世界の核兵器保有状況
(原文:http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_states_with_nuclear_weapons
* Wikipedia英語版をもとに作成
* このリストはBulletin of the Atomic Scientists など様々なソースにもとづく推計である。
* スラッシュで分けられた数字のうち前項は実戦配備できるミサイル核弾頭、後項は実戦できないが保有されている核弾頭をあらわす。
* Wikipediaの記事は、「1985年に世界の核弾頭は6万5000発あった。それが2007年には2万発に減った。次の10年間でさらに30%から50%削減される見通し」としている。これは事実だが、他方現在の核兵器が破壊力が大きすぎるため実戦で使用できる小型の核兵器開発、あるいは「バンカーバスター」と呼ばれる、核シェルター攻撃用の核兵器の開発など、実戦で使用できる核兵器開発に方向が向いているのもまた事実である。
核兵器保有国 核弾頭保有状況 特記事項
アメリカ合衆国 4,075 / 5,535 NPT批准国
ロシア 5,830 / 16,000 NPT批准国
イギリス 200 NPT批准国、追加議定書締結国
フランス 350以下 NPT批准国、追加議定書締結国
中国 200 NPT批准国、追加議定書締結国
インド 70-120 NPT非署名国
パキスタン 40-100+ NPT非署名国
イスラエル 75-200 NPT非署名国
朝鮮民主主義共和国 0-10 NPT非署名国

1. イスラエルは公式には核兵器の保有を肯定も否定もしていない。
2. ベルギー、ドイツ、オランダ、イタリア、トルコはNATOのもとでアメリカの核の傘に入っている。
3. 日本は日米安全保障条約でアメリカの核の傘に入っている。
4. 南アフリカ共和国は核兵器を実戦配備しながら、全面廃棄を実施して1991年NPTを批准、追加議定書も締結した。
5. ベラルーシは旧ソ連崩壊後、領土内にあった81発の核弾頭ミサイルを、1996年ロシアに引き渡した上でNPTを批准した。
6. カザフスタンは旧ソ連崩壊後1400発の核兵器を引き継いだが、1995年ロシアに引き渡した上でNPTを批准した。
7. ウクライナは1991年旧ソ連崩壊独立後、5000発の核兵器を引き継いで世界第3位の核兵器保有国となったが、1996年までに自領土内で完全廃棄するかまたはロシアに引き渡した。
8. パキスタンのカーン博士の告白で、核兵器・核分裂物質の国際ブラックマーケットの存在が明るみに出たが、これらを通じていかなる核兵器・兵器級核分裂物質の拡散が行われたかは推測の域をでない。