米国戦略爆撃調査団報告:広島と長崎への原爆投下の効果
ドリバー団長のトルーマン大統領への手紙

(原文:http://www.trumanlibrary.org/whistlestop/study_collections/
bomb/large/documents/index.php?documentdate=1946-06-20&documentid=
16&studycollectionid=abomb&pagenumber=1


1946年6月20日
親愛なる大統領閣下

 これから2週間以内に、(*米国戦略爆撃)調査団は、閣下が1945年8月15日付けの手紙でご要求になった太平洋戦線における空軍力の研究に関する要約報告を閣下に送付致します。

 調査団はここに、広島と長崎に対する原爆効果に関するより詳細な報告を(太平洋編とは)切り離してお送り致します。2−3日以内に日本を降伏に導いた出来事に関する別な報告が追いかけます。

 原爆攻撃に関する報告は、国務長官、陸軍長官、海軍長官とはすでに連携をとっており三者の承認をそれぞれすべて得てあります。機密保持性についてはマンハッタン工区(*マンハッタン計画のこと)の了解ももらってあります。

 それぞれ政策の面においても機密保持性においても、私と閣下の間の最後の会談における閣下の見解が反映されており、閣下の承認に適合するものであり、公表に適するものだと存じます。

謹みてお送りす
(署名)
フランクリン・ドリバー
団長
大統領
ホワイトハウス
ワシントンDC