<参考資料>  <2010年 NPT再検討会議> (2010.5.15)


再検討会議「最終文書」発表される


 2010年6月12日(土)から6月14日(月)の間、恐らく6月14日(月)に、NPT再検討会議事務局が仕上げ中だった、2010年最終文書<Final Document of the 2010 NPT Review Conference (Parts I and II) (NPT/CONF.2010/50 (Vol. I))>がまとめられてそのWebサイトに発表された。(http://www.un.org/en/conf/npt/2010/>)

 最終文書は上記サイトからでも、また直接次
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/NPT/pdf/Draft_Final_Document_2.pdfからでもダウンロードできる。

 最終文書は、5月27日付け最終文書案
(<http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/NPT/2010_04.htm>がA4・PDF文書で28ページだったのに較べ、表紙や目次、附属参考資料などが加えられ、体裁が整えられて、46ページになっている。今のところ英語版だけのようだ。順次アラビア語、中国語、フランス語、スペイン語、ロシア語に翻訳されていくと思われる。

 2010再検討会議のサイトは、次のように述べている。

 2010年再検討会議は、多くの鍵となる問題を考慮するものと予想されていた。こうした議題の中には、
NPT条約の普遍性に関する課題;核軍縮、特定の実際的な手段;核不拡散・セーフガードの促進と強化、原子力エネルギーの平和的使用発展に関する手段・安全性の手段・安全保障の手段、地域軍縮と不拡散;1995年中東に関する決議の実行、条約脱退を明記する手段、見直しプロセスをさらに強化する手段、NPTの基準強化と軍縮教育促進における市民社会との関わりを促進する方法、などを含んでいる。』

 また最終文書冒頭の註では、2010年核兵器不拡散条約参加国再検討会議の最終文書は、3巻4部構成になっている、と述べている。