<2010年5月23日、「5・23岩国大集会」にて壇上でスピーチをする岡田瑞穂さん(井原勝介「草と風のノート」5月24日付けより)> |
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2010年5月23日、岩国市内で「見直せ!米軍再編 5・23岩国大集会」が開かれ、降りしきる雨の中を4000人の市民が集まった。
(<http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/zatsukan/
011/011.htm>)
当日、61歳の私がもっとも感銘を受けたのが、この16歳の岡田瑞歩(みずほ)の演説である。
この集会の代表、井原勝介は自分のブログで「涙があふれてしまった。」と書いている。
(<http://ihara-k.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/
post-05f8.html>)同感である。 |
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この演説の中で、岡田は日本の政治のありかたを、岩国基地機能強化に至る欺瞞を、鋭く糾弾し、「もし私に選挙権があったら」、このような政治を許さないのに、と述べている。またそのような政治家を批判し、返す刀で「目先の利益にとらわれている大人」(すなわち選挙権有権者)も鋭く批判している。いかに慣れようとも「基地騒音」は「あってはならない騒音」だとも述べている。そして結びで「私たちは静かで安全でひとりひとりが大切にされる町で勉強し、暮らしたいのです。」と訴えている。選挙権のない彼らこそ訴える権利がある。選挙権をもつわれわれ一般市民に、選挙権を武器に戦う権利はあっても、「訴える」権利はない。 |
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この演説の原文は先の井原勝介のブログで入手できる。タイトルは私がつけた。また適時、行替えも行った。 |