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第18回伊方原発再稼働を止めよう! 4月27日報告

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現在報告作成中です。

▽チラシA3版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130427_ikata.pdf

▽チラシA4版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130427_ikata_A4.pdf

先に主催者原田さんの報告をアップしておきます。

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みなさま

4月27日第18回目の広島 元安橋東詰めー本通りー金座街往復コース 伊方原発再稼働反対ウォークの報告です。

4月27日(土)15:00にスタート。今回は4人で歩きました。
前の晩の寒さはどこへか、すっかり初夏の装いの元安川岸、若葉がきれいでした。本通りの人出は、特別多くもなく、少なくもありませんでした。

今回のチラシのタイトルは、「広島は伊方原発の最大の被害地元 ~事故を起こさなくても瀬戸内海に流れ込む大量の危険なトリチウム~」
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130427_ikata_A4.pdf

◇今回、特に訴えたかったことは、原発から通常運転時でも放出される大量のトリチウムの危険性です。

伊方原発は、2001年から2010年までの10年間に、552兆ベクレルもの液体トリチウムを海に放出しています
(独立行政法人原子力安全機構『原子力施設運転管理年報』平成23年版より)。
気体トリチウムは、おそらくその2倍程度放出していると考えられます。

トリチウムは、水素の同位体で、放射性物質です。
電力業界は、「トリチウムの電離エネルギーは弱いので、人体への影響は無い」と宣伝してきました。しかし、事実は違います。
トリチウムは、他の放射性物質とは違ったメカニズムで生体を損傷します。

例えば、人間を含む動物の細胞には、タンパク質、核酸などの高分子化合物が含まれていて、これらが生命活動を担っています。
これらの高分子化合物において、水素は分子と分子をつなぐ大切な役割を果たしています。
ところが、トリチウムは水素の同位体なので、トリチウムが体内に入ると、水素があるべきところにトリチウムが代わって摂り込まれてしまいます。
ところが、トリチウムは放射性物質なので、元素転換を起こしてヘリウムに変わってしまいます。
ヘリウムは分子と分子をつなぐ役割を担えないので、水素があるべきところにトリチウムを摂り込んでしまった高分子化合物は損傷し、正常に機能することができなくなってしまいます。

トリチウムを分離することは難しく、世界中の核施設がトリチウムを垂れ流しにしてきました。
しかし、2009年、カナダのオンタリオ州政府の飲料水諮問委員会は、飲料水のトリチウム濃度規制値を1リットルあたり上限20ベクレルとすることを提案する報告書を提出しました。
この背景には、オンタリオ州最大の都市トロントに近い、ピッカリング原発から放出されるトリチウムによる子どもたち(特に乳児)の健康損傷があります。

伊方原発が再稼働するということは、ふたたび伊方原発から大量のトリチウムが海へ、大気中へ、放出し続けられるようになるということです。
伊方原発と広島の間には、放射性物質を運ぶ海はありますが、遮るものはありません。
広島名産の「牡蠣」が獲れ、チヌが獲れ、スナメリが泳ぐ海と大気がふたたびトリチウムで汚染され続けるようになるということです。

伊方原発は、7月に原子力規制委員会の「規制基準」が決定されれば、その後の再稼働一番乗りとなる可能性が最も高い原発です。
苛酷事故の危険性も小さなものではありませんが、平常運転でも大量の危険なトリチウムを放出します。
伊方原発の再稼働を止める可能性があるとすれば、被害地元ととなる周辺住民が挙って「伊方原発再稼働反対」の政治意思表示をすること以外にありません。

◇今回、用意した50枚のチラシは、復路のアンデルセン前あたりで最後の1枚がなくなってしまいました。
真剣な表情でプラカードをみつめる人が多かったこと、今回は、若い人よりも中年以上の「物がわかった」感じの人がよくチラシを受け取ってくださったことが印象的でした。

第46回広島2人デモ 4月26日報告

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みなさま

毎度毎週お騒がせしております。
第46回広島2人デモのご報告をいたします。

参加者は7人
哲野、網野、ツナさん、大歳さん、じゃけえさん、Kさん、Kさんの娘さんでした。

原田さんは事前に中電前の上関原発を止めよう!広島ネットワークのほうに参加すると連絡がありました。
中電前は5時からなので「今やってる最中だなぁ」といいながら
集合場所に行くとツナさんがすでに待っていました。
哲野・網野「早っ!」
チェルノブイリデーということで仕事の合間をぬって来たそうです。
ツナさん、気合いが入っております。

しばらくすると大歳さん、じゃけえさん登場。

警察の方も来て指令書の確認をしてチラシをお渡しします。
警察「今日は19時から中電前からデモがあるらしいですよ。」
網野「ええっ?そうなんですか?」
哲野「原田さんたちのところかな?」
網野「いやいや上関ネットはデモはしないと聞いてるよ。キャンドルイベントはするみたいだけど」
警察「ご存知なかったですか」
網野「ぜんぜん。でも私たちは19時で終わりますから、ぶつかりませんね。
    ・・・もしかしてこちらのデモが終わったらあっちの警備へ合流されるんですか?」
警察「いえいえ、私はここで今日の仕事は終わりです」

後日伊方デモでしたのでその時に原田さんに様子を聞くと
上関ネットの他にも抗議行動をしてる団体がいて、
デモをしたのはどうも中核のようだ、とのことでした。

時間が来るまでチラシの内容で立ち話をしていたのですが、話はやはり小児科学会の話に。
じゃけえ「ちょうど先週でしたよね?」
網野「そうそう。大歳さんに行ってもらったんですよ、小児科学会の市民公開講座。
    で、スピーチもしてもらったけど、立ち話でざっと報告聞いたんですよね。」
哲野「その翌日に僕、全国から集まった小児科医の集まりに行ったけど感動したよ。
    子どもたちの命を守る立場で闘ってる医師たちがこんなにいるんだって・・・」

音楽が鳴りました。5人で出発です。
※例のごとく、各人のスピーチ全文は別途最後にまとめてあります。

▽チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130426_A4.pdf
1-2
3-4

トップバッターは大歳さんです。

大歳さんは大飯原発運転差し止め請求の件を取り上げ、大阪地裁の却下決定のおかしさ
また、大阪地裁がこの却下決定の理由を非公開にした理由を問い合わせた件
また先週、小児科学会の市民公開講座に参加した感想をスピーチされました。
そして最後に
大歳「この地震だらけの日本において54基以上もの原発を作ってしまったのですが、一体どこの政党がこれを推進してきたかというとこれは自由民主 党です。
    正力松太郎氏(原子力委員会初代委員長)や中曽根康弘氏を筆頭に自民党のほとんどは原発を推進してきました。
    だから脱原発をするのにまず何をしてはいけないかというと、これは自民党に票を入れてはいけないということになります。
    そしてこの7月に参議院選挙がありますがこの広島の選挙区において自民党から出るのはだれかといえば、溝手顕正さんになります。
    溝手さんに票を入れてしまうと脱原発はできなくなります。
    今アベノミクスとか何とかで自民党の支持率が75%まで上がっているとマスコミはでっち上げていますが、こんなのも全部ウソです。
    所得の増加が伴わないインフレなどむしり取られているに等しいのです。
    自民党と同様、悪質な世論の誘導を行なう大手のマスコミからの決別もいたしましょう。」
と呼びかけました。

歩き始めてしばらくして、Kさん親子が合流しました。
すぐに街の反応がありました。
いままで無関心だった特に40歳代以降で特に男性、サラリーマンや身なりの良い初老の紳士の反応がいいのです。
躊躇なくチラシを手に取ります。
また、取りに来る人もいます。

次にじゃけえさんです。
じゃけえ「1986年4月26日チェルノブイリ原発事故が起きました。今日で27年目になります。・・・」
チラシの内容を要約して紹介し
じゃけえ「歴史を学ぶ上で一番有意義な事は同じ過ちを繰り返さない事ではないでしょうか?
     今の日本がしている事は、チェルノブイリでは避難していた場所と同等の放射能汚染地域に住民が留まる事を容認し、
     チェルノブイリでは規制がかかる程放射能汚染食品を食べる事を容認しています。
     国民が被爆する事を容認しています。
     そして健康被害が出たとしても放射線との因果関係を認めないでしょう。
     過ちを認めようとはしないでしょう。
     ご自身の命をあなたの大事な人の命を守る為に、是非ご自身で判断してください。」
と呼びかけました。

次に哲野です。
哲野はウクライナ政府の報告から、子どもたちに健康被害、特に慢性疾患を抱えた子どもが増加していること
低レベル放射能汚染食品の摂取が要因であること、その医科学的因果関係は研究では報告されていることなどを知らせました。
哲野「チェルノブイリはチェルノブイリから学ぶことは出来ませんでした。
    しかし、私たちは、チェルノブイリから学ぶことができます。
    そして私たち日本の市民の、低レベル放射線による健康損傷を最小限に止めることができます。
    そのことについて懸念されるのは、やはり日本政府、マスコミ、学界、経済界が声をそろえて『低線量の放射線は害がない』、『安全だ』とい う人もいます。
    厚労省のパンフレットを見ると、放射能汚染食品、基準値以下であればいくら食べても安全だとはっきり書いてあります。
    しかしこれは、ウクライナやベラルーシなど苦しんだ、今でも苦しんでいる人たちの実態を見る限り、全く真実ではありません。
    政府が社会不安を起こすまい、楽観的に言うのは日本政府に限った事ではありません。どの国の政府もそうです。
    しかし、限度というものがあります。
    私たちの警戒心や私たちの注意を放射線や放射能から逸らそうというのは、これはもう犯罪に近いようなデマだと私は思います。」
と語りかけました。

そのあと、Kさんにマイクが渡ります。
Kさんは福島集団疎開裁判のことに触れ、福島のみならず東北・関東圏の子どもたちが放射能におびえて暮しているという実情を訴えました。
Kさん「裁判では子どもたちにとって将来的には被害がでるかもしれないほどの放射線の存在は認めましたが
    そのために子どもたちを疎開させることは認められませんでした。
    子どもたちは、自分たちでは見ることのできない線量計を首から下げさせられ、
    甲状腺検査を受けるたびにスタンプをもらい、スタンプがいっぱいになったら図書券がもらえるそうです。
    放射線でどれだけ子どもに被害が出るか調べるためのモルモットになっています。
    みなさんは子どものころ、どんなことを考えられていましたか?
    自分や家族がいつ病気になるんだろう、大人になるまで生きられるんだろうか?
    大人になっても自分は子どもを産めないんじゃないか?
    産んだとしても奇形や知能障害やそういう子どもにならないか?そういう心配をしたでしょうか?
    そういう心配をいま、福島に住んでいる子どもたちは実際にしているんです。」

Kさんのスピーチを聞いていて、私は子どものころの感情やいじめられた経験を思い出していました。
子どものころ、周りの大人の体裁上、事情でものが言えないことがありました。
また本意ではないことを言わされたこともありました。
その時に感じたのは、「この人たちは私たちのことなどどうでもいいんだ」と感じ、そういう大人には心を閉じ、軽蔑しました。
子どもは事情はわかりませんが、本当にこちらの事を考えてくれてのことか、私たちに目を向けているかどうかわかるのです。
また、いじめられた時の事を思い出しました。
いじめられたとき、周りに見ていたり気づいている人がいました。
しかし誰も何もいいませんでした。先生を呼ぶことも、先生が来ても何も言いませんでした。
黙っていることでそのいじめを「認め、加担している」と感じました。
いじめが良くないと思えば、「やめなさいよ」の一言も言うでしょう。
私たちが黙っていれば関東圏・東北の子どもたちは「今自分が受けている理不尽を容認している」と受け取るでしょう。
当然です。
黙ってる事は「YES」と同じなのです。
彼らは同じ日本の人間であり、対等平等であり、同じ人として生きる権利を持っているのです。
彼らの受ける理不尽は私たちに向けられた理不尽なのです。
暴力を一緒にふるっているのと同じだと、気が付かない方がおかしいと思います。

次にまたツナさんにマイクが渡りました。

ツナ「こんばんは。原発に反対して歩いております。一曲歌います。
   (『こいのぼり』の替え歌で)
    ♪ コストの高い原子力~
    ♪ 大きい被害は無視します~
    ♪ 小さなごまかし積み重ね~
    ♪ 面白そうに…
   って面白くないですね!面白くないです!みなさん、面白おかしく死にますか?
   忘れて暮らせると思いますか?
  もうすぐですよ。健康被害はこれから本番を迎えます。」

というスピーチ?歌から入りました。そして

ツナ「2年前、1ミリシーベルトと頻繁に言っていました。これが許容限度だよと。
   1年間1ミリシーベルトと言っていたのが、いつの間にか20ミリになりました。
   そこまで許容しないとやってられないんだということだそうです。
   でもいま、100ミリと言う言葉が出てきています。最初の100倍です。
   なぜでしょう?収束なんかしていないから、1が20になって、100になるんです。
   しかし死んでも『因果関係は証明されていない』から、わかりませんね。
   あなたが死んだ時に因果関係が証明されますが、その時あなたは死んでいます。
   そういうシナリオに乗っからないでください。
   そういうシナリオを全力で拒否してください。
   全力で拒否しないとそういうシナリオに無理やり乗せられてしまいます。
   知らないうちに私たちは死に方まで決められているんです。本当にそれでいいんですか?
   何にも知らなかったふりをして穏やかな顔をして、そのシナリオに乗って死ねますか?
   どこの馬の骨ともわからない、原発で金を儲けている奴らに、あなたの大切な命、差し出していいんですか?」
と呼びかけました。

そんなツナさんのスピーチ中に、前回参加してくれたタンさんが手を振りながらすれ違いました。
今日は御用事のようです。

次に哲野にマイクが渡りましたが、本通り電停まで戻ってくると
高校生がメガホン持ってカンパ活動をしていました。
箱には「絆」と書かれています。
「被災地の復興にはまだまだ力が必要です!・・・ご協力をお願いします!・・・」
どうもこの高校生たちがボランティアとかで東北に行っているらしいのです。また被災地がどういう状態かも広める活動をしている、と。
でも活動資金が足りなくてカンパを呼び掛けているようです。

一応、こちらは配慮して彼らの傍を通りすぎる間はスピーチを控えました。
(彼らは全くこちらには配慮していませんでしたが)
哲野は高校生に対して首をかしげながらチラシを渡しに行きました。
哲野「頭を下げてとったけど、読むかどうか・・・」
被災地の復興はもう私たちのカンパでどうにかなるものではない。
復興が何を意味するのか、特に福島では何を意味するのか、
この高校生たちは誰かの振り付け通り動いているような感じがして仕方がありませんでした。
あとで
哲野「しまった。お互いにスピーカーとマイクを持ってたんだから、短くやりとりしてもよかったよね」

そして次に網野にマイクが渡ります。
網野「27年前の今日、チェルノブイリ事故が起りました。
   私たち日本は原発事故当事国です。私たちは当事者になりました。
   よその国のことではありません。
   原発事故はよその国で起こった事ではありません。
   私たちの国で起こりました。
   私たちは当事者になりました。
   ・・・残念ながら当時、ウクライナ政府・・・当時はソ連でしたが10年間くらい有効な手立てをとりませんでした。
   数年後に飲料水を20ベクレルに摂取制限して抑えています。
   これはセシウム137の摂取制限値です。
   ところが健康被害が増大し、死亡率が上がり、ようやく10年後、飲料水を2ベクレルまで下げました。
   そこでようやく、人口急減に歯止めがかかっています。」
と語りかけました。

元安橋に帰ってきて、最後にKさんの娘さんが一言、
「ありがとうございました」でデモ終了。

警察にお礼を言ってお別れし
恒例の立ち話になりました。

網野「チラシは・・・」
哲野「ない。電停を渡ったところでなくなった。」

みんなの感想はやはり40歳代以降の人の関心ぶりでした。特に男性・・・
明らかに最初無関心だった層です。
そして10歳代、20歳代が特に関心を示さなかった、というのも顕著だったらしいです。

Kさん「チェルノブイリを知っているかどうかではっきり分かれている気がする。
    だって若い人20歳代がほとんど関心示さなかった。」
ツナさんも同じ感想でした。

ツナさんはあとでツイートで以下の感想を寄せてくれました。
  「チェルノブイリ27年の今日、福島とチェルノブイリを重ねてみようかと思いましたがやめます。
   放射能の放出の時間軸においてこの二件は大きなちがいがありますが、
  それはチェルノブイリが爆発で広範囲(400キロ先まで汚染)にフォールアウトによってセシウム137などが降り注いでいるに対して
  福島第一では爆発こそあれ、少しずつ長い時間をかけて放出され続けています。
  私たちは、降ってくる放射能への対策はもちろんですが、それ以上に放射能の流通に気を付けなければなりません(関東東北をのぞく)
  ただ、健康被害、出生率、人口増減の傾向は同じように重なるのではないでしょうか。
  私たちは、三年目を迎えています。ウクライナの人口は事故後三年を経て急カーブで減少します。
  ただ、人が減っているのではありません。生まれてこないのです。そして死んでいるのです。
  生まれてこないということは、死産です。悲しいです。ただ死ぬことはありません。病気で苦しんで死にます。
  私たちがこれから直面する現実です。」

(実際には死産と同時に、流産も多かった、また人工中絶も急増していた)

そしてじゃけえさんもツイートで感想をくれています。
 「前回より反応が良かったと思います。今回はプラカード持ちに専念。
  チェルノブイリデーということで「あぁ!そういえば!」と気にかける人が多かったようです。
  当時、自分は小さかったのでチェルノブイリを認識したのは小学生くらいだったかな?
  アトムスーツプロジェクトが鮮烈でした。
  http://www.yanobe.com/asp.html
  まず単純にアトムスーツかっこいい!が最初でそのアトムスーツでチェルノブイリを訪れている写真を見て
  廃墟とスーツの対比に不気味さを感じました。ちなみにアトムスーツは広島市現代美術館蔵です。」

哲野に聞いてみると、本通り商店街のオーナーや従業員の人(毎回毎回迷惑をかけているんですが)
の関心がやはり高かった。
いつも顔なじみのオーナーが姿がなかったので、新規開拓にこちらを見ている人に近づいて
チラシを5人ほど渡しに行ったのですが、全員頭を小さく下げながら受け取ったそうです。

新聞やテレビは何か発表があった時だけ福島事故の様子を伝えていますが
2人デモで受ける感触は、みなさん、モノを考えている人たちはやはり、
「チェルノブイリ事故はいまどうなっているんだ?」という関心を寄せているんだと
いうことが実感できます。
それに対して1980年代以降に生まれた人たちはチェルノブイリ事故については
何も知らされていないことも今回確認できました。
じゃけえさんも哲野もツナさんもそして言っていましたけど、
今私たちが本当に参考に出来るのは、チェルノブイリ事故の経緯です。
家庭や職場でもっとチェルノブイリ事故について話合うような雰囲気を作っていかなければならないと思います。

ちなみに前回からこっち、全員、チェルノブイリ事故当時
「傘を差した!」「学校休まされた!」「悪いものが降ってくるから気を付けろ言われた」とか
あんまり訳が分からないけど、大人に言われて日本中が騒いでいた雰囲気の思い出を語りました。
哲野は当時ニューヨークに住んでいたらしいのですが、全く騒がなかった記憶があるそうです。

以上ご報告いたします。

=========以下各人のスピーチです。=============
◆大歳さん

4月16日、大飯原発運転差止め仮処分民事申立て請求が、大阪地裁において却下されました。
マスコミの報道によれば、この訴えを却下した理由は、「民主党政権時にできた再稼働の暫定基準は合法的であり、大飯原発の3、4号機はこれを満た す」というものです。
確かに大飯原発は当時政権下にあった民主党によって定めた暫定基準によって再稼働を始めました。
しかし現在は原子力規制委員会の新規制基準というのができましたので、再稼働当時の暫定基準というのは、古くなってしまった基準ということになり ます。
当然、大阪地裁は新しい基準において大飯原発の再稼働が適切だったかどうかを判断しなければならないはずですが、これをしっかりやってしまうと大 飯原発を止めなければならなくなってしまうのか、民主党の作ったでっち上げの暫定基準を大阪地裁は「安全基準として妥当である」と判断してしまい ました。

では、なぜ大阪地裁は自らの裁きの基準を捻じ曲げてまで大飯原発を動かし続けようとしているのでしょう?
これはつまり電力利権、言い換えれば“核利益”と呼んでもよいと思いますが、“核利益”を享受している勢力を味方した、もしくはそこから大きな圧 力が働いたと見ることができます。
三権分立とは、司法―行政―立法がお互いに独立し、それぞれを監視、抑制しどれかの権力が暴走しないようにするための機能です。
大阪地裁のこうした在り方を見ると三権分立が成り立っているのかどうか、甚だ疑問です。
おそらく成り立っていないのでしょう。
よく言われるのが、日本は官僚主義であり、霞が関のほうが国会や司法よりも強いというものがあります。
また、この三権不分立の外側に財界や、さらにその上に米国などの圧力があり、三権不分立自体が上から押さえつけられているのかもしれません。
地方裁判所の裁判官や裁判長も、その上には高裁や最高裁のポストがありますので上の意向に沿う判断をしなければその先の出世ができなくなってしま うというような事情もあるかと思います。
そんなことで再稼働を認めて国民を危険な目にあわせて頂いて欲しくはないのですが、そんなものかもしれません。
私も大阪地裁に実際問い合わせてみましたが、「大飯原発の件に関しては一切答えられない」の一点張りでした。
口が裂けても本当の事情は言えないのです。

少し話が大きくなりますが、世界には国際的な核利益共同体というのがあります。
米国、フランスそして日本などがこれの主要国となります。
日仏米の3国が持つ商業用原子炉を合計すると、全世界にある商業用原子炉の合計の約半分を占めます。
これだけ見ても原発はエネルギー需要とは無関係に存在するものであることがわかりますが、日本はこれから核利益共同体にとって、特に重要な位置に なってきています。
どういうことかといえば、米国はシェールガス革命が起きたこともあり、おそらく原子力産業は衰退していきます。
そこで日本の原子力産業と一緒になって東アジアを中心とした途上国に原発を輸出していこうとしていきます。その拠点がこの日本ということになりま す。
そして福島原発事故が起きてしまったということで、このような過酷事故の重要なサンプルをとるためのショールームにしてしまおうという計画です。
低レベル放射線廃棄物である汚染瓦礫の広域処理もおそらくこの一環でしょう。
エートスプロジェクトというのが福島県を中心にありますが、これは、表向きには「被ばく量を計測、管理しながら地元である福島で放射能とともに生 きていこう」という一見耳触りが良い言葉で、被災者を被災地に縛り付けて人体実験まがいの統計を集めているというのが、このエートスプロジェクト です。
このプロジェクトの意義は、被災者の健康状態を調べ独占して、さらに自分たちに都合が悪いデータは隠蔽してしまうことにあります。
国際的な放射線被曝モデルの権威はICRPですが、ICRPの福島での実行部隊がエートスプロジェクトということです。
日本国内で放射線影響を研究している団体のほぼすべてはこのICRPと一心同体です。

先日私も、国際会議場のフェニックスホールにおいて行われた御用学者たちによる洗脳市民講座に行ってまいりましたが、いまだにこの御用学者の方々 はICRPの教義に従って放射能による疾病は癌と白血病だけであると決めつけています。
今日お配りしているチラシにそれ以外のどんな疾病があるか詳しく掲載していますので、どうかご参考にしてください。
これらはチェルノブイリの後、ベラルーシやウクライナで行われた調査がもとになっています。ICRPから独立した多くの研究者や医師の方々がこの ような調査に携わってこられたのですが、これによれば癌や白血病よりもそれ以外の疾病のほうが多いのです。
ですから御用学者の言っておられる「100mSv以下の被ばくであれば影響はない」とか「心臓疾患と放射能との関係は科学的根拠がない」というの は悪質なウソ、もしくは彼ら自身が思考停止状態にあるかのどちらかです。
私は疫学のどシロウトですが、どシロウトであるがゆえに学派や利権にとらわれず、いろいろな情報を集めることができます。

どうか皆様もご自身で信頼を置ける情報源を得て、ご自身でしっかり考えて頂きたいと願います。

もう一点。
この地震だらけの日本において54基以上もの原発を作ってしまったのですが、一体どこの政党がこれを推進してきたかというとこれは自由民主党で す。
正力松太郎氏(原子力委員会初代委員長)や中曽根康弘氏を筆頭に自民党のほとんどは原発を推進してきました。
だから脱原発をするのにまず何をしてはいけないかというと、これは自民党に票を入れてはいけないということになります。
そしてこの7月に参議院選挙がありますがこの広島の選挙区において自民党から出るのはだれかといえば、溝手顕正さんになります。
溝手さんに票を入れてしまうと脱原発はできなくなります。
今アベノミクスとか何とかで自民党の支持率が75%まで上がっているとマスコミはでっち上げていますが、こんなのも全部ウソです。
所得の増加が伴わないインフレなどむしり取られているに等しいのです。
自民党と同様、悪質な世論の誘導を行なう大手のマスコミからの決別もいたしましょう。

◆じゃけえさん

1986年4月26日チェルノブイリ原発事故が起きました。
今日で27年目になります。
今でも放射線による健康被害は深刻です。
1992年以降、ウクライナでは健康な子供の割合は減少の一途をたどり
2008年には慢性疾患を抱える子供は全体の78.2%に増加しています。
事故直後から収束作業に当たった”清掃人”の子供達の1割弱は先天性出産欠損が見られました。
体の一部が欠けていたり、異常があったということです。
ウクライナでは最初は健康被害と放射線の関係を認めず、国民の被曝を容認していましたが
死亡率の上昇、出産率の低下が止まらず、それからやっと規制をして人口減少は止まりつつあるようです。

私たちはチェルノブイリに学ぶ事が出来ます。
歴史を学ぶ上で一番有意義な事は同じ過ちを繰り返さない事ではないでしょうか?
今の日本がしている事は、チェルノブイリでは避難していた場所と同等の放射能汚染地域に住民が留まる事を容認し、
チェルノブイリでは規制がかかる程放射能汚染食品を食べる事を容認しています。
国民が被曝する事を容認しています。
そして健康被害が出たとしても放射線との因果関係を認めないでしょう。
過ちを認めようとはしないでしょう。
ご自身の命をあなたの大事な人の命を守る為に、是非ご自身で判断してください。

◆哲野

今日4月26日は1986年のチェルノブイリ事故から27年目になります。
1986年の今日、チェルノブイリ4号機から放出されたセシウム137、セシウム137は半減期30.1年、まだ30年になっていませんから半分 になっていません。
チェルノブイリのある国は今ウクライナと言う国になっています。
ウクライナは当然、放出された放射能に現在でも苦しめられています。
チラシをご覧いただければおわかりですが、セシウム137の汚染はまだまだ深刻です。

現実の問題としては、ウクライナ政府の報告を読むと14歳以下の子どもの健康状態がありますが
事故から6年経った1992年から2008年の間、健康な子どもの割合が激減しております。
事故から25年以上も経ってなぜ健康な子どもの割合が減っているのか
慢性的な疾患を持った子どもがなぜ8割にも達しているのか
非常に不思議な現象だと思われます。
ウクライナ政府は子どもが生まれた時の新生児の状態ですでに低線量の内部被曝をし
正常に健康な子どもに育たない素地を持っていると分析しています。
そして、6歳から7歳に達するころには半分以上の子どもが何らかの不調を訴える、
そして14歳に達するころには何らかの慢性疾患を持っている。
代表的には心臓疾患系の病気、運動器官系の病気・・・
運動器官というのは具体的に言うと、骨と筋肉です。
それから内分泌系の病気。内分泌というのはホルモンを出したり、インシュリンを出したりするところです。
インシュリンは糖尿病を防ぐ、唯一人間の身体が出しているホルモン、内分泌です。
このインシュリンが正常に出なければ糖尿病になります。
被曝した都市で子どもの糖尿病がなぜこんなに多いのか、これは一つの説明になるかと思います。

さらに出ている病気としては行動障害、精神行動障害という病気が数倍にも上っているとウクライナ政府の報告は指摘しています。
放射線障害でなんで精神行動障害が出るのか、これは実は低線量内部被曝の影響はIQ低下、知能低下をもたらすことがわかっています。
IQ低下、知能低下に至った子どもが精神障害や行動障害を起こすのは当然のことです。
これはまた当然のことですが、子どもたちに泌尿器系、生殖器系の疾患も増えているとウクライナ政府は報告しています。
これだけ様々な病気に取り囲まれれば、慢性疾患の子どもが、ウクライナの14歳以下の子ども全体の8割を占めるというのは不思議なことではありま せん。
25年以上にわたるセシウム137、初期にはヨウ素131、そしてこれから出てくるであろうストロンチウム90、アメリシウム・・・
こうした危険な核種に取り囲まれてウクライナの子どもたちはその健康を害しています。

これが、ウクライナです。

福島原発事故から2年以上経ちました。さきほど私たちの仲間が指摘したように、私たちはチェルノブイリから学ぶことができます。
チェルノブイリはチェルノブイリから学ぶことは出来ませんでした。
しかし、私たちは、チェルノブイリから学ぶことができます。
そして私たち日本の市民の、低レベル放射線による健康損傷を最小限に止めることができます。
そのことについて懸念されるのは、やはり日本政府、マスコミ、学界、経済界が声をそろえて『低線量の放射線は害がない』、『安全だ』という人もい ます。
厚労省のパンフレットを見ると、放射能汚染食品、基準値以下であればいくら食べても安全だとはっきり書いてあります。
しかしこれは、ウクライナやベラルーシなど苦しんだ、今でも苦しんでいる人たちの実態を見る限り、全く真実ではありません。
政府が社会不安を起こすまいと、事態を楽観的に言うのは日本政府に限った事ではありません。どの国の政府もそうです。
しかし、限度というものがあります。
私たちの警戒心や私たちの注意を放射線や放射能から逸らそうというのは、これはもう犯罪に近いようなデマだと私は思います。
チラシの中にウクライナ政府の報告を出来るだけ引用してまとめていますので、お読みになってください。

===

チェルノブイリ事故では事故当日の4月26日から5月6日まで、約10日間でほとんどの放射能を放出しました。
福島原発事故は今なおかつ、放射能を出し続けていrます。
最大の放射能放出は1か月間でした。1か月間かけて出ました。これが大きな違いです。
お配りしているチラシに書いてありますが、ウクライナ全土、各州で内部被曝、外部被曝した線量推計が各地域に渡って書いてあります。
それを読むと面白いことがわかります。
各地の住民たちの被曝線量は事故が起った1986年よりも事故の翌年1987年から2011年、この期間のほうが
内部被曝も外部被曝も被曝線量が大きいのです。
事故が起こった年に最大の被曝線量を浴びるより翌年からの累積被曝線量が大きいのです。
なぜこんなことになるのか?
放射能の放出は一瞬ですけども放射能の持つ細胞を破壊するエネルギー、電離エネルギーはなかなかなくならないのです。
短い間になくなる核種もあります。例えばヨウ素131は半減期8日ですから1年も経てばなくなります。
しかしプルトニウム239は半減期2.4万年ですから、私たちの時間尺度からすると全くなくなっていない。
今最大の問題になっているセシウム137、これは半減期30.1年です。
事故から27年経ったウクライナでもベラルーシでも、まだ半分も減っていないんです。
ウクライナの子どもたちが事故後27年以上経っても慢性疾患を持った子どもがどんどん増えているのはここに原因があります。
セシウム137、ストロンチウム90など大量に放出された放射能は事故のあと、多くの人たちを放射線被曝に陥れます。

これは決してよその人の話ではありません。
福島原発事故に直面している、日本の私たちの問題でもあります。
1年2年を見ると何も起こっていないようにみえますが、25年という長い年月を見た時
ウクライナ政府はチェルノブイリ原発事故のために650万人もの人命が失われたと報告をしています。
20年後、30年後のことを考え、手を打っていくのは今しかありません。

◆Kさん

みなさんに知って欲しいことがあります。
福島の子どもたちのことです。
福島県郡山市の小中学生の子どもたちが、年間1mSv以下の安全な場所で教育を受けられるようにと裁判を起こしました。
テレビや新聞などの大手メディアではこの裁判を報道しません。
テレビや新聞のスポンサーが東電や東電の株主だからです。
スポンサーにとって都合の悪い事は報道しないんです。
裁判では子どもたちにとって将来的には被害がでるかもしれないほどの放射線の存在は認めましたが
そのために子どもたちを疎開させることは認められませんでした。

子どもたちは、自分たちでは見ることのできない線量計を首から下げさせられ、甲状腺検査を受けるたびにスタンプをもらい、スタンプがいっぱいに なったら図書券がもらえるそうです。
放射線でどれだけ子どもに被害が出るか調べるためのモルモットになっています。
みなさんは子どものころ、どんなことを考えられていましたか?
自分や家族がいつ病気になるんだろう、大人になるまで生きられるんだろうか?
大人になっても自分は子どもを産めないんじゃないか?
産んだとしても奇形や知能障害やそういう子どもにならないか?そういう心配をしたでしょうか?
そういう心配をいま、福島に住んでいる子どもたちは実際にしているんです。

南相馬で女子中学生が急性白血病で亡くなりました。
もしかしたら、放射能は関係ないかもしれません。
それでもこれから先、いろんな病気が増えて、いままでなかったような不自然な病気が増えて行きます。
それらが全て放射能にはなんの関係もないと言っていますが
だけど放射能が事故によって撒き散らされる前にはなかった病気が増えていることは確実なんです。
科学的に証明できようができまいが、増えているのは事実なんです。
放射能は目に見えません。においもなく、味もなく、息苦しさもない、それでも体は蝕まれていきます。
東北関東の子どもたちは放射能におびえながら暮らしています。
ここ広島の近くにも原発があります。
事故がおきたらここも同じになります。
また事故が起きなくても汚染された食品を食べれば、ここ広島の子どもたちにも同じことが起きるんです。
放射能は生き物にとっても有害です。
将来どんなに科学技術が進んだにしても、コントロールできるものではありません。

どうか本当にこの世界に原発が必要か考えてみてください。
地震があるたびに原発事故の心配をする、ものを食べるたびに放射能に汚染されていないか心配をする、
それをこれから先ずっと、自分が死ぬまで、自分の子どもや孫、そしてまだ生まれて来ていない、これから生まれる子どもたちに続けさせる社会はおか しいと思います。
良く考えて下さい、宜しくお願いします。

◆ツナさん

こんばんは。原発に反対して歩いております。一曲歌います。
(『こいのぼり』の替え歌)
 ♪ コストの高い原子力~
 ♪ 大きい被害は無視します~
 ♪ 小さなごまかし積み重ね~
 ♪ 面白そうに…

って面白くないですね!面白くないです!みなさん、面白おかしく死にますか?
忘れて暮らせると思いますか?
もうすぐですよ。健康被害はこれから本番を迎えます。
27年前の今日、原子力発電所が爆発してます。
みなさんはお若いから・・・まだ27歳までいってないかな?
27年前、チェルノブイリ原子力発電所が爆発しました。
たしか真夜中だったですね。大きな炎が上がったそうです。
私も見てないのでわかりません。
それから徐々に徐々に、人が死んでいきました。
ですが、科学的に放射能で死んだという因果関係は認められていないそうです。

(ウクライナ政府は調査の上、2010年までに650万人が放射能の影響によって人命を失ったと報告した。
 国際放射線防護委員会ICRPや国際原子力機関IAEAなどは因果関係どころか
 低レベル放射線による健康損傷の医科学、病理学研究の存在すら認めていない)

でもみなさん。大事なのは因果関係ではありません。未然に防ぐ予防です。
なぜかわかりますか?
因果関係はあなたが死んだ時に証明されるからです。
あなたが死ぬ前に死なないようにしてください。
原子力発電所が爆発したら、放射能が出てきます。
みなさん、事故直後テレビなどで1ミリシーベルトというのを頻繁に聞いたんじゃないでしょうか?
2年前、1ミリシーベルトと頻繁に言っていました。これが許容限度だよと。
1年間1ミリシーベルトと言っていたのが、いつの間にか20ミリになりました。
そこまで許容しないとやってられないんだということだそうです。
でもいま、100ミリと言う言葉が出てきています。
最初の100倍です。
なぜでしょう?収束宣言されたのになぜか増えています。なんででしょうね?

嘘ついてるからですね。収束なんかしていないんですよ。
収束なんかしていないから、1が20になって、100になるんです。
そのうち、死ななければいくら浴びてもいいよとなるかもしれません。
しかし死んでも『因果関係は証明されていない』から、わかりませんね。
あなたが死んだ時に因果関係が証明されますが、その時あなたは死んでいます。
そういうシナリオに乗っからないでください。
そういうシナリオを全力で拒否してください。
全力で拒否しないとそういうシナリオに無理やり乗せられてしまいます。
原子力発電所が事故を起こした。忘れたいです。
ですが忘れようがないんです。
今現在被曝していて明日にでもその症状が出てくるかも知れません。
だから、忘れたくても忘れられないです。忘れたつもりでも、それは違うんです。
皆さんの中でもしかして最近、心筋梗塞とか虚血系心疾患というんですが、血液が心臓付近で流れなくなるんですが
そういう病気で大事な方を亡くしてしまったと言う方、いらっしゃいませんか?
白内障だとか糖尿病だとか、周りで酷くなったという症状はありませんか?
花粉の時期は鼻血が抜けるわ~っていうのが、1年間続いたりしてませんか?
みなさんは知らないうちに被曝させられているんです。
27年前チェルノブイリ原発事故が爆発して1週間後には日本で降った雨の中に放射性物質は観測されています。
観測されているんですよ?ということは2年前福島原発事故がありました。
無関係ではないでしょう。私たちのところにも放射能は来ているでしょう。
『ちょっとだからいいよ』そのちょっとの1が20になり、100になり、だんだん大きくさせられているんです。
知らないうちに私たちは死に方まで決められているんです。本当にそれでいいんですか?
何にも知らなかったふりをして穏やかな顔をして、そのシナリオに乗って死ねますか?
どこの馬の骨ともわからない、原発で金を儲けている奴らに、あなたの大切な命、差し出していいんですか?
あなたが今こうして、このアーケードの下を歩いているのは、あなたが生きているからですよ?
それも出来なくなりますよ?
あなただけではない、あなたの横にならんで歩いている人も知らない誰かによって殺されますよ?
放射能があなたを殺しますよ?
27年経ってもチェルノブイリ原発のあったところに人は住めません。
そこに住めば放射能で健康な状態ではいられなくなる、それがはっきりしているからです。
チェルノブイリ原子力発電所のあったところでは、たくさんの子どもが健康ではいられません。
なぜか?それは放射能がいまだにあるからです。
放射能には勝てないんです。放射能から逃げるしかないんです。
放射能と原発は止めるしかないんです。
私たちがどんなに頑張っても・・・それ以外に私たちが生きる道はないんです。
27年前の今日、チェルノブリ原発が爆発しました。
一つ覚えておいてください。27年経ってもこうやって問題になっているんだということを覚えておいてください。

◆網野

27年前の今日、チェルノブイリ事故が起りました。
私たち日本は原発事故当事国です。私たちは当事者になりました。
よその国のことではありません。
原発事故はよその国で起こった事ではありません。
私たちの国で起こりました。
私たちは当事者になりました。
以前の事故ではどんなことになったのだろうかと調べました。
残念ながらウクライナでは被害が増大しています。
残念ながら当時、ウクライナ政府・・・当時はソ連でしたが10年間くらい有効な手立てをとりませんでした。
数年後に飲料水を20ベクレルに摂取制限して抑えています。
これはセシウム137の摂取制限値です。
ところが健康被害が増大し、死亡率が上がり、ようやく10年後、飲料水を2ベクレルまで下げました。
そこでようやく、人口急減に歯止めがかかっています。
しかしプラカードにもあるんですが1992年から2008年・・・最近ですね。健康な子どもが少なくなっています。
慢性疾患の子どもが厖大に増えております。
これは数ベクレル、数十ベクレルの汚染食品、飲料水を摂取しなくてならない・・・要は綺麗な食べ物、飲み物が手に入らないんです。
そのために子どもたちに厖大な健康損傷が出ています。
私たちはこうなる前に手を打つことができます。
今ほとんど放射性物質、放射能汚染食品については何の手立ても取られておりません。
基準値なるものが設けられていますが、出回っている食品は測ってないものがほとんどです。
いわゆるザル法です。
私たちはチェルノブイリに学ぶことができます。
私たちは当事者になりました。
私たちは自分を守る、家族を守る、大切な人を守る、こうした努力や勉強が残念ながら必要になってきています。
私たちが調べたことをチラシにしていますので、良かったら参考にしてください。
そしてご自分で調べてみてください。
大事な事は私たちが一人一人、考え、調べ、学ぶことだと思います。
1986年4月26日、チェルノブイリ事故が起りました。
私たちはチェルノブイリ事故に学び、自分たちの命を守りましょう。
ベラルーシの大使は『私たちの二の舞にならないでくれ』
ウクライナの首相は『お金の持ちの国だけが脱原発を議論できる』と言っています。
私たちはまだ逃げることができます。脱することができます。チャンスがあります。

第46回広島2人デモ 4月26日告知

第46回広島2人デモ
2013年4月26日(金)18時~19時
元安橋東詰出発~本通り・金座街往復

▽チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130426_A4.pdf

告知

みなさま
毎度お騒がせいたします。
第46回広島2人デモの告知をさせていただきます。

第46回広島2人デモ
2013年4月26日(金)18時~19時
元安橋東詰出発~本通り・金座街往復

▽チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130426_A4.pdf

本日はチェルノブイリ原発事故から27年目になります。
ウクライナ政府の報告を中心にまとめました。
▽ウクライナ政府の資料はこちら。
チェルノブイリ事故後25年:未来へ向けての安全(英語)
-ウクライナ政府緊急事態省報告-
Twenty-five Years after Chornobyl Accident: Safety for the Future
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/genpatsu/ukraine_go_report.html

(報告書を転載しています。
ウクライナ政府のwebサイトは閉鎖されたようです。
転載しているところが少ないのか、原文PDFを求めて世界中からアクセスがあります。)

また小児科学会が広島で先日開催されましたが
小児科学会は150mSvは安全であるかのような公式見解を出しています。
この件について冒頭で少し触れております。
宜しければご覧ください。

では今日も歩いて参ります。

第45回広島2人デモ 4月19日報告

ファイル 132-1.jpgファイル 132-2.jpgファイル 132-3.jpgファイル 132-4.jpgファイル 132-5.jpg

みなさま

毎度毎週お騒がせしております。
広島2人デモのご報告をいたします。

今日は5人の参加でした。
哲野、網野、じゃけえさん、大歳さん、そして初参加、タンさん。

事前にツナさんからは参加できないとのご連絡がありました。
Kさんは仕事で来れなかったようです。
4月に入って、みなさん新年度モードで金曜日の夕方がなかなか難しいみたいです。

集合場所に行って待っておりました。

今日も寒かったです。
待っていると、ご年配の男性が近づいて来られました。
哲野「チラシをお読みになりますか?」
男性「いえ、今日は参加させていただこうと思います。」
それがタンさんでした。

タンさんは、2人デモのwebページを見て来ていただいた方だそうです。
哲野「参加者は全員スピーチしていただくことにしています。
   マイクを回しますので、ひとことお願いできますか?」
タン「じゃあ、最後に一言だけ・・・」

警察の方が登場。
指令書の確認をし、チラシをお渡しします。
網野「先週雪で今週も寒いですね」
警察「ほんと、寒いですよね」
今日から近くに見える市民球場跡地では第26回全国菓子博がはじまっています。
4年に1度の全国持ち回りイベントだそうです。
網野「菓子博関連もお忙しいんでしょうね・・・」
警察「今日はいいんですが、土日が心配ですね」
何事もないといいですね。

警察「今日は人数少ないですね?」
網野「2人ほど来れないと連絡いただきましたので・・・」

と言ってると音楽が鳴りました。
結局3人でスタートです。

スピーカーとプラカード1つを網野
タンさんにプラカード1枚持ってもらい
哲野がスピーチです。

▽チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130419_A4.pdf

今日のチラシには不安がありました。
後で哲野に聞いてみると、
哲野「スピーチをはじめて気が付いた。大手マスコミ批判をしようと思ったんだけど
    こういうスピーチには全く向いていないことがわかった。
    チラシを読めばわかるんだけど、起承転結で説明しなきゃいけないから
    一言でなかなかわかってもらうようにならないんだね、この話は。
    とても重要なことなんだけど、難しい・・・・」
と言っていました。

哲野からスピーチがはじまりました。

哲野「毎度毎週お騒がせいたします・・・金曜恒例の広島2人デモです。
    現在唯一稼働している関西電力大飯原発再稼働に抗議して歩いています。
    2人デモですが、現在3人で歩いています・・・」

音声録音を途中までし忘れたので、哲野の最初のスピーチは詳細に書けませんが
チラシの特に大飯原発差し止め仮処分申し立て事件についてスピーチしました。

哲野「大阪地裁の大飯原発差し止め仮処分申立却下には正直驚きました。
    却下そのものよりも、却下理由です。
    大阪地裁は野田政権時代の暫定安全基準を今現在になっても根拠として認めているのです。
    今現在、規制委員会が全く違う考え方に基づいて規制基準を作成してほぼ出来上がっている今現在でも
    原発安全神話に基づいた野田政権時代の暫定基準を安全として全面的に認めた決定でした。
    今となってはどこを押してもこの基準は安全基準とすることは不可能です。
    裁判所も原発容認、原発推進、と見なさざるを得ません。・・・・」

というような話でした。    
しばらく歩いているとスピーチが途絶えたので、振り返ると
哲野「今チラシをお渡ししたよ」
どうも中年の男性で、ビジネスマン風の人がチラシを取りに来たようです。
哲野「スピーチしながらチラシまきは、あまりやったことないなぁ・・・」

本通りの電停の交差点を渡りしばらくするとじゃけえさんが合流。
じゃけえさんにはチラシまきに回ってくれました。

本通りは今日は寒い事もあって人通りがいつもより少なく感じました。
そういえば冬の経験で言うと、寒い時はあんまり反応がありませんし、チラシもはけませんでした。

次にじゃけえさんにマイクが渡ります。
じゃけえさんは
「多くの事実は隠されてはいません。
 ただ、知ろうとしなければ知れないのです。
 報道はされなくても公表はされています。
 あとになって「知らなかった」「誰も教えてくれなかった」では済まされません。
 めんどくさいのはよく解ります。自分もめんどくさがりなのです。
 でも命に関わるのでどうか、手間を惜しんででも
 インターネットを開いて検索して調べてみてください。
 疑問を感じたり気になる事があったのなら直接聞きに行ってください。
 電話して聞いてみてください。納得できるまで調べてください。
 そして自分なりの対処を考えてください。
 自分や家族の命の事まで人任せには出来ないです。」
そして
「原発は安全だと思っていたから受け入れて来たのではないですか?
 今は、原発は事故を起こす物だけど受け入れてください、とリスクを負わされています。
 事故を起こした責任を、まだ誰も取っていません。
 原発は危険であると説明しなかった責任も、まだ誰も取っていません。
 原子力を制御出来ないのに、稼働させてしまった責任を、まだ誰も取っていません。
 原発は危険だという誤った認識をしていた反省もなく、原発が再稼働されようとしています。
 原子力を制御する技術もなく、原発が再稼働されようとされています。
 原発を再稼働出来ないから過ちを認めようとしないのでしょうか?
 私たちは電気を使う為に命の危険に曝されて生きています。
 事故が起きたらおとなしく逃げなさいと言われています。
 病気になったらおとなしく入院しなさいと言われています。
 原発が稼働しなくても電気は足りています。
 発電手段が原子力である必要は全くありません。
 ましてや、存在するだけで人の命を危険に曝します。
 お金を回す為に命を捧げろと言われているのです。
 これは暴力です。私たちは緩やかな虐殺の中にいます。
 私たちは皆その渦中にいる当事者です。」
と訴えました。

次にまた哲野にマイクが渡ります。

哲野は原発は経済界にとって必要なのであって
電力として必要なわけでも原子力が必要なわけでもないことを説明しました。
また安価な発電手段ではないことも説明しました。

哲野「問題の本質は私たちの電気が足りているかどうかではありません。
   経済界にとって原発がおいしいビジネスであるかぎり、原発を手放さないでしょう。
   しかしそのために、私たちは地震や津波や放射能におびえて暮さなければならない。
   こんなバカな話はないと思います。
   残念ながら大阪地裁の決定を見る限り、司法は経済界の味方のようです。
   原発推進、原発容認、それが司法の在り方です。
   長いものにまかれろ、力を持った者に逆らうな、これは私たちが生きていくための生活の知恵ではあります。
   しかしそれも限度があります。命や健康、あなたがたの子どもや孫の健康を犠牲にしてまで
   長いものに巻かれるべきではありません。 
   私たちは私たちの生活を一番大切に考えるべきです。
   自分の命を犠牲にしてまで、子どもや孫の命を犠牲にしてまで長いものに巻かれてはいけません。
   最後の一線で私たちは踏みとどまって、力を持ったもの、長いものに立ち向かっていく局面もまた必要です。
  原発問題がまさにそうした問題です。」

と、スピーチしました。
ちょうどこの辺でしたでしょうか。
折り返して金座街を歩いていると、カートを引いている年配の女性が立ち止まってじっと凝視していました。

しばらく行くと、いつもはこんな風に出てこないのに、ホストの男の子たちが10数人、ずらりと
道を塞ぐように立っていました。
どうも流れを狭めて歩いてくる女の子に声をかけようという作戦(まるで梁漁のようだ)
他の歩行者も迷惑になるほどだったので警察の方がさすがに声をかけて道を空けるように言いました。
どうもホストの子たちの気分を害したようで、文句を言われていたようです。
後になって警察とこの件で話になったのですが
警察の方も「デモの参加者が声をかけて注意していると思われているかもしれない・・・」と気にされていました。
というのも、警察の方々は私たちのデモの意図を汲んで、私服で警備してくださっているのです。
ただ今回、私もこの子たちは他の歩行者にも迷惑をかけていたので警察の対応はやむを得ないと思いました。
ですが商店街を利用する人たちの楽しい気分を害する、或いは働いている方々の邪魔をするのは
私たちや警察警備課の本意ではないので
警備課の方と相談をして「私たちが避けるようにしよう」ということになりました。
(今まで実際にもそうしているんですが・・・)

次に網野にマイクが渡りました。
網野はICRPについて説明しました。

網野「ICRPの放射線防護の3原則をご存知でしょうか?
    最初が「正当化の原則」
    2番目が「最適化の原則」
    3つ目が「線量限度適用の原則」です。
    正当化の原則にはこうかかれてあります。
    「放射線被曝の状況を変化させるようなあらゆる決定は害よりも便益が大となるべきである」
    と書かれています。
    害つまり私たちの健康被害より、核利益共同体が得る利益を大とすべきである。という意味です。
    最適化の原則は
   「被曝の生じる可能性、被曝する人の数および彼らの個人線量の大きさはすべての経済的及び社会的要因を
    考慮に入れながら合理的に達成できる限り 低く保つべきである。」
    と書かれています。
    要するに、原発や核施設を存続させることを優先してその範囲で低く保つべきであると言っているのです。
    私たちの健康を中心に考えて放射線量を低く保つべきと言っているわけではありません。
    こんなものが放射線防護の原則だというのです。
    わたしたちの命を守ることが優先ではないのです。
    そんな防護体制を作り上げる根拠に私たち広島長崎の被爆者のデータが使われています。
    私たち広島や長崎の人間が利用されている気がしてなりません。」

そしてややアジテーションに捉えられたかもしれないと反省していますが
どうしても言いたかった事を言いました。

「今何が起こっているかをインターネットで調べてください。
 福島現地の人たちは自分のツールを使って、健康損傷が多くなっているとか
 自分たちは原発も嫌だし、放射能から逃げたいけどこういった声を聴いてくれないとか
 いろんな人が声を挙げているんですけど、マスコミがこれを報道しません。
 こういった声が聞こえて来ないので私たちは『もう安全なんだろう、もう大丈夫なんだろう』と勝手に思ってしまいます。
 でもそれは違います。インターネットでみなさん、調べましょう。
 じゃないと今私たちがどういった状態にいるかがわからなくなってきています。
 政府や東電、責任逃れしたい方々はこういったことを報道させないようにしますので
 是非みなさん、インターネットで調べてみてください」

多くの人が悲鳴を上げているのですが
大手マスコミから聞こえてくるのはさほどではないという印象ばかりです。
そして多くの人の悲鳴は決して取り上げられません。
多くの人が理不尽を訴えているのに、意図的に調べにいかないかぎり、私たちには全く届かないのです。
マスコミに対する無意識の「さすがにそこまではしないだろう」という信頼がまだ多くの人にあります。
しかし彼らはその最低限の信頼すら利用して本当に伝えるべきことを伝えません。
その姿勢も体制も、もはや報道機関ではありません。

そしてマイクは哲野に再び渡りました。
そこへ国際会議場で開かれていた小児学会の市民公開講座を聞きに行っていた大歳さんが合流。
小児学会のwebサイト:http://www2.convention.co.jp/116jps/
市民公開講座:http://www2.convention.co.jp/116jps/seminar.html

大歳さんに早速マイクが渡ります。
大歳「スピーチ用意してきてないですよ?」
哲野「いいよ、なんでも言って。」

大歳「さきほどですね、わたし国際会議場フェニックスホールで
   ICRP学派と言われる先生の方々の話を聞いてきたんですけど
   完全に放射能影響を低く見せかけて放射能はたいしたことないんだよという
   放射能安全神話を宣伝してくださっているわけです。
   どういう内容かといえば、100mSV以下では大丈夫とは言わないんですが
   非常に影響が小さくなって放射能の影響とはわからないほど小さな影響になるという
   よく言われることをおっしゃるんですが・・・
   チェルノブイリ事故の後、色々なヨーロッパの学者の方々が調べたら
   がんと白血病以外の健康損傷が見つかっています。
   特に心臓疾患系ががんや白血病より多く見られているんですが
   こういったことは一切無視というか
   放射能の影響とは考えられないときっぱり切り捨てるような説明をされます。
   こういうのは全く科学的な根拠がないとか言うんですが
   それを言っている本人の科学的根拠もないんです。」

このスピーチを聞いた私と哲野は大爆笑。
あと大歳さんは「自民党には票を入れないようにしましょう!」とスピーチしました。
最後に初参加のタンさんにマイクが渡りました。

タン「原発が動けばその廃棄物、プルトニウムが出てきます。それも再利用できるというようなことを
   まことしやかに言ってる人がいますが、どうもそれも・・・・まったくの作り話のようで
   本当に物理の事を勉強している人に聞けば、
   『人間が核の、原子核の力を使い分けることは不可能だ』って
   ちょっと物理をちゃんと齧っているひとは、みんなそう言いますね。
   これは遺伝子組み換えの作物のことと非常によく似ていると思うんですけども
   いままでスピーチされていたひとがおっしゃっていたように
   それで儲けようと言うひとたちはどんな理屈を捻じ曲げてでも安全だと言いたがります。
   どうかここで配られているビラをお読みになって、ご自分で判断していただければ幸いだと思います。」

そしてここでデモ終了。

警察にお礼を言ってお別れし、立ち話に。
話題は市民公開講座の内容になりました。
大歳「思った通りというか予想通りというか。
    配布資料はないし、おかしいなと思うような話をするし
    質疑はほとんどないし
    プレゼンテーションでスライドを見せるんですけど
    次々にパッパッと変わってほとんど内容は見れないし
    なんか話を聞かせて印象だけ植え付けるような感じですよ」
後日原田さんもこの公開講座を聞きに行ったらしく感想を頂いたのですが
ほとんど人は入っていなかった、とのことでした。
タンさんからはシーベルトという単位概念について質問があり
哲野が詳しく説明をしていました。

タン「シーベルトというのは、放射線の人体に与える影響を数値化したものらしい。
   が、これは科学の原理原則からしておかしな概念だ。
   というのは、放射能の強さや大きさは客観的に数値化できるが、
   それから人が受ける影響を客観的に数値化することは出来ない。
   それをするためには人みな等しく、放射線の影響が同じだと前提しなければならない。
   そんなことはありえない。
   あるものから人が受ける影響は人によって違う。
   これは科学の常識だ。」

と科学者らしい感想を述べていたのを哲野が聞いてそのとおりだ、と唸っていました。

今日は反応が悪かったようです。いつもなくなるチラシが今日は残りました。
チラシのテーマの立て方、データの取り上げた方には
これから工夫がさらに必要になると思います。

以上ご報告いたします。

===以下各人のスピーチです。===

◆じゃけえさん
「今、日本で稼働している唯一の原子力発電所である大飯原発を止めようと
 『おおい原発止めよう裁判の会」という市民グループが裁判所に申し立てをしました。
 4月16日、大阪地裁は運転差し止めの申し立てを却下しました。
 大阪地裁は大飯原発を止めないと判断した ということです。
 市民グループが原発の危険性について訴えているのに対し
 大阪地裁は今動いている大飯原発は安全上の基準を満たしており危険は無いとしています。
 理由は大飯原発は『暫定基準』を満たしているからだそうです。
 その『暫定基準』は、原発は事故を起こさないとする
 『原発安全神話』に基づいて作られたものです。
 福島第一原発で人類史上最悪の過酷事故が起こってしまった今、
 「原発安全神話」が崩れてしまった今、
 その「暫定基準」を満たしても安全ではない事は誰の目から見ても明らかです。

 チラシに詳しく正確に書かれています。気になった方は是非手に取ってみてください。
 インターネットでもご覧頂けます「広島2人デモ」で検索してみてください。
 「おおい原発止めよう裁判の会」のホームページもございますので是非検索してみてください。

 デモのスピーチで皆さんにお伝えしたい事の一つに、
 テレビ・新聞など大手マスコミの報道問題があります。

 大手マスコミは福島第一原発の現状がいかに危険か報道していません。
 事故を過小評価した報道をしています。
 技術大国日本が脅威の原子力に対して出来る対処はただ水をかける事だけです。
 原発事故作業員の方々は健康を犠牲にし命を削りながら事故の悪化を食い止めてくれています。
 いつまた第一事故以上の第二事故が起こるかわからない状態です。
 そして第二事故が起こってしまったら、東京を含む東日本には人は住めなくなります。

 報道問題は事故の事だけではありません。
 放射能の危険を正しく市民に伝えていません。
 放射能汚染された食品を安全と伝えています。根拠は基準値以内だからです。
 「基準値以内」だけで安心しないでください。
 放射線被爆に安全量はありません。どんなに微量でも絶対に安全とは言えません。
 生きるには少しでも放射能をさける事が必要です。
 原発を初めとする核産業界の利益を守るために
 都合の悪い事は報道しません。
 重要な事を報道しないだけでなく 都合のいいように思想誘導しています。
 そして、多くの事実は隠されては いません。
 ただ、知ろうとしなければ知れないのです。
 報道はされなくても公表はされています。
 あとになって「知らなかった」「誰も教えてくれなかった」では済まされません。
 めんどくさいのはよく解ります。自分もめんどくさがりなのです。
 でも命に関わるのでどうか、手間を惜しんででも
 インターネットを開いて検索して調べてみてください。
 疑問を感じたり気になる事があったのなら直接聞きに行ってください。
 電話して聞いてみてください。納得できるまで調べてください。
 そして自分なりの対処を考えてください。
 自分や家族の命の事まで人任せには出来ないです。

 3.11以降新聞が何を報じて来たか検証した記事がチラシに書かれています。
 詳しく正確に知りたい方は是非、手に取ってみてください。

 原発は安全だから、と原発を日本に建て稼働させました。
 でも、原発事故は起きました。
 原発は安全ではないとわかりました。
 そいて今現在、原発事故は収束していません。
 収束する目処も立っていません。
 事故の後、原発の規制基準が見直されました。
 原発が大きな事故を起こしたので、原発は事故を起こす物、という前提で規制基準が作られました。
 原発は安全だと思っていたから受け入れて来たのではないですか?
 今は、原発は事故を起こす物だけど受け入れてください、とリスクを負わされています。
 事故を起こした責任を、まだ誰も取っていません。
 原発は危険であると説明しなかった責任も、まだ誰も取っていません。
 原子力を制御出来ないのに、稼働させてしまた責任を、まだ誰も取っていません。
 原発は危険だという誤った認識をしていた反省もなく、原発が再稼働されようとしています。
 原子力を制御する技術もなく、原発が再稼働されようとされています。
 原発を再稼働出来ないから過ちを認めようとしないのでしょうか?
 私たちは電気を使う為に命の危険に曝されて生きています。
 事故が起きたらおとなしく逃げなさいと言われています。
 病気になったらおとなしく入院しなさいと言われています。
 原発が稼働しなくても電気は足りています。
 発電手段が原子力である必要は全くありません。
 ましてや、存在するだけで人の命を危険に曝します。
 お金を回す為に命を捧げろと言われているのです。
 これは暴力です。私たちは緩やかな虐殺の中にいます。
 私たちは皆その渦中にいる当事者です。」

◆哲野
「2011年3月福島原発事故が起りました。
 大量に放射能が出ました。
 色んな数え方がありますがヨウ素131換算で70京ベクレルが出た・・・ちょっと見当がつきませんね。
 この福島原発事故で日本の原発は止まるんだと私は思いました。
 しかし止まりませんでした。
 新しい再稼働のために新基準がこの7月から施行されます。なぜ止まらないのか?
 ひとつの説は「原発は日本の経済にとって必要だからだ」この説明は一面当たっています。
 それは原発の電気が安いからでも、原発が電力として必要だからでもありません。
 原発は経済界にとって必要なんです。
 経済界にとって原発、どうしてもおいしいビジネスだから原発が続いているんです。
 中国電力に例を取ってみましょう。
 中国電力は今2つの原子炉を持っていますが、3つ目、3号機がやっと完成しました。
 様々な数字の取り方があるんですが中国電力の有価証券報告書を分析すると
 このたった1個の原子炉に中国電力は約5000億円のお金を使っています。
 137万kWの発電設備に5000億円ですよ?
 今、140万キロワットの発電設備、石炭発電だと2000億円で2年間で出来てしまいます。
 なぜ5000億円もかかるのか?
 それは半分は安全コストです。放射能を常に出します。放射能を少なくしなければなりません。
 事故が起る可能性を潰さなくてはなりません。
 13か月に1回は必ず定期点検で2か月以上停めなければなりません。
 高レベル放射能だけでなく、低レベル放射能がしょっちゅう出てきます。
 例えば手袋とかマスクとかそういうものも含めて廃棄処分にしなければなりません。
 原発は非常にコストのかかる発電手段なんです。
 このことが経済界にとって必要なわけです。
 今街をお歩きになっているビジネスマンの方。
 一発の契約で5000億円の売り上げがあるとなれば
 ビジネスマンの人だったら誰でも飛びつくでしょう。
 原発のメーカーである東芝、三菱重工、日立製作所にとってはどうしても、これはおいしい仕事なんです。
 しかも独占です。というのは原発ビジネスというのはどのメーカーでも出来るビジネスではありません。
 非常に高度な特許技術に守られていますので3万件くらいの高度な特許技術を利用できるところしかできません。
 原発は独占ビジネスです。その上、定期的に点検が入ります。部品交換が入ります。
 10年間で約5000億円の売り上げが期待できます。
 つまり経済界にとってはどうしても必要なビジネスなんです。
 いかにコストが高かろうが、いや高いからこそ経済界にとっておいしいビジネスなんです。
 だから原発はなくならない、経済界は原発を推進したい。
 しかし、それは経済界の事情です。私たちの事情ではありません。
 経済界の事情のために、地震や津波やあるいは火災や天災で、なぜ我々はビクビクした生活を送らなければならないのか。
 なぜ、放射能入りの食品を安全だと信じて食べないといけないのか。
 経済界は私たちのためにあるのでしょうか?
 私たちが経済界のために生きているんでしょうか?
 現実は私たちが経済界のために生きているんですけど、原発問題は私たちのそうした今の社会の『主客転倒』状態を象徴した問題です。
 私たち生活者が主人公でなければならない(これが民主主義社会です)のに
 経済界が、しかも一部独占的な企業が主人公で私たちがそれに奉仕している、こういう主客転倒状態ですね。
 これを端的に表してるのが原発問題です。
 地震や津波や、停電や、或いはネズミ一匹に、ビクビク、オドオドと暮らすようなそういう生活は私たちは望みません。
 私たちがそういう生活を強いられているのは、電気が足りないためではありません。
 申し上げたように、原発ビジネスが非常においしい仕事だからです。

 2011年の関電の有価証券報告書を調べてみますと関電はわずか2か月しか原発を動かしていませんでした。
 しかし1年間の原発運営コストは約4000億円でした。
 中国電力3号機は建設費約5000億円かかりました。
 これでは済みません。これから追加コストとして約1000億円くらいかけてベント装置を付けなければなりません。
 さらに500億円を投じて緊急免震重要棟をつくらねばなりません。
 もう原発一基をつくるのは、5000億円、6000億円、7000億円の仕事なんです。
 問題の本質は私たちの電気が足りているかどうかではありません。
 経済界にとって原発がおいしいビジネスであるかぎり、原発を手放さないでしょう。
 しかしそのために、私たちは地震や津波や放射能におびえて暮さなければならない。
 こんなバカな話はないと思います。

 残念ながら大阪地裁の決定を見る限り、司法は経済界の味方のようです。
 原発推進、原発容認、それが司法の在り方です。
 長いものにまかれろ、力を持った者に逆らうな、これは私たちが生きていくための生活の知恵ではあります。
 しかしそれも限度があります。命や健康、あなたがたの子どもや孫の健康を犠牲にしてまで
 長いものに巻かれるべきではありません。 

 私たちは私たちの生活を一番大切に考えるべきです。
 自分の命を犠牲にしてまで、子どもや孫の命を犠牲にしてまで長いものに巻かれてはいけません。
 最後の一線で私たちは踏みとどまって、力を持ったもの、長いものに立ち向かっていく局面もまた必要です。
 原発問題がまさにそうした問題です。」

◆網野
「毎度毎週、お騒がせしております。
 金曜日恒例の広島2人デモです。私たちは団体ではありません。
 原発・被曝問題に関し個人の政治意思を示そうと、集まっている人間です。

 今日お配りしているチラシにまとめてありますのは
 新聞で報じられた4月16日の関電大飯原発差し止め仮処分申し立ての件却下決定と
 3.11以降のマスコミ報道の件についてです。

 新聞は申し立て却下決定の裁判所の理由について大事な要点を外して報道しています。
 詳しくはチラシをご覧ください。
 また、広島人としては赦せないことがあります。
 今国が出している放射線防護体制、これはICRP国際放射線防護委員会の
 出しているリスク勧告に基づいて作られていますが
 これは広島・長崎の原爆生存者寿命調査のデータを元にして作られています。
 外部被曝一回きり、中性子線とガンマ線の影響を調べたデータ
 しかも原爆が投下されてから約5年後に始まっています。
 約5年後以降から調査されたデータを元に使って私たちに言っているのは
 5年以内では放射線の影響は出ない、こうすり替えて私たちに伝えています。
 違います。約5年後以降から調査したものを使っているんです。
 しかも外部被曝1回きりのデータです。
 内部被曝で調査したものを使っているわけではありません。
 そのデータを元にしてリスクモデルがつくられ、放射線防護の勧告が出来上がり、
 日本の、世界中の放射線防護体制がつくられています。
 赦せないのは被爆者のデータ、外部被曝一回きり、5年後以降から調べたデータを使って
 それを内部被曝と外部被曝のリスクは同じだと言う「仮説」をたてていることです。
 この仮説はいまだ検証されていません。

 そして放射線防護体制をつくっていることです。
 チェルノブイリ事故後世界中で内部被曝の研究は進められ
 研究論文も調査も出されていますが、一切使われていません。
 疫学調査も、病理解剖調査も行われました。
 しかし一切使われません。無視されたままです。

 本来私たちの命を守るべき放射線防護体制ですが
 しかし実際は私たちの命は守られていません。
 核推進側を守るための放射線防護体制になっています。

 ICRPの放射線防護の3原則を見ればわかります。
 最初が「正当化の原則」
 2番目が「最適化の原則」
 3つ目が「線量限度適用の原則」です。
 正当化の原則にはこうかかれてあります。
 「放射線被曝の状況を変化させるようなあらゆる決定は害よりも便益が大となるべきである」
 と書かれています。
 害つまり私たちの健康被害より、核利益共同体が得る利益を大とすべきである。という意味です。
 最適化の原則は
 「被曝の生じる可能性、被曝する人の数および彼らの個人線量の大きさはすべての経済的及び社会的要因を
 考慮に入れながら合理的に達成できる限り 低く保つべきである。」
 と書かれています。
 要するに、原発や核施設を存続させることを優先してその範囲で低く保つべきであると言っているのです。
 私たちの健康を中心に考えて放射線量を低く保つべきと言っているわけではありません。
 こんなものが放射線防護の原則だというのです。
 わたしたちの命を守ることが優先ではないのです。

 そんな防護体制を作り上げる根拠に私たち広島長崎の被爆者のデータが使われています。
 私たち広島や長崎の人間が利用されている気がしてなりません。

 また、今日もお伝えしてますがいろんなマスコミが3.11以降何を言ってきたか
 検証してみましたので、よかったら見てください。

 放射線は基準値以内なら安全と言われていますけど、違います。
 世界の放射線科学者の共通認識、共通見解はどんなに微量であっても『放射線被曝に安全量はない』が
 これはもう共通見解です。
 基準値以内なら安全というのは絶対に言えません。
 世界中の医科学者が認めていることです。
 基準値以内なら安全ということが政府等から言われていますが、これは絶対に信じないでください。
 特に内部被曝であれば微量であっても健康損傷をすることがわかっております。

 インターネットで調べてみてください。
 栃木、群馬、神奈川などに健康損傷を起こされ、突然死される方が増えてきております。
 酷いところではお父さんが突然倒れられてその葬儀中に息子さんも突然倒れて亡くなるということも伝えられています。
 お葬式があまりにも多すぎて順番待ちの状態だそうです。
 マスコミはこういったことを報道しません。
 今何が起こっているかをインターネットで調べてください。
 福島現地の人たちは自分のツールを使って、健康損傷が多くなっているとか
 自分たちは原発も嫌だし、放射能から逃げたいけどこういった声を聴いてくれないとか
 いろんな人が声を挙げているんですけど、マスコミがこれを報道しません。
 こういった声が聞こえて来ないので私たちは『もう安全なんだろう、もう大丈夫なんだろう』と勝手に思ってしまいます。
 でもそれは違います。インターネットでみなさん、調べましょう。
 じゃないと今私たちがどういった状態にいるかがわからなくなってきています。
 政府や東電、責任逃れしたい方々はこういったことを報道させないようにしますので
 是非みなさん、インターネットで調べてみてください。
 大手の新聞やテレビは原発・放射線被曝問題に関して、全く信頼できません。」

◆大歳
「さきほどですね、わたし国際会議場フェニックスホールで
 ICRP学派と言われる先生の方々の話を聞いてきたんですけど
 完全に放射能影響を低く見せかけて放射能はたいしたことないんだよという
 放射能安全神話を宣伝してくださっているわけです。
 どういう内容かといえば、100mSV以下では大丈夫とは言わないんですが
 非常に影響が小さくなって放射能の影響とはわからないほど小さな影響になるという
 よく言われることをおっしゃるんですが・・・
 チェルノブイリ事故の後、色々なヨーロッパの学者の方々が調べたら
 がんと白血病以外の健康損傷が見つかっています。
 特に心臓疾患系ががんや白血病より多く見られているんですが
 こういったことは一切無視というか
 放射能の影響とは考えられないときっぱり切り捨てるような説明をされます。
 こういうのは全く科学的な根拠がないとか言うんですが
 それを言っている本人の科学的根拠もないんです。
 (哲野・網野、爆笑)
 ま、水掛け論みたいになるんですが・・・・

 残り少ないので7月の選挙の話を。
 この地震だらけの日本において、今日も大きな地震があったみたいですが
 今は50基ですが54基の原発だらけにしたのは、どういう政党が推進してきたか、
 と言えばこれは自由民主党なんです。
 歴史的に強くプッシュしてきたのは正力松太郎氏、中曽根康弘氏、
 後たくさん有力筋・・・自民党中枢の人間とかもうほとんど原発推進派だったわけです。
 こういう原発A級戦犯政党に票をいれたら絶対に脱原発みたいなこともできません。
 最低限何をすればいいか、ということですが
 これはキッパリ自民党に投票するのはやめることです。
 7月参議院選で自民党から立つのは溝手さんです。
 溝手さんには票を入れないようにしましょう。
 きっぱり自民党に票をいれないということが大事になります。
 ネガティブなキャンペーンになるんですが、大事な事なんではっきり言っておきます。
 もう金輪際、自民党には票を入れない。
 絶対裏切りますから。口で何を言っても絶対裏切ります。自民党は。
 TPPしかり、なんでもですが、口ばっかり綺麗ごと言って、当選したら掌返します。
 もうはっきりしてます。もう何言っても無駄。
 アベノミクスで支持率上がっているというのもマスコミがでっち上げた嘘ですから。
 全く私たちの生活のためになりません。
 自民党には金輪際、票を入れるのは止めてください。」

◆タンさん
「原発が動けばその廃棄物、プルトニウムが出てきます。それも再利用できるというようなことを
 まことしやかに言ってる人がいますが、どうもそれも・・・・まったくの作り話のようで
 本当に物理の事を勉強している人に聞けば、
 『人間が核の、原子核の力を使い分けることは不可能だ』って
 ちょっと物理をちゃんと齧っているひとは、みんなそう言いますね。
 これは遺伝子組み換えの作物のことと非常によく似ていると思うんですけども
 いままでスピーチされていたひとがおっしゃっていたように
 それで儲けようと言うひとたちはどんな理屈を捻じ曲げてでも安全だと言いたがります。
 どうかここで配られているビラをお読みになって、ご自分で判断していただければ幸いだと思います。」

第45回広島2人デモ 4月19日告知

第45回広島2人デモ
18時~19時
平和公園元安橋東詰め出発~本通り・金座街往復

チラシが出来ました。
宜しければご覧ください。
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130419_A4.pdf

先日4月16日の大飯原発差し止め訴訟の件を取り上げています。
18日、大阪地裁に電話をして却下決定の理由文が公開されるかどうか聞いたところ憲法82条に基づいて「非公開」だそうです。(!)

その憲法82条も掲載しましたのでご覧ください。

まだまだ新聞テレビを信頼している方が多いようなので
今回はマスコミ報道を取り上げてみました。

では歩いてきます。