(2010.2.1) |
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アメリカ軍の存在に対して東京で行われた抗議(AP電) | ||||||||||||
沖縄のアメリカ軍基地に対する抗議に数千、閣僚が軍事部隊排除で闘うとあいさつ | ||||||||||||
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ジェイ・アラバスター(Jay Alabaster)APニュース 2010年1月30日 10時25分東部標準時間 |
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日本中から集まった数千もの抗議する人々が、沖縄におけるアメリカ軍の存在に対して抗議するため、土曜日(1月30日日本時間)東京の真ん中を行進した。一方、一人の現職閣僚も、ワシントンが考慮中の海兵隊基地(ここは単数になっているので、普天間基地だけを指すと思う。)を国外へ叩き出す(crucial out of the country)と語った。 現在4万7000人のアメリカ軍部隊が日本に駐留している。その半分以上が南の島、沖縄にいる。(沖縄の)住民は何年もの間、基地周辺の騒音、公害、犯罪に対して苦情を訴えてきた。 日本とアメリカは2006年に協定(a pact)(註1)を結び、日本におけるアメリカ軍の再編成(the realignment of American troops)が必要だとし、沖縄の海兵隊基地の一つをもっと人口の少ない地域に移転することが必要だとした。しかし東京の新政府は、アメリカ軍に対して高まる鞏固な一般大衆の反対とワシントンとの間の決定的に重要な軍事同盟のはざまの中で、この協定を再検討するとした。 土曜日、労働運動家、平和運動家、環境保護運動家、そして学生などが東京の真ん中を行進し、スローガンを叫び、アメリカ軍の存在を終わらせろと要求した。彼らは公園に集まって、「チェンジ!日米関係」とする旗の下、集会を開き、市民運動家や政治家のリーダーたちが演説を行った。 鳩山由紀夫首相は、どう進めるかについて意見の分かれる自身の内閣メンバーの間に立って、協定に関する彼の決定を繰り返し延期してきた。先週(1月18日から始まる週)、彼はこの難問(conundrum)を5月までに解決すると固く約束した。それは国民選挙の直前である。閣僚の一人、福島瑞穂はこの集会で「内閣は5月にその結論を出すと云っております。だからこそこれからの数ヶ月、私たちは勝利を達成するため、すべてのエネルギーを注がねばなりません。」と述べ、集まった群衆の承認を求めて声を張り上げた。 福島は内閣の中でも重要でないポスト(a minor post)を占め、小政党の党首であるが、基地(普天間基地のこと)を完全に日本の外に移転させたいと考えている。鳩山政府は議会における多数派連立を維持するため、そのような政治的同盟軍をなだめなければならない。そして、大衆は沖縄の外ですら、アメリカ軍問題に関してますます喧しくなっている。
とこの集会に参加したテラダ・セイイチロウ(31才)は語る。テラダは政府の徴税係だ。(恐らく税務署員だと思う。)テラダによれば静岡県の中央部にある自宅からやってきたのだという。そこは富士山の麓で海兵隊の基地(註2)があるという。 ワシントンとの協定では、沖縄の人口密集地帯の海兵隊基地を名護と呼ばれる更に小さな市にうつすことを要求している。しかし先週、名護の住民は、アメリカ軍の存在を支持する現職市長を追い払って(註3)、移転に反対する新しい市長を選んだ。 この議論の別な面では、アメリカ政府高官のぶれのない流れがあって、東京に対して協定に従って、日本におけるアメリカ軍のレベルを維持するように訴えている。駐日アメリカ大使のジョン・ルース(註4)は金曜日(1月29日)、日本のアメリカ軍を、緊急時あるいは安全保障上の脅威に立ち向かう「前線軍隊」(front-line forces)と呼んだ。(註5) |
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