プロフィール

コンテンツ

記事一覧

第4回 伊方原発再稼働反対デモ 紹介

ファイル 29-1.jpgファイル 29-2.jpg

チラシのPDFはこちら
http://hiroshima-net.org/cat-crew/ivent/pdf/20120831_ikata.pdf

◆伊方原発再稼働反対!
広島市民に認知度が低い
伊方原発の存在を告知しながら
反対の意思を示して歩きます。

日時:8月31日(金)17:00~18:00
場所:広島市 平和公園元安橋東詰スタート
   本通り~金座街往復
主催「伊方原発の再稼働を許さない市民ネットワーク・広島」

第11回 広島2人デモ 8月31日 告知

第11回 広島2人デモ
8月31日18:00~元安橋東詰スタート

<<他のデモのご案内>>

◆さよなら原発、みんなで歩こう!みよし(2回目)
日時:8月31日(金)18時~
場所:広島県三次市 三次警察横公園 集合
   中電前~市役所前~バスセンター前出会いの広場 到着
主催「さよなら原発みよしの会」

◆伊方原発再稼働反対!
広島市民に認知度が低い
伊方原発の存在を告知しながら
反対の意思を示して歩きます。

日時:8月31日(金)17:00~18:00
場所:広島市 平和公園元安橋東詰スタート
   本通り~金座街往復
主催「伊方原発の再稼働を許さない市民ネットワーク・広島」

第10回 広島2人デモ 8月24日 報告

ファイル 19-1.jpgファイル 19-2.jpgファイル 19-3.jpgファイル 19-4.jpg

【画像説明】
1.第10回チラシ表
2.第10回チラシ裏
3.プラカード1表
4.プラカード2表
※裏は「債務超過」と「地震の巣の上の大飯原発」でした。

========================

第10回 広島2人デモ
8月24日18:00~元安橋東詰スタート

みなさま

毎度毎週すみません、お騒がせしております。
広島2人デモのご報告をさせていただきます。

今回のチラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20120824.pdf

今日は参加者は9人でした。
二見さん、原田さん、そしてKさんと
ツイッターを見て来てくれたご家族4人。

先ほど、広島に遊びに来ている東京在住の福島県人の方が
この機会にぜひ、と駆けつけようとしてくださっていたとツイッターで知りました。
交通アクセスの関係で間に合わなかったとのことでした。
そして応援のメッセージを頂きました。

今回も久野さんからスピーカーを借りました。
いつも応援ありがとうございます。

集合場所にはすでにKさんと二見さんがいらっしゃいました。
今回のチラシをお渡しして、説明します。

二見「家庭内で節電したからって知れてることがデータでわかるよね。
    企業が使う電力がどれだけ多いか。結局ここが動いてなかったらこれだけだもん。
    それを家庭の生活の電気のせいにして。
    その割にはオール電化とか、夜間電力とか、電気使わせるようにしておいて・・」
哲野「実際にデータで見ると、日常生活、インフラを含めて必要な電気は関電管内でピーク時で2000万kW弱。
    それにビジネスが加わると600万kW上乗せになる。というのが実情でしょうね。
    それから関電の有価証券報告書を見ると、家庭で使う電力は2000万kW全体の3分の1、約800万kWというところでしょう。
    あとは社会全体を運営するための電気、例えば交通であるとか、街灯、公共機関、病院など、これが結構大きい。
    家庭で10%節電してみてもそんなこと不可能ですけど。家庭での節電効果って8~90万kWってとこでしょうか。」

うーむ。今日の朝日新聞の記事はまた嘘っぱちかい。

哲野「四国電力の有価証券報告書を分析すると
    電気料金、家庭が1kWhあたり20円、小規模事業者12.5円、融通なんか約9円。
    関電と四電が同じ料金構造を持っているとすれば、3分の1のお客さんから倍取っているという事になりますかね。」
二見「ほんっと腹立つわ」

哲野は二見さんと会うと話が弾む。

哲野「その上、解った事は超大規模事業者はもう関電に依存してないんですよ。
    自前で発電所を持っている。
    なかには神戸製鋼所のように140万kW。これは神戸市全体のピーク時の需要の70%を賄える量です。
    こういうところが関電に電気を売っている。

    1kWhあたりの火力の電力の燃料コストだけど
    石炭2.6円、LNGなどのガス火力約5.9円、原油や重油が一番高い、12.9円。
    関電は12の火力発電所を持っているけど、7つがまだ原油・重油依存で、1690万kWの設備容量に対して
    約1000万kWがまだ原油・重油。
    だから高くつくわけですよ。
    燃料費が高くなるからと言って、それで料金値上げじゃたまらない。

    しかもコストダウンの労を取らない。
    火力発電に使われる原油・重油は低硫黄じゃないといけない。
    油種がせいぜい10種くらいしかない。
    3.11以後、石油会社が生産地を抑えて値段を吊り上げて、それを唯々諾々と買っている。
    どこから仕入れるかわかっているからね。
    
    入札にするといえば、ロシアがすぐ来るよ。
    でも関電をはじめとする電力会社はやらない。
    この癒着構造も暴いていかないと・・・」

おしゃべりしているといつもの警備の警察官さんが来ます。
チラシを渡し、「では恒例の指令書の読み上げを」
主催者は指令書を携帯し、事前に確認の作業があります。
警察「では6時になったらいつでも出発してください」

警備の警察官が「今日のチラシを貰えませんか?」と哲野に話しかけます。
「あ、失礼しました」といつもの通り2枚お渡しします。
どうも報告用ばかりではないみたいです。

あと2分だねと言っているところに原田さん登場。

音楽がなって出発です。

「皆さん、お騒がせします。お騒がせします。毎週金曜日おなじみの広島2人デモです・・・」

哲野がマイクを持ってチラシの説明をします。

今回のプラカードです。
※プラカードは上の画像をご覧ください。

裏は先週と一緒です。

二見さんと原田さん、Kさんがチラシを撒いてくれます。

今回町は平常モードに戻っていました。
盆休みが明けて「働く人」が多く歩いています。
夏休みで大学生や中学・高校生も多く歩いております。

前々回のように、とにかくプラカードにみんなが注目するということはありませんでした。
ですが、通りすがりにプラカードを見る人、回り込んでみる人
何を言っているんだろうと遠くから見る人、結構いました。
私が気がついのは3~4割くらい、でしょうか。

ところが原田さんによると違ったそうです。

<原田報告>
1.聴いている人が多い。
2.見ている人が多い。
3.無理なくチラシを受け取ってもらえる。
4.前回サラリーマンが多い、との印象だったが、今回は、特にどういう層というのはなく
  女性、中高年層、学生、ほぼ受け取ってもらえた。
5.むしろ、チラシを受け取りたがっている印象を受けた。
6.一人、印象に残ったのは、本通りの電停を渡ったところで
  後ろから追いかけてきて、チラシを求められたこと。
  背広を着、カバンを持った年配の方。60代後半に見えた。
  じっと念入りに見て丁寧に折りたたんで、カバンにいれ
  「頑張ってください」を声をかけて、去って行かれた。

ということです。
チラシをスムーズに受け取ってくれたというのは全員の感想ですが
哲野に聞くと喋りに夢中だったので
原田さんの感触はチラシをよく受け取ってくれた以外はまったくわからないそうです。

Kさんは家族連れ、ベビーカーを押している人は大概とってくれた、とのことでした。

哲野は若い人、お店の人、を狙って渡したそうですが
意外に若い人が良く取った、中高生くらいかなぁ?との感想です。
お店の店主でこちらを見ている人がいたら
お店の奥にいてもチラシを持っていったそうです。
5人でしたが全員受け取ってくれました。
それを哲野から聞いたとき、客商売からかな、と思ったのですが
哲野によると「彼らは興味津々だ」

これもチラシまき部隊ほとんどの感想ですが、私も気が付きましたが
チラシを受け取ったあと、見ながら歩いている人が結構いました。
読んでくれています。

初めて2人デモに参加した二見さんは、後でこんな感想のメールをくれました。

===============
8月10日(金)に参加した静岡市でのデモに比べて、市民の反応はイマイチでした。

違いはやはり、「浜岡原発が近くにある」ということで、広島市民より事態を深刻に受けとめていることだと思います。

デモ参加者は多くはありませんでしたが、市民の反応が温かく、
「再稼働反対」「子どもを守れ、命を守れ」というシュプレヒコールを沿道の人が返してくれたり、ボクが官憲に言いがかりを
つけられていたとき、全く主催者と関係のない(ということをボクはしらなかったのですが)青年が、ボクの代わりにシュプレの
コールをしたりといった、面白い状況でした。

被爆地ヒロシマが、原発に対して他人事のように思っている状況を変えたい。
=====================

被爆地ヒロシマが極めて関心が低いのは事実です。
これが「何故か?」は極めて面白い研究の対象です。
しかし、表には出さないけど再稼働問題はみんな実は興味津々なのだと今では思います。

アンデルセンの前に来たとき
(アンデルセンの前には椅子があって、通行人が休めるようになっています。)
二見さんが座っている人にチラシを配ります。
すると「2人デモですか?」と声を掛けられました。
そうです、と二見さんが返すと、なんと参加してくださるとのこと。
二見さんは2人デモのことを知っていることに逆に驚いたそうです。

明るい笑顔が素敵なご夫婦と、かわいらしいお子さん2人、計4名で参加いただきました。
ツイッターで知ってご存知だったそうです。
東広島からいらしていた方でした。

そしてチラシ配りをしてくれました。
以下は二見さんの報告です。

===============
ボクがチラシ配りをお願いしたわけではなくて、
お母さんが、子どもに「配ってみる?」と向こうからチラシ配りを志願してくれたのです。
ほほえましく、そしてこんなことって画期的だよね。
===============

(いつお離れになったのかわかりませんで、ろくにお礼も言えずすみません。
本通りの途切れるところまでお付き合いくださったようです。
この場を借りて、ありがとうございました)

本通りと金座街は繋がっているのに雰囲気が違います。
金座街に入ると途端に、注目度がアップします。
仕事帰りの人が多く通るのもあるのでしょうが
高級感のある雰囲気作りをしているし老舗も多く残っております。
以前から感じてはいましたが、やっぱり層が違います。

こちらに注目する人プラカードを見る人も7割に上がります。
哲野がマイクを二見さんにバトンタッチし、二見さんがスピーチしてあるきました。

チラシはいつも50枚なのですが、通常の倍、100枚持っていきました。
哲野が「前回占いの人が置いてくれたから余ったら持っていって置いてもらおう」と言うのです。
100枚用意していったのですが
私はそれほど取る人はいない、余ると思ってました。
余ったらそれでもいいやと思っていたのに折り返しを過ぎて半分でなくなってしまいました。

一筆色紙を書いている露店のお兄さんが20枚ほど、受け取って「渡しておく」と言ってくれました。

みんなの感想を聞くと、200枚でもいけたな、とのことでした。
というのはチラシがなくなってスピーチして歩いているとき
「今配っているチラシをご覧になっていただくと・・・」と哲野が言うと
二見さんと原田さんが小声で「哲野さん!チラシないよ!どうする?」
哲野「え~~・・・チラシはなくなりましたが、チラシに書いてあります・・・」

チラシあったら欲しいなというサラリーマンや中高年層がじっとこちらを見てスピーチを聞いていたのです。

帰って哲野と網野で大議論になりました。

なぜ、チラシの受け取りが良かったのか?
どうも納得がいきません。
2人で共通してあげた要因は

1.町が平常モードだったこと
2.撒き手が多かったこと(原田さんも言ってました)

どうもこれだけの要因ではないような気がします。
わからないです。わからないですが、無理やり理由付けをするのは今やめておきます。
あとで振り返った時に、「あの時が境目だったんだ」と言うことになるやもしれません。

この件について何かご意見があればお寄せいただきたいです。

(ヒロシマは放射能問題・被曝問題・原発問題に関しては、非常に特殊な環境にあります。)

以上ご報告いたします。

第10回 広島2人デモ 8月24日 告知

皆様

すみません、毎度お騒がせします。
明日24日の広島2人デモの告知をさせていただきます。
(いくつかのメーリングにお送りします。)

第10回のチラシが出来ました。
メールが重くなるのでURLのリンクにしております。
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20120824.pdf

宜しければお目通しください。
今回はちょっと文章が違います。

裏面は3週間の表を作成しました。

哲野と作りながら今回は面白いなと思いました。
グローバルヒバクシャメーリング内で情報提供のあった
「関電の株価急落」の話も入れております。

実は先日の日曜日、ある会合におよばれしました。
(会合の主催者様、お招きいただき本当にありがとうございました)
女子会(女史会と言った方がいいかも)だったのですが
参加者は30歳代~40歳代、店を立ち上げた経営者ばかりです。

当然自己紹介なぞしつつ話をするのですが
「デモやってるんですよ」というと、
「え?あの原発の?」「そうです、毎週歩いてまして・・」
「あれ?なんで再稼働したんです?」
「電気は足りてるんでしょ、なぜです?」
「電力会社だけの問題とは思えない。結局何が目的なんです?」

質問攻めです。

とにかく知りたい、という要求がこういう事業者だとあるんだな、と肌身で感じました。
(新聞・テレビ報道はハナから全く信頼されてませんでしたよ)
自分が理解している範囲で資料を見せながら説明してきました。
(持っててよかった・・)

とにかくここから上、中小零細事業者やビジネスマンに情報が届いていない。
この層は厚いです。
実際デモに来なくても、ここが動けば日本は動くかもと
希望が見えた気がしました。

では明日も頑張って歩いて参ります。

第9回 広島2人デモ 8月17日 報告

ファイル 24-1.jpgファイル 24-2.jpgファイル 24-3.jpgファイル 24-4.jpgファイル 24-5.jpg

◆画像説明
1.チラシ第9回8月17日表
2.チラシ第9回8月17日裏
3.プラカード表1
4.プラカード表2

尚、プラカードの裏はいつも通り
「地震の巣の上の大飯原発」と「債務超過」でした。

5.伊方再稼働反対 プカラード

======================

みなさま

毎度毎週お騒がせしております。

広島2人デモ8月17日のご報告をいたします。
(いくつかのメーリングにご報告します)
重くなりますのでチラシはURLでお知らせします。

▽伊方デモのチラシ
http://hiroshima-net.org/cat-crew/ivent/pdf/20120817_ikata.pdf
▽広島2人デモのチラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20120817.pdf

今回の参加は4人、
原田さんと新田さんが一緒に歩いてくれました。

今回は17時から原田さんの「伊方原発の再稼働を許さない市民ネットワーク広島」主催の
伊方の広報デモでした。
私たちも応援参加しました。

なので、伊方の方を少し報告します。

原田さん、新田さん、哲野、網野の4人でスタート。
共同通信東京の記者が一人来てました。

町は完全にまだ盆休みモード。

でもさすがに地元の問題だけあって、関心を持つ人が結構います。
プラカードも少しは見てもらえました。
さすがに通常の平日とまではいきませんけど。

折り返し過ぎて半分のところで、100枚持っていったチラシが全部なくなりました。

チラシを要求する人が結構いたのです。
通りすがりに「くれ」とばかりに手を差し出してくる男性までいるのです。

手相占いの露店をやっている人にチラシを1枚渡そうとすると
持ってる束のほうを取ろうとするので「どうするんですか?」と聞くと
「ここに置いておいて。ここで配るから」と言ってくれたそうです。
お礼を言って数十部か置いてきたそうです。

中学生の集団がじっとみているので
関心があるなと思った哲野がツカツカと寄って行って「勉強!」と言ってチラシを差し出すと
身体を引きながら受け取ったそうです。

高校生もいましたが、渡すとやはり受け取ったそうです。

こちらを見ているお店の人にチラシを渡そうと哲野は意図的にお店の方をみていました。
そして、こちらを見ている人には、寄って行って渡そうとチラシを差し出したところ
断る人はなくて全員、受け取ってくれたそうです。

やっぱり広島にもっとも近い原発だから、生活者は関心が高いのだと思います。

またアンデルセン前でじっと見ていた男性に1枚渡そうとすると
手をイヤイヤしたようにしたので受け取ってもらえないのか、とひっこめようとすると
「いやいや、チラシもらうよ、手刀切ったんだ」

その方は右翼で九州からいらっしゃった方だそうです。
チラシを見て、「こういう風にきちんとデータで示してくれるといいよね」と褒めてくれたどころか
その後一緒に最後までついて歩いて、哲野の説明を聞いたりしていました。
ということで・・・賛同してあるいたことになるのでしょうか。
伊方の方は5人の参加ですね。

最後に「自分は右翼なんだけどね」と明かし、
「この問題に右も左も関係ない」とおっしゃっていました。

哲野はこの人が「石原慎太郎先生」と言うので
「やばいかな?」と思ったけれど、話を聞いてみると
彼は彼なりに真面目な右翼だったそうです。
「反原発ではあんたと私はフレンドや」と哲野は関西弁で言っていました。
(その方が帰ったあとで)

次に2人デモです。

警備の警察官の方もそのままでした。

共同通信(東京から来たらしい)の記者が「ごあいさつさせていただいてよろしいでしょうか・・」と名刺を差し出そうとするので
哲野が断り、「共同通信さんは悪質な記事を書くから駄目だ」と例の通りに説明し
プラカードを指さし「全部公開データだ。調べればわかる話だ。あなた方は大本営発表を繰り返している。未だにその意味では同盟通信社だ。」
私もたまりかね、
「こんな事(デモ取材)してる暇があったら検証記事のひとつくらい、書いたらどうなの!
調べたらわかるじゃない!全部公開データなんだから!」と声を荒げてしまいました。

デモなんか取材してもらうより、
政府・関電のうそを暴く検証記事を書いてくれた方が
大飯を止めるため、どれだけ力になるか。
どれだけ私たちのためになるか。対比にならないくらいです。

311から仕事を抱えつつ、ずっと政府の報告書(1日5回くらい更新される)を蓄積し、
何が起こっているのか調べてました。
http://www.inaco.co.jp/isaac/kanren/11_genpatu.html

記者クラブの連中はその資料を見ない、読まない、その上に公式記者会見の垂れ流し。
言ったことだけ取り上げて、質問も的外れ、本質をつかむ質問もなし。
政府はきちんとレポートしているのに、記者会見で何を言うかばかりにとらわれ
数か月も後になって「今になって判明した」など騒ぐ始末。
私たちは「なにをいまさら。もう発表してるじゃないか」とシラけるばかりでした。

信用できんなと思ってましたが
関電のうそまで検証せず、拡大垂れ流しするとは
堪忍袋の緒が切れるというものです。

まともな記事を書かないなら相手にしない、
取材も拒否するという姿勢を出しておかないと彼らは言論統制を内部から変えようとしません。
「自分たちの自由な報道を守ろう」としません。

(尚、共同通信東京の人は、最後まで一緒に歩き、解散時までいました。)

音楽が鳴り、出発しました。

原田さん、新田さんが手伝ってくれます。
新田さんも手伝ってくれるんですか?と聞くと「途中まで、手伝います」とのこと。
伊方のデモのお手伝いに来てくださったのに、少しでもと2人デモまで手伝ってくださいました。

盆休み遊びモードですからさすがにあまり目を引きません。

ですが、ちらほら、プラカードを見てくれる人がいました。

やはり特にサラリーマンであろう人、中高年層の人は
チラチラと良く見てくれました。

さっき伊方のデモをした同じ人間が
今度は大飯で歩くわけです。
アンデルセンやカフェなどで休んでいる人から「また来た」の視線が集まります。

毎週金曜に歩いているので
本通りで仕事をしている人からの雰囲気はもうほぼ「常連」扱いです。
私たちが来たからといって、動じることもありません。

チラシは50枚用意していきました。残ったのは13枚でした。

チラシを配ってくださった原田さんによると
「サラリーマンの反応がいい。」とのことでした。
すでにオフィスにでて仕事をしている人と思われる人もちらほらいましたが
その方たちの反応がよかったようです。

それから中学生の弓道部の集団が見ていたので渡すと受け取ってくれたのが
印象に残ったようです。

(中高生の関心が高いことは、伊方・大飯のデモでわかりました)

またこちらをじっと見ている人に渡そうとすると
逃げたり、チラシを引きながら受け取ったり、
受け取ったらスッと逃げる人がいた、というのも印象に残ったそうです。

何を言っているのかだけ聞きたい、チラシを受け取るほどではない
という人がやはり層としています。
こちらを見定めているのでしょう。

私の母にも言われましたが、「デモに関わると変な事になる」という意識が植え付けられているのです。
広島もご多聞に漏れず、勢力拡大デモが多かったので、その警戒感が薄れないのでしょう。

別な目的がない市民運動をし
何度も何度も通い、信頼を取り戻さないといけません。

哲野のスピーチは

1.電力不足は嘘であることが明らかになった
2.嘘の手口は「2010年の需要から今年の予測をたて、2011年から立てなかった」
  ちなみに2011年のピーク時最大は2784万kWだった。
3.2011年を使わなかったのは、今年最大需要3015万kWにならないため。
4.供給側でも嘘をついた。
  生産設備のことに触れず、昨年の供給をベースに立てた。
  その結果原発なしで2542万kWとした。
5.「もし原発がなければ15%電力不足」のでっちあげがこうして行われた。
6.嘘で固めた再稼働を認めるべきではない。
7.大飯原発再稼働の取り消しを求めなければならない。
8.それが民主主義というものだ。
9.政府・関電の嘘を全国に増幅・拡声したのが
  NHK・朝日新聞・共同通信をはじめとする大手マスコミだ。
  彼らにも検証させなければならない。
10.というのは、すでに、大飯原発の次の再稼働を政府が計画していることは明瞭である。
11.電力不足の嘘はもう通用しない。
12.次の嘘は「燃料費高騰による電力料金値上げ」の脅しである。
13.この脅しに屈しないためには、現在の嘘をしっかり検証して
   その手口を明らかにしておくことが必要だ。
   次にだまされないために。
14.一回目騙されるのは、騙す方が悪い
   2回目、3回目騙されるのは、騙される方が悪い
15.騙され続け、無関心も手伝って起こったのが
   福島原発事故です。
   そのフクシマ事故は解決の目処もついていません。
   今なお、1時間に1000万ベクレルもの放射能を出し続けています。
16.次に騙されないためにしっかり検証しましょう。

というものでした。
その内容を中心にして、
地震の巣の上の大飯原発や、債務超過の話を入れていったのが
今日のスピーチでした。

尚、今日、朝ある科学史家から、メールをもらいました。
引用します。

=================
知らなかった、だから何もやらなかった、ということは悔いが残ります。
知らなかったのなら、なぜ知ろうとしなかったのか、と未来の子供たちに詰問されている情景が浮かんできます。
=================

私達はいたく感銘を受け、また励ましを受けた気にもなりました。

本当に、未来の子供に問い詰められたらなんと答えたらいいのか・・・
私たちはやるだけやったんだ、と答えるしかないのでしょうか?

「あなたたちのために、原発の息の根を止めた」と言いたいものです。

以上ご報告いたします。

網野沙羅