炉が緊急停止、非常用炉心冷却装置が作動して、メルトダウンに至らずに済みました。

ウォーク前夜、アメリカ・カリフォルニア州にあるサン・オノフレ原発が、蒸気発生器の異常が原因で廃炉が決定したというニュースが入ってきました。
サン・オノフレ原発の蒸気発生器のメーカーは三菱重工業、伊方原発の蒸気発生器のメーカーも三菱重工業です。

これらのことを中心に話しました。

四国電力の「安全軽視文化」については、ウォークではあまり話せませんでしたが、チラシ3・4ページを、ぜひご覧ください。
6月5日には、伊方原発3号機の燃料集合体にビニールテープが付着していたのを、四国電力が2ヶ月も報告せずにいたことで、愛媛県が厳重注意しています。
しかし、四国電力の「安全軽視文化」には、根深いものがありそうです。


☆網野さんは、伊方原発再稼働は99%確実だけれど、残り1%のチャンスがある。それは、広島市民が挙って再稼働反対の意思表示をし、政府に伊方原発再稼働を行わない政治判断をさせることだ、と訴えました。


☆哲野さんは、なぜアメリカではサン・オノフレ原発の廃炉が決定したのか? なぜドイツなどヨーロッパ諸国では脱原発の流れが確実になっているのに、日本ではそうなっていないのか? と問いかけ、
無関心であってはならない、権利の上に眠っていてはいけないということを、街の人たちに訴えていました。


☆サン・オノフレ原発廃炉決定のニュースをいち早く伝えてくださったツナさんのスピーチを、原稿のとおりに起こさせてもらいます。

  • -------

浴衣は風流ですね。風流、風、流れる。
風で流れると言えば放射能。風評被害なんて言わせません!いつもあなたのそばにいます。
さあ、少しの間嫌な気分になってください。この国に現実逃避する場所はありません。

浴衣原発!違います。伊方原発!
ここ、丁度いまあなたが歩いているここ、ここから一番近いところにある原子力発電所、地図で言うと四国の一番左上の端っこ、伊方原発という奇妙で巨大な建造物があります。その建造物の中には、大量の放射性物質があります。そこまではいいですね。

問題はここからさらに大きくなります。
伊方原発、もしも事故を起こしたらあなたはどうなりますか?

伊方原発とあなたの距離はおよそ100キロ。運命的な数字ですね。

あなたとその運命の伊方原発、点と点が放射線で結ばれて、あっという間に放射線障害の出来上がり。
あなたとあなたの子孫さんは、循環器障害、呼吸器疾患、甲状腺がん、白血病、ああもう上げたらきりがない。

原発事故が起きると、そこで何が起きるか? そこに住む人々がどうなるか?
これはかつての大惨事、チェルノブイリ原子力発電所が教えてくれます。
知りたくはないです。知りたくはない、これは、チェルノブイリ原子力発電所の事故がなければよかったのにという意味です。原子力発電所なんてなかったらいいのにという意味です。

チェルノブイリ原子力発電所から70キロ離れた街では、事故後20年以上たってもまだ住民は先ほどあげたような疾患を抱えています。90%以上の人が通院しているそうです。
ここであなたは、70キロで90%なら100キロならもう少し確率は下がるから大丈夫なんじゃないかと考えたのではないでしょうか?
それは、科学としては正しいです。しかし、1つの命を持つものとして、子を守る親として、それは正しい判断でしょうか? 1%だろうが、100%だろうが、当事者には100%なんです。命は1つしかないのですから。

伊方原発は、間もなく動き出そうとしています。
動こうが動くまいが危険なことに変わりはありませんが、動くことによって危険は増えます。そして、行き場のない核のゴミが増えます。原子力発電所の存在を許してしまうことになります。
原子力発電所の存在を許すということは、あなたと伊方原発が放射線で結ばれることを許すということです。あなたとあなたの子孫が病気で苦しむことを許すということです。

仕方ないと思わないでください。

いま多くの原子力発電所は止まっています。伊方原発も止まっています。
それを動かさせない、許さない。これが私たちが、絶対に点と点で結ばれないようにするための、最低限やらなければならないことです。

戦いましょう。
原子力発電所を動かそうとする政治家に投票しないでください。
原子力発電所を動かそうとする銀行に貯金しないでください。
原子力発電所と放射線で結ばれてたまるかと放射能汚染食品を拒否してください。
静かな抗議を始めましょう。そして、続けましょう。
殺されていい命なんてありません。現実逃避していると、帰る場所をなくします。これは生きることの問題です。

  • -------


  • お祭り気分に水を差す、無粋極まりないウォークのはずでしたが、
    けっこう多くの人たちが関心を向けているのを感じました。
    チラシは、ちょうどよく無くなりました。

    次回は、6月22日(土)、同じ場所・時間帯で歩く予定です。

第52回広島2人デモ 6月7日告知

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みなさま

おはようございます。

第52回広島人デモの告知です。
今日、6月7日(金)18時~
いつものように元安橋東詰の花時計前を出発し
本通り・金座街を往復します。

チラシが出来ましたので宜しければご覧ください。
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130607_A4.pdf

①インド・グリーンピース事務局⻑の至極真っ当な見解
②ほとんど意味のない〝除染″作業-産総研最新研究に見るその大きな無駄
③福島県⺠健康管理調査に見る深刻な状況
④グローバー報告が指摘する『原発事故子ども・被災者支援法』の不履行
⑤飯舘村⻑泥地区住⺠に、原子力損害賠償紛争解決センター(原発ADR)が「被曝慰謝料和解案」を提示
⑥原子力規制委員会-「被曝線量2年間で4割減」のごまかし

の6本です。

今日広島では「とうかさん」という祭りがおこなわれます。
http://www.toukasan.jp/

祭りのメイン通りからは外れていますが、それでも祭りの雰囲気の遊びモード真っただ中を、浴衣を着て歩いて参ります。

第51回広島2人デモ 5月31日報告

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みなさま

毎度毎週お騒がせしております。
第51回広島2人デモのご報告をいたします。

今日の参加者は6人
哲野、網野、大歳さん、じゃけえさん、Kさん、ツナさんでした。
そして情報交換会にはお仕事終わってから原田さん、そしてKさんの娘さんが駆けつけました。

集合場所に行く途中で大歳さんと合流。
早速哲野とICRPの実効線量(シーベルト)のごまかしについて議論をはじめています。

哲野「おい、駐車場に車がほとんどないぞ」
網野「ほんとだ、こりゃ今日の街は人が少なそうだ。」

網野は今日の報告用にと周りを撮影してました。
気が付くと空に珍しい雲の形が。
撮影してるところへ警察の方が。
網野「珍しい雲なのでつい撮ってました」
警察「ほんと珍しい雲ですね。そういえば低気圧が来てるみたいですよ…」
と携帯で衛星からの雲の様子を見せてくれました。
南側に低気圧。
衛星にもしっかり見ている雲が出ています。当然と言えば当然ですが。

そこへじゃけえさん登場。
指令書の確認をして雑談していると、しばらくして音楽が鳴りました。
出発です。

本日のチラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130531_A4.pdf

いつものように各人の全文スピーチ内容は末尾にまとめてあります。

哲野「今日は寝不足なんで大歳さんの次、じゃけえさんお願いしますね」

大歳さんからはじまりました。

大歳さんは朝日新聞をはじめとするマスコミが
核推進の一機関である国連科学委員会の報告を取り上げ、
上位機関である国連人権理事会が福島原発事故後の対応について
人権侵害であると日本政府を批判していることを
取り上げもせず報じないことをスピーチしてくれました。
また、安倍首相がアフリカに札束をチラつかせて営業に行っていることにも触れました。
(自民党や大企業が稼いだ金ではない、私たちの血税ですが)
そして騙されないためにと今までの原発に関する流れをおおざっぱにまとめました。

大歳「ひとつ覚えていただきたいのは、火力発電は原発よりも何倍もコストが安いのです。
    電気料金の値上がりは無謀なアベノミクスによる円安によって引き起こされました。
    以上が電力会社がついてきた嘘です。
    次に自民党がついてきた嘘を述べたいと思います。
    昨年12月の衆議院選挙において東北から出た自民党の候補者たちは、これ以上の再稼働は認めないと公言しておりました。
    今彼らは何をしているのでしょう。
    原発だけではなく、TPPに関しても自民党議員の約半数はTPPへの参加を反対していましたが、
    安倍首相がTPP参加表明したあと、誰一人離党した議員はおりません。
    安倍首相は7月の参議院選までにみんな忘れてくれるはずとおしゃっているらしいです。
    有権者は完全にバカにされています。」

また、もんじゅの話に触れたあと、

大歳「…これで金食い虫でごく潰しのもんじゅを止めてくれて、
    原子力規制委員会はよくやったと言っている方もいらっしゃいますが
    JAEAには新たな金食い虫研究がなされております。
    私も知りませんでしたし、騙されるところでした。
    核融合研究開発は昨年の予算は110億円でしたが、
    震災復興特別会計から48億円がここに加わり、
    核融合研究開発の予算はトータルで367億円まで跳ね上がっています。
    原発も制御できないこの国が、核融合をできるという保証はどこにあるのでしょう。」

それ以前に震災復興特別会計からなんでこんなものに金が行くのかわかりません。
次にじゃけえさんにマイクが渡りました。

じゃけえ「・・・・福島の事故から2年経ちました。
     今になって放射能の被害はたいしたことはないと言っているのは何故でしょう。
     健康被害が現れてきている証拠ではないでしょうか。
     病気になったり突然死したり体調がずっとよくなかったり
     もしかしたら放射能のせいかもしれないと不安になった人に
     放射能の被害はたいしたことはない、病気も突然死も、
     慢性的な病気も放射能のせいではないですよと言いたいのかもしれません。

     みなさん放射能を気にしていますか?
     気にしていないのはなぜですか?
     周りの人たちが気にしていないからですか?
     テレビでは言っていないからですか?
     政府が安全だと言っているからですか?
     多数派だからですか?
     では多数派なら正しいのですか?
     テレビや政府が言っていることがなぜ正しいと思うのですか?
     あなたが信じるものの根拠は一体なんですか?
     自分の命を他人任せにするのはなぜですか?
     自分の命がかかってます。
     自分が納得いくまで調べて、考えて判断してください。
     貴方の判断は自己責任です。
     政府は責任を取ってくれません。
     是非自分で調べて考えてみてください。
     食べて応援はしないでください。」

と訴えました。
次に哲野にマイクが渡ります。
哲野は福島県浪江町の約1万人の和解仲介手続きの話をしました。

哲野「月10万円の根拠は交通事故の自賠責で入院した時に支払われるお金が月12万円なんだそうです。
    その12万円が根拠になって月10万円と政府の指針で決められたそうです。
    原発の放射能のために長年自分の住んでいたところを追われ、着の身着のままで逃げてもう2年以上も経つ。
    これでは生活ができない。
    でも福島の人は、政府が復興しましょう、早く復旧しましょうという掛け声にのってじっと耐えてきました。
    かつては現状回復、復興と言っていた人たちが、今は被害回復と言っています。
    そして浪江町の人々の訴えを読んでみれば、いったん原発事故が起ってみればいかに過酷な生活が待っているか。
    命があったとしても、自分の家を失い、故郷を失い、繋がりを失い、家庭の絆を失い、
    全てを失ってまるで流浪の民のように、あちらこちらで避難生活を続けている。
    報告を読むと、もう10回以上も避難所を変えた人がいるそうです。
    この人たちに月10万円の精神的慰謝料が高いのか安いのか私にはわかりません。
    ただ、1か月に10万円貰っても100万円貰っても(原発は)ごめん被ります。
    というのは、こうやって何の気なしに送っている日常。
    安全な家庭、空気、自然、これらはお金に変えられないものだからです。
    私たちは今安全だと信じて空気を吸っています。
    この空気にお金で値段はつけられません。
    毎日飲んでいる水、瀬戸内海の自然、こうしたものにもお金で価格をつけることはできません。
    失ってみて初めて浪江町の人たちは自分が失ったものの大きさに気が付きました。
    そしてお金の問題ではなく、被害回復が一番大事なんだと、2年経ってようやく行動を起こしました。」

とスピーチして折り返し地点の金座街に行くと、維新の会が街宣しています。
網野「どこの政党?」
大歳「維新ですよ。橋下さんの写真を裏返している」

哲野が気が付いて一言マイクで
哲野「橋下さんの写真が見えませんけど・・?」
と言うと、街宣のスピーチがぴたっと止まりました。
哲野が小声で「ま、いいか、イヤミ言うのよそうか」
橋下もグルですからね、大飯原発再稼働させたのは。
ここでKさんが参加しました。
5人になりました。

というわけで哲野スピーチが続きました。
その後は国連人権理事会の説明及びマスコミ批判のスピーチに。
そして最後に
哲野「私たちは大飯原発3号機4号機の稼働に反対して歩いています。
    原発問題は被曝問題、被曝問題は生存権問題だからです。
    私たちの生存権を根本から侵すので、私たちは反対して歩いています。
    原発問題はエネルギー問題ではありません。
    原発問題は被曝問題であり、健康問題であり、人権問題であり生存権問題であり
    それは私たちの基本的人権の問題です。
    そうした問題を国連人権理事会が第23回総会で初めて取り上げます。
    原発問題は被曝問題です。
    被曝問題は健康問題です。
    健康問題は人権問題です。
    特に基本的人権の3つの柱の大きな1つ、憲法25条の生存権の問題です。
    みなさん、原発の再稼働に反対しましょう。
    そして唯一稼働している大飯原発の稼働継続に反対しましょう。」

哲野のスピーチ中、ツナさんが参加。
哲野「(忙しいだろうに)よく来れたね!」
ということで早速ツナさんにマイクが渡ります。

ツナ「放射能は迷惑です。
    さあ、今日も明日から出来る原発反対運動、覚えて帰ってください。
    ①貯金しない
    ②食べて応援しない
    ③政治は徹底的に監視をし文句を言い続けよう!!
   みなさん貯金をしてはいけません。銀行は原発の株主です。
   銀行にお金を貸すということは、原発にお金を貸すということです。
   原発にお金を貸しても、高い電気代でむしり取られるだけです。
   放射能で返済される利子なんてまっぴらごめんです。
   ちょっと名前をあげると、三菱東京UFJと三井住友は最悪です。
   私も広島銀行から全部おろしました(一桁ですが)。

   ・・・そんな私も政治が大嫌いです。政治家が大嫌いです。だからはっきり言います。
    選挙なんて行く価値ありません。無いんです。
    ニュースで散々民主主義のためにとか国民の声をとか義務がどうのとか言いますが、選挙なんて行く価値ないんです。
    だって投票する価値のある候補者がいないんですから。
    じゃあどうしようか?このまま絶望して政治家の勝手にしてもらいましょうか?
    いやいや、それは困りますね。
    皆さん、絶望してください。大いに絶望してください。
    そしてその絶望を胸に、是非投票へ行ってください。
    その時あなたは、全く投票する価値のない候補者、私たちのことも、次の世代のことも、
    世界中のことも考えない自分のことだけが気がかりな連中の名前を目にするでしょう。
    怒ってください。イカってください。
    あなたのその怒りが、この世界を変える唯一の原動力です。
    そして政治家に文句を言い続けてください。
    誰が当選しようと、そいつがストレスでどうかなるくらいに言い続けてください。
    あなた自身が政治家になる必要はありません。
    あなたは一人のこの国に住む人間として、それを代表している政治家に文句を言えばいいのです。
    そして、その行動を監視してください。それこそが私たちの義務です。
    政治家を決めることだけでなく、政治家に政治をさせること、またもな政治をさせることが私たちの義務です。

    ・・・まともな政党はありません。繰り返します。まともな政党はありません。
    それでも、おかしいところがひとつでも少ない候補者に投票してください。
    そして、そのおかしいところを徹底的におかしいと文句を言い続けてください。
    政治家が泣くまで、泣いても言い続けてください。応援なんてしてはいけません。
    勘違いさせるもとです。とにかく「おかしい」「間違ってる」「それは悪意だ」言い続けてください。
    そうすれば、世界は少しずつでも変えられます。あなたがその一端を担ってます。
    分かってください。原発を止められるのはあなたです。
    原発を動かし続けられるのもあなたです。あなたにはその両方があります。
    だから、あなたが明日どうするかで、原発が明日どうなるかが決まるのです。
    世界を変えられないと思わないでください。
    あなたがそう思うことで、世界は一人分変わらない方へ流れます。
    世界が変わらなければ、私たちはもっと沢山の、この中和も治療も出来ない毒、放射能を持ってしまいます。
    世界が変わらなければ何も、私たちは次の世代が笑顔になるようなものを残せないんです。」

ツナさんのスピーチはちょうど本通り電停交差点を通る形になったのでボリュームを上げてスピーチを流しました。
終わったとたん「お見事!」と声を掛けました。
原発問題は日本の民主化問題でもあります。
大歳さんといい、ツナさんといい、参院選に向けて大事な事を言ってくれます。
哲野が一言。
哲野「ほんとだよね。選挙に行かなくて投票率が下がって喜ぶのは自民党だからね。
    この手で去年の衆議院選挙は28%の得票率で70%の議席を取ったんだからね」

次にKさんにマイクが渡ります。
いつものように福島集団疎開裁判の話に触れ
福島の子どもたちが被曝させられ続けていると訴えました。

Kさん「日本は縦に長い国です。
    震災に遭ったのは東北で、原発被害にあったのは福島だ、
    そんな風に思っておられませんか?
    風向きによっては広島に届いているかもしれないんです。
    (※広島に届いていることは確実。原子力施設運転管理年報平成24年度版参照のこと)
    チェルノブイリの時の大きな事故、世界中に拡がった放射能
    福島は事故自体チェルノブイリほどでなかったにしろ
    放射能は2年経った今でも出続けています。

    海は汚染され、空気中には放射能が放出され続けています。
    何百キロ離れていようと、風にのって放射能が届いていないとは限らないんです。
    この広島で自分たちが食べているもの、飲んでいる水、吸っている空気
    福島から離れているから安全だと思ってはいませんか?

    政府は何もしていません。
    東電も何もしていません。
    本当にやらなきゃいけないことをするためには
    莫大なお金と莫大な人の手が必要です。

    けれど政府は東電だけにその対応を任せて何もしていません。
    そして終わったかのように見せかけの報道だけを繰り返し
    原発の再稼働までしようとしています。」

と、福島だけの問題ではないと訴えました。

最後に網野にマイクが渡りましたが、元安橋に帰ってきてしまいましたので
一言「原発を止めましょう!」と言って終わりました。
哲野「なんじゃそりゃ!」
と言われましたが仕方ありません。
網野は言いたいことがすっかりぶっとんでしまいました。

警察の方にお礼を言ってお別れし、
情報交換会になりました。

まず最初に今日の反応から。
チラシは40部用意していたのですが、10部くらい余ったようです。
というのも最近みなさん、反応のある人とか渡したい人、取りに来た人しか渡さなくなっているのでそのせいもあります。
哲野「警察の方が肩をたたくので振り返ると、ずっとチラシくださいと話しかけてた女性がいたらしい。
    僕気が付かなかったよ。
    あとで警察にお礼を言っておいた」
哲野は前にもありました。後ろから話しかけられると気が付かないようです。
じゃけえ「チラシを交換しましょうと言われて交換しました」
見ると、核兵器廃絶に関する中国新聞の記事のコピーだったようです。
網野「プラカードをサラリーマンがよく見てたのはわかった」
サラリーマンのほぼ8割が見てました。
Kさん「チラシはとらなかったけどね。」
Kさんの感触はよかったようです。チラシを渡していたところも見ました。
Kさん「渡したチラシをじ~~と見ながらずっと向こうまで歩いている人がいましたよ。
    思わずどこまでチラシを見るのか、ついていきたくなった」

それから通りの中ほどでデモを追い抜いた高校生男子2人が
「原発は・・・」と話題にしていたのを見かけました。
話の内容が聞けなくて残念です。

哲野「今日もツナさんが食べて応援をやめよう、と言ってたけど本当だ。
    食べて応援しようという人たちの頭の中には、
    放射能汚染食品は基準値以下であれば安全という誤解が刷り込まれている。
    現実はそうではない。
    チェルノブイリ事故で汚染食品摂取の内部被曝のケースを見てみると
    セシウム137の話だけど、1kgあたり数ベクレルの食品を毎日摂取して
    50~60ベクレルの蓄積になったところで様々な病気を発症している。
    (12歳以下のベラルーシの子どものケース)
    食べて応援は結局放射線被曝の強制になってしまう。
   風評被害がもしあるならば、それは東電や政府が補償すべきだ。
   わずかな放射能でも十分に内部被曝の危険がある。
   つまり政府や東電は自ら責任がある補償を、
   風評被害、食べて応援という掛け声で私たちに押し付け、被害補償を安く買いたたいている。
   どこの国でもそうだけど、一般庶民というのは善意の塊だ。
   困っている人があれば助けてあげたい、と思うのが普通だ。
   この善意と、充分な放射線被曝についての情報を与えず
   いわば無知につけこんで食べて応援と掛け声をかけて
   結局被曝強制をしたうえ、補償を安く値切っている。
   ツナさんは正解だね。」
網野「そうだね。
    善意の人が福島の人は可哀そうじゃないか、と
    私たちを酷い人間扱いするのも政府は計算ずくなんだろうね。」

長くなるのでこの辺で終わります。
情報交換会は2時間越えになりました。
色々話し合ったのですが長くなるので割愛します。

ツナさんがツイートでこんな言葉をつぶやいていました。
「ずいぶん私はキャッチーなスピーチをしたと思ってます。
 声にならない声が多いことは、差別問題を見れば明白です。
 世界を少しずつ変えると言っても、その少しには途方もない時間と労力を伴います。
 それでも私は原発が嫌いなので、諦めたくはありません。 」

以上ご報告いたします。
ちなみに来週6月7日は広島恒例の祭り、「とうかさん」があります。
いつの間にか、とうかさんが浴衣の着初めイベントとなった観があります。
それで、私たちも浴衣でデモする予定です。

=====以下各人のスピーチ全文です。======
◆大歳
日本の大手のメディアは橋下徹氏の発言問題と、オリンピックにおけるレスリングを種目から外すかどうかという問題、そして東京都のオリンピック誘 致の問題などを盛んに報じておりますが、その一方で国連人権理事会のグローバー報告における日本政府への原発事故後の対応に対する激しい批判に関 しては、一切無視するという態度を取りつづけております。
確かに橋下徹氏の発言は論外なのですが、橋下氏をあそこまで増長させてきた責任はメディアにもあります。メディアというものは、国民が関心を持つ かどうかだけではなく、重要なことを伝えていくこともその役割になります。
その橋下氏を激しく追及している朝日新聞は、5月27日の一面トップに、福島事故はチェルノブイリの30分の1であるというUNSCEARの報告 書を取り上げました。
UNSCEAR(国連科学委員会)とは国連人権理事会と同じく国連に属する組織です。
(※しかし国連人権理事会は総会の直下の下部組織、UNSCEARより遙かに上位の組織です。)
正しくは「原子放射線の影響に関する国連科学委員会」の略とのことですが、核推進勢力であるIAEAやICRPの国連版のような組織です。
こうした権威の衣をまとった原発推進勢力は、福島の事故は実はたいしたことはない、というデマのキャンペーンを流し、その勢力を維持しようと必死 になって務めています。
それに喜んで手を貸しているのが朝日新聞ということになります。
プロメテウスの罠のような原発問題の闇をあぶりだす一方で原発推進に加担する一貫性を欠いたスタンスを続けており、朝日新聞はエセ紳士と言われて も仕方のない新聞社です。
なぜこのような国際的な原発推進勢力は福島の事故は実はたいしたことはない、というデマを世界中に刷りこもうとしているのか。
それは世界中の新興国に原発を売り込みたいからです。
安倍首相は今日からアフリカ各国の首脳とリレー会談を開始していくとのことですが、ベトナム、インド、サウジアラビアなどの国々に対して原発の セールスを行ってきたのと同様に、『日本の世界一安全な原発はいかがですか』と日銀に刷らせた札束をチラつかせて話を持ちかけるかもしれません。
冷却水の確保が難しい国に、無責任にも事故を起こした日本の原発を輸出する、恐らく安倍首相の思考回路にはそういったことは恥ずかしいことだとい う概念が存在しないのだと思います。
暴走したファシスト政権が今から始めていくことは、国内は原発の再稼働ラッシュであり、国外においては原発の輸出ラッシュです。そうしたことを進 めながら人々の記憶の中からフクシマを忘却させていく、そういったことを大手メディアと大手広告代理店を通じてやっていきたいと考えているのが ファシスト政権自民党であり、財界と官僚、そして米国です。

これ以上彼らに騙されないために、本日は私たちがいったいどれだけ騙され続けてきたかという総点検をしたいと思います。

2011年3月11日、巨大な地震と津波が福島を中心に東北地方東部沿岸を襲いました。
そして福島第一原発は破壊され、同時に日本の原発は壊れないという原発安全神話も壊れました。
ではそれ以前、原発に関してどのようなコマーシャルが流れていたでしょう。
原子力発電は地球の温暖化の原因であるCO2の排出が少ない、エコでクリーンな発電方法です、というコマーシャルがテレビやラジオで繰り返し放送 されていました。
これに出演していた有名人や文化人は高額なギャラが支払われてきましたが、これらの広告代の源泉は当然、私たちが支払ってきた電気料金です。
原発事故が起ったあと、さすがにそのような嘘はつけなくなりましたが、次に考え出されてきたのが、原発を止めてしまうと電気が足りなくなるという キャンペーンでした。
東京電力管内では計画停電が行われましたが、こんなことは必要なかったということがすぐにばれてしまいました。
今稼働している原発は大飯原発の3号機と4号機だけであり、これを止めても一切電力不足は起こらないことがわかっております。
つまり、大飯原発再稼働の理由は関西電力の経営上の理由だけのことです。
そして、苦しくなった電力会社が次に考え出したことは、「火力発電はコストが高い、これに頼っていると電気料金を上げなければならなくなる」とい う嘘でした。
これも実は電力会社が大手商社から通常の何倍も高い値段で火力燃料を仕入れていることがわかりました。
このことは今でも新聞テレビでは報じられていないために、今でも火力燃料が高いと信じているひとが少なくありません。
ですから今日、ひとつ覚えていただきたいのは、火力発電は原発よりも何倍もコストが安いのです。
電気料金の値上がりは無謀なアベノミクスによる円安によって引き起こされました。
以上が電力会社がついてきた嘘です。
次に自民党がついてきた嘘を述べたいと思います。
昨年12月の衆議院選挙において東北から出た自民党の候補者たちは、これ以上の再稼働は認めないと公言しておりました。
今彼らは何をしているのでしょう。
原発だけではなく、TPPに関しても自民党議員の約半数はTPPへの参加を反対していましたが、安倍首相がTPP参加表明したあと、誰一人離党し た議員はおりません。
安倍首相は7月の参議院選までにみんな忘れてくれるはずとおっしゃっているらしいです。
有権者は完全にバカにされています。
そしてその有権者をバカにしている自民党から7月の参議院選挙で広島から立候補するのが溝手顕正さんになります。溝手さんに票を入れてしまうと脱 原発は出来なくなってしまいます。
どうかみなさん、これ以上騙されることなく、責任あるご判断をされることをお願いしたいと思います。
私から最後にひとつ、騙されないためのニュースをお知らせしたいと思います。
このたび原子力規制委員会はJAEAに対して高速増殖炉もんじゅの運転再開だけではなく、運転再開のための準備作業も認めない方針を明らかにしま した。
これで金食い虫でごく潰しのもんじゅを止めてくれて、原子力規制委員会はよくやったと言っている方もいらっしゃいますがJAEAには新たな金食い 虫研究がなされております。
私も知りませんでしたし、騙されるところでした。
核融合研究開発は昨年の予算は110億円でしたが、震災復興特別会計から48億円がここに加わり、核融合研究開発の予算はトータルで367億円ま で跳ね上がっています。
原発も制御できないこの国が、核融合をできるという保証はどこにあるのでしょう。
この聞きなれない核融合研究に関してはまたの機会にしたいと思います。

◆じゃけえ

毎度お騒がせしております。
広島2人デモです。
原発に抵抗して歩いております。
みなさんに知っていただきたいことをスピーチしながら歩いております。

私たちは専門家ではありません。
団体でもありません。ましてや宗教でもありません。
一般の市民が原発に抵抗するために集まって歩いております。

毎回チラシを作っております。
よろしかったら是非読んでみてください。

国連人権理事会が日本政府のICRP勧告に基づく放射能への対応を、厳しく批判しました。
ICRP勧告のデータには誤りが多く、事実と反しています。
放射能被害を過小評価しています。
放射能が人に及ぼす健康被害は何代にもわたります。
放射能が環境に対する放射能汚染は何万年にもわたります。
チェルノブイリ原発事故から27年経った今でも住民の被害が深刻であることから
ICRPの見解をあてにしてはいけないことがわかります。
つまり、ICRPの言っていることは嘘です。
そのICRPにならい、模範的に実践しているのは日本政府です。
国民の不必要な被曝を容認しています。
放射能による健康被害を日本政府は容認しています。
放射能汚染拡大を日本政府は進めています。
国連人権理事会が日本政府の放射能汚染対応を厳しく批判したことを日本のマスコミは報道していません。
その代り、放射能の健康被害はたいしたことないです、と報道しました。
主要メンバーがICRPと変わらないUNSCEARの報告を元に報道しています。
福島の事故から2年経ちました。
今になって放射能の被害はたいしたことはないと言っているのは何故でしょう。
健康被害が現れてきている証拠ではないでしょうか。
病気になったり突然死したり体調がずっとよくなかったり
もしかしたら放射能のせいかもしれないと不安になった人に
放射能の被害はたいしたことはない、病気も突然死も、慢性的な病気も放射能のせいではないですよと言いたいのかもしれません。
みなさん放射能を気にしていますか?
気にしていないのはなぜですか?
周りの人たちが気にしていないからですか?
テレビでは言っていないからですか?
政府が安全だと言っているからですか?
多数派だからですか?
では多数派なら正しいのですか?
テレビや政府が言っていることがなぜ正しいと思うのですか?
あなたが信じるものの根拠は一体なんですか?
自分の命を他人任せにするのはなぜですか?
自分の命がかかってます。
自分が納得いくまで調べて、考えて判断してください。
貴方の判断は自己責任です。
政府は責任を取ってくれません。
是非自分で調べて考えてみてください。
食べて応援はしないでください。
宜しくお願いします。

◆哲野

毎度毎週金曜日お邪魔しております。
今唯一稼働している原発、関西電力の大飯原発3・4号機に反対して歩いています。
2人デモですが、現在4人で歩いております。

5月27日、福島原発事故のために、まだ避難生活を強いられている福島県浪江町住民が約2万1千人いるそうですが、そのうち半分の1万1千人が日 本原発賠償仲裁機構、いわゆる原発ADRに仲裁申立てしました。
精神的賠償は今月額10万円だそうですけど、これを月額35万円にしてくれという、こういう申立てをしました。
月10万円の根拠は交通事故の自賠責で入院した時に支払われるお金が月12万円なんだそうです。

その12万円が根拠になって月10万円と政府の指針で決められたそうです。
原発の放射能のために長年自分の住んでいたところを追われ、着の身着のままで逃げてもう2年以上も経つ。
月10万円ですから年間120万貰っている計算になります。
これでは生活ができない。
でも福島の人は、政府が復興しましょう、早く復旧しましょうという掛け声にのってじっと耐えてきました。
しかし2年以上も経ち、これ以上は我慢できない。
かつては現状回復、復興と言っていた人たちが、今は被害回復と言っています。
そして浪江町の人々の訴えを読んでみれば、いったん原発事故が起ってみればいかに過酷な生活が待っているか。
命があったとしても、自分の家を失い、故郷を失い、繋がりを失い、家庭の絆を失い、全てを失ってまるで流浪の民のように、あちらこちらで避難生活 を続けている。
報告を読むと、もう10回以上も避難所を変えた人がいるそうです。
この人たちに月10万円の精神的慰謝料が高いのか安いのか私にはわかりません。
ただ、1か月に10万円貰っても100万円貰ってもごめん被ります。
というのは、こうやって何の気なしに送っている日常。
安全な家庭、空気、自然、これらはお金に変えられないものだからです。
私たちは今安全だと信じて空気を吸っています。
この空気にお金で値段はつけられません。
毎日飲んでいる水、瀬戸内海の自然、こうしたものにもお金で価格をつけることはできません。
失ってみて初めて浪江町の人たちは自分が失ったものの大きさに気が付く。
そしてお金の問題ではなく、被害回復が一番大事なんだと、2年経ってようやく行動を起こしました。

私たち広島は福島から相当離れています。
原発事故の悲惨の実感はありません。
そして失礼ながら、歩いておられる方の多くは恐らくは自分に関係がないこと、と無関心でいらっしゃると思います。
しかし、自分の身近で起こればそれは無関心時ではありません。
福島で起こっていることが自分の身近で起こっていることと感じられるかどうか、福島で起こっていることは自分の問題と感じられるかどうか、これが 問題だと思います。
残念ながら多くの広島の人達は、まだまだ他人事です。
しかし5年以内にこれが他人事でない時代がやってきます。
それは低線量放射線被曝による健康損傷です。
チェルノブイリ事故の例を見てみれば多くの場合心臓の病気で死んでいく
死因の第一が心臓の病気、その兆候は日本各地に現れていると思います。
あと2年、3年もすると覆いようのない、隠しようのない現実として私たちの目の前に見えてくるのだと思います。

浪江町の人たちが集団申立てをした背景にはそうした原発の苛酷事故の現実があります。

(ここで維新の会が街頭宣伝してたの見て)
橋下さんの写真が見えませんけど!
まあいいか、イヤミ言うのよそうか。

スイスのジュネーブで5月27日から6月14日の日程で
国際連合人権理事会が開かれます。
年に1回開かれる、国際連合人権理事会の総会がはじまります。
27日からですからもう始まっていますね。
この総会の大きなテーマの一つが福島原発事故です。
福島原発事故は人権侵害ではないか、人々の健康を守るという観点からは、福島原発事故は人権侵害ではないか、こういう観点から議論します。
議論のための報告書はもう出ております。
インターネットで読むことも出来ます。
日本語になっていないのですが読むことは出来ます。
その内容をお配りしているチラシに簡単にまとめています。
一言で言うと、事故後の日本政府の対応は、人間の健康を侵している、つまり人権侵害だ、これが第一です。
第二は日本の政府が放射線防護政策で依拠しているICRP国際放射線防護委員会、このリスクモデル、この防護勧告は誤っている。
人間の健康をリスク対経済効果…リスク対経済効果と言うのはICRPの放射線防護の3原則の重要な柱ですが
つまり健康よりも経済的利益が優先である、これが放射線防護政策の柱としてICRPは打ちたてていますが
その考え方は人権を守る、一人一人の人権を守るという枠組みからは外れていると報告しています。
国連関係者からICRPの考え方を明確に否定したコメントで私たちとしては非常に注目すべき内容でした。
その他にも色んな意見を述べています。
放射線被曝に安全量はない、このことは世界中の常識になっているんですが
この常識を通用させない日本政府、日本の官僚を厳しく批判しております。
日本政府は100mSv以下では安全であるかのような宣伝を行っておるが、これは間違いである。誤った考え方を日本の市民に持たせる恐れがある。 こういう教育は、こういうパンフレットはやめるべきである。
むしろ子どものときから放射線に対し正しい知識を持つように教育しなさい。こういう勧告をしております。
非常に真っ当な意見です。
国連の沢山ある理事会のひとつですが、その理事会の中の報告がはじめて真っ当な報告を述べました。
しかしこの国連人権理事会の報告は、ほとんど報道されませんでした。
朝日新聞が1段8行くらいの記事で、しかもこの人権理事会報告の中身を全く外したような紹介記事を書いていたのが目につく程度でした。
みなさんが国連人権理事会で日本の福島原発事故による放射能危機が国際的な人権問題として取り上げられている、人間の生存権問題として取り上げら れている、このことをご存知の方はほとんどいないと思います。
しかし皆さんがご存知であろうがなかろうが、みなさんが関心を持とうが持つまいが、国連人権理事会が指摘するとおり、福島原発事故による放射線被 曝、低線量被曝による健康被害は人権問題、特に基本的人権の3つの柱の一つである生存権に関わる問題、このことは間違いありません。
みなさんが知ろうが知るまいが、関心を持とうが持つまいが、生存権問題は事実としてそこに存在します。
報告は日本の憲法第25条にも触れていました。
これは我々国民の健康で最低限の生活をおくる生存権基底の問題として有名です。
国連人権理事会の報告書は日本にはこうした法的枠組みがあるのだから、この法的枠組みをしっかり守るように日本政府に強く勧告しています。
全く同じ時期ですが、5月27日、朝日新聞大阪本社版のトップはこの国連人権理事会の報告ではありませんでした。
なんとトップは国連科学委員会。
国連科学委員会も今月末からジュネーブで第60回総会を開くんですが、ここに対する報告書案を報告していました。
この報告書案は一言で言えば、福島原発事故はチェルノブイリに比べて3分の1から4分の1である、発症する病気は甲状腺がんのみである、甲状腺が んの発症は被曝線量を考えると恐らくチェルノブイリの30分の1から10分の1であろうと推測しています。
それでは、チェルノブイリ事故は甲状腺がんの発症はいくらだったか。
国連科学委員会の報告は約6000人だったとしています。
6000人の甲状腺がん以外は、チェルノブイリ事故では被害はなかった、健康損傷はなかった、健康損傷であることの因果関係は見つけられる病気は なかったと報告しています。
従って、チェルノブイリ事故を例にとれば、福島原発事故の健康被害は甲状腺がんが10分の1から30分の1。
普通の一般の市民で、この朝日新聞の記事を内容を含めて正確に理解できるだけの知識を持った人はほとんどいないと思います。
朝日新聞の記事も実効線量と等価線量の区別も全くつけず、単にシーベルト、シーベルトというだけで、書いている自分が何を書いているかわかってい るかどうか、もわかりません。
ただ、印象としては日本の福島原発事故の放射線による健康被害はたいしたことはないということを強く印象つける内容になっていました。
2000年に入って、特に2005年以降、チェルノブイリ事故のおびただしい研究成果が日本に入ってきています。
ほとんどがインターネットで読めます。
中には日本語に直されているものを多いです。
研究機関だけではなく、ウクライナ政府がかなり赤裸々な放射線による被害の報告を書いてます。
つまり私たちは、チェルノブイリ事故の放射線被害の現状を知ることが出来るわけです。
みなさんがそれを知りたいと思っているかどうかは私はわかりません。
私は知りたい。だから一生懸命読みました、調べました。一生懸命勉強しました。
そうすると死者だけでも20年間にウクライナ1か国で約650万人。
今現在ウクライナ政府が登録している患者・被害者の数は約220万人。
全ヨーロッパに広げると恐らく数千万人の人がチェルノブイリ事故で被害を受けました。
がんばかりではありません。
がんはむしろ少ない。
本当に多いのは心臓、呼吸器系の疾患。
これは一言で言えば人間の身体が老いていく、老化していく。英語では「non specific ageing」
非特異的老化と言いますが、つまり放射線の人体に対する影響は全般的な老化をもたらす、
自然老化ではなくて、理由のはっきりしない老化をもたらす、
ですから心臓もおかしくなれば、呼吸器系もおかしくなる。
生殖器系も泌尿器系も循環器系も感覚器官も筋骨格系もすべてがおかしくなる。
これらの報告を総合して表現した内容です。
この時代がすぐにやってきます。もうすでに兆候が現れているのかもしれません。
心臓病で突然亡くなる、30歳代40歳代の人が突然亡くなる、これは99%、直接間接的に放射能が関係していると言えます。

私たちは大飯原発3号機4号機の稼働に反対して歩いています。
原発問題は被曝問題、被曝問題は生存権問題だからです。
私たちの生存権を根本から侵すので、私たちは反対して歩いています。
原発問題はエネルギー問題ではありません。
原発問題は被曝問題であり、健康問題であり、人権問題であり生存権問題であり
それは私たちの基本的人権の問題です。

そうした問題をはじめて国連人権理事会が第23回総会で初めて取り上げます。

原発問題は被曝問題です。
被曝問題は健康問題です。
健康問題は人権問題です。
特に基本的人権の3つの柱の大きな1つ、憲法25条の問題です。

みなさん、原発の再稼働に反対しましょう。
そして唯一稼働している大飯原発の稼働継続に反対しましょう。

◆ツナさん

皆さん、毎度お騒がせしております。静かな静かな放射能と、ウルサイウルサイ私たち。どちらが皆さんにとって迷惑だろうと考えることがあります。 そして、今日も確信を持ってここに参りました。
放射能は迷惑です。
さあ、今日も明日から出来る原発反対運動、覚えて帰ってください。
①貯金しない
②食べて応援しない
③政治は徹底的に監視をし文句を言い続けよう!!
みなさん貯金をしてはいけません。銀行は原発の株主です。銀行にお金を貸すということは、原発にお金を貸すということです。原発にお金を貸して も、高い電気代でむしり取られるだけです。
放射能で返済される利子なんてまっぴらごめんです。
なお、郵貯銀行や一部の信金に電力会社の株を持ってないものもあります。
そこをどう利用なさるかは私は申し上げませんが、金融市場というものが原発と同じような体質で一部の人間が弱いものから力を吸い上げるように出来 てるものだということを蛇足ながら申し上げておきます。
ちょっと名前をあげると、三菱東京UFJと三井住友は最悪です。私も広島銀行から全部おろしました(一桁ですが)。
それから皆さん、食べて応援してませんか?被曝してませんか?放射能にやられて鼻血出してませんか?放射能、もう少し気にしてください。放射能が あるから原発事故はヤバイのです。そして何より放射能がヤバイのです。そこの所よろしくお願いします。
特定の地域の物を避けるのは心が痛いです。そんなことしたくないのは私も同じです。しかしそうは言ってられない。なぜならば、私たちが「仕方な い」と思って浴びている放射能は本来もっと閉じ込めて避けるかとが出来る物なんです。私たち「面倒だからあいつらのことは諦めよう」って放射能浴 びせられてるんです。そこの所よく知っておいて下さい。
さあ今日は夏の参院選が少しずつテレビでも取り上げられてくるでしょうタイミングで、少し政治のお話をしたいと思います。
皆さんは支持政党はありますか?おうちの壁に公明党のポスターが貼ってあるとか、祖父は昔赤狩りに遭い投獄されてましたとか、勤務先の病院で岸田 外務大臣を外来のロビーで総出でお出迎えしましたとか、皆さん何らかの政治に関するしがらみをお持ちでないかと思います。そして、あるいは政治が 嫌いなんじゃないかと思います。
私もそうです。私も政治のしがらみがあります。あれは総理大臣になる少し前の麻生太郎のパーティーで今の岸田外務大臣が一所懸命に太鼓を持ってい たのを知っています。そんな私も政治が大嫌いです。政治家が大嫌いです。だからはっきり言います。
選挙なんて行く価値ありません。無いんです。ニュースで散々民主主義のためにとか国民の声をとか義務がどうのとか言いますが、選挙なんて行く価値 ないんです。だって投票する価値のある候補者がいないんですから。
じゃあどうしようか?このまま絶望して政治家の勝手にしてもらいましょうか?
いやいや、それは困りますね。
皆さん、絶望してください。大いに絶望してください。そしてその絶望を胸に、是非投票へ行ってください。
その時あなたは、全く投票する価値のない候補者、私たちのことも、次の世代のことも、世界中のことも考えない自分のことだけが気がかりな連中の名 前を目にするでしょう。
怒ってください。怒ってください。
あなたのその怒りが、この世界を変える唯一の原動力です。
そして政治家に文句を言い続けてください。誰が当選しようと、そいつがストレスでどうかなるくらいに言い続けてください。あなた自身が政治家にな る必要はありません。
あなたは一人のこの国に住む人間として、それを代表している政治家に文句を言えばいいのです。
そして、その行動を監視してください。それこそが私たちの義務です。
政治家を決めることだけでなく、政治家に政治をさせること、またもな政治をさせることが私たちの義務です。
人間というのは力を持てば使いたくなります。
だから人間はとうとう核爆弾というものまで作ってしまいました。
そんな力、権力を持った政治家は私たちがきちんと監視して私たちが制御しないといけないんです。
それを怠ったから、原発が爆発するまで私たちは一瞬でも原発を全て止めることが出来なかったんです。
そして未だに原発を止められないんです。
皆さん、まずは少しでも原発を嫌いな候補者に投票してください。そんな奴はいないかも知れません。残念ながら現実です。では、どうやってこの悪ど い政治を握りつぶしてやりましょうか?
政党で見れば、自民党は再稼働ゴーゴーな政党です。民主党は原発0を維持する意志を持たなかった政党です。公明党は日和見です。論外です。維新の 会は大飯再稼働を阻止するふりをして容認した再稼働お助けマンな政党です。社民は地方選で自民や民主と連立して候補者を推薦することがある保身の 党です。生活の党はトリチウムという非常に厄介な放射能を出す核融合という技術を推進しています。みんなの党は絆の震災瓦礫広域処理に賛成した党 です。あれで日本中が放射性廃棄物処分場になる布石が出来ました。共産党も同じくです。あの党は新しいことを知りません。はっきり言います。まと もな政党はありません。繰り返します。まともな政党はありません。
それでも、おかしいところがひとつでも少ない候補者に投票してください投票してください。
そして、そのおかしいところを徹底的におかしいと文句を言い続けてください。政治家が泣くまで、泣いても言い続けてください。応援なんてしてはい けません。勘違いさせるもとです。とにかく「おかしい」「間違ってる」「それは悪意だ」言い続けてください。
そうすれば、世界は少しずつでも変えられます。あなたがその一端を担ってます。
分かってください。原発を止められるのはあなたです。原発を動かし続けられるのもあなたです。あなたにはその両方があります。
だから、あなたが明日どうするかで、原発が明日どうなるかが決まるのです。
世界を変えられないと思わないでください。あなたがそう思うことで、世界は一人分変わらない方へ流れます。世界が変わらなければ、私たちはもっと 沢山の、この中和も治療も出来ない毒、放射能を持ってしまいます。世界が変わらなければ何も、私たちは次の世代が笑顔になるようなものを残せない んです。
どうか原発のことを嫌いになってください。私たちも、私たちの次の世代も不幸にする原発を、どうか嫌いになってください。お願いします。

◆Kさん

いつもお騒がせしております。
広島2人デモです。
原発の再稼働に反対して歩いております。

みなさんに知って欲しいことがあります。
今福島で起きていることです。
福島県郡山市の小中学生が、年間1mSv以下の安全な場所で教育を受けられるようにと裁判を起こしました。
テレビや新聞などの大手メディアは、この裁判を報道しません。
政府、東電、東電の株主である企業がスポンサーだからです。
スポンサーに都合の悪い事は報道しないんです。
震災以前、子どもの甲状腺異常は1%未満でした。
しかし2012年4月に発表された甲状腺検査の結果、福島の13市町村3万8千人の子どもの35%、そして福島市の4万2千人の43%に嚢胞が見 つかっています。
甲状腺がんが見つかった子もいます。
通常ならば子どもの甲状腺がんは100万人に一人の割合にも関わらずです。

子どもたちは被曝線量を計るためのものを首から下げさせられています。
これは記録を取るためのものであって、子どもたちや親に危険を知らせるものではありません。
汚染されているとわかっている福島産のコメを、給食で食べさせられ被曝させられ続けています。

日本は縦に長い国です。
震災に遭ったのは東北で、原発被害にあったのは福島だ、
そんな風に思っておられませんか?

風向きによっては広島に届いているかもしれないんです。
チェルノブイリの時の大きな事故、世界中に拡がった放射能
福島は事故自体チェルノブイリほどでなかったにしろ
放射能は2年経った今でも出続けています。

海は汚染され、空気中には放射能が放出され続けています。
何百キロ離れていようと、風にのって放射能が届いていないとは限らないんです。
この広島で自分たちが食べているもの、飲んでいる水、吸っている空気
福島から離れているから安全だと思ってはいませんか?

政府は何もしていません。
東電も何もしていません。
本当にやらなきゃいけないことをするためには
莫大なお金と莫大な人の手が必要です。

けれど政府は東電だけにその対応を任せて何もしていません。
そして終わったかのように見せかけの報道だけを繰り返し
原発の再稼働をしようとまでしています。

放射能は色もにおいもなく、味もしない、息苦しさもない。
目で見ることも出来ません。
それでも確実に体は蝕まれていくんです。
どうか本当に原発が必要か考えてみてください。
食事のたびに放射能の心配をする、地震のたびに原発の心配をする、それをこれから先死ぬまでずっと、
そして自分が死んだ後も、子どもや孫、これから生まれてくる子どもたちに続けさせるのはおかしいと思います。
どうか本当に原発が必要か考えてみてください。
自分で情報を探して、そして考えて下さい。宜しくお願いします。