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第38回広島2人デモ 3月8日報告

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◆画像説明
1.第38回チラシ1-4P
2.第38回チラシ2-3P
3.プラカード1・2
4.プラカード3.4
5.本日の写真

みなさま

毎度毎週お騒がせいたしております。
第38回広島2人デモのご報告をいたします。

本日の参加者は6人。
哲野、網野、じゃけえさん、ツナさん、Kさん、原田さんでした。
事前に大歳さんから「仕事で行けない!」と連絡がありました。

今日は低線量内部被曝を取り上げました。
低線量内部被曝の問題は、
1.反原発問題を包み込む根源的なテーマであること
2.根源的なテーマの割に一般に関心が薄いこと
3.核を推進する勢力は早い時期から低線量内部被曝問題を
  原発推進のための根本的問題として捉え国際的な取り組みを強化し、
  日本では朝日新聞などの大手マスコミや放射線医学会主流のみならず
  政府広報を通じて大規模かつ系統的な宣伝を行ってきたこと
4.上記の圧倒的な宣伝の前に正しい内部被曝問題が一般には理解されにくい環境にあること
を踏まえて、このテーマに取り組んでみようとしました。

広島の現状から言えば、低線量内部被曝は大飯原発再稼働反対、東電福島原発事故などに比べても
はるかに関心は薄いと覚悟してやってみました。

今日は天気がよく暖かかったので早めに集合場所へ。

15分前だとまだ陽が沈んでいませんでしたが
あれよあれよというまに沈みます。

警備の警察の方がいらっしゃいましたので
指令書の確認をし、チラシを渡しました。
警察「今日、ここに来るまでに見ると、本通りあたりで高校生が署名活動していました。
    お伝えしておきますね。」
網野「わかりました、配慮してぶつからないようにしますね。」

どうも朝鮮学校の子どもたちの教育関連の署名活動だったようです。
デモが通過した時には終了していました。

待っていますと
ツナさんが来てくれました。
そしてじゃけえさん、Kさん。

チラシの内容を説明しているとちょうど音楽が鳴りました。出発です。

▽今日のチラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130308.pdf

▽今日のプラカード
上の画像をご覧ください。

私とじゃけえさんがプラカード、
ツナさんとKさんがチラシ撒き。
哲野が最初にスピーチです。

哲野「毎度毎週お騒がせいたします。
    金曜日夕方恒例の広島2人デモです。
    日本で現在唯一稼働している、違法で危険な関西電力大飯原発の再稼働に抗議・反対して歩いております。
    2人デモですが、現在ただいま5人で歩いています。

    福島原発事故から2年経ちます。
    事故で大量に放出した放射能、そして大量放出後も牛のよだれのように放出し続けている放射能。
    これら放射能はこれから本格的に私たちの健康と生活を低線量内部被曝という形で蝕んでいきます。

    政府や国際的に主流の放射線医学の権威たちは現在程度の放射能であれば
    私たちの健康にはほとんど大きな影響はない
    そればかりか厚生労働省のパンフレットを見ると
    現在の食品規制値内であればいくら食べても安全です、とはっきり書いてあります。
    しかしこれらは本当でしょうか?
    本当に私たちの健康や生活に影響はないのでしょうか?

    1986年、チェルノブイリ事故が起こりました。
    そしてチェルノブイリ事故の影響が本当に私たちに伝わってきたのは2000年代に入ってからであり
    様々な学者の個々具体的な研究を私たちが知ることが出来るようになったのは
    本当にここ5年のことです。
    それらの研究と今政府が宣伝に努めている内容を見るそのあまりの違いに唖然とします。
    私たちは、今、自分で調べ、自分の頭で考え、何が正しいかを自分で判断することを求められています。
    言い換えれば私たちが一人一人『市民科学者』になることを求められています。
    低線量内部被曝から私たち自身を守る方法はただ一つしかありません。
    私たちが、市民科学者になることです。
    そうして考えてみると、私たちはチェルノブイリ事故後のヨーロッパの人たちに比べて
    圧倒的に有利な立場にあります。
    1945年の広島・長崎原爆投下後の実情を通じて得られた経験的・直観的な被曝に対する認識
    1954年の第五福竜丸事件をきっかけとする大気圏核実験降下物への警戒と危険認識
    1979年アメリカのスリーマイル島原発事故、
    1986年のチェルノブイリ事故を通じての被曝への警戒感と放射性物質への危険認識
    こうしたことが不十分ではありますが、今回福島原発事故での放射線被害
    を食い止める一定の歯止めになっているからです。
    チェルノブイリ事故では一般大衆は今私たちが持っているような
    感覚的・直観的知見すらありませんでした。
    平気で汚染された食品を摂取し、また誰も政府も学者もそれを押しとどめようとはしませんでした。
    それに比べれば私たちは圧倒的に有利な条件を持っています。
    しかし感覚的・直観的知見だけでは限界があります。
    いや、もう、限界が来ています。
    私たちの直感的、経験的知見や警戒感を科学的・理論的な認識にしていかねばなりません。
    それでなければ私たちは自分自身を、自分の子どもや孫を守ることはできません。

    この点についても私たちは圧倒的に有利な条件を持っています。 
    申し上げたようにチェルノブイリ事故の放射線被曝に関して数多くの良心的な科学者が
    系統的な研究を行い、その結果を報告し、その成果を私たちが享受できるからです。
    この意味で福島原発事故が2011年という時期に起こった事は不幸中の幸いだったかもしれません。
    それより前に起こっていれば、私たちは全く暗闇の中で
    低線量内部被曝問題と向かい合って行かなければならなかったかもしれません。  

    政府や支配的な学者たちは低線量内部被曝の健康損傷は
    がんと白血病だと言います。
    しかしこれはまったく正しくありません。
    実際にはチラシをご覧いただきたいのですが
    ありとあらゆる病気、心臓病、呼吸器系の病気、生殖泌尿器官系の病気
    精神障害、知能低下、IQ低下、などありとあらゆる病気の原因になっているのが
    低線量内部被曝です。
    電離放射線の直接の標的は私たちの身体を構成している細胞です。
    この細胞が病み衰え生命力を失っていく、ひとことで言えば老化を促進するのが
    低線量内部被曝であれば、ありとあらゆる病気が出てきてもなんの不思議もありません。
    チェルノブイリの経験から見れば、こうした低線量内部被曝は90%以上、
    放射能を含んだ食品摂取で起こっています。
    チラシをご覧いただきたいのですが、まず低線量内部被曝のメカニズムと
    その影響について、正しい知識と認識を持ってください。」

次にKさんにマイクが渡りました。

Kさん「原発の再稼働に反対して歩いています。
    みなさんに知って欲しいことがあります。
    福島で今起きていることです。
    福島県郡山市の小中学生が
    「年間1mSv以下の安全な場所で教育を受けられるように」と裁判を起こしました。
    TV・新聞などの大手メディアはこの裁判を報道しません。
    政府・東電・東電の株主である企業がスポンサーだからです。
    スポンサーに都合の悪いことは報道しないんです。

    震災以前、子どもの甲状腺異常は1%未満でした。
    しかし、2012年4月に発表された甲状腺検査の結果、
    福島県の子ども、38,114人のうち2cm以下の嚢胞や結節が見つかった子供は、
    36.5%の13,459人(2011年調査分)
    そして2012年調査分では、福島県の94,975人のうち、
    43..6%、41,398人、合計54,857人の子どもたちに
    結節か2cm以下の嚢胞が見つかっています。
   (資料出典:「福島県第10回県⺠健康管理調査 検討委員会」
    (平成25年2月13日開催)
    資料2-1「「甲状腺検査」の実施状況及び検査結果等について」
    http://bit.ly/XKJgIz
    甲状腺がんが見つかった子もいます。

    友人は宮城に住んでいます。
    津波で家を失いました。
    その友人の住んでいる仮設住宅の近くの一般廃棄物焼却施設で、
    家庭ゴミに放射能で汚染された牧草を混ぜて燃やされたそうです。
    牧草についた放射能は燃やされることで灰にも濃縮され、気化して空気中にも放出されます。
    東北・関東の人々は、福島原発から今も放出され続けている放射能、
    汚染された食品・水、汚染物質を燃やした煙、それらで毎日ひばくし続けているんです。

    広島市の給食の、放射能検査のやり方をご存じですか?
    給食を作る前に食材を調べるのではなく、食べ終わった一週間分をまとめて調べるんです。
    汚染された食材が入っていたとわかった時は、子ども達が食べた後なんです。

    TVや新聞は本当に大切な事を言いません。
    それでも隠しきれずに少しずつ、いろいろな情報を出してきています。
    スポーツ選手の怪我が多いと思いませんか?
    芸能人の病気や訃報が多いと思いませんか?
 
    ニュースにはならないたくさんの人々が病気になっている事が、想像されませんか?
    NHKのテレビでも放送されたようですが福島で死亡が増えていて
    火葬場や葬儀場が順番待ちになっています。
    (実際、20日待ちというのもあるようです)

    色も匂いもなく、味もしない。息苦しさもない。
    それでも確実に身体はむしばまれていくんです。
    症状が現れた時では、間に合わないんです。
    食事の度に放射能の心配をする。
    地震の度に原発の心配をする。
    これをこれから先もずっと死ぬまで、
    そして自分が死んだ後もずっと子ども・孫にも
    続けさせるのはおかしいと思います。
    どうか本当に原発が必要か考えてみてください。
    自分で情報を探して、そして考えてみてください。
    よろしくお願いします。」

その次に、ツナさんにマイクが渡ります。

ツナさん「みなさんは、いじめっ子・いじめられっ子の経験はありますか?
      普通に暮らしていればあまり経験はないと思います。

      実は私たちはいじめられっこです。
      放射能で被曝されられています。
      私たちはいじめられっこなんです。
      
      ですが、私たちはいじめっ子でもあります。
      島根原発がありますよね。
      私たちは島根の人たちをいじめています。
      都会の自分に被害がないように、田舎に原発立てていじめています。

      黙っているのは暴力です。
      黙って立っているのがかっこいいとはこれっぽっちも思いません。
      無関心も暴力です。

      あと数日で福島原発事故から2年目です。
      あと数日で「2年後の被曝の影響」が出ます。
      これからも昨日と同じように生活できると信じてますか?
      明日、突然心臓が止まるかもしれない。
      今そんな世界に私たちはいます。
      そんな世界にいるんだと、気が付いてください。」

つぶやくような、語りかけるような、
(自己批判したと誰もがわかる)ツナさんのスピーチは
周りに「声が届いていた」と感じました。
本通りに営業に出ているホストクラブの男の子がツナさんのスピーチをじっと聞いていました。

よく見ると哲野がいません。
Kさん「なんか自転車を押している方が知り合いだったみたいでお話されてました」
網野「そうですか、では、ほっといて歩きましょう」
哲野一時デモ離脱。
後で聞くと、知り合いの退職された英語の先生だったようです。
先生「体調が良いので・・・翻訳手伝うものってありますか?」
哲野「お願いしますよ。どんどん増えてます。
    ヨーロッパの学者がチェルノブイリ事故の研究発表をしたものがほとんど英語になってます。
    ほら、見てください、これ。2005年、これは2007年・・・これは2009年・・・これは2010年・・
    こういうのをかたっぱしから日本語にしたいんですけど。」
先生「そういう人はいっぱいいるでしょう?」
哲野「いや、これは英語の翻訳の問題じゃ、実はないんですよ。
    私自身の経験から言うと、最初英語以前に内容がわからない、
    だから内容を調べて理解するのが10、肝心の翻訳は1、
    だから調べ10、翻訳1、みたいなそんな感じでした。
    いまでこそ改善されてますが、それでも3:1ですよ。」
先生「そうだよね。翻訳は、特にこういう翻訳はそうだろうね。
    辞書を見て言葉を置き換えて済むわけにいかんからね。
    僕も手伝うよ。」
という会話があったそうです。

その次にじゃけえさんにマイクが渡ります。

じゃけえさんはツイートでご自分のスピーチの報告の前に、書いていました。

「ここ最近、原発や放射能の事を考えない日はありません。
 正直、鬱屈していました。デモに参加する事は少し緊張します。
 まして街行く人に向けてスピーチをするなんて・・・。
 専門家でもなく知識の乏しい私に一体何を発信する事ができるのか。
 何とも言えない気持ちで、焦りばかりを感じていました。
 加えて身近に忍 び寄る危機に対する不安。
 もう、開き直るしか無い。もう、なり振り構ってられない。
 訴え続けて行くしか無いんだ。改めてそう思いました。
 慌てて付け焼き刃の勉強をしてスピーチを考えなくてもいい。
 自分にできる事からすればいいんだ、焦るな。と自分に言い聞かせ、
 日頃感じている事を話せばいい、と、スピーチメモを作りました。」

じゃけえさんのスピーチです。

じゃけえ「私たちは団体ではありません、専門家でもありません。
     原発に反対したい一心で集まり、こうして歩いています。
     スピーチさせて頂きます。

     私たちの無関心の代償が、福島の現状です。
     人任せの政策の結果が、私たちの食卓にあがる放射能です。
     何も考えなくてもいい楽しい暮らしの行く先は、子供にとって希望の無い未来です。

     毎日考える事は今晩の献立、週末の予定。
     そこに一つ、「放射能」について考える事を入れてみませんか?
     毎日、同僚と交わす話題の中に「今の福島について」を加えてみませんか?
     ご家族とおうちで未来の話をしてらっしゃいますか?
     ”不安な未来”を”希望の持てる未来”に変える事はできます。
     それは、「情報は隠蔽されている事」に気づく事です。
     隠していなかったとしても、公表されている大事な事実は沢山あります。
     ただ、知ろうとしなければ知り得ないのです。

     出来る限り気付かれないようにひっそりと公表されているのです。
     だから、「知らなかった」「教えてくれなかった」では済まされません。
     信じられない事かもしれませんが、
     一部の利益優先の企業は利益の為なら人の命さえ軽く扱います。
     難しい事を考えるくらいなら知れなくてもいい、と思うかもしれませんが、
     その為に小さな子供まで犠牲になってもいい、とまでは思いませんよね?
     今、私たちが持てている権利は先人たちが気付き、抵抗し、つかみ取ったものです。
     私たちは今、生きる権利を奪われようとしています。
     今、気付かなければ未来を生きる子供たちに申し訳が立ちません。
     ”ただちに”自分たちには影響は無い、と思っていますでしょうか?
     今の暮らしがこのままずっと続くと信じていますか?
     福島第一原発事故は収束していない。
     そんな中、原発再稼働・新設が進められようとしています。
     福島の現状を見れば、原発推進が適わない事は明らかなのに、
     なぜ強行的に進められているのか?
     一部の人間の支配の為です。
     私たちは一部の人間以外の大多数なのです。
     その一部の人間が恐れる事は大多数の人間が”気付くこと”なのです。
     無関心でいることはその一部の人間の思うつぼです。
     子供たちの未来を守りたいと思うなら、抗ってください。
     少しでもその”一部”へ抵抗してください。
     命の問題です。私たちは今、その渦中にいます。

     知ろうとしなければ本当のことは知れません。是非、知ろうとしてください。
     今回のチラシは内部被爆による体の影響について書かれています。
     外部被爆より遥かに危険です。
     ご自身、ご家族の健康を守る為にも是非、ご一読ください。
     ありがとうございました。」

網野「凄い!いいスピーチだ!」
哲野「本質をついとる。その通りだ。」
じゃけえさんに代わってプラカードを持った哲野と先頭を歩きながら話し合っていました。

周りのサラリーマンですら反応が違っていたのがわかりました。
声が届いていました。多くの人が聞いていました。

次にじゃけえさんのスピーチ途中、参加した原田さんにマイクが渡ります。

原田「今原子力規制委員会では原発再稼働の新安全基準が固まっています。
    それによると7月18日以降、日本で最初に再稼働される原発は
    広島から一番近い原発
    広島からわずか100kmしか離れていない原発
    四国電力の伊方原発が、最有力候補です。
    しかも、この伊方原発の中で3号機のプルトニウムを使う原子炉が稼働しそうです。

    広島から最も近い原発、危険な四国電力の伊方発電所が再稼働することは
    ほぼ間違いありません。
    なんとか、この再稼働を止めなくてはなりません・・・」

次に網野にマイクを渡してもらいました。

網野「みなさん、毎度お騒がせしてすみません。広島2人デモです。
    調べたことをチラシやプラカードにしております。
    是非ご一読ください。

    広島は福島から遠いから大丈夫だと思っていませんか?
    現在北九州で瓦礫と称する「低レベル放射性廃棄物」が燃やされており
    風向きで広島に放射性物質が届いております。
    webサイトで「そらまめくん」と検索を掛けてみてください。
    主要研究機関が空中の汚染物質の計測結果を随時報告しています。
    PM2.5などに加え、微粒子の計測結果もあります(放射性物質は微粒子もあります)
    参考にしてください。
    調べること、考えることが大事です。
    お互いに調べあい、情報を交換しあいましょう。
    お互い議論をしあいましょう。
    放射能から身を守るのは放射能への知識です。
  
    原発再稼働までのロードマップを見ると
    最終的に原発を再稼働するかどうかは
    原子力規制委員会の安全判断後、政府よる政治判断になります。
    原発反対の人はここにかけるしかありません。
    現在、広島から一番近い原発、広島から100kmしか離れていない
    四国の伊方原発が一番最初に再稼働される見込みです。
    停めようとすれば、政治判断にかけるしかありません。
    そのためには市民の政治意思を示さなくてはなりません。
    県議会・市議会の決議が必要になってきます。
    そうしないと原発の再稼働は停まらないということだけ理解しておいてください。
    お騒がせしました。」

元安橋に帰ってデモ終了。
警察にお礼を言ってお別れし、恒例の立ち話に。

網野「あれ?チラシは・・・?」
Kさん「ないです。」
哲野「Kさんのぶん、10枚余分に刷ってとってあったのに・・・」
Kさん「全部使いました。」
哲野「おかしいよねそれ。
    僕の感触では、あんまり反応なかったのになぁ。
    広島市民は今、一部の人を除けば、低線量内部被曝には全く関心がないとおもってたんだけど。」
Kさん「確かに、プラカードへの注目度はいつもより低かったと思う。
    前回と同じくらいじゃない?」
網野「私は意外とプラカード見てくれるひとがいるなと思ってたんだけど・・・」
Kさん「時々はいらっしゃいましたね、そういう人。」
網野「それから、わざわざ取りに来たおばさんがいたよね。
    先頭を横切ってすぐ後ろに行ったからすぐわかった。」
哲野「関心のある層と関心のない層がはっきり分かれてるってことかね?」
Kさん「家族連れは関心がありましたね。
    あと、若い人とか、意外とおじいさんとか年配世代?」
哲野「そういえば僕も、サンモール(繁華街のファッションビル)の前で
    立ち話していた中学生に1枚チラシを持って行って
    『読んでみてほしい』と言ったら、最初は誰も手を出さなかったけど
    『僕としては是非読んでほしい』と言ったら、一人の子がとった。」
Kさん「ああ、それ私も見てた。とったら、4人で囲んで読んでたよ」
哲野「あ、読んでた?それは僕気が付かなかった」
網野「チラシを渡されたおじいさんが、こうやってじ~~っと読みながら歩いてたよ」
もう一つ、チラシがはけた理由があります。
それはツナさんです。

ツナさん、さすがハンバーガー屋店長、チラシまきに慣れていらっしゃいます。
「読んでみてください」と優しく声をかけ、とってくれた人に「ありがとうございます」と・・・
もうこれはノウハウですね。

哲野「信号待ちのときに、Kさん、ず~~っと離れて自転車を押してた人に
    近づいて行ってチラシを渡してたよね?あれ、よくわかったね。」
Kさん「だってず~~っとプラカード見てたじゃないですか?
    プラカード見ながら横切ってったんだもん。」
哲野「僕、全く気が付かなかった・・」

全体的に言えばまだまだ面になってなくて点。しかも散発の点。
これが密集した点になって面になっていけば・・・
「見果てぬ夢」ですかね?
メール報告にはありませんでしたが追加です。
尚、じゃけえさんの報告には次のように感想が上がっていました。

「今日も他の方達のスピーチに耳を傾けながら歩きました。
 ツナサキさんの語りかけ調のスピーチが面白かったです。
 「みなさんは、いじめっ子・いじめられっ子の経験はありますか?』から始まり
 不要な被爆をさせられている私たちはいじめられっ子ですよ?そして田舎に原発を押し付けている都会の人たちはいじめっ子ですよ?
 そのとおりだと思います。どんなに小さなコミュニティでもそこには世界の縮図があります。
 日本社会、国際社会でいじめの構図が無くならなければ学校でもいじめは無くなりません。
 大人がやることを子供は真似するのです。善悪の区別もわからないままに真似してしまうのです。
 公平な目を向け続けなければ、それはきっと無くならないでしょう。
 それが出来るのは一般の市民一人一人なのではないでしょうか。」

なお、来週3月11日(月曜日)18時~19時
いつも通り平和公園の元安橋東詰出発で
本通り・金座街を往復します。
第39回広島2人デモ 3.11特別記念版になります。

福島第一原発事故2周年当日をみんなで考えたいと思います。

以上ご報告いたします。

第38回広島2人デモ 3月8日告知

ファイル 109-1.jpgファイル 109-2.jpg

第38回広島2人デモ
3月8日18時~19時
元安橋東詰~本通り金座街往復します。

チラシができました。
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130308.pdf

告知文===========

みなさま
幾つかのメールにお送りいたします。

第38回広島2人デモの告知を致します。
3月8日金曜日、18時~19時
いつも通り平和公園の元安橋東詰めを出発し、本通り・金座街を往復します。
チラシが出来ました。
よろしければご覧ください。
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130308.pdf

3月10日に「つながろう!ふくしまーひろしま みんなの広場」と題し
広島の中央公園の一角で催しがあります。
その片隅に「展示・資料コーナー」があります。
そのコーナーのまた片隅で、
『放射線内部被曝』に関するパネル展示があります。
今回のチラシではそのパネルをご紹介して、
みなさんの“参考” に供します。

なお、3月11日は月曜日ですが、「3.11」のちょうど2周年にあたりますので
広島2人デモ特別版を行います。

第39回広島2人デモ3.11特別版
3月11日(月)18時~19時
広島平和公園元安橋東詰~本通り・金座街往復

3.11とはなんなのか?
私たちの社会に、将来にどんな影響があるのか、
これをきっかけに日本の社会は変わるのか、変わらないのか、
様々にこれまで隠れていた諸問題が
一気に噴出してきたとも言えると思います。

2周年を機会にじっくり考えたいと思います。

『広島2人デモ』アクセス・ランキング(番外編)その2

「広島2人デモ」日別アクセスランキング(ページビュー)
※ページビューとは1日24時間中、1アクセスで1ページ以上を閲覧した場合「1」とカウントします。つまり、1アクセスが何回ヒットしてもページビューは「1」です。

1位 2013年2月24日(月) 2119
2位 2013年3月4日(月) 2055
3位 2013年1月28日(月) 1792
4位 2013年1月27日(日) 1753
5位 2013年2月26日(火) 1586
6位 2013年3月1日(金) 1513
7位 2013年2月28日(木) 1374
8位 2013年3月3日(日) 1361
9位 2013年1月31日(木) 1254
10位 2013年2月12日(火) 1165
10位 2013年2月27日(水) 1165

「広島2人デモ」チラシアクセスランキング(ページビュー)
※チラシは右のリンクからご覧いただけます。

1位 2012年9月14日 3620
2位 2013年2月8日 597
3位 2013年1月11日 529
4位 2012年12月21日 493
5位 2012年11月2日 400
6位 2012年9月7日 286
7位 2012年12月14日 282
7位 2012年11月23日 282
9位 2012年10月19日 277
10位 2013年1月4日 276

以上です。

第14回伊方原発再稼働を止めよう! 3月2日報告

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みなさま

第14回伊方デモ3月2日に応援参加しました。
主催者の原田さんが広島での3.10イベントで忙殺されておりまして
かわりに網野がご報告いたします。

参加者は5人、
主催者の原田さん、哲野、網野、廃炉マトリョーシカさん、牧山さんでした。

▽今回チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130302.pdf
告知版では重要な誤りがありましたので、訂正しております。
誤りはヒトの細胞の大きさです。告知版では5-6ナノメートルとしておりましたが
これが誤りで、5-6ミクロンでした。
この報告版でお詫びして訂正いたします。
尚、チラシはすでに誤りを訂正しております。

今回は手前のプラカード右上、過日亡くなられた広島の反原発活動家であり
薬植物研究家である故堀啓子さんの名刺をプラカードに加え
一緒に歩いてもらいました。
折しもこの伊方原発再稼働反対ウォークの時刻が堀さんのお葬式の時刻でした。
故堀さんは伊方原発再稼働に一貫して反対しておられた方です。
http://satogurasi.exblog.jp/

先週に比べると寒かったです。
オマケに翌日日曜日が雛祭りとあって、街は休日というよりお祭りモード。
みんな(頭が遊びで)忙しそうでした。

3時になって出発です。

最初、哲野とシカさんがプラカード役。
原田さんがスピーチ
網野と牧山さんがチラシ役にまわります。

原田さんがスピーチを始めます。

原田「お騒がせします。
    私たちは、伊方原発再稼働に反対している市民のウォークです。

    現在原子力規制委員会が原発再稼働の新安全基準をほぼ決めました。
    その新基準に照らすと、四国電力伊方原発が再稼働の最有力候補です。
    伊方原発は広島から最も近い原発
    わずか100kmしか離れていません。

    伊方原発ではプルサーマル炉の再稼働が有力です。
    プルサーマル炉はもともとウラン燃料を燃やすために設計されたものです。
    その原子炉にウランとプルトニウムを混合して入れて燃やす
    非常に危険な原発です。

    また、伊方原発は日本で最大級の活断層帯である南海トラフがすぐ近くにあります。
    が、現在の基準ではこの南海トラフが地震を起こしても原発の安全性には影響がないとされています。
    非常におかしな話です。

    また、中国電力の島根原発も再稼働の可能性もあります。
    中国電力は現在山口県の上関原発を計画準備中です。
    広島からわずか40km離れた岩国の米軍海兵隊基地には
    来年、現在厚木をベースとする核攻撃空母航空団の
    第5空母航空団が母基地を厚木から岩国海兵隊基地に移設する予定になっています。
    こうしてみると、私たち広島市民は4つの核に取り囲まれることになります。」

街の雰囲気は警察の方が言った通り、
本通りの電停から東側は大賑わい。全くのお祭りモードでした。
プラカードは、チラチラ見る人もいるのですが
ほとんど、反応が無いように感じました。

途中、先頭二人の歩く速度が速いので
哲野からスピーカーとプラカードを取り上げ、網野が先導役に回りました。

次は哲野のスピーチです。

哲野「みなさん、原子力規制委員会は御存じでしょうか?
    原子力規制委員会は前の経産省旧原子力安全・保安院、原子力安全委員会
    文科省傘下だった放射線審議会の機能を受け継ぎ、
    そのほか原子力施設の監視機能を併せ持つ、また絶大な権限も持っている
    新しい原子力規制組織です。

    その原子力規制委員会は、いま、関西電力大飯原発以外すべて停止している原発の再稼働のため
    新安全基準をほぼ決定しました。
    その安全基準に照らしてみますと、四国電力伊方原発がほぼいまのまま
    再稼働申請が出来る見通しです。
    先日朝日新聞が日本の原発の再稼働について特集を組みましたが
    見出しに「再稼働できる原発はほぼゼロ」という意味合いの記事を2ページにわたって
    掲載しましたがこの記事は正しくありません。
    というのは、伊方原発のような加圧水型原子炉には一定の猶予期間を与えて
    原子炉に安全装置を取り付けることを認めており
    猶予期間を考えれば、伊方原発はほぼ条件を満たしています。

    (網野:あの記事の狡さは、加圧水型、沸騰水型の原子炉をわざと区別しない書き方でした。
         よく報道の看板を掲げられるものです。)

    伊方原発には3つの原子炉があります。
    そのうち2つは年数も30年以上経っており、また、現在の基準では小規模原子炉なので
    おそらくこの2つは再稼働申請しないと思います。
    一番新しい3号機が再稼働の対象だと思われます。

    広島市民にとって最悪なことにこの3号機はプルサーマル炉です。
    プルサーマル炉では、プルトニウム239も燃料として使用します。
    日本の原発は軽水型と呼ばれる原子炉ですが、軽水型はウラン燃料を使用することを念頭において設計されています。
    ここにプルトニウム239を燃料として使用することは
    ただでさえ危険な原発をさらに危険にします。

    例えばプルトニウム239は、核分裂の際、ウラン235に比べて熱エネルギーが40倍も大きい
    また、プルトニウム燃料の容融点はウラン燃料よりも70度も低い、数え上げればキリがありませんが
    プルサーマル炉は非常に危険な原子炉だと言わざるを得ません。
    四国電力は3号炉に40体のプルトニウム燃料(MOX燃料)集合体を入れる許可を取っていますが
    実際に四国電力は16体しか入れていません。
    これはMOX燃料の危険性を十分認識した結果だと思えます。
    今の情勢では7月18日以降、伊方原発が再稼働することはほぼ確実です。
 

    広島市民のみなさん、広島から遮るものなしに直線でわずか100km、
    これはちょうど広島市から福山市までの距離ですがその広島から最も近い
    伊方原発が再稼働する、しかもプルサーマル炉である3号機が再稼働する、
    このことは覚悟しておかねばなりません。
    そして警戒を強めねばなりません。」

次に廃炉マトリョーシカさんにマイクがわたります。

シカ「広島市民の皆さん。
   今日もまた、中国山地を越え遣って来ました。
   ほかならぬこの広島の地に遣って来ました。
   何度でも、幾度でも越えて遣ってくるでしょう。
   2013年は、私にとってどうしても越えなければならない年だからです。
  2011年3.11に反転した歴史。
   そして、その歴史のうちに包摂された私自身の歴史。
   通時性と共時性のうちに私の一切が試されているからです。

   正直「未来」のことはわかりません。
   預言者でもなければ、断言もできません。
   かつて学生の頃、心の底から全身で感じ、震えた恐怖も今はありません。
   また、阪神淡路大震災の記録映像を、「これがそれなのか」と、見間違えた際の自嘲も知っています。
   一切は、私以外の他人にとっては意味の無いことでしょう。
   そして、2011年3.11は、普段と変わらぬ日常の中で起こりました。

   広島市民の皆さん。
   2011年3.11は、「未来」に直接つながっています。
   何度でも、幾度でも越えて遣って来ます。
   2013年「未来」が、どちらに向かうのか。
   私の一切が試されているからです。

   今ここで、私が最も危惧して来たことを敢えて挙げておきます。
   「ふくしま集団疎開裁判」のことを御存じの方も多いと思います。
   2012年10月1日、本の泉社からマイブックレットNo.22「いま 子どもがあぶない」
   福島原発事故から子どもを守る「集団疎開裁判」が出版されています。
   そのブックレットの29頁脚注2。
   それ自体は単なるケアレスミスですが。
   最初、それを目にした時、暗澹たる思いに駆られました。
   あれから数か月。糊口に墨を含む思いがさらに広がっています。
   Percent Of Fukushima Children Have ....
   2月23日、前回広島に遣って来た時、新宿での声は、この空の下私の耳に届いていたでしょうか。

   「時間が無いよ。」「時間が無いよ。」

   私自身の力は、この現実の前に無力です。
   どうぞ皆さん、一人でも多くの方がこの現実に気付き声を上げてください。
   誰の目にもわかる結果が出てからでは遅いのです。

   中国電力島根原発の再稼働は私たち島根県の人間にとって
   目の前に迫ったもっとも心配な出来事です。
   私たちはこの島根原発を再稼働させまいと訴訟に踏み切ります。
   広島のみなさん、どうか中国電力の島根原発の再稼働を止めてください。
   広島のみなさんが動けば、中国電力も再稼働を強行することはできません。
   どうかよろしくお願いします。」

再びマイクは原田さんに渡りました。
そして四国電力の伊方原発は広島からも最も近い原発であること
再稼働が一番間近なこと、を訴えました。
最後に、私も少しスピーチしました。

網野「原発をとめるために声をあげないといけないとお伝えしていますが
    デモに参加してくださいと言っているわけではありません。
    政治意思を示さなければならないと申し上げております。
    原発再稼働までのロードマップを見ますと
    最終的に内閣が政治判断で再稼働するかしないかを決定することになっております。
    残念ながら私たちはここにかけるしかありません。
    市議会、県議会で議決が必要になっていきます。
    市議会、県議会を動かす必要があります。
    再稼働を止めるためには私たち広島100万市民の
    「再稼働反対の政治意思」を示す必要があり
    その方法として再稼働反対の議決をさせる
    必要があるということだけ理解しておいてください。」

元安橋直前の信号待ちで、信号待ちをしている人全員とスピーチ中の網野は目が合いました。
私は一人一人の目を見ながら、スピーチできたわけです。
間違いなく、みなさん、聞いてくれていました。

ちょうどスピーチの間に元安橋に帰ってウォーク終了

やっぱり立ち話。
直ぐ解散というわけにはいきません。
今日の反応はどうだったか・・・

網野「今日は反応が悪いと感じました。チラシも受け取りはあんまりなかったんじゃないですか?」
牧山「そんなことないですよ、結構受け取ってもらえましたよ、私」

実はチラシ撒きはほとんど牧山さんがやったようなものです。

哲野「僕も、4枚は渡した。2人はお店の人。あと2人は取りに来た。」
網野「なにそれ。働いてないじゃない。
    そうそう、それより、電停のところの信号待ちで、おじさん2人が
    「原発反対?なにゆうとるんじゃ!」と怒ってるおじさんがいたね。」
哲野「うん。それ、僕も知ってる。
    で、チラシいりますか?と聞いたら『ばかっ!!』って言われた。」
網野「原発推進派の人って反対の人の意見を全く聞かないよね。」
哲野「ま、それは原発反対派にもあてはまる部分はあるけど
    反対派は反論しなきゃいけないからどうしても推進派の言い分をよく調べて研究してるよね。
    それに対して賛成派は表向き反対派の意見をほとんど聞いていない。
    ひとつには、反対派の言い分は情緒的、感情的、非科学的という
    刷り込みがあるせいだろうね。」

シカさんからその後メールがきました。
以下転載紹介いたします。

============
本日3月3日 「さよなら島根原発・未来のために」 簡単な報告を。

会場:くにびきメッセ国際会議場http://www.kunibikimesse.jp/24.html
 13:30 開場
 13:40 ミニライブ ギター ヤマイヌノフグリさん  
歌 梶谷美由紀さん(東京から大田市に子どもと避難)
初っ端、あの忌野清志郎
[Love Me Tender/なに言ってんだ]
http://www.youtube.com/watch?v=AqpjFCDIh4w&feature=player_detailpage

シカ世代には、かなりのインパクション。 しかも、2番は出雲弁バージョン。
                  
締めは、避難している母親の間で広まっているとか [椰子の実] 
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=H58nV1VEOQM

 14:00 司会(松永・勝部)
     代表挨拶(杉谷) 3月9日(土)「つながろうフクシマ! さよなら原発大集会」
                                       東京・明治公園 
                大江健三郎氏のアピールを一足早く紹介
     講演 長谷川健一さん 飯舘村酪農家 ウシさんたちの痛ましい悲劇
     本日のメイン、全国各地139回目の講演
 15:45 集会アピール〈後日改めて〉
 16:00 パレード メッセ→中電前(芦原さん要請書提出)→松江市内→JR松江駅

集会参加者は、会場最大収容人数のほぼ9割、満員。
飯舘村の写真展を皮切りに、おそらくこの日のために多大な労力を割かれたことと推察。
なお、芦原さんとは集会前の多忙の中、若干会話。
3号機裁判の具体的な進捗は4月に入ってからとの事。
12:00前に会場入りしたので、皆に交じって当日配布のチラシ組みのお手伝い。
最大の誤算は、前回渡辺満久さんの講演が20~30人程度だったので、
第14回の伊方チラシ、事前にもっと印刷を御願いしておけばよかったと。
一応手元にあったチラシは許可を得て、全部会場で配ったけれど。
大海の一滴。若い人も多くかなり読まれていました。

集会参加者の半分以上がパレード。
途中、何台か車から手を振ってもらったので、シカも。
昼前にJR松江駅前で署名をしていた人たちと、
「ご苦労様です。それでは、また。」と帰路。

==========================

以上報告いたします。

第37回広島2人デモ 3月1日報告

ファイル 106-1.jpgファイル 106-2.jpgファイル 106-3.jpgファイル 106-4.jpgファイル 106-5.jpg

みなさま

いつもお騒がせしております。
第37回広島2人デモのご報告です。

参加者は5人。
哲野、網野、Kさん、大歳さん、ツナサキさんでした。
ツナサキさんは昨年に参加してもらっております。
今回で3~4回目です。

じゃけえさんから事前に「先の用事が長引いて行けない!」と連絡がありました。

集合場所に行って待っておりました。

実は先日、反原発の集会や話し合いにもよくいらっしゃって、
一緒に島根にも行った事のある方がお亡くなりになられたと連絡がありました。
この3月1日の19時から通夜でした。

理路整然とした方でした。強い意志をお持ちのかたでした。
その底には人への、そして自然への深い愛がありました。
哀悼の気持ちと一緒に今日は歩きます。

待っているとまず警察の方が。
指令書の確認をして一緒に時間まで待ちます。

大歳さんが来ました。
哲野「あれ!大歳さん?!」
網野「仕事は!?」
哲野「年度末から抜け出してきたんじゃないの?」
大歳「だいぶ落ち着いたので大丈夫です。」

そして立ち話をしながら待っているとKさんが。

Kさん「祝島の漁業組合の方が、漁業権のお金を受け取ることに賛成可決ってニュースが・・・」
全員「えええええっ!!!!」
※上関原発建設計画。対岸の祝島の方が大多数で反対している。

Kさんの携帯を覗き込んでニュースをみます。

哲野「兵糧攻めに負けてしまったか・・・」
大歳「お年寄りの方が多いし、後継ぎがいないという人も多いらしいので、気持ちはわかるんですが・・・」
哲野「あとは個人個人の闘いになるね。」
網野「そのお金だって私たちの電気料金じゃないですか?」

話しているうちに、6時の音楽が鳴りました。
出発です。

▽本日のチラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130301.pdf

▽本日のプラカード
上の画像をご覧ください

トップバッターは大歳さんです。

大歳「毎度お騒がせします。
    金曜日恒例、広島2人デモをはじめたいと思います。

    一月はいぬる、二月は逃げる、三月は去るといいますが、
    早いものでもう三月になってしまいました。
    先月22日~24日に安倍総理はTPP参加を手土産に、宗主国の米国を訪問いたしました。
    報道では関税撤廃対象の例外を引き出し、
    あたかも成果があったような報道をしているところもあったようですが、
    実際にはかなり冷淡な対応をされたようです。

    今、私は反原発に関するスピーチを行なっていますが、
    TPPと原発には関連があるのでこれを機会に日米間の原発問題、
    特に米国側から見た日本の原発問題について簡単ではありますが説明をしたいと思います。

    先週23日の米国訪問に、安倍総理は
    米国のシンクタンクであるCSISという研究所において講演を行なっています。
    講演の内容自体はどうでもいい米国へのリップサービスでしたが、
    講演が行われた場所がCSISであったことに少し意味があります。
    CSISを日本語に直すと米国戦略国際問題研究所ということですが、
    うんとわかりやすく言うと他国を牛耳って支配するために、
    いろいろ悪知恵を煉るための研究所です。
    ここにジョセフ・ナイやリチャード・アーミテージといった
    ジャパンハンドラーとよばれる政治家たちがいます。
    ジャパンハンドラーという言葉は最近ネット上の政治ブログやSNS上によく登場していますが、
    一般的にはあまり浸透してないようです。
    『ジャパンハンドラー』を直訳すれば日本を扱う、
    もしくは日本を操作する人ということになりますが、
    つまり日本に対してかなり強い影響または圧力を及ぼすことのできる人たちと言えると思います。
    間違っても親日家とかではありません。

    では、どのように圧力をかけてくるかというと
    まず論文と称する内政干渉そのものの要望書を送りつけてきます。
    どういう内容の要望書かというと、「TPPに入れ」とか「原発は維持しろ」とかそういったものです。
    これらはアーミテージやジョセフ・ナイによる個人的な見解ではなく、
    米国から日本に対する要望、圧力といってもよいものです。
    なぜならCSIS自体は民間のシンクタンクであるにもかかわらず
    米国政府の外交政策にも大きな影響を与えることができる強力なシンクタンクだからです。
    それで日本の政治家も官僚もこれらの要望書を神からの啓示がごとく奉り、
    祟りのないように大事にしようとします。

    さきほど私はこれらの要望書に「TPPに入れ」とか「原発は維持しろ」とかと書いてあると言いましたが、
    まずこうした本題に入る前に、冒頭から
    「日米同盟、つまり俺たちの関係もそろそろあぶないよ」とか
    「今のままだと日本は2流の国になるよ」
    こうした苦言から始まります。
    それで原発について言えば「お前ら日本にはあまり資源がないだろ」とか
    「原発なしでどうやってCO2を減らしていくんだい?」などと
    恫喝まがいの嫌なことばかりが要望書に書かれています。
    そんなことばかり言う米国ですが、
    自分たちの国ではちゃっかりシェールガス革命が起こって、
    ドイツほど明確ではないにしろ、これからは緩やかに脱原発していくように見られます。

    自分たちは脱原発しても原発利権だけは手放したくないので
    日本の原子炉メーカーを引き連れて、
    今からは途上国に原発とウランを売り捌いていこう、
    日本をそうした戦略の拠点にしようという魂胆なのです。
    それと私の憶測も踏まえて言うなら日本を米軍の核燃料置き場にして
    いつでもここから核燃料を取り出せるようにしたい、
    米国本土にそれを置くよりも都合がいいなどといったことも考えていると思います。

    そんな気味の悪いCSISという研究所において、
    さらに輪にかけて気味の悪いジャパンハンドラーに囲まれて
    安倍総理は「Japan is back」「日本は二流国にはならない」とおっしゃったのですから、
    まさに属国根性丸出しであります。

    ジャパンハンドラーやCSISについて詳しく知りたいという方は
    是非ネット検索されることをお薦めします。
    大手メディアがあまり報じないというだけで特別機密ではありませんから簡単に情報が手に入ります。」

このスピーチを聞いていて「マインドコントロール」という言葉を思いだしました。
まるで女性に暴力をふるい、お前を幸せにできるのは俺だけだ、
いう事を聞けと怒鳴り聞かせ続ける男と本質はなんら変わらないじゃないか、と思いました。

このスピーチ中、ツナサキさんが仕事帰りに参加してきてくれました。
網野「こんにちは!」
ツナサキ「お久しぶりです」
ツナさんは、とあるハンバーガー店の店長さんです。
この時間はなかなか抜けられないようですが
今日はたまたま、仕事が早く上がったようで参加してくれました。

次に哲野のスピーチです。

哲野「毎度毎週お騒がせしております。
    金曜日恒例広島2人デモです。関西電力大飯原発の再稼働に抗議反対して歩いております。
    2人デモですが今は5人で歩いています。

    みなさん、原子力規制委員会は御存じですか?
    以前の経産省原子力安全・保安院、原子力安全委員会、文科省の傘下だった放射線審議会、
    など原子力規制行政に絶大な権力を持つ新しい委員会です。
    2012年9月19日の発足以来、審議を続けてきた新原子力災害対策指針が
    2月27日の第31回原子力規制委員会で大筋決定しました。
    この全文は原子力規制委員会のwebサイトで読めますし、審議の模様もビデオで見ることができます。
    ぜひとも一度、目を通しておく文書です。
     <第31回原子力規制委員会(2月27日)をご覧下さい。
       http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/ >

    原子力規制委員会の基本方針の中で、旧体制と決定的に違うところは
    「原発は苛酷事故を起こすもの」としてその苛酷事故が起こった時に
    被害を最小化するという方針を打ち出したことです。
    今回の原子力災害対策指針もそのような考えでつくられています。
    詳しくはチラシをご覧いただきたいのですが災害対策指針は一言でいえば作文です。
    例えば、苛酷事故が起こりそうなときから起こったときにかけて細々と被害拡大の防止策を決めていますが
    チェルノブイリ事故で言えば、起こりそうなときから実際に大量放射能放出が始まるまでほぼ一瞬でした。
    福島第一原発事故では、起こりそうなとき(全電源喪失)から敷地外に放射能が流れ出すまで12時間かかっていませんでした。
    指針に書かれているような画然とした対応策などとりようがないのが実情です。

    また、緊急事態の4つの段階を想定し、その準備段階はいったいなにかというと
    地域社会に対して、普段から苛酷事故を想定した計画を練り、関係者が綿密に打ち合わせをし
    住民が避難訓練をするなど苛酷事故を想定した日常生活をする段階のことです。
    これを読んでいて私はおかしな感覚に襲われました。
    新指針は私たちに、苛酷事故に備える日常生活を要求しているわけです。
    苛酷事故を常に念頭においてそれに身構える生活を要求しているわけです。
    そもそも原発とは電気をつくる手段のひとつにすぎません。
    そして電気とは私たちの生活水準を上げ、生活の質を高める道具にすぎません。
    つまり原発とは道具提供のためのひとつの手段にすぎないのです。
    ところが、その手段が我が物顔で私たちの社会に居座り
    私たちはその手段の一つにすぎない原発に身構え、びくびくおどおどと暮らすことを
    この指針は要求しているわけです。

    手段のひとつがいつのまにか社会の主人公のような顔をし
    社会の主人公であるはずの私たちが手段に気兼ねにしてビクビク、オドオドと暮らす
    これはおかしな、逆立ちした社会(ジョージ・オーウェル的な社会)
    http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/hiroshima_nagasaki /George_Orwell.htm
    ではないでしょうか。
    社会が破滅するSF小説はこれまで何本も書かれてきました。
    私たちが自由で平等であると思いこまされながら、
    その実檻に入れられ奴隷を変わらぬ生活を送っているといったSF小説も沢山かかれてきました。
    もしかすると、私たちは今、知らずそのSF小説の世界に、現実暮らしているのかもしれません。
    原発をやめましょう。大飯を停めましょう。」

その次にKさんのスピーチです。

Kさん「原発の再稼働に反対して歩いています。
    みなさんに知って欲しいことがあります。
    福島で今起きていることです。
    福島県郡山市の小中学生が
    「年間1mSv以下の安全な場所で教育を受けられるように」と裁判を起こしました。
    TV・新聞などの大手メディアはこの裁判を報道しません。
    政府・東電・東電の株主である企業がスポンサーだからです。
    スポンサーに都合の悪いことは報道しないんです。

    震災以前、子どもの甲状腺異常は1%未満でした。
    しかし、2012年4月に発表された甲状腺検査の結果、
    福島の13市町村3万8千人の子どもの35%、
    そして福島市の4万2千人の43%に嚢胞が見つかっています。
    甲状腺ガンが見つかった子もいます。
    通常ならば子どもの甲状腺ガンは100万人に1人なのにもかかわらずです。

    手抜き除染がニュースになっていましたが、
    国や県が中間貯蔵施設が決まらないまま、
    ただ除染を進めた結果、汚染土壌はあちこちに野積みされたままです。
    汚染土壌をかき集めてホットスポットを作っているようなものです。

    友人は宮城に住んでいます。
    津波で家を失いました。
    その友人の住んでいる仮設住宅の近くの一般廃棄物焼却施設で、
    家庭ゴミに放射能で汚染された牧草を混ぜて燃やされたそうです。
    牧草についた放射能は燃やされることで灰にも濃縮され、気化して空気中にも放出されます。
    東北・関東の人々は、福島原発から今も放出され続けている放射能、
    汚染された食品・水、汚染物質を燃やした煙、それらで毎日ひばくし続けているんです。

    福島県鮫川村で稼働を停止していた堆肥センターを再稼働させるそうです。
    汚染された原料で作った堆肥に、放射性物質は凝縮され濃度が高まります。
    そしてその堆肥を使った畑は汚染され、汚染された農作物が作られます。
    汚染された畑で作られた作物、その作物を食べて育った家畜の肉。
    広島市の給食の、放射能検査のやり方をご存じですか?
    給食を作る前に食材を調べるのではなく、食べ終わった一週間分をまとめて調べるんです。
    汚染された食材が入っていたとわかった時は、子ども達が食べた後なんです。

    中国からの大気汚染がニュースになっていますが、
    北九州では毎日震災がれきが燃やされ、
    風にのってアスベストそして放射能がここ広島にも届いているんです。
    事故のあった福島原発から遠く離れていても、広島も安全とは言えないんです。
    今の福島で起きている事を知ってください。
    今福島で起きている事は、原発に囲まれているここ広島でも起きるんです。
    TVや新聞は本当に大切な事を言いません。
    それでも隠しきれずに少しずつ、いろいろな情報を出してきています。
    TV局の女子アナが何人も続けて、外国に留学しました。
    彼女たちは報道されないたくさんの情報を知っているはずです。
    去年から芸能人の病気が増えていると思いませんか?
    ニュースにはならないたくさんの人々が病気になっている事が、想像されませんか?
    色も匂いもなく、味もしない。息苦しさもない。
    それでも確実に身体はむしばまれていくんです。
    症状が現れた時では、間に合わないんです。
    食事の度に放射能の心配をする。
    地震の度に原発の心配をする。
    これをこれから先もずっと死ぬまで、
    そして自分が死んだ後もずっと子ども・孫にも
    続けさせるのはおかしいと思います。
    どうか本当に原発が必要か考えてみてください。
    自分で情報を探して、そして考えてみてください。
    よろしくお願いします。」

その次にツナサキさんにマイクが渡ります。

ツナサキ「みなさん、身に迫った危険ってわかります?
      たとえば、うんこが目の前に落ちてたとします。
      これ、目に見えて身に迫った危険ですよね。
      しかし身に迫った危険が
      5年後、10年後、20年後だったら?

      「直ちに影響はない」
      みなさん、この言葉に騙されましたね。

      実は原発は、窓や扉のない部屋にうんこをするようなものと言われています。
      あなたは借りている部屋にどんどん、うんこを溜め上げ、
      そのまま次の人に部屋を貸そうというのです。
      
      放射能の健康影響はもう出ています。
      がんや白血病や甲状腺がんだけが放射能の影響ではありません。
      ヨーグルトを食べて鼻血を出した人、いませんか?
      ガムを食べて鼻血が出た人、いませんか?」

次にマイクが再び哲野に渡ります。

哲野「今の方がスピーチしたように、放射線の人体に対する影響は
    なにもがんや白血病ばかりではありません。
    電離放射線は人間の60兆個の細胞を攻撃します。
    細胞の生きる力を攻撃します。
    ですから、ありとあらゆる病気がここから発生して不思議はありません。
    人間の細胞は生まれた時から死に向かって行進します。
    これが自然老化です。
    しかし、電離放射線はこの自然老化を人工的に促進します。
    がんや、白血病はその人工的老化(不特異老化=Nonspecific Aging)のもっとも極端な形にすぎません。
    チェルノブイリ事故から25年以上も経ったウクライナで死因の第一位が心臓疾患です。
    これは放射線核種、特にセシウム137が心臓の筋肉に溜まり
    心筋を老化させ、心臓自体は若く健全なのに肝心のポンプ(心筋)が壊れたために機能不全に陥ったためです。
    日本でもこの手の死因が激増すると、私は確信しています。
    セシウムが全身に溜まりやすいとICRPの学者は言います。
    これはそのままでは間違いではありませんが、
    実際はセシウム137は人間の身体の骨格筋を構成する細胞と親和性があるためで、
    特定の核種が特定の臓器に蓄積するわけではありません。

    たとえばストロンチウム90は骨に溜まりやすい、骨に蓄積するという俗説が流されています。
    しかし、ストロンチウム90は身体の中で核壊変し、イットリウム90という別な核種に変わります。
    イットリウム90は神経を構成する細胞と親和性が高いために
    神経系の器官や臓器に蓄積します。
    つまり、脳にもっとも蓄積しやすい、脳を構成する細胞を攻撃します。
    これがIQ低下や酷いときには知能低下といった現象になって現れます。

    電離放射線は人間のありとあらゆる病気をおこさせて不思議ではないばかりか
    細胞を弱めるわけですから、(例えば白血球減少)人間から抵抗力やストレス耐性も奪っていきます。
    みなさん、原爆ぶらぶら病のことを広島で育った人は、必ずお聞きになったことがあると思います。
    まさしく、この原爆ぶらぶら病が放射線がもたらす人間の生命への攻撃のわかりやすい例です。
    非公式の発表ですが、旧ソ連の核実験場であるセミパラチンスク(現在はセメイ)や
    劣化ウラン弾が大量に使用されたイラクで長年何度も現地調査をした広島大学のある医科学者は
    原爆ぶらぶら病とそっくりの症状がセミパラでもイラクでも出ていた、と報告していますが
    電離放射線が人間の細胞に対する攻撃、生そのものに対する攻撃だと考えれば
    この医科学者の報告にはなんの不思議も疑問もありません。」

その次に網野にマイクが渡りました。

網野「みなさん、広島2人デモです。
    商店街の皆さま、いつもお騒がせしてすみません。
    広島2人デモですが、今は5人で歩いております。
    私たちは団体でも組織の人間でもありません、素人です。
    みなさんに知っていただきたい情報を調べてチラシにしております。
    どうぞお手にとってご覧ください。

    原子力規制委員会はこの2月27日、2日前ですね、
    原子力災害対策指針の改定案を出しました。
    その避難基準には即避難の基準が
    空間線量率で500マイクロシーベルト/時間(以下全て空間線量の値)
    1週間以内に一時移転避難する基準が20マイクロシーベルトと書かれています。
    500マイクロシーベルトってどれくらいかわかります?
    福島第一原発の3号機の40m~100mくらい離れたところに防護服なしでいる値です。
    20マイクロシーベルトは、福島第一原発の免震重要棟前の付近の値になります。
    ここは17~19マイクロシーベルトでした。詳しくはチラシをご覧下さい。
    
    原子力規制委員会の人たち自身、福島第一原発敷地内には完全防護服で入っています。
    そこにマスクも完全防護服もなく、暮らしなさい、と言っているわけです。
    1週間以内に一時移転避難の基準は20マイクロシーベルトでしたが、
    1マイクロシーベルトでも低い19マイクロシーベルトが1週間続いても指針上は避難の対象にはなっていません。

    私たちがこうやって調べて告知ができるのに
    こんな大事なことが新聞やテレビでは報道されません。
    私たち素人が調べてわかることが、報道されない。
    マスコミの人たちは本当にわからないか、わかってて報道しないかのどちらかです

    私たちに今大事な事は、調べること、考えること。
    今どんな世界に自分たちがいるのかを知ることです。
    お互いに調べあい、議論しあうことです。
    もちろん私たちも素人ですがみなさんに考える材料になればと思ってこうやってあるいています。
    大事な事は、知ろうとする努力をすることです。
    近くの人と話し合う事です。
    勇気が要ります。
    最初に話題を出すこと自体、大変な勇気が要ります。解ります。
    でも、それをしなければ、私たちは私たち自身すら守れない世界になっています。
    家族、友人、大切なひと、子ども、守れない世の中になっています。
    
    今までは重要なことを知らされていないと私たちは胡坐をかいてこれました。
    今は違います。重要な情報が、実はすでに公開されているのです。
    それを手に入れるか、入れないか。
    手に入れようとしないで「重要なことを知らされていない」と言うことは、もう、できなくなっています。
    新聞やテレビが重要な事を報道しないと文句をいう事も出来なくなっています。
    「重要な情報を入手しようとしない君たちが悪いのだ、私たちはちゃんと公開してますよ」と
    相手はもう言う事が出来るのです。

    黙っているのはYESと同じ、無関心もYESと同じです。
    黙っていることも、無関心も、認めているという意思表示になります。
    調べてみてください。そして考えてみて下さい。
    お騒がせしました。」

デモ中、先にデモが終了したさよなら原発ヒロシマのみなさんから会釈やご苦労さん!と掛け声がありました。

元安橋に帰ってきたところでデモ終了。
警察の方にお礼を言ってお別れしました。

恒例の立ち話。
プラカードの反応が良くなかったな、と思っていたのですが・・・
Kさん「そうでもないですよ?チラシあと4枚しか残ってません」
網野・哲野「ええっ!!」(意外・・・多めに持っていったのに)
網野「そういえばプラカードは結構回りこんだり、見ながらと言う人もいたな、ちらほらと・・・」
哲野「商店街の人が出て来てくれてたね。チラシを渡しにいったら受け取ってくれたよ」

あまり一般におなじみのない話題と覚悟していきました。
しかし、この今回の新指針は極めて重要な内容を含んでおり
とりわけ原子力規制委員会と彼らの非人間的なものの考え方を端的に表現していると考え
またこの重要な情報は、早めに社会みんなで共有しなくてはならないと考え、テーマにしました。
恐らく反応は薄いもの、と思い込んでいたので、チラシを取る人が多かったというのは意外でした。

あとでKさんは次のように感想をかいてくれていました。
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商店街は人通りも多く、いつもよりゆっくり目に歩いていたのは暖かくなったからかな?
昨日は4人で出発し、途中で1人増えて5人でのデモでした。
デモの時はスピーチしながらゆっくりと歩いているので、
むこうからプラカードを見上げながら歩いてきて、すれ違った後に振り返って読んでいる人や、
後ろから来て、歩く速度を緩めながらじっとプラカードを見てくれる人にチラシを配ります。
プラカードを持っていた網野さん達は、反応は芳しくないように感じたそうですが、
多めに準備してくれていたチラシはたくさんの人に受け取ってもらえ、残りが4枚でした。
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以上ご報告いたします。