(内閣広報官) |
それでは、質疑に移ります。御質問をいただく方は、私の方から指名させていただきますが、まず所属とお名前をおっしゃってからお願いいたします。それでは、どうぞ。
それでは、五十嵐さん、どうぞ。
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(記者) |
読売新聞の五十嵐です。
総理、原発事故について最初に伺います。総理は先ほど原発の状況について、一歩一歩安定化に向かっているとおっしゃいましたけれども、その一方で暫定評価の方は事故直後のレベル4からレベル5、そして今回、史上最悪のレベル7と引き上がっておりまして、国民には非常にわかりにくい数字の変化だと思います。レベルの評価とか引き上げの時期、判断などについては問題がなかったのか。総理はどのようにお考えでしょうか。
また、国内外には史上最悪のレベル7ということで、不安や疑念が広がっていると思います。こうしたものを払拭するために、政府としては具体的に何をなさるおつもりなのか。総理は公明党幹部に細野首相補佐官を新たに原子力担当の閣僚に起用するお考えをお伝えしたということですけれども、これも政府の態勢の強化の一環なのでしょうか。
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(菅総理) |
本日、官房長官の方から説明をさせていただいたと思いますが、保安院、そして原子力安全委員会のこの間の調査結果のとりまとめの中から、国際的な基準で考えるとレベル7に相当するという見解が示され、それを発表いたしました。このことは先ほども申し上げましたが、この間のいろいろな状況の中で、放射性物質が放出なされた、あるいは特に強くなされた時点がありまして、それらがどこまで広がり、どこまでそれぞれのところに広がっているかということを調べた上での、今日のそうした専門家の皆さんの判断となったと。このように私自身も聞いておりますし、理解もいたしております。その中で今日の状況だけをとらえれば、従来よりも一歩一歩前進をしている、あるいは放射性物質の放出も少なくなってきている。このことをただいま申し上げたところであります。
原子力の問題はまだまだ予断を許すところまでは来ておりません。現在、海江田経産大臣にこうした原子力災害の担当にも兼任でなっていただき、またこの間、細野総理大臣補佐官にも統合本部の事務局長という立場で取り組んでいただいてきております。そうした態勢について、まだまだ大きな仕事をこれからもやっていただかなければならない。このように考えているところであります。
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(内閣広報官) |
次の方、どうぞ。では、青山さん、どうぞ。
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(記者) |
日本テレビの青山です。
おとといの統一地方選挙の結果についてですけれども、かなり民主党にとっては厳しい結果となりましたが、これは逆風であったということは元より、政府の震災対応への不満や批判の表れだとも見られておりますけれども、菅総理はどのように受け止めていらっしゃるでしょうか。また、これを機に野党側は政権の批判を再燃させていまして、菅総理に対する退陣を求める声も出ています。先ほど菅総理は復興の青写真をつくる段階から野党にも参加を呼びかけましたけれども、こうした政治の枠組みをつくる上でも、菅総理自らからしかるべき時期に捨て石になる、いわゆる辞任をするということは選択肢にあるのでしょうか。
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(菅総理) |
今回の統一地方選挙の前半の結果が厳しい結果であったということはそのとおりであり、真摯に受け止めたいと思っております。その原因等については後半が終わった上で、改めて党の方でしっかりと検証するということでありますので、それを待ちたいと思っております。
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(内閣広報官) |
それでは、後藤さん、どうぞ。
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(記者) |
時事通信の後藤です。
1大震災、大津波、原発事故という非常に大きな災害が続いているにもかかわらず、政治だけがなかなか動いていない状態だと思われます。先ほど総理は野党に協力を呼びかけられましたけれども、具体的にどうやって協力を呼びかけていくのか。これまでも呼びかけていらっしゃるけれども、全く協力を得られていません。改めて呼びかけられた以上、どうやって協力を得ていくのかについて、もう少し詳しく説明をください。
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(菅総理) |
先ほども申し上げましたけれども、この大震災が発生した3月11日14時46分、その直後に私はこの官邸に入りまして、各危機管理官を始め、関係者が集まって、法律に基づく2つの対策本部をつくりました。先ほど申し上げたようにいち早く自衛隊にも出動を命令いたしました。そういった意味で、やらなければいけないことについては、私はしっかりとやってきた。このように考えております。その上で野党の皆さんもそうした政府の活動に対して理解をいただいて、国会の日程などで閣僚がそうした震災対応に支障がないように、いろいろと御配慮いただいたと思っております。そういう点では勿論感謝もいたしておりますし、まさに国難に当たって与野党の立場を超えて協力をいただいている。そのように考えております。
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(内閣広報官) |
それでは、次に外国のプレスの方からお願いいたします。
それでは、そちらの眼鏡をかけた方。
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(記者) |
エコノミスト誌のケネス・クキエでございます。
今回の大震災を受けて、日本の政治の性格が今後将来、どのように形付けられていくか。性格が変わっていくか。どのような期待をお持ちでいらっしゃいましょうか。
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(菅総理) |
私は、日本の戦後65年経った今日、いろいろな問題がやや行き詰まってきていた状況にあると思います。逆に今回の震災を機に、もう一度、先ほど戦後の復興についても申し上げましたけれども、そうした気持ちに立って、この日本を立て直していこうという機運が強まっていく。そのことを期待もいたしておりますし、そうなると予想もいたしております。
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(内閣広報官) |
それでは、次の方。
それでは、山口さんどうぞ。
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(記者) |
NHKの山口です。
先ほどの発言で、総理は震災の予算と関連法案について野党側の協力を求めたんですけれども、予算をつくるというのは重いことだと思うんですけれども、これは連立を呼びかけたということなのか、それとも今のような閣外協力みたいな形を想定しているのか。どういう政治の形態を模索していらっしゃるんですか。
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(菅総理) |
現時点では、言葉で申し上げたように、これから青写真を復興構想会議の皆さんを中心につくっていただきますので、何らかの形でそういう青写真づくりにも参加をいただきたい。まさに言葉どおり申し上げているつもりです。
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(内閣広報官) |
それでは、次の方。
それでは、阿比留さんどうぞ。
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(記者) |
産経の阿比留です。
先ほど総理は、辞任をする選択肢はあるのかという時事通信さんの質問にお答えになりませんでしたが、現実問題として、与野党協議にしても最大の障害になっているのが総理の存在であり、後手後手に回った震災対応でも総理の存在自体が国民にとっての不安材料になっていると思います。一体、何のためにその地位にしがみ付いていらっしゃるのか、お考えをお聞かせください。
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(菅総理) |
阿比留さんの物の考え方がそうだということと、私が客観的にそうだということは必ずしも一致しないと思っています。先ほど来、申し上げていますように、震災が発生して、即座に自衛隊の出動をお願いし、多くの方を救済いただきました。また原子力事故に対しても、大変な事故でありますから、それに対してしっかりとした態勢を組んで、全力を挙げて取り組んできているところでありまして、私とあなたとの見方はかなり違っているとしか申し上げようがありません。
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(内閣広報官) |
それでは、次の方どうぞ。
それでは、そちらのあなた、お願いします。
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(記者) |
日本農業新聞の阪上と申します。よろしくお願いします。
総理に2点お伺いします。震災発生から1か月余り経ちまして、被災地では早期に経営を再開したいと考えていらっしゃる農業者・漁業者が増え始めています。早期の再建に向けて、政府はどのように、いつまでに支援を考えていらっしゃいますか。
それと、原発事故に伴う農産物や魚介類への被害に対して、農業者・漁業者の間ではどこまで補償してもらえるのかという不安も募っています。風評被害も含めた補償について、総理の決意をお聞かせください。
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(菅総理) |
本当に農業・漁業、特に原子力事故に伴う、例えば出荷の停止などについては大変申し訳ないということを政府の立場からも先ほども申し上げたところです。このことが、どの段階で、どのような形が取れるかということを含めて、現在、東電の方に、この原子力事故の今後の見通しについて、その見通しを出すように指示をいたしておりまして、そういう見通しが出る中から、将来のことについて少し具体的に申し上げられる時期が来るのではないかと思っております。
補償については、まず第一義的に東京電力の責任でありますけれども、同時に政府として的確な補償がなされるように、そうした意味での責任を持って臨んでいきたいと思っております。
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(内閣広報官) |
それでは、次の方どうぞ。
それでは、松山さんどうぞ。
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(記者) |
フジテレビの松山です。
総理は先日、フランスのサルコジ大統領と会談された際に、5月のサミットの席で原子力についての討議を行いたいという意見交換をされたと思いますけれども、総理も御承知のとおり、国際社会で今回の原発事故に対する目というのは非常に厳しいものがあると思います。例えば日本の情報公開が不十分だといった指摘や、あるいは今回のレベルを上げることについても、当初から過小評価し過ぎだったのではないかといった意見もあるようですけれども、当然その反省点として、原発事故、津波による電力喪失ということなどをきちんと想定していなかったのではないかといった反省点などもあると思うんですが、総理はそうした国際会議の場で一連の政府の対応について、反省点や改善点などについて、どのように説明をされるおつもりでしょうか。
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(菅総理) |
この段階でサミットにおけるこの原子力事故について、どのような形で説明をするかという具体的なところまでは、まだこれからだと思っております。ただ、今、言われたことの中で申し上げると、少なくとも私が知ったこと、政府は大きいですから、私がすべてを知っているわけではありませんが、私が原子力事故が起きて知ったことで、何かそういう事実関係で情報を表に出さないようにとか、隠すようにといったことは何一つありません。
確かにいろいろな見方が従来からありましたし、また今日でもありますので、結果的にもっと早く言えたのではないかという見方があることは、私もよく承知をしております。しかし少なくとも、政府の責任者である私が、何か都合が悪いから隠すようにといったようなことは、一切ありません。
そういう中で、サルコジ大統領との話の中では、例えば原子力発電所に対する国際的な安全基準といったものも、必ずしもこれまで明確な形で決められてこなかった。こういう問題についてしっかり取り組みたいということを大統領も言われておりましたし、私は日本の今回の事故について、勿論大変世界にも御迷惑をかけているわけですけれども、それだけに余計にしっかりとこういった事故が二度と起きない形をとるにはどうしたらいいのか。そういった検証、あるいはそういった安全基準をつくるといった問題では、我が国のこの経験をしっかりと説明し、その中でそうした役割を担うことが必要ではないかと思っております。
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(内閣広報官) |
それでは、次の方。
神保さん、どうぞ。
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(記者) |
ビデオニュースの神保です。よろしくお願いします。
総理に是非、今後の日本の原子力政策についてお伺いします。フランスのサルコジ大統領もアメリカのオバマ大統領も、より安全を確認しながら原子力は続けていくんだという姿勢をはっきり打ち出しております。
日本は、現在このような事故が続いている中ですが、もう1か月ですし、場合によっては、非常に長期戦になる可能性がありますので、それを待っていて、日本がなぜ今後どうしていくんだという姿勢を示さないのかという声も海外から聞かれます。
安全性の話もされましたが、安全性を確認した上で、今後も続けていかれるのか。今、地震があるたびに、地震の次の情報はどこかの原発の電力が止まった、止まらないというのが大体ニュースになっています。その状況の中で、このまま原発の運営を続けていかれるおつもりなのかどうかも含めて、今後の原子力政策の展望をお示しください。お願いします。
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(菅総理) |
まずやらなければならないのは、徹底した検証だと。当然のことでありますが、そのように考えております。更に言えば、我が国はもともと、例えば太陽光などについても技術的にしっかりしたものを持っているわけでありますから、自然にやさしいまちづくりということを今回も1つの復興の考え方に申し上げましたけれども、そうした中では、原子力について安全性を求めると同時に、そうしたクリーンなエネルギーについても積極的に取り組んでいく。そういう、ある意味では両方のことをしっかりと取り組むことが必要だと考えております。
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(内閣広報官) |
それでは、外国のプレスの方からお願いします。
そちらの方、どうぞ。
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(記者) |
ファイナンシャル・タイムズのミュア・ディッキーです。
今回の震災にあっては、総理としてのリーダーシップを十分に発揮されないという見方もあれば、一方で官僚を排除する嫌いがあるなど、いろいろな評価、態度が見られるわけでございますが、今回の原発の対応についても総理のアプローチ、あるいは指導性の可否ということについて、総理のお考えをお聞きしたいと思います。
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(菅総理) |
まず原子力災害特別措置法という法律は、平成11年に臨界事故のときにできた法律で、これまでこういう重大事故が発生して、原子力緊急事態の宣言をしたのは今回が初めてのことであります。
そういった中で、2つのことを逆の方向から質問をされておりますけれども、当初から例えば原子力安全・保安院の皆さんには、大震災があったその日の危機管理センターに関係者に来てもらって、逐次状況についての説明をしていただきました。この原子力安全・保安院というのは経産省の一部門でありますので、当然官僚の皆さんでありますけれども、しっかりとそうした中で役割を果たしていただきました。また、官僚とは若干違う立場でありますけれども、原子力安全委員会という、これも事務局は内閣府が担っておりますが、その部門からも責任者に同席をいただいて、逐次専門的な意見を聞きながら、判断を進めてまいりました。
そういった意味で、まず官僚の皆さんの力をしっかり使って対応してきたということは、これは官僚の皆さんの名誉のためにも申し上げておきたいと思います。同時に政治主導という言葉はいろいろと使われますけれども、私としては先ほども申し上げましたように、何かこの国民の安全とは別の理由で情報を隠すとか、そういったことがあってはならないという当然のことを考えておりましたので、そういった立場で何か、例えば企業の利益とか、あるいはこれまでのやってきたことの責任を逃れるためとか、もしそういうことが何らかの判断に影響するということは許されませんので、そこについては少なくとも私の知り得る限りでは、そうした本来の国民の安全と違う理由から、何かが判断されることがないようにリーダーシップを発揮してきた。そのことは言えると思っております。
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(内閣広報官) |
それでは、次の方。坂尻さん。
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(記者) |
朝日新聞の坂尻です。
冒頭、総理も発言された、福島第一原発の事故評価がレベル7に引き上がった点の確認ですが、これは震災発生約1週間後の3月18日にレベル5という段階に引き上げられてから今日に至るまで1か月近く見直しは行われていませんでした。この見直しが滞っていたことに対して、その理由について、政権として政治の側から疑問を投げかけるようなことはなさらなかったのか。それに関連してですが、こうした状況が政権として原発事故の状況を過小評価していたのではないかという指摘が国内外でなされていますが、その指摘に対してはどのように答えられますか。
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(菅総理) |
先ほど申し上げましたが、私もいろいろな意見が国内外でこのレベル5ということについて、ある、あるいはあったことはよく承知をしております。と同時に先ほど申し上げましたように、この問題についてはまさに政府という言葉はいろいろ使われますけれども、行政という意味で言えば2つの機関、つまりは原子力安全・保安院と原子力安全委員会が専門的な立場でこのことの、いわゆる調査に当たってこられた中で、今回、過去のデータ等をしっかりと分析された中でこういう結論を出された。それを私たちは受け止めて、発表をするように指示をしたということでありまして、そのことによって何かが遅れたとか、あるいは軽く見たということは全くありません。
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(内閣広報官) |
時間が過ぎておりますが、あと2問ほど取らせていただきます。それでは、岩上さんどうぞ。
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(記者) |
フリーの岩上です。
今回の震災及び原発事故は、菅政権の主要政策に大きな影響を与えたであろうと思われます。
まずTPP、これは6月までに1つのめどを示すということでしたが、農家あるいは第一次産業の担い手がこれほど大きなダメージを受けているときに、さらなる負荷を与える可能性のあるTPPをこれまでどおりの形で推進するかどうか、その点についての御見解を示していただきたい。
あともう一点、原子力政策は根本的にこれからどうなっていくのか。原発は続けるのか否か。また、その論議の前に、浜岡原発のように地震域の上に立っている危険な原発を緊急に停止するというお考えはあるのかどうか。この2点についてお考えをお示しいただきたい。お願いします。
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(菅総理) |
TPPについては、従来、6月をめどに、交渉に参加するかしないかを判断すると申し上げてまいりました。
今回の事故、大震災は、いろいろな分野に大きな影響を与えているわけでありまして、そういう影響をも勘案しながら、今後の扱いについては検討してまいりたいと、こう思っております。
それから、原子力政策とまた一部の原子炉をすぐに止めるかという問題でありますが、まずは、徹底した検証が行われなければならない。これが第一の原則だと思っております。
それと同時に、実は昨日、今日、大きな余震が起きたこともあって、私の方からこの福島の第一、第二原発に限らず、すべての原子力発電所が地震による停電などで電源が落ちるといったことがないように、一時的にそういうことも起きておりますので、つまりは、津波が発生しない段階でも電源が落ちる、あるいは緊急の電源が稼働しない、そういったことがあってはならないわけでありますので、改めてそういったことが起きないための対策を急ぐように、また、その原因がどこにあるのかをチェックするように指示をいたしました。
その意味で、現在、稼働している原子炉について、そうしたより一層の安全性を高める努力はしなければならないと思っておりますが、そういった中でもし何らかの問題があれば当然稼働を止めなければいけないこともあり得るかもしれませんけれども、今の段階で機械的にといいましょうか、どこかの炉、今、動いている炉を止めるということは考えておりません。
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(内閣広報官) |
それでは、最後の質問にさせていただきます。
それでは、山口さん。
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(記者) |
TBSの山口です。
総理の発信についてお伺いします。危機にあって、リーダーは国民に逐次話しかけ、不安を払拭して、鼓舞するというのがあるべき姿だと思うんですが、総理は震災以降、日々のぶら下がり取材を応じておられません。それがどうしてなのか、絶好の機会をどうして使われないのかということが1つ。
それに関連して、先月、笹森特別顧問が、総理が東日本がつぶれる可能性を指摘したということをカメラの前でぶら下がりでしゃべりました。これは事実でしょうか。事実だったら、どういう意味だったでしょうか。事実でないとすれば、国民はそれを非常に不安に思って、私の知り合いでも関西やもっと西の方に行った方もおられますから、まずそれを否定して、そういう国民を不安に陥れる特別顧問を罷免するべきだと思いますが、どうお考えですか。
3つすべてお答えください。
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(菅総理) |
私は現在、総理大臣という重い役目を担っているわけですが、こういう大震災あるいはこういう危機において、まずやらなければならないことは、大震災で言えば人命の救出などに対して最大の力を発揮できる態勢をつくること。例えば具体的に言えば、自衛隊を一日、一時間、一秒たりとも早く現場に急行してもらう。そういったことについて、この大震災発生以来、全力を尽くしてきましたし、現実にそうした行動を取ってまいりました。
そういった意味で現在、官房長官を中心に、いろいろな事態についてはしっかりと国民の皆さんに説明をいたしているところでありまして、内閣の役割分担というのはいろいろありますけれども、少なくとも国民の皆さんに必要な、あるいは必要とされる情報についてはしっかり提供している。このように考えております。
また、私とお会いになった方がいろいろ、私が言っていたということをマスコミの皆さんにおっしゃるケースがありますけれども、こういう非常に緊迫した状況の中ですので、私からは少なくともそういったことを何か申し上げたことは、あるいは説明をしたことはありません。
ただ一般的に言えば、この原子力事故というものが極めて重大であるという認識は、この場でも申し上げましたし、これまでも申し上げてきましたから、そういった認識について何らかの表現をしたことはあるかもしれませんが、そういう認識を持っていたということは、それはそのとおりです。
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(内閣広報官) |
それでは、これをもちまして記者会見を終わります。
どうも御協力ありがとうございました。 |