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「FRB」に関する追加・訂正・・・・・・・・2010年2月15日
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この記事の中で、私は「FRB」を和製英語らしい、と書いた。その後ある英語の資料を読んでいて「FRB」という表現にお目にかかった。ただし、「the FRBs」と使ってある。関係箇所を引用すると、“…by other Federal agencies held by Government accounts , the FRBs and private investors.”である。こういう形なら確かにあるな、と思った。この場合のFRBは連邦準備制度や連邦準備制度理事会のことではなくて、その下部組織の全国で12ある地区連銀をさしている。”Federal Reserve Bank of New York” のように。これだと確かにFRBだ。連邦準備制度や理事会をFRBという事はないけど、FRBが和製英語でないことも確かだ。日本語Wikipedia「連邦準備制度」<http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%A3%E
9%82%A6%E6%BA%96%E5%82%99%E5%88%B6%E5%BA%A6>を見ると、
「 |
連邦準備制度(れんぽうじゅんびせいど、Federal Reserve System, FRS)はアメリカ合衆国の中央銀行制度を司る企業体で、ワシントンD.C.にある連邦準備制度理事会
(Board of Governors of the Federal Reserve System または Federal Reserve
Board, FRB) が全国の主要都市に散在する連邦準備銀行 (Federal Reserve Banks,
FRB) を統括する組織形態を特徴とする。英語では主に the Fed と略称する。
日本での略称は FRS だが、実際には連邦準備制度と同理事会はあまり区別されずに両者とも FRB と呼ばれることが多い。」 |
と書いてある。しかし実際、理事会をFRBと略した記述は英語資料ではあまりお目にかからない。あるのかも知れない。でも地区連銀をFRBと表現するは、確かにそうだ。だから、「FRBが和製英語らしい。」というのは聞きかじりの誤りで、訂正したい。 |
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