【参考資料】ヒロシマ・ナガサキ・フクシマ |
(2015.2.16) |
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<参考資料> 山内知也
フクシマ放射能危機 「血液検査を含む本格的な健康診断と治療が必要である」
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2014年12月13日・14日、広島市内にある広島大学東千田キャンパスで第18回日本科学史学会西日本研究大会(中国支部幹事・市川浩=広島大学大学院総合科学研究科教授)が開催された。西日本研究大会は、正確にいえば14日1日だけで、13日は「プレ企画」と銘打った市民公開シンポジウムだった。福島原発事故を踏まえ、アカデミックな科学史家といえども現状を座視できなくなったものと推察する。いや、科学史家こそ、福島原発事故がもたらした様々な問題点を、科学史の立場から解明し、私たち一般市民にその研究成果と知見を提供してくれなければ困るのだ。
この市民公開シンポジウムはその立場から開催されたものと見える。私と網野の期待を持って参加した。ここに紹介する神戸大学大学院海事科学研究科教授・山内知也のスライドは当日、シンポジストとして参加した山内の講演のレジュメとして使われたものである。(正確には、山内は2015年1月23日にこのスライドの改訂版を作成している。掲載するスライドは改訂版である)同時に、2015年1月5日付けで山内は、「小児甲状腺がん・4人の悪性ないし悪性疑い 甲状腺検査の回数と内容の拡充・拡大が必要である。血液検査を含む本格的な健康診断と治療が必要である」と題するPDF文書を作成している。一般には、むしろこのPDF文書の方がわかりやすく、かつ重要かも知れない。あわせて掲載する。
ただ、私は、このスライドにしろ、PDF文書にしろ解説が必要だと感じている。特にスライドに関してはそうだ。当日、山内の持ち時間は30分。わずか30分で語り尽くせる内容ではないし、またこの内容に対する疑問提出・討論が必要だ。それでなければ理解が深まらず、放射線被曝、特に低線量内部被曝に関する知識や見識が、なかなか私たち一般市民の血肉とはなりえない。2015年1月23日、神戸大学深江キャンパスにある山内の研究室を網野とともに訪れ、このスライドの解説をしてくれるように頼んだ。山内は快くこの依頼に応じ、約4時間かけて解説してくれた。この内容はインタビュー記事として掲載すべく今準備中である。
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『小児甲状腺がん検査結果を推定被曝線量より重視する必要性について
〜チェルノブイリの経験と福島の現状から〜』
(2014年12月13日 2015年1月23日改訂版)
(ファイルサイズ:6MB) |
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『小児甲状腺がん・4人の悪性ないし悪性疑い
甲状腺検査の回数と内容の拡充・拡大が必要である。
血液検査を含む本格的な健康診断と治療が必要である』
(ファイルサイズ:138kB) |
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