(2010.4.24)
<参考資料>イラン核疑惑:テヘランの「反核サミット」関連


そのE  アメリカ、アフマディネジャドの手紙が到着と語る

 3月イラン大統領アフマディネジャドは、アメリカ大統領オバマに書簡を送ったようである。この記事は、その書簡が確かにオバマの手元に到着した、とアメリカが確認したと云う記事である。テヘラン会議の最終日4月18日付のイラン「プレスTV」の記事である。(<http://www.presstv.ir/detail.aspx?id=123679&sectionid=351020101>)。書簡の内容は明らかにされていない。以下本文。


 ホワイトハウスは先月(2010年3月)、イラン大統領、マフムード・アフマディネジャドからの書簡が到着していると確認した。しかし、バラク・オバマ大統領は返事を送る計画はない。

 国家安全保障会議(National Security Council)のスポークスマン、マイケル・ハマー(Michael Hammer)は、土曜日(4月17日)、次のように述べた。

 イエス。アフマディネジャド大統領は、(アメリカの)大統領に手紙を先月送っている。』『われわれは現在のところ、その書簡の内容に詳細には立ち入るつもりはない。』

 ハマーによれば、イランはチェンジ(“change”)を歓迎している、そして(その書簡の中で)オバマ大統領のスローガンである「チェンジ」を、オバマが実現する「唯一の機会」が「テヘラン」だ、ということが強調されていた、という。

 一方、イランの大統領は、次のように述べる。

    『オバマが世界に、変化を創造すると告げる方法は唯一つしかない、それはイランだ。』

 この前に、イランの高官は、この手紙はイランの一般的政策に沿った内容だ、という。

 その一方、(イラン大統領府)長官、エスファンディアール・ラヒム・マシャエイ(Esfandiar Rahim Mashaei)は、この手紙は、アメリカのいわゆる「テロ戦争」に疑問を呈したものであり、この地域(恐らくイラク、アフガニスタンを含む西アジア・中東地域のこと)におけるその結果に疑問を呈したものだ、と語った。

(そのFに続く)