『ハース: |
それでと、あらためて、本日みなさんようこそ。こうした話題に皆さんが関心を持っていただいていることにお礼を申します。そして、私の良き友人、洋一を私と一緒にするため、壇上に招かせてください。』 |
『船橋洋一(以下船橋): |
おはようございます。このセミナーにおいでいただいてありがとうございます。最初に外交問題評議会に対して、特に理事長(its president)のリチャード・ハースに深甚なる感謝の意を表します。彼はアメリカにおける権威ある外交政策界の長老(dean)であります。またこれまで、世界中で多くの一般知的階層、外交政策の専門家を啓発してきました。私とリチャードは、3年前に米日関係に関する「外交問題評議会−朝日新聞公開セミナー」をはじめました。今回は3回目です。昨年、彼は言いました・・・彼と彼のチームは昨年10月日本に来ました。彼が、新たな民主党政府に対して警告したのを、私ははっきり思い出すのですが・・。この「F」の字を持ち出すな、この「F」の字について語るな。普天間(Futenma)。』 |
『ハース: |
はっきりしたほうがいいよ。(笑い)』 |
『船橋: |
不幸なことに、過去1年間かそこら振り返ってみると、彼は完全に正しかったのです。民主党政府は、大衆に接触しようとするようなやり方で普天間問題を支持すべきではなかったのです。彼(ハース)が描いたような新たな(日米)パートナーシップを形成する、鍛え上げるさらに大きな潜在性を奪ってしまった・・・。』 |