(原文:http://www.doug-long.com/stimson3.htm ) (スティムソン日記の註) 1945年5月16日 重要決定は原爆完成まで待て ホワイトハウスへ行って、いつものように待たされることなく大統領に会えた。 2−30分時間を取ってくれた。大統領はいつものように好意的だった。私はしばらくいなくなるがいいかと聞いた。短い休息を取るようにという主治医の命令がでていることも伝えた。 【77歳のスティムソンは心臓麻痺の持病を抱えておりまた疲れやすかった】 大統領は励ましてくれて、なにがあろうと行ってくれと云った。目の前には色々問題が山積しているから、その時までに間に合うように戻ってきてくれ、と私に云った。そして彼の要請でその日の話をメモランダムにして添付しておく事にした。 (以下はそのメモである) 親愛なる大統領 今朝私が貴方に披露した見解の骨格(skeleton outlines)をお示しします。
(以上、大統領メモの項終わり。以下日記本文) これは難しい問題であり、ロシアとアングロ−アメリカンの協調関係を必要とする。 ロシアは中央ヨーロッパでは、肥沃な農業地帯を主として占領した。一方アメリカは産業地帯を得た。ロシアに対して「プレイボール」を説得する方策を見出さなければならない。 |